真・恋姫†無双 AFTER STORY 聖なる魔人と過激なる外者 |
一刀の存在能力を操る修行が始まった……
響窃が残した凶悪なる力…………
果たして一刀は存在能力を操りきる事ができ、
ひと月後に帰ってくる事ができるのか?
三節 ?一刀の修行・基本編?
凪「隊長!!もう少し気を高めて下さい!!」
一刀「分かった!!はあぁぁっ!!」
ギュォォッ!!!
思春「まだまだ足りぬぞ!もっと上げろ!!」
焔耶「そんな高さでは凪には到底敵わぬぞ!!?」
桔梗「お館様!!まだ上げて下され!!」
……只今一刀は凪達から基本を教えてもらっている
元々一刀は響窃の存在能力と于吉が行ったドーピングの2つの力が体中に侵食していたため、普通の武人より早く修行を進めることができた
だが隠密や弓兵、鈍器といったそれぞれの武器・長所を扱う者達から学ぶと考えると話は別だ
隠密は必要以上に気の放出に気を使わなければならないし、弓兵は矢や弾丸に気を注入する為かなりの気を消費する
鈍器のような重たい得物はまず筋力をつけなければならないし、その得物に気を纏わせるのも一苦労だ
更に言えば凪が扱う『気弾』は気の塊そのもの
更に消費が激しくなる
しかも今やっている修行はまだまだ基本型
終えるのには当分掛かりそうだ
一刀「はあぁぁっ!!」
ギュォォッ!!!
一刀は更に気を高めた
凪「っ!!そうです隊長!!その高さを維持してください!!」
一刀「分かったっ!!」
ギュォォッ!!!
思春「ふむ…………どうにかこの修行は終わりそうだな……」
焔耶「しかし………流石お館だな……
もう会得するなんて……」
桔梗「よほど于吉の術と響窃の存在能力が強いのだろうな……」
稟「……………ですが、一刀殿の修行はまだ始まりにすぎません……
これだとひと月では………」
稟が少し弱気になると
思春「言い方が悪いがそれは…………稟、貴方の考え次第だ」
桔梗「左様…………稟が儂らに右へ行けと言えば右へ行き、左へ行けと言えば左に行く
全ては稟の命令次第なのだ」
焔耶「こればっかりは貴方に任せるしかないんだ
私は筋金入りの脳筋だし…………」
稟「……………はい……」
稟が小さく返事をすると卑弥子が
卑弥子「なぁに、深く考えなくてよい
ようはご主人様に基礎を教えれば良いのだ……今はな」
稟「卑弥子殿…………」
卑弥子は稟に向かって微笑み
卑弥子「今は目の前の事を精一杯頑張ればよいのだ
時間など気にすることはない」
と言った
稟「卑弥子殿……………はい!」
卑弥子「うむ!そのいきじゃ、ガッハッハッハッ!!」
凪と一刀を除いた4人はそんな話をしていた
修行一日目の夜…………一刀達は焚き火の廻に座っていた
一刀「あぁあ?……疲れたぁ?」
凪「お疲れ様です、隊長」
思春「だがまだ一日しか経っていない
修行はまだまだかかるぞ?」
一刀「あぁ…………弱音を吐いていられないな………」
桔梗「頑張ってくだされ、お館様」
一刀に労いの言葉をかけていく5人に一刀はある事を聞いた
一刀「そういえば………凪や蒲公英、蓮華や白蓮に後遺症みたいのは起こらなかったの?」
今言った四人は言わずと知れた響窃の被害者
白蓮は左腕を失い、その他の三人は命を落した
響窃を倒した後、奇跡がおき転生する事ができたが、その後何も起こらなかったのかどうか一刀は気になっていたのだ
凪「自分には特にこれといった後遺症はありませんでした」
思春「蓮華様にも……………いや、あったな……」
一刀「あったの!?」
一刀は驚きながら思春に聞き返した
思春「いや、後遺症という程ではないのだが……………
昨日の昼位に私と鍛錬をしていたら………」
蓮華『そういえば私………響窃に殺されたあと……………お母様に会ったわ………』
思春『孫堅様に…………ですか?』
蓮華『えぇ…………まぁ、あの時私は死んでいたからね……
一時三途の川を渡っていたのね……』
思春『孫堅様と会ってから何かあったのですか?』
蓮華『えぇ、一喝されてしまったわ
【お前のような若さで死ぬとは何事だ!?子供を作って出直して来い!!】ってね……』
思春『孫堅様らしいですね………』
思春「……………と仰っていたのだ」
一刀「へぇ?………孫堅さんが……」
焔耶「そういえば蒲公英も言っていたな……
『馬騰母様に会って叱られた』って言っていたぞ?」
一刀「馬騰さんもか………」
桔梗「馬騰殿か………あの方と最期に酒を酌み交わしたのは何時だったかのぅ……」
稟「そのような事があったのですか……」
卑弥子「死んでから転生した例はないからのう……
あり得ないことではないな」
焔耶「………………そりゃあ死んで生き返る人はいないでしょ……」
卑弥子「いや、分からぬぞ?
人は死ねば別の姿となって転生するのだぞ?
絶対にない話でなない」
焔耶「う、うん…………」
桔梗「焔耶よ、この世には絶対という事はないのだぞ?」
焔耶「は、はい……」
焔耶はシュンと小さくなってしまった
思春「向こうの世でも孫堅様が元気でいらしたことが何よりだと私は思っている」
稟「そうですね……馬騰殿もお元気そうですね………」
一刀「ふ?ん………馬騰さんと孫堅さんかぁ………
一度でいいから会って見たかったなぁ………」
この発言が現実のものとなるとは一刀は思ってもみなかったのだった……
だが、それはまた別の話となるのでまた今度語ろう…………………
……終……
説明 | ||
一刀の存在能力をモノにする修行が遂に始まった……… しかし、基本と言えど一刀は修行に悪戦苦闘…… 凪、思春、焔耶、桔梗が全力を尽くし教えていき 稟が今後の事を考えていくが…… |
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コメント | ||
馬騰と孫堅蘇りフラグがたちましたw一刀狙われそうw(nao) | ||
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