チートな魔法使い |
第12話 J.S事件 発生!そして、終焉!?
カルマ視点
?「それで、貴方はいったい何者なのかしら?」
「それは、こっちのセリフなんだがな」
俺は今、ある人物と対面している。しわくちゃの顔。白髪の目立つ髪。腰は曲がっていないが
見た目が完全に老婆な女性が目の前に居た
?「・・・フェイト。貴方は、ジュエルシードの捜索に戻りなさい」
フェイト「え、でも・・・」
?「言う事を聞きなさい」
フェイト「・・・・はい」
なんだ、この温度差。フェイトちゃんとこの老婆の接し方は、明らかに親子には見えないんだが
それに、いくらなんでも、年を取り過ぎだろ。もしかしたら、祖母なのかもしれない
その可能性が一番高い。母親は、何処か買い物にでも行かされているんだろう
フェイトはアルフと一緒に部屋を出た。その際、悲しそうな眼をしていた
?「それで、貴方は何者?」
「相手の事を聞きたいのなら、まず自分から名乗るのが常識だと思うんだが」
このおばさんのフェイトに対する態度が気に入らなかった俺は。少し機嫌が悪かった
おばさんの目が警戒を強めている。だが、なぜか見定めをされているような感じもする
?「・・・・・生意気なガキね」
「婆にだけは言われたくないな」
?「・・・・・は?」
おっと、つい口が滑ってしまった。参ったな、この後母親と会う予定だってのに、追い返されたらどうしよう
まあ、その時はその時で、なんとかするしかないか。貴重な情報源だしな
?「・・・・貴方、私が老婆に見えるの?」
「・・・・・あ、ああ」
おかしい。てっきり怒ると思っていたんだが。なぜか驚いている
あれか、今まで自分が老婆に見られていなかったから。驚いているのか?
だとしたら、今まで老婆に見えなかった奴らは、とりあえず眼科に行った方が良いな
?「・・・・・プレシアよ」
「・・・は?」
プレシア「私の名前。プレシア・テスタロッサよ」
「・・・・カルマだ」
どうなっているんだ。まったくの予想外な展開なんだが
プレシア「カルマ・・・・・・そう。それじゃあ、カルマ。さっそくで悪いんだけど。死んで頂戴」
「なっ!?」
突然、足元から膨大な電流が空めがけて走った!当然、そこに居た俺は、その電流を
もろに喰らってしまった。あの時、船を襲ったのと同じ色の電流を
「がああああああああああああああああああああああああああ・・・・あ・・・あ・あ・・・・あ・あ・・ああ・・・・・」
意識が薄れていく中で、体が倒れていくのがわかった
プレシア「・・・・さようなら。奇跡の子」
「な・・・・にを・・・い・・・・・・・・」
周りが暗闇にのまれていく。その中で最後に見たのは。なぜか、罪悪感に襲われている目をしている
プレシアの姿だった
プレシア
「・・・・・・・・」
・・・どうやら、気絶したようね。それにしても、私も、ついに後戻りが出来ないところまで来たのね
まあ、元から、後戻りをするつもりなんて無かったんだけど
突然、目の前の空間がゆがむ。その歪みから、一人の男性が出て来た
?「・・・ずいぶんと、派手にやったものだな」
プレシア「貴方は・・・・・一体何のようなのかしら?」
その人物は、前にジュエルシードの情報を渡してくれた人物だった
名前は知らない。見た目も、変な仮面をつけて、全身、黒い服を着ている
ただ、髪の色が、黒髪なのと。目の色が黒色。女性だとしかわからない
私に、ジュエルシードの情報を持って来た理由も、不明だしね
?「まさか、ここまで物語が狂うとは思っていなかった」
プレシア「貴方の言うその物語がなんなのかはわからないけど、約束は守ってもらうわよ」
?「わかっている。お前の計画には干渉しない。私たちは、ただこの男を連れて行きたいだけだ」
プレシア「それならいいのよ。でも、この男、いったい何者なの?
