真・リリカルなのは 第十一章 機動六課設立編 第百六話 新たなる影
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ブラスターモード2を発動し、勝負に出た なのは

 

ゆりかごが本局に激突する前に、ヴィヴィオを取り戻し、ゆりかごを止められるか?

 

レイジングハート【マスター もうじき、耐えがたい激痛があなたを襲うでしょう。その前に何としても勝って下さい】

 

なのは「わかってる………………ヴィヴィオ、絶対に助けるからね」

 

一気に100以上の魔力弾を構築し、展開

 

ヴィヴィオを包囲する

 

聖王「フン、この程度で怯むと思ったか!!」

 

魔力弾を無視し、なのはに向けて走り出す 聖王ヴィヴィオ

 

なのは「メテオシューター!!」

 

魔力弾が一斉にヴィヴィオに降り注ぐ

 

そう、それはまるで空を流れる流星の如く

 

聖王「っ!!!」

 

全弾命中する

 

流石のヴィヴィオも怯む

 

しかし、まるで彼女の体を守るかのように虹色のオーラが発生し、なのはの技を弾く

 

なのは「っ!! あれか!」

 

そう、なのはの技を悉く無力化していた能力

 

それこそが聖王の血筋の者が持つ事が許されるレアスキル

 

その名も聖王の鎧

 

ヴィヴィオは最後の聖王と言われたオリヴィエ・ゼーゲブレヒトのクローンである

 

しかし、遺伝子は同じであっても、血までもが同じとは限らない

 

ヴィヴィオは聖王の鎧を所持していなかった

 

そこでレリックを埋め込む事で、聖王の鎧を強制的に発動させたのだった

 

無論、本物とはほど遠いが、ゆりかごの核になるには十分だった

 

そして何より、なのはの砲撃を防ぐと言う時点で、最強の防御力と言える

 

なのは「なら!!」

 

魔力を収束する

 

ブラスターモード状態ではカートリッジは使用できない

 

あまりにも体に負荷を掛けてしまい過ぎる為、現在のカートリッジですら危険とされるのだ

 

なのは「これでどう?」

 

レイジングハート【メテオシューター・コメット!!】

 

魔力弾を再び構築、その後 全てを1つに固めた

 

なのは「はぁ!!」

 

巨大な魔力弾はヴィヴィオに向かって落下する

 

聖王「クッ」

 

この距離では躱せんか……………

 

ヴィヴィオは防御態勢を取る

 

そして、なのはの技が直撃する………………しかし

 

なのは「………破れないか」

 

聖王の鎧により、なのはの攻撃は通らない

 

なのは(魔力攻撃が通用しない? もしそうなら不味い……………)

 

いや、諦めてどうするの?

 

絶対に救うって言ったばかりなのに……………

 

なのは「魔力完全遮断能力だったとしても、私は勝って見せる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜フェイト視点〜

 

スカリエッティのデータを保存しているであろうコンピューターをハッキングし、何らかのデータを見ている フェイト

 

……あまりにも夢中になり過ぎている

 

フェイト「何か……………何かないか?」

 

管理局の闇についてのデータ…………

 

フェイト「何か1つでもあれば…………」

 

膨大なデータが残されているスカリエッティのコンピューター

 

見るのにも時間が掛かる

 

フェイト「これは?」

 

そして、1つのファイルを見つける

 

そのファイル名は………

 

フェイト「最高評議会?」

 

よくわからない単語が気になり、そのファイルを開こうとする

 

しかし、そう簡単には見られない

 

フェイト「コードを入れなければならないのか…………」

 

画面にはコードを入力せよと出ている

 

フェイト「ハッキングするのに時間が掛かりそうだ」

 

取り合えず、コードを解除する為、何とかコンピューターを操作する フェイト

 

その時、天井が崩れ、フェイトに真っ逆さまに落ちていく

 

フェイト「ん?」

 

上を見上げる フェイト

 

気付くのが遅すぎた

 

フェイト「しまっ!!」

 

フェイトは押し潰され………………なかった

 

落ちてきた天井が切り裂かれたのだ………………ルナによって

 

ルナ「大丈夫? フェイトさん」

 

フェイト「助かった…………ありがとう、ルナ」

 

間一髪の所で、ルナが救援に来てくれた

 

