魏伝 再び舞い降りし御遣い 第8幕
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一刀は、朝早くから刀の素振りを行っていた。

 

 

一刀「せいっ、はぁっ、ふんっ」

 

 

リズム良く刀を振っていく。

一刀は完全に素振りに集中しているため、辺りを気にすることなく続けている。

 

 

華琳「朝早くから声がすると思ったら、一刀だったのね・・・・・なんだか、1つの舞を見ているようね」

秋蘭「そうですね・・・・・・ここは静かに見守っていましょう」

華琳「えぇ・・・・・」

 

 

華琳が声を洩らすのも納得のもの。

一刀の素振りは他者から見れば、剣舞のような魅力あるものだった。

一刀自身はそういった意識は無く、ただ生活の一環。

 

 

一刀「ふぅー・・・・・・・・」

 

 

ある程度、素振りを終えた一刀は座禅を組み瞑想へ移った。

しばらく経つと一刀の肩や足周りに動物たちが集まりだし、それぞれ好きな場所へと移っていった。

鳥は肩に頭に。犬、猫は足周りや胡坐の上などで休んでいた。それを見た華琳たちは、頬を赤く染め一刀をじっと見ていた。

 

 

華琳「//////」

秋蘭「///////」

流琉「華琳様?こんなところでどうs//////」

雪蓮「華琳?っ・・・・・・・・・・・/////」

愛紗「華琳殿に雪蓮殿、それに秋蘭殿や流琉まで、こんなところでなにを」

流琉「あ、愛紗さん。あれをですよ」

愛紗「あれ?・・・・・//////」

 

 

一刀はきりの良い所で瞑想を終えた。

 

 

一刀「今日はこんなもんかな」

 

 

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一刀は立ち上がって、体を伸ばしって行く。

 

 

零「一刀様。良かったら、これをどうぞ」

一刀「ん?お茶か、ありがとう、零さん・・・・・・うん、おいしい」

零「よかったです・・・・・・あの・・・・宜しければ呼び捨てで呼んで頂けませんか?」

一刀「いいけど、いいの?」

零「はい、ずっと言おうと思っていましたから/////」

一刀「そっか、これからはそう呼ばせてもらうよ。零」

零「はい、一刀様//////」

一刀「零って、まだ時間ある?」

零「はい、ありますけど・・・・」

一刀「少し付き合ってくれ」

零「はい」

 

 

そう言って一刀は懐から笛を取り出し、息を整えてから口に持っていく。

 

 

一刀「〜〜♪〜〜〜♪♪〜〜〜〜♪〜♪♪」

零「///////」

 

 

離れた場所で見ていた華琳たちは。

 

 

華琳「(ねぇ、秋蘭・・・・・・あの姿を見ると好きになってよかったと思うわ)////////」

秋蘭「(はい、華琳様・・・・・・・しかし、我らは些か一刀の前では素直になれずにいます)///////」

華琳「(そうね・・・・・)///////」

流琉「兄様///////」

雪蓮「(かっこいいじゃない)///////」

愛紗「////////」

 

 

笛の音を聴いて、続々と人が集まってきた。

 

 

紫苑「あら、何の音かしら」

桔梗「紫苑、あれじゃないかのぅ」

紫苑「一刀さん?・・・・・・まぁ、桔梗よりうまいじゃないの?」

桔梗「そうじゃのぅ」

 

 

冥琳「あれは、北郷か・・・」

祭「どうしたのじゃ、冥琳」

冥琳「祭殿、あれを」

祭「北郷、お主といい勝負じゃの」

冥琳「北郷には負けます」

祭「謙遜せずとも良いじゃないか」

 

 

それから、5分足らずの演奏が終了した。

 

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一刀「・・・・・・・どうだった?零、趣味程度でかじっていたけど」

零「はい////とてもよかったです」

一刀「そっか・・・・・・それよりも、いつまで隠れているんだ。華琳」

 

 

一刀は、一呼吸置いてから華琳の名を呼ぶ。

華琳は木々の間から出てくる。

華琳の後ろからも続々と武将たちが出てくる。

 

 

華琳「あら、気付いていたの?」

一刀「まぁな、座禅の辺りから」

雪蓮「てっきり、気付いていないと思ってわ」

一刀「座禅は、心が無の状態だから。気配探知は簡単にできる・・・・・・例え、殺気が籠っていなくても」

流琉「そうなのですか?兄様?」

一刀「あぁ、流琉や秋蘭、関羽、それに、紫苑さん、桔梗さん、周瑜、祭さんも見ていたようですしね」

 

 

近くにいた、秋蘭たちは驚いた顔で此方を見ていた。

 

 

一刀「・・・・・・」ニコ

一同「「「///////」」」

一刀「????」

 

 

一同は一刀の笑顔にやられていた。

一刀自身は、皆が顔を頬を紅く染めたか分かっていなかった。

 

 

華琳「か、一刀!!」

一刀「ん?どうかしたか」

華琳「いつから、始めたの」

 

 

華琳は、一刀に疑問をぶつけた。

 

 

一刀「あとで、いいか?」

華琳「どうしてかしら?今でもいいじゃない」

 

 

周りの皆も、華琳の言葉に頷いてみせる。

 

 

一刀「そろそろ、時間だ」

華琳「そうね。休憩時間にでも聞こうかしら。皆、玉座に行くわよ」

 

華琳の一言で、揃って玉座の間に移動を始める。

 

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桂花「華琳様、今日の会議はこれで終了でしょうか?」

華琳「そうね。今日のところは終わりでいいわ・・・・・・・一つ忘れていたわ、一刀」

一刀「ん?」

 

 

一刀は、話を振られて華琳の方へ顔を向ける。

 

 

一刀「どうした?」

華琳「あなたの実力がまだ計り知れないから、実は三国の王や軍師たちと相談して天下一品武道大会の開くことにしたの」

一刀「いつ、始めるつもりなんだ」

雪蓮「今から、五日後よ」

一刀「参加者は決まっているのか?」

桃香「参加者の殆どは私達の三国の武官達だよ」

 

 

春蘭「というわけで一刀!特訓するぞ」

霞「待てや春蘭!一刀、うちとするで」

凪「隊長。私もお願いします」

一刀「ちょ、ちょっと、そんな一人ずつな一人ずつ」

 

そんなこんなで、天下一品武道会が今開こうとしていた。

説明
ようやく完成
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コメント
恋にギリギリ負けるくらいと予想(バズズ)
武道会か〜どれぐらい強いのかはっきりしますな!優勝しそうだがw(nao)
ケケケケケケ。いい感じに強くなっているな。上の下というあたりじゃないかな・・・・・・。と、勝手な予想を立ててみる・(Kyogo2012)
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真・恋姫†無双 一刀 

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