魔法少女リリカルなのは-The BLAZBLUE- CROSS WILL |
Rebel.7 「崩壊する刻」
アジト付近・・・
アイン「ヴィヴィオッ!!」
アインはそう叫んでヴィヴィオを取り戻そうとヴィヴィオが居る所に突撃していった。
しかし、スバルがすかさずガードし、アインもバインドで拘束されたのだ。
アイン「っ!!」
スバル「獲った!」
ティアナ「ばっ・・・スバル後ろッ!!」
ルー「アギルダーッ!!」
其処に、アギルダーが飛び掛りスバルをアインから遠ざけ、そしてバインドを破壊してアインの体勢を立て直させたのだ。
アイン「ありがとう、アギルダー。」
アギルダー「・・・。」コクッ
すると、スバルが起き上がり、アイン達に向かって問い詰めたのだ。
スバル「どうして・・・どうして・・・あの人と一緒に居るの?」
アイン「えっ・・・・?」
スバル「あの人は・・・・フラッと現れ・・・戦い、何かを残して消えていく・・・
そんないい加減な人と一緒に居て・・・何が得られるの?」
ルー「・・・・・。」
ティアナ「スバル・・・・・?」
その言葉に答えを返したのは意外なのか。アインだった。彼女は少しの間目を閉じると、スバルに対して言い返したのだ。
アイン「生きる意味・・・だと思います。」
スバル「生きる・・・・・」
アイン「貴方は自分で生きる道を開いていますか?」
スバル「・・・・・・・」
アイン「私は・・・ラグナと会って・・自分の生き方を見つけました。そして、あの人はこういいました。「たとえ、自分が何かに縛られていても、自分がどう生きるか縛られて無い筈だ。だったら、その縛りを突き破るなり、そのままにするなり、好きにしろ」と。」
スバル「そんな・・・いい加減だよ。それは。」
アイン「ええ。私にはたった一つ、縛られているものが在ります。ですが、それは私の生き方までは縛りません。だから・・・」
ルー「・・・・・・」
アイン「私は好きに生きます。そして、好きに死にます。それが・・・私の人生です。」
ティアナ「・・・・・。」
アイン「だってそうでしょ?これは私の人生。誰かに教えられた道を行っていたら、何時しか自分が消えてなくなってしまいます。だから、自分の好きに生き、好きに死ぬ。誰にも、他者の人生は選ぶことは出来ません。」
スバル「あっ・・・・・・・」
アイン「貴方はどうなのですか?貴方はその生き方で満足ですか?」
スバル「そっ・・・それは・・・・・」
アイン「・・・なら・・自分で生き方を決めて下さい。ですが、たった一つ。他者の生き方までは決めないで下さい。それは人がしていいことでは・・・」
刹那。
ガシッ!!
アイン「っ!?」
スバル「えっ!?」
ルー「あっ・・・アインっ!?」
ヴィヴィオ「アインちゃんっ!!」
突如アインは桃色のバインドに拘束され、体勢を崩されたのだ。スバルはもしやと思い、後ろを振り向いた。其処は、なのはが立っていたのだ。そして、どうや彼女も話しを聞いていたのか、話しに割って入ったのだ。
なのは「違うな。人は一人じゃ生きていけない。だから、誰かに導かれないと・・・」
アイン「っ・・・・貴方が・・・・・!」
ルー「っ・・・ガリュー!!」
ガリュー「っ!!」
ルーはガリューになのはの攻撃を頼み、自身はアインの救出を試みたのだ。しかし、なのははシールドでガリューの攻撃を防ぐと、ガリューまでもバインドで拘束したのだ。
ガリュー「っ!?」
ルー「ああ・・・!」
なのは「大丈夫、何もしないよ。だから・・・・・」
ルー「っ・・・!」
なのははルーもバインドで縛ろうとするが、テッカニンがなのはの気をそらし、その隙にルーはアインを回収したのだ。更に、ガリューを魔法陣に戻し、新たにヘラクロスを出したのだ。
ルー「ヘラクロス、アインのバインドを斬って。」
ヘラクロス「ヘラッ!」
なのは「っ!やらせないっ!!」
アギルダー「っ!!」
再びバインドを掛けようとしたなのはは今度はアギルダーの妨害を受け、ルーはその間に今度はヴィヴィオの回収を試みたのだ。だが・・・・・
なのは「五月蝿いよ。虫風情が。」
アギルダーはなのはのアクセルシューターを受けてしまい、瀕死状態にまで追い込まれてしまったのだ。
ルー「アギルダーッ!!」
なのは「ティアナッ!」
ティアナ「へっ!?」