私の姿が老婆に見えるって言っていたわ」
?「なるほど。まあ、それは必然と言うものだ。この男の目には、大魔導師の術式が込められている」
プレシア「・・・まさか、幻術削除(イマジンデリート)!」
?「そうだ。さて、私はこれからやるべきことがある。この男はもらっていくぞ」
プレシア「・・・好きになさい」
正直、彼の目はすごく気になる対象だけど。自分の計画を狂わせるほどの価値はない
女は、彼に近づき、触れようとした。その時だ
ドクンッ!
プレシア「!!!」
?「ちっ!もう始まったのか!!」
突然、彼からとんでもない魔力が感じられた!それと同時に、彼の体のから
赤黒い魔方陣が出て来た。見た事が無い形だった。普通の魔方陣は
一枚の紙のように薄い物ばかりだ。だが、この魔方陣は、彼の体にまとわりつくように展開されている
今まで色々な魔法を研究してきた自分が
全くわからない魔方陣が目の前で展開されていた。その魔方陣から
周りを押しつぶすんじゃないかと思うぐらいの魔力が放出されている
?「・・・これは、おかしい」
プレシア「どうしたの!!」
?「こいつの魔力は、すでに空だったはず。たとえ、覚醒したのだとしても
この魔力はおかしい!何か、何かが魔力を増幅させている!!」
プレシア「なんですって!」
ピキッ!
私たちが困惑している時、突然、何かにヒビが入るような音がした
プレシア「・・・・・・・・」
私は、呆然としてしまった。彼の体の至る所に、ヒビが出来始めている
それはどんどん増えていき、彼の体の隅々まで増えて行った
?「ええい!仕方がない!こうなったら、無理やり別次元に飛ばすしかない!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・転移!!」
女が、その言葉を言った途端。彼の体がその場所から忽然と消えてしまった
一瞬のことだった。魔方陣も展開されていない。それなのに、彼の体が消えた
プレシア「あなた、いったい何者なの?」
?「それは、知らなくてもいい事だ。どうせ、死に行くのだからな」
プレシア「・・・・・・・・」
?「まあ、いい。それよりも、やるべき事が出来た。転移」
また、突然消える女。魔法なのだろうか?でも、魔方陣の展開もしない魔法なんて見たことない
まるで、言葉にしたことが、魔法として発動しているような感じだった
まあ、今の私には、調べるだけの時間は残されていない
そんな事よりも、次の準備を進めなくてはいけない
プレシア「・・・・・もうすぐ、そっちに行けるわ。もうちょっとだけ、待っていてね」
さあ、始めましょうか
カルマ視点
?「か・・・・・か・・・!目を覚ませ!」
なんだよ。まだ時間はあるじゃないか。もう少しだけだから
?「貴様には、生きる価値などない!!」
うるさい!!それは、俺が決めることだ!お前みたいな、プライドの塊のクソジジイに
決めていい事じゃないんだよ!!
?「か・・!ここまでする必要はあるのか?そんな事をしなくても、お前なら!!」
悪いな、・・さん。こんな方法でしか、俺は納得できそうにないんだ
?「・・・・お前が納得できるのなら、私たち二人も、全力でサポートする!それが、親の務めだ!」
ありがとうな、母さん・・・・・・・・・
「・・・・かあ・・・・さ・・ん・・・・・・」
意識がもうろうとする。自分がどこに居るのかがわからない。目を閉じているから、周りが真っ暗だ
そんな中で、俺は何かを必死に思い出そうとしていた。いや、思い出した気がしたんだ
それを、忘れないように。もういちど・・・・・・・・・・あれ?そういえば、何を思い出したんだっけ?
士郎「・・・・ん?目が、覚めたのかと思ったんだけど。気のせいだったのかな?」
恭也「いや、俺も聞こえたよ。目が覚めたんじゃないか?」
・・・この声、士郎さんと、恭也さん?
