魔法少女リリカルなのはStrikers 幸せを望む転生者
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ここは管理局に新しく作られた機動六課に存在する女性シャワー室。

 

汚れを洗い流しているのは、先程早朝訓練を終えた新人とチビッ子たち。

 

「ふいぃ???、極楽極楽・・・」

 

「何で私がこんなことを・・・」

 

「まぁまぁ。良いじゃん、ティア。年上の性だよ」

 

「すいません、スバルさん。本来なら自分で洗わないといけないのに・・・」

 

「気にしない気にしない。私達がしたくてやってることだしさ」

 

「私は入ってないんだけどね・・・」

 

そこに広がっているのは大変ほのぼのとした光景である。

 

ティアナ・ランスターとスバル・ナカジマがキャロ・ル・ルシエの頭を洗ってあげているのだ。

 

管理局の前線部隊だということを考えれば、こんな家庭的な光景、まず拝める機会はないだろう。

 

仲良し姉妹。

 

今の三人は、その言葉で十分表すことが出来る。

 

実に平和だ。

 

「そういえば、あの人今頃何をしてるのかな?」

 

「あんた、まだ「あの人」とやらの事が忘れられないの?ていうか、あんたが言う「あの人」ってなのはさんじゃなかったのね」

 

「うん・・・あの人は私のもう一人の目標の人なんだ」

 

「あの人・・・?スバルさん、聞かせてくれませんか?その人の事」

 

「えっ?うん、いいよ。あの人はね・・・」

 

そしてスバルは語り出す。あの日の事を・・・。

 

 

 

 

 

一方こちらは一足先にシャワーを浴びて、六課内のフロアで女性陣を待っている男の子と一匹の白い小さな竜。

 

男の子の名前はエリオ・モンディアル・・・赤い髪の中に((青色が混じっている|・・・・・・・・・))珍しい髪色をしている男の子だ。

 

白い竜の名前はフリード・・・キャロ・ル・ルシエが飼っている竜である。

 

「遅いな・・・」

 

「クキュル〜」

 

そう呟くエリオとその言葉に賛同するように鳴くフリード。

 

「そういえば・・・何で僕の髪の色って・・・」

 

そしてエリオは自分の前髪を少し触ってから

 

「ちょっと青色が混じっているんだろ・・・?前までは確かに赤かったと思うんだけど・・・」

 

そう、エリオの言葉通りエリオの髪は前までは確かに赤かった。

 

しかしある一件でエリオの髪は少しだけ青くなったのだが・・・それに関してはまた後で話そう。

 

 

 

 

 

 

また場所は変わって・・・ここは聖王教会・・・大聖堂。

 

中世のヨーロッパを想わせる建築物と、周囲に存在する緑豊かな景観。

 

此処は観光地としてはミッドチルダでも一二を争うほど有名な場所であり、ミッドチルダを始め、次元世界中からたくさんの人が訪れていた。

 

そもそも聖王教会とは、ただの宗教団体ではない。

 

次元世界で最大規模の宗教組織で、各方面への影響力も大きいため、管理局とも関係を持つ。

 

互いに依頼を受け渡しするなど良好な関係を持っており、管理局と同じく、危険なロストロギアの調査と保守を使命としている。 

 

そのため、聖王教会の人間には、管理局の重役に籍を置いている者も珍しくはない。

 

聖王教会の内部、案内人に先導されて長い廊下を歩くはやてがこれから会おうとしている人物も、管理局に籍を置いている者の一人だ。

 

「どうぞ」

 

眼の前の扉をノックすると、中から女性の声がはやてを呼び入れた。

 

一礼していから室内に入り、案内役を買って出てくれた人にお礼を言うと、はやては笑顔で自身を出迎えてくれた女性と向き直った。

 

聖王教会が独自に保有する戦力――聖王騎士団の魔導騎士で、管理局本局の理事官。

 

それが、眼の前の女性――カリム・グラシアの肩書だ。

 

「カリム、久しぶりや」

 

「いらっしゃい、はやて」

 

金髪碧眼の容姿に、穏やかでありながら、所々に気品を感じさせる物腰は彼女の育ちの良さを窺わせた。

 

まさに“女神”という出で立ち、それでいて、はやてに向ける笑みは、どちらかといえばお姉ちゃんという言葉がピタリと当てはまるだろう。

 

二人はその場で少しだけ雑談をした後にテーブルへと移動し、話は本題へと移っていった。

 

「ごめんな、すっかりご無沙汰してもうて」

 

「気にしないで、部隊の方は順調みたいね」

 

「カリムのおかげや」

 

互いに立場がある中、此処まで心を許せるのは、八年という長い付き合いが成せる技だろう。

 

管理局からの派遣という形で聖王教会に訪れた際に二人は知り合い、それ以降も付き合いは続いている。

 

