真・恋姫†無双 AFTER STORY 聖なる魔人と過激なる外者 |
貂蝉、左慈共々夜減児や襲の能力に悪戦苦闘し
二人共倒されてしまった……
残ったのは一番因縁があるとも言える
于吉と宝鈴だった…………
六節 ?宝鈴の能力?
これまた時間は遡り、左慈や貂蝉が戦闘を開始する時間迄戻る
于吉「さて…………始めますか……」
宝鈴「この日をどれだけ待ちわびたか………
于吉……貴方を地獄の底に突き落としてあげましょう………」
于吉「残念ながらそうなるのは貴方です、宝鈴
後腐れのないよう粉々にして差し上げましょう」
宝鈴「その台詞………既に一度聞きましたよ!」
ゴオッッ!!
于吉「………『火竜魂(かりゅうこん)』ですか……」
宝鈴は『黒玉晶』を前に出すと『黒玉晶』の中心から直径50p程の大きさの火の玉が現れ、于吉目掛けて突っ込んできた
于吉「やれやれ………なめられたものですね……」
宝鈴「小手調べというものですよ………」
于吉は溜息をつくと自分の水晶、『幻惑宝』に気を集め始め
于吉「『受凱(じゅがい)』、発動!」
于吉の目の前に青色掛かった壁を出現させた
宝鈴が放った『火竜魂』はそのまま『受凱』に突っ込み
ドォンッ!!
爆発し消えて無くなった
宝鈴「流石は于吉………やりますね」
于吉「嫌味にしか聞こえませんよ?」
宝鈴「おや?それは…………失礼!」
ゴオッッ!!
宝鈴は『黒玉晶』から今度は黒い霧状に包まれた巨大な右手を出現させた
于吉「いつ見ても禍々しいですね……貴方が放つ『死壊の腕(しかいのうで)』は………」
宝鈴「どうですか?私の破壊の右手は?」
于吉「相変わらずですね………」
宝鈴「おや……何処が相変わらずなのか…………」
于吉「………………っ!!」
宝鈴「説明してもらいましょうか!!」
ゴオッッ!!
宝鈴が放った『死壊の腕』は手を拳に変え殴りかかってきた
于吉「…………ふっ!」
シュンッ!!
ブォンッ!!
于吉は殴られる寸前に『空走』をして『死壊の腕』の攻撃を躱した
宝鈴「ふふっ…………避けるだけなら誰にでも出来ますよ!」
ゴオッッ!!
宝鈴は直ぐさま『死壊の腕』の方向を変え再び于吉に殴りかかった
だが于吉は慌てず
于吉「悪あるものを打ち破れ……『聖域槍(せいいきそう)』!!」
ヒュンッ!!
于吉の『幻惑宝』から白く輝く槍が現れ、素早く放たれた
『聖域槍』はそのまま直進し
ドシュッ!!
『死壊の腕』に直撃した
すると
ザザザザザァァァァ…………
『死壊の腕』は蒸発し消えて無くなった
宝鈴「おや?浄化されてしまいましたか………」
于吉「今度はこちらの番です……いでよ『氷百豹(ひょうびゃくひょう)』!!」
于吉がそう叫ぶと空から神々しい光の柱が現れ、そこには
氷百豹「ガルルルル………」
ライトブルーに染まった美しい豹が出現していた
大きさ的には2mをゆうに超えていた
宝鈴「召喚獣といったところですか………」
于吉「えぇ、その通りです
しかもこの豹はかの有名な『氷百豹』………
またの名を『極寒獣(ブリザードパンサー)』とも言います
切り裂かれれば忽ち血が凍りつきますよ?
更に言えば噛み付かれれば凍傷は免れません」
宝鈴「………………なる程」
于吉「さぁ、『氷百豹』………行きなさい!」
氷百豹「グルアアァァァっ!!!!!!」
『氷百豹』は身も凍るような悍ましい雄叫びを上げながら襲いかかった
宝鈴「召喚獣と言っても結局は氷の豹………焦ることはありませんね」
宝鈴は気を溜め始め
宝鈴「燃え尽きなさい………『火山鷹(かざんよう)』!!」
『黒玉晶』から真っ赤に燃えた巨大な鷹が現れた
于吉「…………『不死鷹(マグマホーク)』………実物を見るのは初めてですね」
火山鷹「ピヤーーーーーーっ!!!」
氷百豹「グルルルアァァっ!!!」
二匹の相対する召喚獣は威嚇し合っていた
宝鈴「溶かして差し上げなさい………」
宝鈴がそう命令すると
火山鷹「キシャーーーーーーっ!!!」
『火山鷹』は嘴から紅蓮色の火炎を吐き出した
氷百豹「グルルルアァァっ!!!??」
于吉「くっ…………『氷百豹』……」
于吉が呼び寄せた『氷百豹』は『火山鷹』の吐いた火炎により跡形もなく溶かされてしまった
宝鈴「さて……今度はあの人を焼き尽くしてあげなさい」
火山鷹「ピヤーーーーーーっ!!!」
『火山鷹』は鳴き声を上げながら于吉に襲いかかった
だが于吉は微塵も慌てず
于吉「貴方の死は無駄には致しません…………
消火して差し上げましょう……『流水斬(りゅうすいざん)』!」
于吉が右手を左から右へ素早く切るように移動させると
ザシュッ!!
