真・リリカルなのは 第十二章 非道なる報復編 第十一話 セレスの実力
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謎の女性、そしてシャークが囮となり、その間に捕まっているネオンとソネットを脱獄させるというリトナの作戦は今の所、順調である

 

?「ったく、まさか2人を別の所で監視しているなんてね」

 

リトナの仲間の女性

 

彼女は2人を助けるつもりだったが、それを読まれていたのか、ネオンとソネットは別々の牢獄に入れられていた

 

しかも、かなり距離がある

 

?「これは片方しか無理っぽいね」

 

2人同時救出を止め、片方だけを助けることに専念した女性

 

?「ソネットが捕まってるのは地下。ネオンの方が助けやすい」

 

シャーク達が暴れて、見張りが減っている今が好機

 

?「あそこだな」

 

牢獄の前までやって来た女性

 

?「見張りは1人………ちょろい」

 

サーベル型の剣を取り出し、見張りに襲い掛かる

 

見張り「何だ、貴様はっ!?」

 

首を貫かれて、絶命する見張り

 

?「私のシュバリエが汚い血で汚れちまった」

 

見張りの血がこびりついた自身のデバイスを見つめる

 

セレス「じゃあ俺がお前の血で洗ってやるよ」

 

?「っ!!!」

 

声が聞こえた途端に後ろに飛んだ女性

 

その判断は正しかった

 

少しでも反応が遅れていたならば、薙刀で切り殺されていただろう

 

?「何者だ? 貴様」

 

セレス「俺はセレス。テメェをとっ捕まえにきた」

 

?「フン、殺しに来たの間違いだろ?」

 

そう、先の不意打ち

 

あれは確実に殺しに来ていた

 

しかも殺傷設定で

 

セレス「いやなに、あの程度で死ぬのなら楽しめねぇからな。まぁ躱せるようにしてやったから大丈夫だっただろ?」

 

?「まるでワザと私に躱させたような言い方だな」

 

セレス「ああ。今のはテメェが躱したんじゃない。俺が躱させてやったんだよ」

 

あくまで女性の実力では無いと豪語するセレス

 

これには女性も腹が立つ

 

?「貴様…………いいだろう。斬り殺してやる」

 

サベール型デバイス シュバリエを構える 女性

 

セレス「一様、名を聞いておくぜ女」

 

?「ジェミネット・フルリオンだ」

 

セレス「そうか。さっさと捕まえて帰るとするか」

 

レンゲル(薙刀)を構える セレス

 

ジェミネット「どこまで余裕ぶれるかな? 私を舐めた事、あの世で後悔しろ!!!」

 

一気に懐に入り込み、セレスを切り裂こうとする ジェミネット

 

しかし、刃を素手で掴まれる

 

ジェミネット「何っ!?」

 

予想外の展開に動揺してしまう

 

セレス「雑魚が」

 

動揺したジェミネットの腹を蹴り飛ばす

 

セレス「終りだぜ!!」

 

倒れたジェミネットに追い打ちを仕掛けようとする セレス

 

ジェミネット「雑魚は貴様だ」

 

セレス「っ!?」

 

セレスは動きを止めた

 

セレス「痛っ!」

 

そして、急に耳を押さえる

 

セレス「何だ! 今のは!!」

 

耳鳴りの様な感覚に襲われ、怯んでしまう セレス

 

ジェミネット「教えると思うか!!」

 

その隙を狙われ、脇腹を突かれた セレス

 

セレス「チッ」

 

レンゲルを振るい、ジェミネットを斬ろうとするが、再び耳が痛み出す

 

キィィィィンと頭に響くような音が鳴り続ける

 

レンゲル【これは超音波ですね】

 

そう、セレスは超音波を直に受けていたのだ

 

セレス「チッ 超音波を出す能力か!!」

 

ジェミネット「残念だけど外れよ」

 

そう、これはジェミネットの能力では無い

 

レンゲル【真上に何か居ます!!】

 

レンゲルにそう言われ、上を見上げると、コウモリが居た

 

セレス「コウモリだと!?」

 

ジェミネット「そうだ、私のマリッジデバイス エリエースだ」

 

セレスの耳鳴りの原因は超音波

 

その超音波を発生させていたのはジェミネットのマリッジデバイスだった

 

コウモリ型マリッジデバイス エリエースはセレスの真上に飛び、直に超音波を当て続けていたのだ

 

セレス「ウザイ真似しやがる!!」

 