六課設立の際も、カリムは後見人として名乗りを上げ、実質的な部分は殆どやってくれたのだ。

 

おかげではやては人材集めなどに集中することが出来た。

 

「ふふふ、そういうことにしておくと、色々お願いもしやすいかな」

 

「なんや? 今日は会って話すのはお願い方面か?」

 

はやての言葉に、カリムは口を閉ざし、表情が真剣なモノへと変わる。

 

端末を操作し、部屋のカーテンを閉め、空中にモニターを表示した。

 

はやても居住まいを正し、無数のモニターを順を追って見ていき、疑問の声を上げた。

 

「これ、ガジェット。新型・・・?」

 

モニターの一つに映ったのは、自分達の敵であるガジェット。

 

しかし、楕円型の?型や鳥の様な形をした飛行タイプの?型とは違い、このガジェットは綺麗な球体の形をしており、大きさも他のどのガジェットよりも大きい。

 

「今までタイプの他に二種類。戦闘性能は、まだ不明だけど・・・これは割と大型ね。本局にはまだ正式報告はしてないわ。監査役のクロノ提督には、さわりだけお伝えしたんだけど・・・」

 

次いで移された映像に、はやては表情を険しくした。

 

「これは・・・!?」

 

「それが今日の本題。 一昨日付けで、ミッドチルダに運び込まれた不審貨物・・・」

 

「レリック・・・やね」

 

「その可能性が高いわ」

 

六課の設立目的の一つであり、超高密度のエネルギーの塊であるロストロギア――レリックだった。

 

箱に納められているため確証はないが、漏れ出たエネルギー反応を計測した限りでは、十中八九、間違いないだろう。

 

「ガジェットがレリックを見つけ出す予想時間は?」

 

「調査では早ければ今日明日」

 

「せやけど、おかしいな。レリックが出てくるのが、ちょう早いような・・・」

 

「だから会って話したかったの・・・これをどう判断すべきか、どう動くべきか・・・」

 

「カリム・・・」

 

「レリック事件も、その後に起こる事件も。対処を失敗するワケには・・・いかないもの」

 

思いつめたカリムの表情。

 

はやては端末を操作し、カーテンを開く。

 

真昼に迫りつつあるこの時間帯は、窓から強い日差しが部屋の中に差し込んできた。

 

「はやて・・・?」

 

「大丈夫やよ。何があっても」

 

自信に満ち溢れた声音でカリムへと話しかけるはやて。

 

「カリムが力を貸してくれたおかげで、部隊はもういつでも動かせる。即戦力の隊長達はもちろん、新人フォワード達も実践可能・・・予想外の緊急事態にも、ちゃんと出来る下地が出来ている。そやから、絶対に大丈夫や」

 

それは、先の見えないカリムの不安を打ち払い、はやて自身を奮い立たせる様な言葉だった。

 

それでこそ部隊長であり、関西弁を使いこなす者の心情というモノ。

 

「それに、遥ちゃんも協力してくれるしな」

 

「ああ、なのはさんと二人で「不屈のエース・オブ・エースコンビ」って言われてる」

 

「そうや。まあ、不安要素は・・・この人達なんや」

 

そう言ってモニターに表示したのはおそらく六課の人材名簿だろう。

 

その中に一つ・・・まだ顔写真などがない人間の名前がある。

 

それらが所属しているのは・・・前線部隊、レイヴンズ分隊。

 

「これは・・・?」

 

「クロノ君のお墨付きの人たちなんやろうけど・・・何にも教えてくれないんよ」

 

そう言ってはやては疲れた感じで言っている。

 

はやての言う通り、ここで語られているクロノ・ハラオウンがこのレイヴンズ分隊を編成したのだが・・・詳しい事は誰にも語られていないのだ。

 

「まあ、それはクロノが持っている戦力を貸してくれるという事では?」

 

「それも調べたんやけど違ったんや」

 

そう言って二人は思案する。このレイヴンズ分隊についてを・・・。

 

 

 

 

 

所変わってここは機動六課、メンテナンスルーム。

 

メンテナンスルームは赤く点滅し、警戒ブザーが幾度となく鳴り響いている。

 

聞く者見る者を自然と緊張させるこの状態が示すモノは。

 

「このアラートって!」

 

「一級警戒態勢!?」

 

「グリフィス君!!」

 

なのはの声に、眼の前にモニターが広がり、グリフィス・ロウランの姿が映し出された。

 

『はい!教会本部からの要請です!』

 

『なのは隊長!フェイト隊長!グリフィス君!こちら、はやて!』

 

追加で出現したモニターにはやてが出現。

 

それに続く様な形で、車で移動していたフェイトからも通信が入った。

 

『状況は?』

 