なのは「その子を連れて、早くッ!!」
アイン「させないッ!メタングッ!!」
アインはメタングを出して念力でティアナの動きを止めたのだ。なのははそれに気がつき、メタングを攻撃するが、メタングのボディは硬く、ダメージが通ってなかったのだ。
その隙を突いて今度はアインがヴィヴィオの奪還に走ったのだ。
アイン「今ならっ!!」
だが。
フェイト「フォトンランサーッ!!」
その時、フェイトが到着してしまい、アインはギリギリの距離で攻撃を回避した。そして、ヴィヴィオはフェイトに回収されてしまったのだ。
アイン「しまった!?」
ルー「大丈夫ッ!まだっ!!」
なのは「ディバイーン・・・バスターッ!!」
そして、なのははメタングにディバインバスターを撃ちこみ、メタングはそれにビックリして念力を中止してしまったのだ。その隙になのはは全員に撤退命令を出し、撤退しようとしていたのだ。
なのは「全員撤退!これ以上は危険だよっ!」
フェイト「わ・・解った!」
なのは「スバルも・・・・」
スバル「あ・・・はい・・・・・」
ラグナ「はっ・・はっ・・はっ・・・・」
その頃、ラグナは走ってアジトまで戻っていた。途中でルカリオとゾロアークが合流しボールに戻したが何か嫌な予感がし続けていたのだ。
ラグナ(ヴィヴィオ・・・無事でいて・・・・!)
ラグナはあの後、ヴィータを倒して一人戻っていたのだ。その時、丁度エリオとキャロを負かして来た二匹と合流し走っていたのだ。その時、ジェイルが通信を送ってきたので、走りながら応答したのだ。
ジェイル『どうも。状況がマズそうなので単刀直入に聞こう。何があった?』
ラグナ「管理局が・・・・コッチに攻めてきた!」
ジェイル『・・・狙いは聖王か・・・了解した。そっちにナンバーズを送ろう。』
ラグナ「何時着く!?」
ジェイル『・・良くて五分。』
ラグナ「急いでくれッ!!」
ラグナはそう言い、ジェイルの援軍のことを頭の片隅に置いて、スピードを維持して走って行ったのだ。
しかし、その時だった。
アイン[ラグナッ!!]
ラグナ「っ!?」
ルー[ヴィヴィオが・・・・・ヴィヴィオが・・・・・・・!]
ラグナはアイン達の言葉に反応し、上空を見た。其処にはフェイトに抱かれて地面に向かって手を出す、ヴィヴィオが居たのだ。
ラグナ「あっ・・・・・・・・ヴィヴィオ・・・・・!!」
ヴィヴィオ「ラグ・・・・ナ・・・・・・・ラグナ・・・・・・・・
ラグナァ!!」
ラグナ「ヴィヴィオォォォォォォォォッ!!」
なのは「っ!?あの人・・・まさかヴィータちゃんを!?」
ラグナ「くっ・・・・!今のアタシじゃ・・・・・っ!?」
すると。突如ラグナが向かっていた方向から何かが「飛んできた」のだ。それは自分の手持ちであるフライゴンでボロボロの姿でも無理を押してきたのだ。
ラグナ「フライゴン!?どうして・・・」
フライゴン「フライッ!!」
ラグナ「・・・・・・解ったッ!」
ラグナはフライゴンの背に乗って共に飛翔したのだ。すると、なのはが立ち塞がり弾幕を張って防衛したのだ。
ラグナ「どけぇえええええええええええ!!」
なのは「退くかああああああああああああ!!」
ラグナとなのはは叫びあって戦闘を始めた。だが、どちらかと言えばなのはが一方的に攻撃を仕掛けているだけでそれをラグナを乗せてフライゴンが回避していたのだ。
その時、その場にプテラが介入してラグナ達の援護に入ったのだ。
ラグナ「プテラ!?ゼストさんは・・・・!?」
プテラ「・・・・!」
ラグナ「・・・下・・・まだ退いて無いやつが?・・・解った、突破を手伝ってくれ!」
プテラ「・・・・・!!」
プテラはラグナの頼みを聞くと、「ストーンエッジ」をなのはに発射。それをなのははシールドがガードしたのだ。しかし、続いてプテラはなのはに向かい氷の牙を使って突進していったが、それをさせまいとなのははアクセルシューターを放つがそれをプテラは「守る」で防御して防いだのだ。
なのは「っ!?シールド・・!?」
プテラ「・・・・!」
ラグナ「いっけぇえええええええええええ!!」
そして、ラグナはその隙に突破し、ヴィヴィオが収容されたヘリに突進して行った。
それに気付くなのはだったが、プテラが放れずに足止めしていたのだ。
なのは「っ・・・・フェイトちゃん!!」
ドウッ!