火山鷹「ピヤーーーーーーっ!!!??」
『火山鷹』は真っ二つに引き裂かれ消滅していった
宝鈴「ふむ…………流石ですね」
于吉「貴方に負ける訳にはいきませんから」
宝鈴「そうですか…………ですが、それは無理ですよ?」
宝鈴は不敵な笑みを浮かべた
于吉「??どういう事でs…………」
于吉が聞こうとしたその時、
フォン!!
ドカッ!!
左慈「がっ!!!?」
ブォンッ!!
ドカッ!!
貂蝉「ぬっふあぁんっ!!!!?」
左慈と貂蝉の苦痛な叫び声が聞こえてきた
その先を見ると
于吉「っ!!!?貂蝉殿っ!!?左慈っ!!!」
貂蝉と左慈が襲と夜減児に倒されていたのだ
宝鈴「おやおや………管理者三人中二人ダウンですか……
そういえば今更ですが卑弥子殿はどちらへ?」
于吉「くっ!!」
宝鈴「まっ、聞いたところで無駄ですね
貴方は私の能力、『洗脳改造(せんのうかいぞう)』を使う必要もなく死ぬのですから………」
于吉「『洗脳改造』………寧ろ私を殺したかったのなら使うべきだったのではないのですか?宝鈴……」
于吉は宝鈴に聞き返す
宝鈴「確かにそうですね
『洗脳改造』はその名の通り相手を洗脳して自分の仲間にしたりする能力
更にはその肉体を改造して攻撃に特化させたり体力に特化させたりと改造方法は自由………
ですが、私は自らの手で貴方を殺したいのですよ」
于吉「なる程………ですが、そう簡単に殺されるとでも?」
宝鈴「周りをご覧なさい………」
于吉「……………っ!!」
于吉が周りを見渡すとそこには
襲「おい何だよ………まだ終わってなかったのか?」
夜減児「でももう終わるんだろ?」
襲と夜減児が于吉を取り囲んでいたのだ
宝鈴「えぇ、もう終わりますよ
それが終わり次第頭を引き千切っていきましょう」
于吉「くっ………(どう足掻いても倒せられる可能性があるのは夜減児くらい……
ですが、その可能性も10%以下………このままでは………)」
宝鈴「幕引きです……………さようなら、于吉」
宝鈴は『黒玉晶』から巨大な包丁を取り出した
宝鈴「『首斬出刃包丁(くびきりでばぼうちょう)』で終わりにしてあげます」
于吉「最早…………これまでですか………」
于吉が諦めかけたその時
紫苑「『女郎蜘蛛の矢』!!」
カァンッ!!
宝鈴「っ!!ふっ!」
バシッ!!
宝鈴は紫苑が放った『女郎蜘蛛の矢』を念力ではたき落とした
宝鈴「………………自ら手を出すとは……どういう事か説明してもらいましょうか……黄忠殿」
紫苑「これ以上貴方方の好きにはさせません!
左慈さんや貂蝉さん、于吉さんと一緒に私達も戦います!」
隣にいた秋蘭も得物を構える
秋蘭「同感だな
貂蝉殿や左慈は最早我々の仲間同然……
見殺しになどできん」
次々と得物を構えていく
愛紗「これ以上左慈達に手を下すと言うのなら………」
襲「言うのなら……何だ?関羽……」
愛紗「我々が相手になろう!!」
華琳「只の戦狂いに私達の頭や命なんてくれてやらないわ」
雪蓮「霞!華佗!貂蝉と左慈を!!」
霞「任したりや!」
華佗「おう!!」
蓮華「(思春、貴方はこれを機に急いで卑弥子の元へ!)」
蓮華は『読心術』で思春に命令をする
思春「(はっ!お任せ下さい!!)」
明命「頼みます!思春殿!」
思春はよく見なければ気づかないくらいの動きで少しずつ後に下がっていく
于吉「………………(ふっ!いでよ『闇行』!)」
思春の後に人一人分くらいの小さな『闇行』が現れた
宝鈴「やれやれ………数では多いでしょうが、戦力差が明らかです
『洗脳改造』を使うまでもない……」
襲「おい宝鈴!『洗脳改造』使うなよ!関羽やら夏侯惇やら張飛がいるんだからな!
楽しませろよ!」
夜減児「ガッハッハッハっ!!!まだ楽しめそうだな!
そう来なくっちゃ面白くない!!」
晩禍「……………仕事が増えただけだ
とっとと終わらせろ……」
宝鈴「勿論ですとも………」
華琳「行くわよ皆!!!」
全員「「「「おうっ!!!!!」」」」
……終……
説明 | ||
左慈に続き貂蝉が倒れてしまった 決して弱くない左慈と貂蝉が倒れた今残っているのは 妖術師の于吉だけとなってしまった そして遂に愛紗達が立ち上がる!! |
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コメント | ||
管理者はある意味、チート仕様ですから。(正宗サン) 武将が参戦しても勝ち目なさそうだな、卑弥呼早くきてくれw(nao) |
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真・恋姫†無双 北郷一刀 于吉 紫苑 思春 華琳 | ||
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