『教会騎士団の調査部で追っていたレリックらしきものが見つかった。場所は、エイリム山岳丘陵地帯。 対象は山岳リニアレールで移動中』

 

『移動中って・・・』

 

「まさか!?」

 

なのはとフェイトの頭を過った可能性。

 

確認を込めた視線をモニターに向けると、はやては静かに頷いた。

 

『内部に進入したガジェットのせいで、車両の制御が奪われてる。リニアレール車内のガジェットは最低でも三十体。今まで出てきたタイプの他にも、未確認タイプも出ているかもしれへん。いきなりの上に初出動として危険度は高い。でも・・・なのは隊長フェイト隊長、行けるか?』

 

『私は何時でも』

 

「私も!」

 

隊長二人の返事にはやては頷き、新人たちに視線を移す。

 

『スバル、ティアナ、エリオ、キャロ。いけるか?』

 

「「「「大丈夫です!!」」」」

 

「キュゥ?!」

 

『良し!良い御返事や!』

 

はやて一旦言葉を切ると、瞑想するかのように眼を閉じ、集中。

 

次の瞬間、強い意志を宿した瞳を晒し、指示を飛ばす。

 

『シフトはA-3。グリフィス君は隊舎での指揮、リインズは現場管制!』

 

『「「了解 / はい(です)!!」」』

 

『なのはちゃんとフェイトちゃんは現場指揮!』

 

『「了解!!」』

 

そして、始まる。

 

『ほんなら・・・機動六課フォワード部隊、出動!!!』

 

本当の意味での機動六課が、今、始まる。

 

 

 

???SIDE

 

「・・・どうやら、機動六課が出動したらしいな」

 

『ああ、君たちの初お披露目というわけだ。準備はいいだろうな?』

 

「任せろ。皆は準備万端だ」

 

『わかった。それじゃあ位置情報を送る。その場所に集合してくれ』

 

「了解・・・さて、皆。お仕事だぞ」

 

「了解です!」

 

「わかりました」

 

「わかったぜ!」

 

「よし・・・リニスは機動六課に言って事情説明を頼むな。セイバーは俺とユニゾンしてから向かう。アリスはリニスに同行だ」

 

「「わかりました(わかった)」」

 

「よし・・・それじゃ、レイヴンズ探偵事務所・・・機動六課に所属してからの初仕事、行きますかっ!!」

 

「「「「「おうっ!!」」」」」

 

そう言って俺たちは勢いよく家を飛び出していった・・・。

 

SIDE OUT

 

出てきたガジェットドローンも特に問題なく掃討出来ていたし、リニアレール内に向かった二人もリニアレールの外から内部に入ろうとしているエリオ達も新人とは言えガジェット相手に一瞬でやられるような実力じゃない。

 

危なくなればフォローできる距離にいるし、そこまでの不安はなかった筈だった。

 

エリオがリニアレールから落ちるまでは。

 

「エリオ君!」

 

最初の部分はよかった。しかしキャロは油断してしまった。

 

もうあの大きな新型は出てこないと油断していたから。

 

エリオは現にどんどん地面に落ちていく。

 

「エリオくーーーーんっ!!」

 

そう叫んだその時・・・エリオの体を光が包んだ。

 

エリオSIDE

 

ああ、これで僕。死ぬんだ・・・フェイトさんに全然恩返し出来なかったな・・・。

 

ああ、でも・・・こうなるのも・・・運命だったのかな・・・。

 

−よう。そんな簡単に諦めんのか?−

 

誰?

 

−前までのお前ならそんな簡単に諦めなかったと思うぜ?あの時、俺を助けようとしてくれたお前ならな−

 

君を・・・助けようとした?僕が?

 

−そうだ。俺はあの時のお前に助けられたんだ。思い出せよ、あの夜の事を−

 

夜・・・?あ、そうだ・・・。

 

確か・・・。

 

あれは僕が研究所に入れられた時の事・・・。

 

僕はふと、対面に設置された部屋の中にいる人が気になり部屋の中を見た。

 

そこには・・・青い服をぴっちりと体に着込んだ人がいた。そして瞬間的にわかってしまった。この人は僕なんかが太刀打ちできる人じゃない事を・・・そしてそれでも尚、気になってしまっている事を・・・。

 

そしてある日・・・僕はその人を連れて脱出すようとした。

 

研究所を出る所までは出来たけど・・・それ以上は出来なかった。

 

「おい、坊主・・・俺なんか置いていけ・・・どうせ俺に適合する奴なんて現れねぇんだからな」

 

何の事を言っているのかわからなかった。でもこのままじゃダメだと思ったんだ。

 

「ダメですよ!諦めちゃ!」

 

「聞こえるだろ?俺はあの連中にとっちゃ実験する為のサンプルでしかないんだ。お前までやられる事はねぇ」

 