ラグナ「っ・・・・・・・・・・」
突如、ラグナは金色の一閃に打ち抜かれたのだ。それを撃ったのは、当然フェイトだった。
だが、彼女が撃ったのは、「殺傷設定」の一閃だったのだ。
ラグナ「がっ・・・・・」
フェイト「貴方が・・・・貴方がいけないの・・・この子を・・・私達に任せないから・・・・・」
ラグナゆっくりとフライゴンの上から落ちて行ったのだ。それを呆然と他の物たちが見つめる中たった一人、ヴィヴィオが声を出したのだった。
ヴィヴィオ「い・・・・や・・・・嫌・・・・・・
ラグナああああああああああああああああああああ!!!」
その叫びと共に、ヘリのハッチは閉まり、なのは達は撤収していったのだ。
ゼスト「っ・・・・・」
ウルフ「ラグナ・・・・・!」
ラグナはその後も地面に一直線に落ちて行った。だが、其処にナンバーズの面々が到着しウェンディがラグナをキャッチしたのだった。
ウェンディ「うおっ!?さ・・流石に姉さんオモイッス・・・・・」
ノーヴェ「良かったな、姉さんが負傷していて。」
クアットロ「普通だったら半殺し五回はされていたわよ。」
ウルフ「お前等・・・遅すぎだぁ!!」
ノーヴェ「ゲッ・・ワン公・・・・」
そして、その現場にウルフが到着し、その後ズレて落ちてきたフライゴンもどうにか回収したのだった。だが、ウルフの顔は怒りと哀れみの顔でそれを見たノーヴェはそれ以上何も言わなかったのだ。
ゼスト「・・・・そうか。失敗だったか・・・」
その頃、ゼストはウィンディの背中にもたれ掛り、身体を休めていた。其処にはチンクが居ており、彼女がゼストに失敗の事を言ったのだ。
チンク「ええ。ラグナは負傷。幸い、ルーお嬢様たちはご無事です。」
ゼスト「・・・・・そうか。」
ゼストはそう言って懐から薬を取り出し、口に放り込んだ。中身はリンファから貰った痛み止めの薬だ。基本一日一回飲むくらいだが、今回の一戦でゼストの身体は無茶をし、痛みが再発しようとしていたのだ。
チンク「・・・・・・・」
ゼスト「この身体で・・・あと何回戦えるか・・・・・」
チンク「それまでに・・・終わらせます。すべてを。」
そして、一行はその場から転移し、ジェイルのアジトにへと飛んだのだった。
ジェイルのアジト・・・
アジトではルーのアギルダーやラグナのフライゴンと言ったポケモン達の治療とラグナの手当て。そして、ゼストのメディカルチェックが行われていたのだ。
その全てをしていたのは全部ジェイルで今はゼストのメディカルチェックをしていたのだ。
ゼスト「・・・どうだ?」
ジェイル「・・・君の主治医の結果と今回の結果を合わせると・・・まともに戦えるのは後二回ぐらい・・・かな。」
ゼスト「・・・・・・・・。」
ウーノ「其処まで・・・なのですか?」
ジェイル「僕だって医者じゃない。だけど、この結果と彼の能力から考えてはじき出した結論だ。」
ウーノ「・・・・。」
ゼスト「・・・・・それでも十分だ。」
ゼストはそう言うと身体を起こし、ドアに向かって歩き始めたのだ。それをジェイルがとめて、何処に行くのかと問い詰めたのだ。
ジェイル「・・・何処に・・・行く気だい?」
ゼスト「・・・・まだ死ぬ気は無い。」
ジェイル「・・・・・・そうかい。」
パシュッ
「何が。死ぬ気が無いですって?」
ゼスト「えっ・・・・・・・」
ジェイル「え?」
ウーノ「えっと・・・・・どちら様で・・・・・・」
すると、其処には・・・
ライチ「彼の主治医よ。」
ライチが立っていたのだ。
武器の棒を持って。
