真・恋姫無双〜白き牙を持つ者 #119
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〜 第119話 †劉備さんちの大移動5† 〜

 

 

「やっぱり、予想通り先頭は霞(しあ:張遼真名)か」

 

まだ劉備(りゅうび)軍に接敵してないが土埃をあげて接近してくる部隊を見てそう思う

紺碧の軍旗を掲げる張の文字、神速の用兵術を持つ張遼(ちょうりょう)である

先頭を駆けてるであろう彼女を思い苦笑いが浮かぶ

隣で素振りをする綾音(あやね:華雄真名)の方にも目を向けため息が出る

妹は妹でなんでそんなに目を輝かせてやる気満々なんかねぇ

 

「綾音、霞を止めてきてくれ

 残りは俺が一喝して止めるから」

 

「分かりました兄上!」

 

俺の言葉に待ってましたと言わんばかりに一気に駆け出す綾音

俺も遅れないように劉備軍の最後尾まで走る

最後尾近くには北郷(ほんごう)と張飛(ちょうひ)の二人が指示しながら橋へと走っていた

 

「そのまま走れ!後ろは振り向かずに駆けろ!

 橋さえ渡れば連中は渡ってこないはずだ!!」

 

「後ろの事は鈴々(りんりん:張飛真名)に任せるのだ

 皆は早く橋を渡って、お姉ちゃん達と合流するのだ!!」

 

「北郷に張飛も早く橋を渡れ、ここは俺が食い止める」

 

俺の言葉に二人が一瞬何か言いたげだったが

北郷の方が先にそれを飲み込み頷く

 

「鈴々、ここにいちゃ邪魔になる早く渡ろう」

 

「う〜・・・分かったのだ!おじちゃん無理しちゃダメなのだ!!」

 

こちらをチラチラ振り返りながら橋へと走っていく

俺は手をあげて、プラプラと振ってさっさと行けと合図しておく

さてと・・・綾音はちゃんと霞を止めてるかな?と曹操(そうそう)軍が来ている方に目を向けると

 

「はあああああああ!」

 

綾音は大ジャンプをして地面に金剛爆斧(こんごうばくふ)思いっきり叩きつける

霞もそれに早めに気づき馬の足を止める

 

「なんや!?皆まちぃ!敵や!」

 

大きな爆発音と共に大きな砂埃が立つ、綾音本人は地面に着地してすぐに俺の横まで戻ってきた

そして、褒めて褒めてと言わんばかりにこちらを見てくるので

とりあえず頭を二回軽めにポンポンと叩いて「後でな」と一言言っておいた

目的である進軍を止めることには成功したので良しとしよう

後は砂埃がおさまるのを待つが、向こうから声がかかる

 

「誰や!ウチらの進軍を止める阿呆は!名を名乗らんかい!

 ウチが相手したる!」

 

相変わらず喧嘩っぱやいというか霞らしいな・・・

まぁ相手するのは俺じゃなくて綾音だけど俺が名乗りをあげるか

一回深呼吸して声に気を乗せるように名乗りあげた

 

「遠からん者は音に聞け!近くの者は目にも見よ!!

 我は性は厳(げん)!名は白虎(はくこ)!

 義の為、劉備軍を助太刀するもの!命が要らぬ者は全てを捨ててかかってこい!」

 

大気が振動するかのような一喝に曹操(そうそう)軍が動揺するのが分かる

これでもう劉備軍は大丈夫なはずだ、俺の一喝は曹操軍の後ろの方まで聞こえてると思うし

それのおかげで夏侯(かこう)姉妹になんとか追いついてきた曹操自身にも聞こえたろう

そう安心していると砂埃がおさまっていないのに突撃してくる影があった

 

「一回殴らせんかああああああああああいぼけええええええええ!」

 

鬼の形相で襲いかかってくる霞・・・なんで?と思ってしまった為防御の動作が遅れる

やばっ!と急いで構えを取るが無駄に神速された一撃は防げそうにない

これは絶対痛いだろうなと迫り来る拳を呑気に見てると、俺と霞の前に綾音が立ち塞がり防ぐ

 

「兄上は殴らせないぞ霞!」

 

「華雄っちどくんや!そのど阿呆を殴れへん!」

 

「兄上と戦うなら私を倒してからにしろ!」

 

「上等や・・・!」

 

そして、俺の目の前で何故か殴り合いの喧嘩が始まった

砂埃は思った以上に広く激しいせいか、まだ当分おさまりそうにはない・・・

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〜あとがきっぽいもの〜

 

多くのお言葉ありがとうございますm(_ _)m

回線工事はまだ始まらないのでもう少々かかるようです仕事が遅いんじゃないの!?

とりあえず携帯でチマチマと書いたのをネカフェに行き、フリーのメアドに送り

コピーしてそのままPCで見やすいように改行などなど・・・

ちょっと期間空きすぎてはいけないと思ったのと

ネットができなすぎて禁断症状出たので我慢できなくなりネカフェへ・・・

ちなみにこの展開は当初の予定では穏便に一喝して動きがとまり

華琳様達がやってきて罵倒されたりして、心配したんだからね!的にする予定がどうしてこうなった

きっと禁断症状のせいだと思ってください

更新についてはもう少しだけお待ちください・・・ご迷惑をかけてすいません!

説明
この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
苦手な人はご遠慮ください
大丈夫な人は駄文にお付き合いください、更新はもう少し不定期です
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コメント
観珪さん>なんでかそうなるんですよね不思議ですw(tokkey)
アルヤさん>武官に属する人がことごとく駄目な方向に行くのはなんででしょうね・・・?w(tokkey)
さすがは霞ww 期待を裏切らないけんかっ早さww(神余 雛)
霞ェ・・・・・・(アルヤ)
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