真・恋姫†無双 巡る外史と仮面の魔神 二十七話
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勉強会で身の危険を感じた事があるか?

九割はいいえと答えるだろう、残りはたぶんリア充か何かだ。

ああ…爆発すればいいのに…と言うのはさておき、今回は俺こと平沢梨斗の視点なんだが…

 

「ああん♪リトさん、素敵ですぅぅ♪」

「む゛ぅー!む゛ぅぅぅぅ!?」

「……………えい、えい…」

「あわわわわ!?あわわわわ!?」

 

…こんな状況にいます。

まあ、セリフだけじゃ分からないよな。

とりあえず、一時間前に遡ろうか…。

 

 

 

 

 

 

―― 一時間前

 

「あの〜、ちょっといいですか〜?」

「ん?」

 

訓練を終えた後、夕食まで部屋で過ごそうとしていた俺何だが、不意に声をかけられた。

声色と気配で誰がいるのかある程度の予想が振り返らずに答える。

 

「陸孫と呂蒙か?」

「ど、どうして私達だと!?」

「声と気配…それに金属同士が擦れる音だな。暗器を扱う呂蒙ならそうだろうなと思ってさ」

「凄いですね〜」

「で、俺になんかよう?」

 

驚いた様子で陸孫の影からこちらを見る呂蒙。

俺なんかしたっけ?

とりあえず陸孫に何ようかと聞くと…

 

「お勉強しませんか〜?」

「はい?」

「あの…穏様が天の国にある学校と言うものの学問に興味を示してしまって…」

「あ…そう…で、勉強したいの?」

「はい♪」

 

陸孫が勉強?

しかも俺とだって?

なら答えるのは1つ。

 

「だが断る」

「ええ〜〜!?どうしてですか〜〜!?」

「だって陸孫勉強すると発情すんでしょ?てか、したじゃんこの前」

 

忘れたとは言わせない…魏での出来事、てか二十二話の時に俺は陸孫の餌食になりかけた。

そしてそのあと、曹操以下省略にプッツンしたんだっけ?

まあ、怒っててあんま覚えてないけど。

 

「全身縄で巻き付けた状態ならしてやらんでもないけど?」

「全身…縄で…………ぁん♪」

「ごめん、また今度で」

「ああ、ごめんなさい〜!ちゃんと聞きますから、襲いませんから〜!」

「ハイハイ。じゃあ俺の部屋でいいか?流石に女の子の部屋に入りづらいし」

「あ…はい。じゃあ準備しますね…」

 

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「それで…これはどう言った状況?」

 

部屋に戻って来て見ると、そこでは恋と音々音が俺のベッドで寝ていた。

この二人の部屋用意されてるよな?

夕食前だし起こしとこうかな、と思った矢先に恋が目を覚ました。

それに続いて音々音も目を覚ます。

「…むぅ…?ご主人様…?おはよ…」

「ふぁぁ…りひょにぃー、おはようにゃのでしゅ…」

「うん、おそよう」

 

遅いからおそよう…我ながらくだらねぇ。

二人はあちこち跳ねている髪をそのままに目を擦っている。

まだ眠りかけなのだろうか?

 

「あー…俺ここで陸孫と呂蒙と一緒に勉強するんだけど、二人ともどうする?」

「……………おべんきょ?」

「むむ!穏と亞莎とですと!?(亞莎は恥ずかしがりやですしまだねねと同じくらいの体型なのです。でも穏はダメなのです!あのおっぱいはダメなのです!リト兄ィがゆーわくされちゃうのです!)」

 

…あれ、なんだろ…音々音の空間が歪んだような…。

それはそれで気のせいにした俺はテーブルを少し移動し準備をする。

そういや二人がどうするか聞いてないな。

 

「で、もう一回聞くけどどうする?」

「ねねはリト兄ィと一緒に勉強するのです!」

「……………恋も」

「音々音はともかく恋も?」

「……………最近、ご主人様かまってくれない」

 

シュンと言った表情になる恋。

そっか、確かに恋と一緒にいる時間無いしな。

それに今の恋からは哀愁が漂ってくるし、俺は二人とも一緒にいることにした。

 

 

 

 

「んじゃ、始めるか。まず何からする?」

 

数分経たない内に陸孫と呂蒙は俺の部屋に来た。

恋と音々音も一緒にやると言うことを話したら笑顔で頷かれ、席に座る。

ちなみに俺の正面に陸孫と呂蒙が、俺の左側には恋が、そして俺の膝の上には音々音が座っている。

…何でここに座るんだろうかこの子は。

 

「ええ、えっと…まず…天にはどんな学問があるのでしょうか…?」

「(何で顔隠すんだろ…)そうだな…学校って言っても一般的に国語数学英語理科社会が鉄板だな。他にも色々あるけど」

「まずその説明をお願いできますか〜?」

「ほいほい。国語はまあ文章を読み取るようなもの。数学は計算が主だな。英語は…English?…理科は化学だ、サイエンスだ、人類の英知の結晶だ!で、社会は歴史やら地形やらを勉強するもの」