その頃、ラグナは怪我の治療である包帯を巻きつつも一人、外にある木の上で黄昏ていたのだ。其処にノーヴェとウェンディがアインをつれてラグナを探し、見つけたのでラグナに声を掛けたのだ。
ノーヴェ「あ・・見つけた・・・姉さーん!」
ラグナ「・・・・・・。」
ウェンディ「・・・・聞いてないッスかね?あねさーん!」
ラグナ「・・・・・・・・。」
二人はラグナに声を掛けても返事が無かったので、どうしたものかと考えていた。すると、アインが無言で木を登り、ラグナの元にたどり着いたのだ。
アイン「・・・・ふうっ・・・・・」
そして、アインは近くにあった大きな枝の上に座り、ラグナと同じ方向を見つめていたのだ。その方向には僅かではあるがグラナガンの管理局本局が見えたのだ。それを見たアインはラグナと話しを始めたのだ。
アイン「ココからだと・・・少しだけど見えるね。グラナガン。」
ラグナ「・・・・そうだな。」
アイン「・・・・・・あそこに・・・ヴィヴィオが居るのかな・・・」
ラグナ「・・・そうかもな。」
アイン「・・・・・ねぇラグナ?」
ラグナ「・・・・何だ?」
アイン「ラグナは・・・・どうして管理局を嫌うの?」
ラグナ「・・・・・・・同じだからだ。」
アイン「・・・・同じ?」
ラグナ「結局・・・組織って何処も同じなんだ。正義の仮面を被ってヒーロー気取り、自分さえ良ければ後は何でもいい。んなの・・・何処の世界も同じだ。だからアタシは嫌う。だからアタシは潰す。だからアタシは・・・・・縁を切った。」
アイン「・・・・・・・。」
ラグナはそう言うと体勢を変えて楽な体勢、木を背もたれにして足を前に出してクロスさせたのだ。そして、再びアインと話しをし始めたのだ。
ラグナ「正直さ。アタシ、組織ってのが大っキライでね。自分の意志で自分がしたいようにやる。そう言うのが、アタシは好きだったんだ。けど、周りは皆と一緒に居ればいい。
一緒に居れば怖くない。そんな事を言ってたんだ。」
アイン「それは・・・確かにそうだよ。人は一人じゃ何も出来ない。」
ラグナ「・・・そうか?アタシはそうは思わない。少なくとも・・・一人でも出来ることはある。それを周りはしようとしないだけだ。」
アイン「・・・・・。」
ラグナ「それでも・・・確かに出来ない事だってある。そん時は・・・誰かと一緒に居ればいい。」
アイン「・・・身勝手だね。まるでネコだよ。」
ラグナ「ネコで結構。いいじゃん。アタシ等はお天と様の当たる日なたは似合わない。似合うのは・・・僅かに日が入る日陰だ。」
アイン「・・・・・・・・。」
ラグナ「・・・・・・・・・。」
アインはラグナの話しを聞くと立ち上がり、別の話を切り出したのだ。
それは、ジェイルの計画についてだった。
アイン「・・・一週間後。管理局の今後の方針を決める会議か本局であるって。其処をジェイルたちは攻めるらしいよ。」
ラグナ「・・・あっそ。」
アイン「そして・・・その時に、ヴィヴィオを奪還する。」
ラグナ「・・・・・・・。」
アイン「ゼストとジェイルが言ってたよ。「これは管理局への報復攻撃ではない。人質奪還作戦だ。」って。」
ラグナ「・・・・・・はっ・・・あのオッサンコンビが・・・・・」
ラグナはそう言うと立ち上がり、アインに言い渡したのだ。
ラグナ「アイン。直ちに・・・ボックスからできるだけの面子集めてきて。勿論、選抜は任せる。」
アイン「・・・・・うん。」
アインはそう言うと木を飛び降り、直ぐにアジトに向かったのだ。
そして、ラグナも下りると、下で待っていたノーヴェ達が質問したのだ。
