真恋姫†無双 優しき君主と神童と呼ばれていた男 第十二幕
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圧倒的の数の差を策でひっくり返した龍也達を待ち受けていたのは村の民衆の喜びの歓声だった。

 

 

今回は村人全員で行ったこともあり喜びもいつもより増していた。

 

 

そして現在村全体では賊を討伐したことで祭りが開かれていた。

 

 

美咲「龍也、お疲れ」

 

 

龍也「美咲か、康二は?」

 

 

美咲「康二なら華雄さんと霞さん達とはしゃいでるわ」

 

 

龍也「あいつらしいな」

 

 

龍也は軽く笑い手に持っている飲み物を飲む

 

 

龍也「…なあ、美咲…これまであのことで迷惑かけてごめんな、美咲の姉さんを助けられなかったこと…今まで悔やんでて、だけどもう俺は迷わないよ、俺はこの才を使うのを躊躇わない」

 

 

美咲「漸く、希代の秀才…神童の復活ね」

 

 

美咲は龍也がトラウマを乗りきったことに少し微笑む。

 

 

于禁「あー!龍也に美咲こんなところにいたの!」

 

 

月「探したんですよ」

 

 

すると于禁と月がこちらに歩いてきた。

 

 

龍也「月、于禁さんも席をはずしていいですか?」

 

 

月「その今回の主役が席をはずしていたので探しに来たんです」

 

 

于禁「そうなの、それと私のことは沙和って真名で呼んでほしいの」

 

 

龍也「いいのか?真名で」

 

 

沙和「かまわないの」

 

 

月「それじゃあいきましょう」

 

 

月は龍也に顔を振り向き満面の笑顔を見せたあと龍也達は祭りの中心に向い、宴は夜遅くまで続いた。

 

 

その後沙和達が正式に董卓軍に仕官し神崎もこのまま月のところにとどまるといって残った。

 

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そしてあの戦いから3日たった日に洛陽の朝廷から使者がきて立ち去ったあとに月はみんなを召集し集めて今回の朝廷からの内容を話し始めた。

 

 

賈駆「月、その話本当?朝廷から天水の太守に任命されたって」

 

 

月「う、うん、いきなりそんな話されたから驚いたけど」

 

 

霞「今回のお陰で月は出世やな」

 

 

月「でも、本当は龍也さんがいたお陰で私なんか…何も」

 

 

龍也「そんなこと無いよ」

 

 

月はこの出世はみんなのお陰だと言おうとしたときにその言葉を遮ったのは龍也だった。

 

 

龍也「月には人を引き寄せる力や、民を思いやる優しい仁徳がある、そうだよな?みんな?」

 

 

呂布「…コクッ…龍也のいうとおり」

 

 

沙和「そうなの!みんな月ちゃんに引き寄せられてここにいるの!これは月ちゃんの力なの!」

 

 

龍也「民を纏めそして、その上で民から信頼される、普通のやつなら無理なことだ」

 

 

月「…みなさん、ありがとうございます、それではこれから天水城に拠点を移動しなければなりませんから直ぐに支度を」

 

 

「御意!」

 

 

康二「わかったぜ!」

 

 

そうして龍也達、董卓軍は天水一帯を手に入れ居城となる天水城に入場するのであった。

 

 

 

説明
賊との戦いに決着をつけた龍也達は村に戻ると…
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