真・リリカルなのは 第十二章 非道なる報復編 第四話 襲撃されたティアナ
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レインが嘗ての師であるリトナに敗北してから3日が経った

 

漸く彼も頭の整理が付いたようだ

 

そして、ルナの質問に答える時が来た

 

レインの病室には、ルナとアマル意外にティアナとスバル、それにギンガが来ていた

 

ルナ「さて、もう一度 聞くけど………あなたを傷つけ、局員とテログループを皆殺しにしたのは誰?」

 

レイン「………俺の嘗ての師だ」

 

レインの回答にティアナ達は驚く

 

ルナ「そう。だから、あんなにも悩んでいたのね?」

 

ルナの言葉に頷く レイン

 

スバル「どうして、レインのお師匠さんがこんな事を?」

 

レイン「わからねぇ…………ただ管理局に憎しみを抱いている感じだった」

 

ルナはその話を黙って聞く

 

管理局に憎しみを持つ者

 

それは決して少なくないのだ

 

レインを倒しという時点でかなりの力を持っている事がわかる

 

レイン「師匠は俺にウィンタムソードとシェリムを預けてくれた。けど、それは俺のレアスキルが欲しかったからだって言われちまった」

 

酷く落ち込む レイン

 

当然だろう

 

家族だと思っていた人に裏切られ、向こうはただ自分を利用しようとしていただけだったのだから

 

ティアナ達は何も言えなくなる

 

ここまで沈んだレインを見たのは初めてだから

 

慰めの言葉など、全く見つからない

 

ルナ「シェリムをあなたに預けたと言っていたけど、マリッジデバイスの作成者なのかしら?」

 

レイン「ああ、そうみぇてだ………俺も初めて知った」

 

ルナは六課解散後、ずっと考えていた

 

マリッジデバイス…………あまりにも優秀なデバイス

 

しかし、管理局にそれを知っている者は少ない

 

いや、皆無と言うべきか

 

これほどのデバイスが存在していたならば、管理局が利用するのは明白だった

 

ルナ「マリッジデバイスは管理局に復讐する為に創られたものと見ていいわね」

 

ギンガ「レインの師匠の所在などを徹底的に調べる必要がありますね」

 

ルナ「ええ。レイン、師の名前は?」

 

レイン「リトナって言ってたな」

 

レインが名前を言うと、ルナとギンガは頷き、部屋を出ていこうとする

 

ルナ「レイン、あなたは体を休めるのよ」

 

ギンガ「スバル、今回の事件………厄介そうだわ。あなたも手伝って」

 

スバル「わかった、任せて」

 

3人は部屋から出ていくが、ティアナは残った

 

レイン「……………お前は行かねぇのか?」

 

そんなティアナに話しかける

 

ティアナ「………何時までも沈んでるんじゃないわよ。今回のはアンタが解決するべき事件だと、私は思うわ」

 

それだけを言い残し、ティアナも退出する

 

レイン「わかってるよ…………そんなことぐらいよ」

 

1人、呟く レイン

 

先ずは傷を癒やす事が最優先だろう

 

そして、レインの病室を外から見ている影が2つ

 

リトナ「フン、どうやらあの女共がレインを誑かしているようだな」

 

そう、リトナだ

 

もう1人は彼の仲間だろう

 

?「あいつら消すナウ?」

 

リトナ「そうだな。奴らには消えてもらおうか。お前はオレンジの髪を狙え。私は青髪の2人を消す」

 

?「もう1匹はどうするナウ?」

 

リトナ「他の奴を向かわせる。頼んだぞ? 確実に消せ」

 

?「このネオンに任せるナウ!」

 

そう言って、ネオンと名乗った少年は飛び去って行く

 

リトナ(レイン…………お前は管理局の駒で終わるような奴ではない)

 

リトナもナカジマ姉妹を狙う為、飛び去って行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ティアナ視点〜

 

レインが入院する病院を後にし、一旦本局に帰還しようとする ティアナ

 

ティアナ(今回の事件。なんか嫌な感じがするわ)

 

あくまで勘なのだけど…………

 

ティアナ「師匠が敵……………か」

 

レインが落ち込むのもわからなくはない

 

私だって、なのはさんが敵になったら………………

 

ティアナ「いえ、そんな事は考えるべきではないわね」

 

ともかく、この事はフェイトさんに報告した方がよさそうだわ

 

?「ハロ〜」

 

考え事をしていると、突如 私の目の前に少年が現れた

 

14歳ぐらいだろう

 

ティアナ「っ!?」

 

私はバックステップで下がり、謎の少年から距離を取る

 

ティアナ(こいつ何者?)