「は…はぁ…」

やばい、なんか伝わって無いような雰囲気。

 

「じゃあ先ずは数学やろうか。夕食までの間で事足りると思うし」

「……………すーがく…」

 

数学なら俺の得意分野だ。

ゆかりんに教わったからな、けっこう自信は持てる。

と言うわけで俺は四次元匣からいらない木材と数十年前に食った貝の貝殻を取り出す。

そして、それぞれ黒板変わりの板とチョークに変える…よし、準備は完璧だ。

 

「り…リト兄ィ!?今何をやったのですか!?」

「ん?…ああ悪い、驚かせたか」

「いいいいいい一体何を!?」

「あー…俺の持つ能力の一種に死ぬ気の炎って言うのがあるんだよ。大空と大地の二種類、七色の属性とそれにあった性質。さっきのは嵐の炎と霧の炎を…分解と構成を組み合わせてやったんだ」

何時だったか鋼の義手と義足を持った錬金術士の世界に行ってそこの技術を見たときに思い付いたんだよな。

ちなみに俺は錬金術を使えない…一つ、人体錬成を除いては。

 

「ふむふむ、死ぬ気の炎ですか〜」

「てか、俺の武器も炎使ってんだよ。変形には雲の炎使ったりさ」

「……………恋も使える?」

「ん〜?たぶん無理かな?」

「……………(しょぼん)」

 

そんな顔するなよ、マジで罪悪感感じるんだからさ。

と、まあこの話はここまでにしておいて、俺は数学を教える事にした。

中二か中三…いや、高校レベルまでやってみるか。

 

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――まさか、ここまでやるとは思わなかった。

音々音は高校ギリギリまでできるレベルだったが他の二人は違う。

公式を吸収して応用を短時間で解いている。

しかも全部正解とか…軍師スゲェ。

ちなみに恋は途中で飽きたのか、俺の腕に抱きついてる。

正直…その、柔らかい感触に意識を持って行かれそうです。

 

「ふぅ…やはり興味深いですね。二次関数と言うものやぐらふ…難しいですけどやりがいがあります」

「そうかいそうかい。やっぱ未来の大都督だわ」

「えっ!?わわわわ…私が大都督!?」

 

おーおー、驚いてるな。

やっぱり急に言われると混乱するよね〜。

 

「俺の知ってる呂蒙は冥琳の…周瑜の後を継ぐ人物になるんだよ」

「そそそそそんな!私が冥琳様の後を継げるわけありません!!」

「いや、実際継いでだしそもそも歴史での話だからな」

 

何でこんなに謙虚になるんだろ?

実力もあるんだけどな…まさか、コンと同じで自信が無いとか?

こういう奴等多すぎだろ、この世界。

 

「あのな、呂蒙。継ぐとか継がないとか、継げるとか継げないとかは別にいいんだよ」

「…え?」

「出来ないなら出来ないで他に適任の奴はいる。でも俺の知ってる歴史では呂蒙は大都督になった。これは呂蒙が相応しかったからだよ」

「で、でも私はまだまだ未熟で!」

「そう、未熟だ。今は…な?でもこれから呂蒙はいろんな事を学ぶし経験する。そこからいろんな事を吸収すればいいんだ。それに呂蒙の周りには誰がいる?頼れる仲間に友達に師匠だろ?」

「は…はい…」

「皆呂蒙に期待してる。だったらそれに応えてやるのが筋ってもんじゃないのか?」

「で、でも…」

「出来ないならこんなこと言わないよ。俺は呂蒙がスゴい奴だから言ってるんだ。自信持っていいんだよ」

 

色々言っちまったな。

俺に色々言われた呂蒙はうつむきながら顔を覆い、上目遣いで俺の方をチラチラ見てくる。

気まずいのか…それもそうだよな。

空気を変えようとなにか別の話を切り出そうとする俺だったが…それをやるまでもなく、空気は変わることになった。

何故なら…

 

「ふぅ…ふぅ…リトさ〜ん♪」

「…ウェ?」

「穏は〜〜 、穏は〜〜…穏は〜〜!」

「にぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!?」

「むぶぅ!?」

 

陸孫がテーブルを乗り越えて俺の方に抱きついて来たからだ。

と言っても正確には俺と膝の上に乗っている音々音に抱きついたのだが。

て言うか危な!?上の物は落ちてないからいいとして危な!?