ジェミネット「だから言ったでしょ? 私を舐めたら後悔するぞと」

 

先ほどとは打って変わり、余裕面を見せる ジェミネット

 

セレス「フン、だがタネがわかればどうということはねぇ!!」

 

ジェミネット「屑ね。すぐにあの世に送ってあげる」

 

エリエースはジェミネットの腕にぶら下がる

 

ジェミネット「シュヴェーレンモードVer1」

 

サーベル型デバイス シュバリエとエリエースが1つとなる

 

ジェミネット本人を覆えるほどの巨大な羽となる

 

セレス「コウモリの羽を生やして何になる!」

 

迷いなくジェミネットに切り掛かる セレス

 

ジェミネット「虫けらが」

 

しかし、その斬撃は羽によって弾かれる

 

セレス「何っ!?」

 

ジェミネット「食らえ」

 

セレスに向かって人差指を向ける

 

すると、細い閃光が放たれる

 

セレスの右太股を貫く

 

セレス「痛ってぇな………しかも電気か」

 

右足に若干の痺れがあるようだ

 

ジェミネット「そうだ。魔力変換資質「電気」の所持者さ」

 

セレス「生意気だぜ」

 

ジェミネット「さて、私は忙しいのだ。貴様なんぞに構っておれん」

 

魔力を右腕に溜め込み、黄色い魔力刃を構築する

 

ジェミネット「死ね!!」

 

その魔力刃をセレスに向けて投げる

 

セレスは貫かれて死ぬ

 

ジェミネットにはその確証があった

 

太股を魔力によって風穴が空き、且つ痺れている状態で動けるはずがないからだ

 

勝った!!

 

それは絶対的な勝利への確信

 

しかし、それは甘い認識であった

 

魔力刃は突き刺さった……………………地面に

 

ジェミネット「っ!?」

 

セレスの姿が消えたのだ

 

セレス「テメェみたいな雑魚に本気を出す羽目になるとはな」

 

セレスの声が後ろから聞こえる

 

慌てて振り向く ジェミネット

 

そこには先ほどとは違い、真っ白なバリアジャケットを纏ったセレスが居た

 

デバイスであるレンゲルは刃の部分が長くなり、太刀に近い形状となっていた

 

ジェミネット「バリアジャケットの変化…………それが貴様の力か」

 

セレス「そう言うことだ」

 

レンゲルを振るう

 

ジェミネット「っ!!!」

 

咄嗟に羽で弾こうとするが、その判断は誤りであった

 

ジェミネット「なっ!?」

 

羽が切り落とされてしまったのだ

 

先端だけとは言え、バランスが悪くなる

 

その為、一旦地面に降りる

 

ジェミネット「まさか、私の羽が………おのれ!!」

 

セレス「へっ! ルナの奴が使うスレイヴァーフォルムは使い勝手がいいが、斬れ味が悪いぜ」

 

ルナが使うレンゲルをスレイヴァーフォルム

 

黒いバリアジャケットはローゲンフォルムと言う

 

対してセレスが好んで使う太刀に似たレンゲルをグレイサーフォルム

 

白いバリアジャケットはフェイリーフォルムと言う

 

今まではルナが好んで使うフォルムで戦っていた

 

つまり本気では無かったのだ

 

セレス「さて、お互いに手の内を見せたんだ。ここからが本番だぜ!」

 

ジェミネットの背後に回る セレス

 

ジェミネット(速い!)

 

セレスのスピードに着いて来れない ジェミネット

 

セレス「そらよ!!!」

 

今度は根元から羽を切り落とされる

 

ジェミネット「っ!!!」

 

セレス「もう一丁!!!」

 

ジェミネット「図に乗るな!!!!」

 

体中から放電し、セレスを一旦退かせる

 

セレス「ククククク、片翼じゃ締まらねぇから、両方ぶった斬ってやろうと思ったのによ」

 

ジェミネット「チッ シュヴェーレンモード解除」

 

サーベルとコウモリに分ける

 

ジェミネット「シュヴェーレンモードだけが私の力ではない。貴様をこの剣で突き殺してくれる!!」

 

セレス「来いよ! 俺を楽しませろ!!」

 

本気を出した セレス

 

状況は彼女が有利

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という訳で今回はセレスとルナの力が明かされた感じですね

 

次回はレイン視点です

 

果たして、シャークを倒す事が出来るのだろうか?

 

お楽しみに〜

 

 

 

 

 

説明
久々にセレスが戦います!
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 内容はオリジナル 

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