 

幾ら考え事をしていたからって、私があそこまで接近されるまで気付かないなんて

 

私は少年を睨む

 

ティアナ「あなた…………一体何者なの? 突然私の前に現れた感じだけど」

 

?「僕の名前はネオン! よろしくナウ!」

 

ネオンという名の少年

 

見た目はただの少年だが、私に気付かれずに目の前に来たと言う事は、かなりの実力者と見てよさそうね

 

ティアナ「それで? そのネオン君が私に何か用かしら?」

 

警戒だけは怠らない

 

ネオン「お前を殺すナウ!」

 

彼はデバイスと思われるヨーヨーを渡しの顔に向けて投げ飛ばしてきた

 

ティアナ「っ!!」

 

私はしゃがんで躱し、セットアップする

 

ネオン「外したナウ」

 

ティアナ「何故、私を狙うかは知らないけど……捕縛させてもらうわ」

 

クロスミラージュ(二丁拳銃)を構える私

 

ネオン「お前はここで死ぬナウ」

 

ヨーヨーを振り回す ネオン

 

そのヨーヨー本体には魔力刃が出ており、高速回転しているようだ

 

小型のチェーンソーと言った所か

 

ネオン「下半身とおさらばナウ!!」

 

投げられたヨーヨーを、横に飛んで躱す

 

そして、ヨーヨーは建物の壁に激突する

 

すると、壁は真っ二つに切断される

 

ティアナ「なんて切断力。一撃でも貰えばアウトね」

 

ネオン「躱しすぎ、面倒ナウ」

 

ヨーヨーを手元に戻すと、ネオンの裾から小さなカメレオンが出て来る

 

ティアナ「まさかっ!!」

 

私は感付いた

 

あのカメレオンはマリッジデバイスであると

 

ネオン「ヴェルデ! シュヴェーレンモードVer3ナウ!」

 

ヨーヨー型のデバイス クラスパイスとカメレオン型のデバイス ヴェルデが1つになる

 

するとヨーヨーは緑色の銃となる

 

ネオン「お前、撃ち抜くナウ!」

 

紫色の魔力弾が放たれる

 

ティアナ「クッ」

 

近くにあった建物の壁に隠れる

 

ティアナ(なんて連射なの!? 私のクロスミラージュでは撃ち落とせないわ)

 

ネオンが放つ魔力弾は、1発1発の威力は弱いが、凄まじい連射をしてくる

 

その為、躱すことは難しく、反撃の隙もない

 

ティアナ「どうする?」

 

何とか挽回の策を考えるけど、残された時間が少ない

 

隠れている建物が崩壊しかけている

 

ティアナ(街中での戦闘はキツイ)

 

ネオン「これで止めナウ!」

 

ネオンは魔力を溜めた

 

恐らく砲撃を放つのだろう……………けど

 

ティアナ「そこが隙!!!」

 

ネオンの前に出て、射撃魔法を撃つ

 

しかし、直撃したのに効かない!?

 

ネオン「雑魚攻撃、無意味ナウ」

 

ティアナ「何ですって!?」

 

全く怯む様子がないネオンに驚く

 

ネオン「これでおさらばナウ!!」

 

紫色の砲撃が放たれた

 

ティアナ「仕舞った!!」

 

私には躱す術がない!!

 

フェイト「させない!!!」

 

突如として現れたフェイトさんが、私の前に立ち、バリアで砲撃を防いでくれた

 

ティアナ「フェイトさん!?」

 

フェイト「待たせたね、ティアナ。さぁここから反撃に出ようか!」

 

フェイト参戦

 

嬉しい誤算に勝機が見えた

 

ネオンを捕え、リトナの真相を聞き出せ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

語尾が変なキャラを1人は出してみたかったわけです、はい

 

リトナの仲間であるネオンVSティアナ&フェイト

 

次回で決着が付きます

 

お楽しみに〜

 

 

 

説明
原作キャラ登場と言ったところでしょうか
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 内容はオリジナル 

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