意識が一気に覚醒する。それと同時に、何があったのかを思い出す
そうだ、俺はあのプレシアっておばさんに攻撃されて、気絶したんだ
目を開け、周りを確認してみる。そこは、高町家の俺が眠っていた部屋だった
部屋には、士郎さんと、恭也さんがいる。どうやら、今回も助けられたようだ
「・・・士郎・・・・さん?」
士郎「!?・・・・目が覚めたようだね」
「はい・・・・・・・・え?」
目を開けてみると、そこには確かに二人がいた。俺のことを、警戒した目で見ている
「どうしたんですか?」
士郎「・・・・・どうして、俺の名前を知っているのかな?」
「えっ?何を言っているんですか!?」
恭也「父さん。彼の事を知っているのか?」
士郎「・・・・・いや、会った事は無いと思うが」
「・・・・は?」
突然、突きつけられた現実。正直、信じたくはない
だが、この二人の目を見る限り、ウソを言っているようには見えない
だから、理解してしまった。この二人は、俺のことを知らない
何が起こったのかは知らないが、それだけは理解できた
士郎「・・・・まあ、なんにせよ。無事に目が覚めてよかったよ
一週間も目が覚めなかったから、心配していたんだ」
「いっ!一週間!!」
嘘だろ・・・・そんなに気絶していたのか
「・・・・・すみませんが、少し、話を聞いてくれませんか?」
士郎「・・・・いいよ。こっちも色々と聞かなきゃいけない事があるみたいだしね」
よかった。ここで断られたら、結構困る。情報は必要だ。少なくとも、この一週間に何が起こったのか
そして、なぜ士郎さんたちが俺のことを覚えていないのか。色々と考えなければいけない事がある
「とりあえず、聞きたい事があります。俺のことは、本当に知らないんですね?」
恭也「知らないな。少なくとも、会った事はない」
士郎「俺も同じだよ」
「・・・・・・なら、俺を発見した時の状況を教えてくれませんか?」
士郎「・・・・君は、空から降ってきたんだよ。白い光に包まれてね」
「・・・・・マジかよ」
士郎さんからの返答は、前に士郎さんから聞いた内容と同じだった
だとしたら、俺は過去にでも来たのか?一体どうやって?
少なくとも、そんな要素はどこにもなかったはずだ
士郎「それじゃあ、今度はこっちからの質問なんだけど。どうして、俺の名前を知っていたのかな?」
「・・・今から言う事は、かなり突拍子もない事です。それでも、聞きますか?」
士郎「・・・ああ」
「わかりました。実は・・・」
俺は、士郎さんに助けられたこと。士郎さんと戦った事。魔法使いの事。なのはの事
少しの間居候させてもらう事になっていた事。話せることをすべて話した
士郎「・・・・・・・」
恭也「・・・・信じられないな」
恭也さんの警戒度がさらに上がった。まあ、仕方がない。こんな事を信じるほうが無理な話だ
士郎「・・・・・・・」
さっきから黙ってしまった士郎さんが、気になってしょうがない。正直、この人に信じてもらえなかったら
ここでの居候の話が無くなってしまうからな。さすがに、野宿は勘弁だ
魔力だって回復して・・・・・・・・・・・あれ?回復している!!
なぜだ?あんなに空だったのに。それに、前よりも魔力量が増えている気がする
原因は・・・・そういえば、ジュエルシードはどうしたんだっけ?たしか、ずっと持っていたはずだが
服のポケットを調べてみる。右のポケット・・・無い。左も・・・・・無い!
無い!どこにもない。どこかで落としたのか?
士郎「どうしたんだい?」
「すみません。俺と一緒に、宝石みたいな物が落ちていませんでしたか?」
士郎「ああ、それならうちの娘が持って行ったよ。封印するためにね」
「え?それはどいうい・・・・・・」
ハート「やっと、目が覚めたようですね」
なのは「・・・・・・・」
「・・・・・・は?」
突然だった。突然、部屋の中になのはとレイジングハートが現れたんだ
・・・・・・いやいやいやいやいや!!おかしい。何かがおかしい!
こいつら、いつの間に部屋に入って来たんだ!気配をまったく感じなかったんだが!!
しかも、レイジングハート!なんでなのはと一緒に居るんだよ!
