『真・恋姫†無双』 「面影を伴に」 |
両手に溜めた水が、ゆっくりと零れ落ちてゆく。
確実に掴んでいたはずなのに、今は最初の半分しかない。
――――――そして――――――
手のひらにわずかな滴だけを残し、全てが零れ落ちてしまった。
「一刀……」
そう呟いて立ち上がろうとした華琳の掌に、一枚の羽が乗る。
まるで先ほどまであった水と引き換えるように現れた真っ白な羽。
華琳はそれを手に取り、夜空へとかざしてみた。
月光を浴びた羽が輝きを放つ。
「……ありがとう、一刀。そして…………。……いいえ、また会いましょう、一刀」
華琳の掌で付着した水滴が、さらに羽を輝かせた。【了】
説明 | ||
一話完結です。 設定としては、魏ルートの最後。 華琳さまが泣き止んだ直後となっております。 短いですが、よろしければお付き合いくださいませ。 |
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コメント | ||
[Poussiere]様 善処させていただきます(笑。(山河) [munimuni]様 できれば書きたいと思っていますが(笑。(山河) 続きは・・・あるはず・・・・w(Poussiere) |
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真・恋姫†無双 真・恋姫無双 恋姫 恋姫無双 華琳 | ||
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