俺の大切な人を奪いに来たのは、俺だった (導入) |
僕の大切な人を奪いに来たのは…僕だった。
外史は無限、人の思いの分まで外史は生まれていく。
魏の北郷一刀が帰らない外史もある。
それは形を変え、複数個あるのかもしれない。
一つの外史に北郷一刀が二人いる外史もあるのかもしれない。
外史の中に新たな外史があることもあるのかもしれない。
まさしく無限、だが、最初の外史では無限の可能性はなかった。
決められたストーリーがあり、そのストーリー通り進み、そのストーリーに従い終端に向かう。
しかし、それを許容しない者がいた。
それが北郷一刀だった。
彼は認めなかった。
外史の終焉を
愛したものと別れることを
守った民や土地のことを忘れることを
そうして、新たな外史が生まれた。
しかし、ここに問題があった。
本来生まれるはずではなかった外史の存在は許容量の限界をもたらす。
それが、この事件の発端であった。
〜洛陽周辺〜
「早く、ダーリンに伝えないと大変なことが起こってしまうわ」
そう言ってこの外史にやってきたのは貂?その人であった。
外史の管理者とも言えるこの人物がここにやってきたことはこの事件を加速させることとなった。
〜洛陽城内〜
今日も魏は平和である。
魏の御使いである北郷一刀と魏の覇王である華琳とその仲間たちが暮らしている。
「平和だな〜。春蘭の無茶な鍛錬以外は…」
こう話すのは魏の御使いである北郷一刀である。
裸の大男の退治の件が知れ、春蘭に手加減なしの鍛練が始まってしまっているのである。
「そうね、春蘭の間違った内政以外は…」
こう話すのは魏の覇王、華琳である。
平和な世の中になり、春蘭も少しは内政のことをさせようと思って簡単な仕事を任せた華琳であったが、その簡単な仕事をどう曲解したのか兵の鍛練をしていた春蘭を叱ったのが三刻前である。
「そうだな、相変わらず姉者はかわいいな」
こう話すのは春蘭の双子の妹である秋蘭である。
この間当の春蘭は正座で話を聞いている。
かなり小さくなっているがこれが魏武の大剣である。
「まぁ、否定はしないけど、春蘭ももう少ししっかりしてほしいよな」
「そうね、この先親になることになっても、それじゃあ子供がかわいそうだわ」
「私が人の親になることなどありえません。私は華琳さまに一生をささげております」
「でも、だれかさんのせい、いや、この場合はおかげで人の親になる可能性はあるのだが、それについては理解しているのか姉者?」
「そうね〜ご主人さまの●●を●●の中に出されちゃったらできるものもできるわよん」
こう話すのは洛陽一の漢女貂?である。
「って誰だ!貴様は?」
「衛兵?衛兵はどうした?」
春蘭も秋蘭もさすがにこの闖入者には驚き、あわてている。
「落ち着きなさい、二人とも。一刀、これが以前の変質者でしょ?」
一刀はあわてている。
それもそのはず、華琳に嘘をついたとあっては、命があったものではない。
「なにか此処にいるか?」
一刀は存在を否定した。
その漢女を
怪物を
忌むべき存在を
パンツ泥棒を
毎晩寝る前の自己嫌悪の根源を
否定した。
説明 | ||
はい、ノエ〇ンからアイディアを引っ張ってきました。 大学が始まるんで何個かに分けて作ってきます。 今回も前作とつながりがあります。 あと、最初の方の言葉は皆さんの作品のことを書かせてもらいました。 |
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コメント | ||
多分、知らん振りする時の一刀の顔は知らん振りしているにも拘らず、苦悶に歪んで居たことだと思います。次作期待(クォーツ) そうですね、既に出てるかもしれませんねw(九十九十八号) また、血の涙が出るんですね。分かりますw(Poussiere) |
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恋姫 一刀 華琳 貂? | ||
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