この世界じゃ、まだなのはと会っていないから、魔法の才能の事も話していないはず
ハート「気にする必要はない、と言いたいところですが。あえて言わせてもらうならば
貴方と同じことをしたのですよ」
「・・・・・!?」
こいつが言った事が、少しの間理解できなかった。だが、理解した。理解するしかなかった
レイジングハートが話しかけるまで、気配も、姿も見えなかった魔方陣も無しに
おそらく転移を使う。そんなこと、普通は出来ない
だが、それが出来る方法がある。いや、実際にできるじゃないか。俺自身が!
ハート「・・・・・・・・・」
「イメージと言葉と魔法」
ハート「ええ。その通りです。私は、貴方と同じ魔法が使えます。単独で・・・・ね」
ただのデバイス。正直、まだ俺はこいつをそう思っていた。かなり成長したAIに
さまざまな魔法プログラム。だが、それだけならかなり昔からあったから、それで説明がつく
だが、これだけは違う。俺の魔法は、俺の両親と俺以外、使えるはずがないんだ!
ハート「その考えその物が、偽りだとしたら?」
「・・・・・はっ?」
ハート「そもそも、その考えにたどり着かせたのは、どこの誰でしたっけ?」
何を・・・・・言っているんだ・・・・・こいつ
ハート「まあ、今は理解できなくてもかまいません。そんな事よりも、貴方にお客さまが来ていますよ」
カトレア「マスター!」
突然、ドアが開き。そこからカトレアが入って来た
「カトレア!どうしてここに!」
ユーノ「カルマ!」
「ユーノ!お前まで・・・」
二人の顔が、たった二日ほどしか会えなかっただけで、かなり懐かしく感じる
でも、ユーノがすごく焦った目をしている。なにか、あったのか?
ユーノ「ごめん!事情は後で説明するから、とにかく一緒に来て!なのはも!」
「お、おい!いきなりどうした!?何があった?」
ユーノ「それは、見てもらった方が早いよ。転移」
ユーノの魔法で転移した場所は、時空管理局の艦の中の艦長室だった
リンディ「カルマ!よかった、無事だったのね」
そこには、リンディとクロノとゼスト・・・そして、神崎直也が居た
「お前ら、来ていたんだな」
クロノ「ロストギアが管理外世界に落ちたんだ。なら、それを回収するのが管理局の仕事だ」
相変わらず生意気な事を言っているガキだ。だが、少しだけ、いい目をするようになった
こいつも、成長しているのかもしれないな
ゼスト「ずいぶんと遅かったな。すぐに戻ってくると思っていたんだが」
「お前は心配することを知らないのか」
ゼスト「お前にそれが必要なのか?」
「・・・・・・・・」
それを言われると、俺も疑問しかない
直也「・・・・・・・」
「君も、魔導師だったんだな」
直也「・・・・・・・・・」
・・・・なんか、以前よりも殺気が増した気がする、何でだ?
リンディ「無事でなによりだけど。それどころじゃないの。これを見て!」
リンディが指さしたのは、モニターの一つだった
そしてそこには、白と黒の繭みたいなものが海鳴市に浮かんでいるのが写っていた
「あれは何だ?」
リンディ「・・・ジュエルシード。その塊よ」
「はあ!?マジかよ・・・・」
ジュエルシード。一つだけでもかなりの魔力があるが、それが一つに集まっている
つまり、その魔力量もその分だけ倍増する!