そして音々音は陸孫の豊満すぎるバストに埋もれた…いや、マジで埋もれてるよ。

 

「陸孫おま、発情してる!?」

「してませんよ〜?穏はいつも通りですよ〜?」

「いつもそんなんだったらお前ヤバいよ!?」

「………穏、ご主人様ぎゅってしてる。ずるい…」

 

なんか恋の顔が不機嫌になってる。

そうだ、恋に頼めば陸孫を引き剥がせる。

そう思って口に出そうとしたんだが…何でか恋は俺の頭を両手で掴んで胸に押し付けた。

 

「…………えい」

「むっ!?れ…恋…?」

「えい…えい…」

「あ、え…えーーー!?」

 

なんか呂蒙の大声も聞こえる。

ああ…何だか、僕もう眠いよパトラッシュ…。

 

こうして冒頭に至る。

一言言わせてもらえば…呂蒙よ、あわわは蜀の軍師の専売特許だ。

 

 

 

 

「穏様、もう少し押さえてください。あんなにすぐ発情してしまうと穏様が捕まっちゃいますよ?」

「は〜い…」

 

私は今穏様に軽く釘を刺しています。

あのあと、騒いでいた私の声を聞きつけ、思春様がやって来て場を沈めました。

その際、平沢さんは思春様にものすごく怒られていました。

平沢さんは何もやっていないのに…しかも思春様のあの表情…もしかして私と同じ…?

 

「亞莎ちゃん、考え事ですか〜?」

「ふぇ!?なななな何でもありません!?」

「ふふん♪お姉さんには隠し事は通じませんよ〜?」

 

やっぱり穏様は凄い…私の考えてる事が解っているようです。

だとしたら…うう…

 

「リトさんのことですよね〜?」

「は…はぃ…」

「やっぱり気になっちゃいますよね〜。歌も上手だし、凛々しい所もありますし…」

「……真っ直ぐで、優しい目をしていました…」

 

正直不安でした…私は親衛隊上がりの軍師で、ちゃんと役に立てるのかどうか。

ここまで来れたのも冥琳様や穏様のおかげ…私はたいして凄くない。

けど、平沢さんはそんな私の不安を少し和らげてくれました。

“スゴい奴だから言ってるんだ”…私にとってその言葉はとても重みがあるように思えます。

 

「ふふふ。じゃあ亞莎ちゃん、お夕飯を食べ終わったらリトさんに真名を預けに行っちゃいましょ〜」

「ええ!?お夕飯あとですか!?」

「はい〜♪やっぱり愛しい殿方には真名で呼んで貰いたいですから〜♪」

 

ああ…やっぱり穏様もか…私は予測していた事が的中して内心焦る。

穏様は女性の私から見ても素敵な女性です。

だから私には勝ち目がない…だけど…

 

(自信を持っていいって言われたから…私だって!)

 

初恋は実らないと言うけど、私は実らせてみせたい。

ちゃんと顔を見て想いを告げれるように私はまず、((戦場|しょくどう))に向かうことにしました。

 

 

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XXX「……………」←隅でいじけてる

リト「アイツどうしたの?」

一刀「さぁ?あ、後書きコーナーです」

 

リト「で、ホントどうしたんだよ?さっきから動いてないぞ?」

一刀「たぶんさ…この話のデータが丸々消えたからじゃないか?それでテンション下がったりしてるんだよ…

リト「俺としては誰も何の話がいいかコメントもらえなかったからじゃないか?」

XXX「どっちもだよチキショォォ!!」

リ一「「あ、動いた」」

 

XXX「気を取り直して後書きコーナーするか」

リト「で、今回は俺視点なのか?」

XXX「まあね………最後呂蒙だったけど(ボソッ」

一刀「でさ、死ぬ気の炎けっこう便利なんだけど。あれけっこうチートだよね」

リト「そうでもないんだよ。あれけっこう燃費悪いんだよ」

XXX「宝の持ち腐れだよな、ある意味」

リト「表出ろやコラ」

 

XXX「   」←デカイたんこぶ出来てる

一刀「でもさー、やっぱさー…ねねがデレてるのっていいなー」

リト「あー…お前のとこのはバリバリツン全開だもんな」

一刀「そうそう、この間も股間にキック入れられて…」

リト「ヤバッ…!」

XXX「…話戻していいかな?」←復活

リ一「「あ、どーぞどーぞ」」

XXX「ごほん!…と言うわけで次回は小蓮&明命、美羽&七乃のどっちかです。どちらが先に見たいかコメントに書き込んでくれると嬉しいっす」

一刀「いや、小説の感想も書き込んでくれって言えよ」

リト「しょうがねぇよ一刀…所詮駄文だから」

XXX「あ…そーだ。最近リトの異常性が分かんなくなったので過去編的なものをやりたいです」

一刀「マジで!?」

XXX「とりあえずどの作品にするかは考え中です。それでは!」

 

再見Оω<☆

 

説明
仮面編

捕まっちゃいます
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コメント
刃さん XXX「……ОmО。」リト「…え…なにあの顔?」一刀「連続して見てくれるのが嬉しいんじゃないの?」(XXX)
あー後、作品の感想でしたね、大丈夫です(何が?、面白く無かったら視ないので自分(ちょっと待てコラΣ\(゚Д゚;)。(黒鉄 刃)
刃さん リト「……なんか頭痛くなってきた」一刀「頭痛か?」XXX「……ざまぁww」(XXX)
xxx様database消えたんですか…、(´・ω・`)ノ ドンマイです、後、痛いの痛いの飛んでいけ?、(リトに飛んでく)あっ、小説はシャオ&明命でお願いします。(黒鉄 刃)
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