ルナ「危なかったわね。でも、気付くのが襲いなんて珍しい。何か気になる事でも?」

 

フェイト「うん、けど………………」

 

先ほどまでフェイトが操作していたコンピューターは、落ちてきた天井によって破壊される

 

フェイト「最高評議会……………何らかのキーになると思うのだけど」

 

ルナ「最高評議会?」

 

聞きなれた無い単語に疑問を持つ ルナ

 

フェイト「スカリエッティのコンピューターに記載されていた単語。そのファイルを見つけたのだけど……………」

 

ルナ「まぁ仕方ないわ。シスターシャッハに会ったわ。彼女はアジトから脱出するって言っていたわ。私達も一旦ここから出ましょう」

 

フェイト「わかった」

 

フェイトはスカリエッティ達を担いで、アジトから脱出する

 

しかし、彼女達はミスを犯す

 

何故、天井が落下してきた?

 

何所かで爆発などが起きたわけではない

 

地震が発生したわけでもない

 

そんなときに天井が落ちてくるなど、不可解だろう

 

フェイト達はそれを見逃してしまった

 

?「行ったか」

 

影から謎の男が姿を現す

 

先ほどから身を潜めていたようだ

 

?「よくやった、ケルベロス」

 

ケルベロス「ワァン!」

 

よく見ると、天井には小型の犬が居た

 

全身が真っ黒であり、顔が3つもある

 

飛び降りて来ると、謎の男の懐に潜る

 

?「最近の執務官も大したことはないな」

 

彼は一体何者か?

 

そう、クアットロが警戒している侵入者である

 

純白のマントを靡かせ、壊れているであろうコンピューターに近づく

 

?「スカリエッティが創ったコンピューターが、この程度で壊れるとは思えん」

 

謎の男は、コンピューターを弄り出す

 

すると、謎の男の言う通り、コンピューターは動きだす

 

そして、フェイトが見ようとしていた最高評議会のデータ

 

その他諸々のデータを見ていく

 

フェイト以上にハッキングが上手いようだ

 

?「はやり、管理局は最高評議会の支配下にあるのか…………ん?」

 

そして、1つのデータが彼の目に留まる

 

?「これは…………フン、スカリエッティめ」

 

その画面には、ある女性が映っていた

 

?「遺体が見つからないわけだな……………」

 

そして、謎の男はデータを全て除去する

 

?「回収しておくか。あの人には恩義がある」

 

データを完全に消去し、その場を去る

 

この者が言う、恩義がある人とは?

 

そして、何より、この男は何者なのか?

 

?「本来ならスカリエッティも私の手で葬りたかったのだがな…………二兎追えば一兎も得られないとも言うしな」

 

それに、どうせ管理局は奴を殺さないだろう

 

あれほどの知謀を持った男は利用するに限ると考える筈だ

 

ならば、管理局を滅ぼした後に……………私の手で

 

?「漸く時が満ちた。この戦いは管理局の勝利に終わるだろう。一時の勝利に酔いしれるがいい」

 

私が管理局に引導を渡してやる

 

?「どんな手を使ってもな」

 

そう、例え恩人でる人を利用する事になったとしても………

 

?「管理局に未来はない」

 

そう言い残し、暗い先へと進んで行く

 

彼は管理局に憎しみを抱いているようだ

 

一体何故?

 

管理局が彼になにかをやらかしたのか?

 

その事がわかるのは、もう少し先の話

 

スカリエッティ一味を全員捕えたとしても、戦いは終わらない

 

彼の魔の手が管理局に襲い掛かるまで、後少しなのだ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖王の鎧は一体何を指しているのかよくわからないんですよね……

 

聖王モードの時に纏っていたバリアジャケットのようなものの事を指す場合もあるそうです

 

ですが、この小説では虹色のオーラの事を聖王の鎧とさせていただきます

 

細かな設定が多い小説ですね、本当に………

 

さて、謎の男の正体ですがまだわかりません

 

彼の正体がわかるのは少し先です

 

Sts編で一様 明らかにはなります

 

次回は、はやて視点です

 

クアットロに訪れた空しき結末とは……

 

お楽しみに!

 

 

 

説明
第三勢力が動きだす……
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 流れは原作 魔法少女リリカルなのはStrikerS 

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