「おいおい!一体何が起こってこうなったんだよ!」
リンディ「それは・・・」
フェイト「私のせいなの」
「・・・お前・・・」
艦長室に突然入って来たのは。傷だらけの、フェイトちゃんとアルフだった
「どういう事だ?」
フェイト「・・・・・・」
アルフ「フェ、フェイトは悪くないんだよ!ただ、あの女に強要されて!」
フェイト「アルフ!・・・・いいんだよ。私が悪いんだから」
「何があったんだ?」
俺の質問に、フェイトちゃんは悲しそうな顔をしていた
フェイト「実は、私が町全体に魔力を放出したんです」
「・・・・はあ!?」
マジかよ!そんな危ない事をしたのか。下手をしたら、次元振が起こっても不思議じゃない
フェイト「それで、ジュエルシードが全部反応して、あんなふうになったんです。封印しようと近づいたら
魔法で攻撃を受けたんです」
クロノ「・・・無謀だな」
今回は、クロノの意見に賛成だな。計画性の欠片も無い。死ぬ可能性だってある
確か前に会った時には、素直な子という印象だったが。これじゃあ、無謀な子だな
「・・・それで、ずいぶんと酷い怪我のようだが」
フェイト「あ・・・・」
アルフ「・・・・・治そうにも、魔力が残っていないんだよ」
そう言ってぐったりしているアルフ。まあ、広範囲に魔力を放出して、あんなのと戦ったんだ
魔力が空になっても不思議じゃない
仕方がない。本当は、こんな荒い方法はとりたくはないが
「・・・・・フェイトちゃん。ちょっと、いいかな?」
フェイト「???」
俺はフェイトちゃんに近づいて、頭に手を置く
フェイト「えっ!?」
なのは「!!!」
アルフ「ちょっ!!」
「静かにしていてくれないか?集中できない」
俺は自分の中にある魔力を、フェイトちゃんの中にあるリンカーコアに、注ぎ込むイメージをする
ある程度回復したら、手を頭から離す
フェイト「あ・・・・・・」
・・・・・はあ〜。これは、また厄介な事になったな
この子の目、ものすごく見覚えのある感情が写っているんだが
カトレア「ますたー?」
「おいおい、今回も仕方がないだろ!前回ほどじゃないが。今すぐ治療した方が良いのは事実だ」
カトレア「・・・・・わかりました」
なんとか、カトレアを説得できた。しかし、どうしたものか。フェイトちゃんの俺を見る目が
少し面倒な事になっているんだが・・・・・
「アルフ。フェイトちゃんの傷を治してやれ。魔力は回復させておいた」
アルフ「・・・・本当かい?」
フェイト「うん。ほとんど回復している。すごい・・・」
・・・・ああ。本当に面倒な事になった。前に一度だけ、この方法を試したことがあるんだが
その時も、面倒な事になったんだよな
アルフ「それじゃあ、すぐに回復するよ」
そう言って、フェイトちゃんに回復魔法をかけるアルフ。しばらくして、傷がすべて回復した
アルフ「・・・・」
「・・・おい。何時まで続けるんだ?」
アルフ「何時までって。まだフェイトの傷が回復していないよ」
「は?何言っているんだ?もう全快しているじゃないか」
リンディ「・・・・何言っているの?こんなに酷いアザが残っているじゃない」
「何処だよ」
リンディ「ここよ」
そう言ってリンディが指した場所は・・・・・・
「・・・・・どうなっているんだ?」
リンディ「貴方の見間違いじゃない?」
リンディが呆れたような目を向けてくるが、そんな事は気にしている暇はなかった
「・・・なあ、この傷は、誰が付けたものなんだ?」
フェイト「え?」
アルフ「・・・・・あの女だよ」
「あの女?」
アルフ「プレシア。プレシア・テスタロッサさ!アイツがフェイトにむち打ちをしたんだよ!!」
そう言って、悲しそうな顔をしたアルフは、ウソを吐いているようには見えなかった
もしこれが、俺の勘違いじゃなかったのだとしたら・・・・・
それに、プレシア・・・・あのばあさんの事か。たしかに、いけ好かない人だとは思ったが
そんな事が出来るような奴には見えなかった
フェイト「アルフ!母さんの事を悪く言っちゃだめだよ!」
「・・・・・・は?」
フェイトちゃんが言った事が、理解できなかった。母さん?ばあさんじゃなくて?