「ダメです!絶対に僕は諦めません!だって・・・あなたみたいな人を置いていく事なんて出来ません!」

 

「坊主・・・」

 

男の人は初めて僕の顔をちゃんと見た。

 

「わかった・・・確かにこんなしおらしくするのは俺じゃねぇな・・・坊主、お前が気に入ったよ・・・契約を結ぼう」

 

「けい・・・やく?」

 

「ああ、俺はユニゾンデバイスだ。でも俺は契約した奴とじゃないと完全な力は出せねぇ・・・だからお前と契約するんだ」

 

「で、でも・・・」

 

「諦めんなって言ってくれたのはお前だぜ?」

 

僕は少し考えて意を決して言った。

 

「うん、頼むよ・・・えっと・・・」

 

「ランサーだ。お前の名前は・・・まあ、ユニゾンアウトした時にでも聞くよ。だから・・・それまでに自分の名前に誇りを持っておけよ」

 

「・・・っ」

 

この人はわかってたんだ。僕が自分の名前が嫌いだという事を・・・。

 

「わかった・・・絶対に誇りを持つ。絶対に!」

 

「ああ・・・我が名はランサー。我、其方と契約を結びし者。今、契約は果たされた!」

 

そして・・・僕は気を失って・・・その日の事を忘れていたんだ。

 

ああ、何で僕は忘れていたんだろう・・・。

 

あの日の事を・・・。

 

−さて。それじゃ確認だ。お前の名前は?−

 

今なら胸を張って言える。

 

僕の名前は・・・エリオ。エリオ・モンディアルだ!

 

−ああ。それじゃあ、いこうぜ!マスター!−

 

そして僕の意識は落ちている自分に戻ってくる。

 

そして僕は呼ぶ。彼の名前を・・・!

 

「来いっ!ランサーーーーーッ!!!」

 

そして、僕は光に包まれた。

 

SIDE OUT

 

エリオが光に包まれた後・・・その光はエリオよりも早く地面に降り立ち、光が弾けると一人の男が立っていた。

 

そしてその男は落ちてきたエリオを抱える。

 

「あ・・・ランサー・・・」

 

「よう。久しぶりだな。エリオ・モンディアル」

 

「うん・・・」

 

「ゆっくり休んでな」

 

そう言うとエリオは少しずつ瞼を閉じていく。

 

それを見たランサーは少しだけ微笑むと岩壁を((登り始めた|・・・・・))。

 

何も難しい事ではない。俊敏さに関しては一番と自負しているランサーだ。この程度、造作もないのだろう。

 

そしてリニアレールの上までやってくる。

 

「え?あの・・・貴方は・・・?」

 

キャロはエリオをランサーに戸惑いながらも聞く。

 

「ああ、害はねぇから安心しな・・・さてと・・・」

 

そう言うと、ランサーはいつの間に取り出したのか血を思い出させるような鋭い槍を手にエリオを吹っ飛ばした大型ガジェットに向き直る。

 

「よう。お前がマスターをこんな風にした奴か・・・あいにくと、俺は心配性でね・・・マスターをこんな扱いされたら・・・嫌でも怒っちまうんだわ・・・だから、一発で決める・・・!」

 

そう言うと、ランサーは腰を低くして槍を構える。

 

そして・・・駆け出した。

 

そこですべてが終わっていた。

 

キャロが瞬きする間にランサーはガジェットの懐に飛び込んで中心にあるレーザーを発射する場所を貫かれていた。

 

(え・・・あの速さ・・・もしかして、フェイトさんやアリシアさん以上・・・?)

 

キャロはその速さを見て思わずそう思った。

 

「さて、今回は手加減が出来なかったからな・・・うん?」

 

ガジェットは沈黙したがランサーが後ろを向けた瞬間にもう一体いたのかランサーに襲いかかる。

 

「まだ、いやがったのか・・・?」

 

しかしガジェットはそのアームを振り上げたまま、動かない。

 

そして・・・少しずつだが、胴体同士が離れていっていた。

 

そしてその先にいたのは・・・黒い服を着て黒い剣を振り下ろした男の人が立っていた。

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後書き

 

また時間が空いてしまった・・・すいません。

 

ええ、今回はまあアニメで言うファーストアラートですが・・・まあ、結構違っています。

 

まず大型ガジェットが二機いたという事。そして最後に現れた黒い服を着た人とランサーですね。

 

まあ、絶対に正体は解りきっているでしょうが。

 

次回はこの続きからお送りしたいと思います。

 

次回をお楽しみに!

説明
第3話 ファーストアラート
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コメント
続き待ってます(天輝)
待ってました!続きを楽しみにしてます!(biohaza-d)
タグ
魔法少女リリカルなのは 転生 恋愛 ハーレム 

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