ノーヴェ「姉さん。どうするんだ?」
ラグナ「何がだ?」
ウェンディ「何がって、管理局攻めに乗じてあの子助ける作戦ッスよ。」
ラグナ「ああそれ。ヤルに決まってんだろ?」
ノーヴェ・ウェンディ「「デスヨネー!」」
ラグナ「・・何て顔したんだよ。直ぐに戻るぜ!」
ノーヴェ「おうよっ!」
ウェンディ「さっすが姉さんッス!」
そして、三人も歩いてアジトに戻り、作戦会議などを始めようとしていたのだ。
ラグナの目は死んではいない。むしろ自信が満ちていたのだ。
「必ず彼女を助ける」という決意と自信が。
管理局サーバールーム・・・
サーバールームではカズマが一人独自の捜査を続けており、周りには散乱した資料。そして卵の殻があったのだ。其処にリィンが入って来て、カズマにヴィヴィオが保護されたという報告をしたのだ。
リィン「カズマさん。どうやらラグナ=ザ=ブラッドエッジの所から一人の女の子が保護されたらしいですよ。」
カズマ「ふむ・・・女の子ですか?」
リィン「はい。それもどうやら聖王の子らしいです。その他の保護はどうやら失敗したらしいですよ。」
カズマ「あらー・・コレはコレで地味に痛いですねぇ・・・」
リィン「痛い?」
カズマ「そうです。ラグナ=ザ=ブラッドエッジの所に居た少女は全員で三人。その内の一人、聖王の子はこちら側に。そして、アルビアノ嬢ともう一人の子はあちら側に。私敵にはどちらかと言うと出来ればもう一人は保護してもらいたかったですね。出来れば。」
リィン「・・・・戦力・・・ですか?」
カズマはリィンの返答に指を一本立ててゆで卵を食べながら答えたのだ。
カズマ「はい。恐らく、彼女達は自身の意志で彼等とと共に行動しています。それを封じたかったのですが・・・・どうやらそれは叶わなかったようですね。」
リィン「相手はあの死神ですよ?流石にはやてちゃん達でも無理がありますよ・・・」
カズマ「ええ。ですがらかき過ぎた欲はこの際諦めましょう。そして、問題は・・・」
リィン「一週間後の管理局方針決定の総会議・・・ですね。」
カズマ「ええ。私の予想では十中八九ラグナ=ザ=ブラッドエッジはココに現れます。目的は・・・」
リィン「・・・管理局攻撃に見せた聖王の子の奪還・・・ですね?」
カズマ「流石です曹長。いい推理です。そうでしょうね。ヤツは必ず聖王の子を奪い返しにきます。その時が・・・私達と彼等との戦いの傾きを左右する時でしょう。」
リィン「・・・・・解りました。では私はこれにて。たまには六課に戻って来てくださいね?」
カズマ「はい、解りました。必ず。」
そして、カズマはそう言ってリィンを送り出し、リィンはサーバールームを後にしたのだ。
この時、誰かの口が嬉しそうに笑っていたのだが、それが誰かはまだ誰も知らないのだ。
説明 | ||
少女は再び生を貰い己が意志で生き抜こうとした。 だがある事件により少女には深い後悔が残った。 「・・・あの人を助けたい。」 たったその一つの願いを目的に少女は"蒼"を手にし かつての友と戦う運命を選んだのだった・・・・・ 果たしてその先にある運命とは・・・? イメージソング OP「蒼 -iconoclast-」 BLAZBLUE -CALAMITY TRIGGER- より ED「RAY OF LIGHT」 鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMISTより |
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