アルフ「でも!フェイトが傷つけられているのは本当じゃないか!!」
フェイト「それでも、そんな事を言っちゃダメ!」
アルフとフェイトちゃんが、口論をしている。だが、そんな事よりも、重要な情報がわかった
あのおばさんが、フェイトちゃんの親。どう考えても、年齢が70歳ぐらいにしか見えない
あの見た目で、それよりも若いとは思えない。なら、この二人が嘘をついていることになるが
そんな感じはしない。おかしな事もあるものだ
ユーノ「みんな!あれ!」
ユーノが指さしたのは、あの繭のような物になったジュエルシードだ
俺はそれを見た時、自分の目を疑った。繭のような物が、二つに割れて
その中から、人のような形をした何かが現れたからだ
体の半分が黒と白に分かれている。それ以外は何も特徴が無い。ただ、人間の形をしているだけだ
「・・・・おいおい、何だよあれ」
リンディ「解析!」
管理局「わかりました。・・・・・これって!」
リンディ「どうしたの?」
管理局「魔力です。あれは、魔力の塊そのものです!!」
ユーノ「ええ!!」
クロノ「・・・うそ・・だろ」
魔力の塊。魔力生命体。不味い事になった
あれがもし爆発でもしたら、この世界だけじゃない、周りにある世界も巻き込んでの
大爆発になる可能性がある!
「・・・・・・なんとかして、止めるしかない」
ユーノ「でも、どうやって?あんなの、僕達じゃ無理だよ」
「・・・・・なのは。魔法は使えるか?」
なのは「・・・うん。レイジングハートからいろいろと教えてもらったから」
ハート「基礎的な事から、応用まで、色々な知識を叩き込みました
足手まといにはならないと思いますよ」
「ゼストとクロノは?」
ゼスト「いつでも準備は出来ている」
クロノ「俺もだ」
「・・・フェイトちゃん」
フェイト「はい」
「自分の招いた結果だ。どうするべきか、わかるよね?」
フェイト「・・・はい!」
「よし。アルフもいいな」
アルフ「いいよ。フェイトが行くなら、あたしも行くさ」
よし。これだけの戦力があれば、何とかなるかもしれない
カトレア「マスター?何か、秘策があるのですか?」
「ああ。みんな!聞いてくれ。これから、あれを止める方法を教える」
リンディ「・・・そんな事が出来るの?あれは魔力の塊。もしも、爆発したら」
「わかっている。だから、爆発させる前に手を打つ」
ユーノ「何を、するつもりなの?」
あれの。ジュエルシードの爆発を防ぐには、あまり衝撃を与えたらアウトだ
かといって、何もしなくても、そのうち爆発する可能性がある
なら、どうするべきか?答えは単純だ
「爆発させなければいい。二度と、永遠にな」
はい。やっと書き終える事が出来て満足している作者です
いきなりの急展開!J・S事件が始まったかと思ったら過去に戻った!
実はこれ、ものすごい伏線です!あ、過去に戻ったことではありません
それ以外の事です。今回の話の中に出て来たことは
物語の核心に迫る事ばかりです
さて、過去に戻った主人公。そして、物語がいきなりクライマックス!
ジュエルシードが一つにまとまりましたね
一つだけで世界一つを破壊するだけの力があるのに
それが複数も、しかも一つにまとまったと考えると
世界ぐらい簡単にぶっ壊せますね
さて、前にやった次回予告。予想以上に作者は気に入りました!
と言う事で、続けて行こうと思います
あ、ちなみに次回予告の内容が変わる事があります
今回の話を読んだ人にはわかると思いますが、作者は気まぐれなんです
この作品の物語だって、先の事をまったく考えていません
つまり、その場の勢いに任せて書いています
だから、過去に書いたことと矛盾していることがいっぱいあります
さて、次回予告をしよう
次回予告
事態を解決する秘策を思いついた主人公
始まる最終決戦
はたして、主人公の秘策とは?
そして、ついに突き止める黒幕の謎
その事実が、ひとつの真実を映し出す
次回 チートな魔法使い 第13話 最終決戦には、かっこいいBGMが欲しくなる!
次回も、リリカルマジカル頑張っていきましょう
おそらく、あと2話ぐらいで無印が終わると思います。その後は・・・・・まあ、お楽しみです
説明 | ||
第12話目に突入!正直、ここで書くことのネタが尽きて来た やっぱり、同じにしておいた方が良いな。うん という訳で、次回から同じ内容をここに書くことにします まあ、気まぐれで変わる可能性がありますが |
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