MoMo Torso (胸部 | 次 |
説明 | ||
*** ■MoMoの動力源 MoMoは、主たる動力源として「超力概念( Over-Power-i )」 と呼ばれるシステムを採用している。 これの発電能力はきわめて高く、そのためMoMoは単独兵器として他の追随を許さない絶対的なアドバンテージを持つに至ったと言われる。 「OP」は、基本原理は解明されているものの(現在の星団の科学力では)このサイズでの製造・量産はほぼ不可能と言われている。 また、製造だけでなくこれの運用・管理にも危険が伴うため、MoMoの場合は厳重なシーリングを受けブラックボックス化されている。 ■「OP-i」の原理 あらゆる物質を分解し、100%に近い効率で質量を熱量へと変換する技術。 ※ 「Over-Power-i」(Over Power - intellection) 空気中に無尽蔵に浮遊している水分や微粒子などを燃料として使える夢のようなシステムだが、これの製作および運用にはたいへん高度な技術を要求される。 また取り扱いも困難であり、安定を欠くと暴走・爆発の危険性もある。 (そのため現時点では、まだ巨大なプラントや恒星間宇宙船舶などにしか搭載されていない) ■「OP-iユニット」とは MoMoに搭載されるOP-iユニットは、2つの機関にて構成される。 物質を分解しエネルギーへと変換する「ディスポーザー (disposer・分解炉)」と、生成されたエネルギーを整流・蓄電する「コンデンサー(condenser・蓄積器)」、これらのセットで「OP-iユニット」と呼ばれる。 このOP-iユニットを「本体」と呼び、人型をしたボディ部は、本体を収める「容れ物」という意味で「筐体」と呼ばれる。それほどまでに、このOP-iユニットの重要性は高いものとされる。 単独兵器としてMoMoがすぐれている点は、この分解炉の小型化・安定実用化を可能にした「OP-iユニット」の搭載にあると言える。 OP-iユニットは胸部左右に1基ずつ1対セットされており、これによりMoMoはほぼ無尽蔵と言える電力を自己生産できる。 MoMoのビルディングは、すべてのパーツの製造から最終的な組み立てまでをXoddが行っている。そのため、MoMoは星域全体で広く使用されておりながら謎に包まれた兵器となっている。 ■「OP-iユニット」のサイズと重量 ディスポーザー部にて生成された熱量は光と熱に分解され、超々高密度に圧縮してコンデンサー部に蓄えられる。 空間原理的な限界値ギリギリにまで圧縮されるため、この部位の重量はたいへん大きなものとなる。 コンデンサー部の「容量」は、最小クラスである「AA」から、最大である「G」までの8サイズに大別される。 容量が大きいほど多くのパワーを溜め込めるため、単純に「容量の大きいOP-i」を搭載する機体ほど大きなエネルギーを扱うことができ、すなわち戦闘で「強い」と言える。 ただし、このコンデンサー部は、生成した大量のエネルギーを高圧縮・高密度化して溜め込む関係上、それ自体が大変な重量となる。そのため、大容量のOP-iユニットを装備する筐体ほど動作が重鈍になるというデメリットがある。 ■OP-iのサイズと筐体のセッティング 大容量のOP-iを持つ筐体は高エネルギーを長時間安定して発力できるため守りが堅く、持久力のある「パワー型・ディフェンスタイプ」、もしくは火器を扱う「遠距離攻撃型」としてセッティングされる傾向がある。 逆に、小容量のOP-iを持つ筐体は、動きが素早く瞬発的なパワーを発する「スピード型・アタックタイプ」の筐体としてピーキーな調律を施される場合が多い。 (※上記には例外のケースもあり、たとえばSサイズの小型シャーシに無理やり大容量のユニットを組み付けた筐体も確認されている) なお、ディスポーザー部のサイズ・構造は、コンデンサー部の容量に関わらず同一である。 *** |
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