チートな魔法使い
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第13話 最終決戦には、かっこいいBGMが欲しくなる!

 

なのは視点

 

ハート「マスター。大丈夫ですか?」

なのは「・・・・・」

私は今、海鳴市の空中に居る。普通に考えればおかしい事だけど

私は魔法使いになったから、これぐらいできて当然なの!

そんな私は今、すごく!とっても悩んでいるの!

原因は、カルマさんのことだった

カルマさんは、怪我をしているところをお父さんが助けた人なの

でも、カルマさんを見た時。なにか、デジャブ?のような感じがしたの

なにか、何処かで会った事があるような気がして。でも、そんな事は無いはずなの

でも、すごく気になって。それで、カルマさんが起きるまで、私も看病していたんだけど

ハート「お初にお目にかかります。マスター」

カルマさんの服のポケットから、赤いビー玉のようなものが出てきて喋ったの!

ハート「私の名前は、レイジングハートと言います

今から、マスターにお話をしておきたい事があります。聞いてください」

それから、レイジングハートが色々な事を教えてくれた

カルマさんが魔法使いだってこと。私にもその才能がある事

この世界にジュエルシードっている危険な物がばらまかれている事

カルマさんの代わりに、それを集めてほしい事

最初は、困惑するだけだったけど。なぜか、カルマさんの役に立てると思ったら

いつの間にか、わかったって返事をしていたの

それから、お父さんたちにも話をして。絶対に危険な事はしないことを条件に

認めてもらったの!

それから、町にあるジュエルシードを探したんだけど。全く見つからなかった

一つだけ、カルマさんが持っていたものがあったんだけど、レイジングハートが言うには

ハート「このジュエルシードの中にあったはずの魔力が、すべて消えています」

そう言っていたの。もしかして、カルマさんが使ったのかな?

とりあえず、そのひとつ目を封印したんだけど。それ以外が見つからなかったの

でも、ある日町全体に結界が張られて。その中でジュエルシードが発動したの!

すぐに封印に向ったんだけど。そこには、フェイトちゃんっていう女の子と、アルフさんっていう

女性が、ボロボロになっていたの!二人をそんな風にしたのは、ジュエルシードだった

それも、19個!私のと合わせて20個だから、一つ足りないけど

それだけの数のジュエルシードが、全部動いちゃったの!

私は、封印しようと近づいたの。そしたら、ジュエルシードの周りに、糸みたいなものが巻き付き始めて

そのままジュエルシードを、ぐるぐる巻きにしちゃったの!

私はしばらく呆然としていたんだけど。そこに、彼らが現れたの

ユーノ「・・・・・これって」

クロノ「一体何が起こっているんだ・・・」

カトレア「・・・・・・・・」

この人たちは、カルマさんのお知り合いらしいの

ユーノ「えっと、この世界には魔導師はいないはずなんだけどな・・・・」

カトレア「そんな事はどうでもいいです。早くマスターの所に行かないと」

この二人は、カルマさんを探しに来たらしいの。カルマさんは、もともと別の世界の人で

事故に会ってこの世界に来ちゃったんだって

それから、カルマさんが目を覚ましたんだけど。やっぱり、何処かで会ったような気がするの

なんだか、雰囲気?・・・・とにかく、何処かで会ったような気がするのは確かなの

カルマさんと一緒に、時空管理局?の艦に乗ったんだけど。あのジュエルシードの塊が

さっき見た時よりも、大きくなっていたの!

「あれは何だ?」

リンディ「・・・ジュエルシード。その塊よ」

「はあ!?マジかよ・・・・」

カルマさんが、すごく驚いているけど。あれって、そんなに危険な物なのかな?

「おいおい!一体何が起こってこうなったんだよ!」

リンディ「それは・・・」

フェイト「私のせいなの」

「・・・お前・・・」

いきなり、フェイトちゃんとアルフさんが、部屋に入って来たの。でも、傷だらけのままで

早く病院に連れて行かなきゃ危ないの!

「どういう事だ?」

フェイト「・・・・・・」

アルフ「フェ、フェイトは悪くないんだよ!ただ、あの女に強要されて!」

フェイト「アルフ!・・・・いいんだよ。私が悪いんだから」

「何があったんだ?」

フェイト「実は、私が町全体に魔力を放出したんです」

「・・・・はあ!?」

フェイトちゃんの言葉を聞いて、カルマさんがびっくりしているの

でも、あの結界ってフェイトちゃんが出したものだったんだ

フェイト「それで、ジュエルシードが全部反応して、あんなふうになったんです。封印しようと近づいたら

魔法で攻撃を受けたんです」

クロノ「・・・無謀だな」

青色の服を着た男の子。たしか、クロノ君だったかな?

クロノ君の言い方はひどいと思うけど、たしかに、危ない事なの

「・・・・・フェイトちゃん。ちょっと、いいかな?」

フェイト「???」

カルマさんがフェイトちゃんに近づいて、頭に手を置いたの!

フェイト「えっ!?」

なのは「!!!」

アルフ「ちょっ!!」

「静かにしていてくれないか?集中できない」

カルマさんがフェイトちゃんの頭に手を置いた時、私の中で、何かが悲鳴を上げた気がしたの

でも、それがなにかよくわからない。でも、カルマさんに触ってもらっているフェイトちゃんを

見ていると。すごくうらやまくなってきたの。フェイトちゃんも、何だが気持ちよさそうにしている

カルマさんが、フェイトちゃんの頭から手を離した時も、すごく残念そうな顔をしていたの

なんだろう。私、どうしちゃったんだろう?カルマさんの事を考えると

胸が締め付けられるような感じがするの

アルフ「・・・・」

「・・・おい。何時まで続けるんだ?」

アルフ「何時までって。まだフェイトの傷が回復していないよ」

「は?何言っているんだ?もう全快しているじゃないか」

リンディ「・・・・何言っているの?こんなに酷いアザが残っているじゃない」

「何処だよ」

リンディ「ここよ」

そう言ってリンディさんが指さしたところには、確かに、酷いアザがあったの

「・・・・・どうなっているんだ?」

リンディ「貴方の見間違いじゃない?」

「・・・なあ、この傷は、誰が付けたものなんだ?」

フェイト「え?」

アルフ「・・・・・あの女だよ」

「あの女?」

アルフ「プレシア。プレシア・テスタロッサさ!アイツがフェイトにむち打ちをしたんだよ!!」

アルフさんが、今にも泣き出しそうな声でそう言ったの

プレシア・テスタロッサ。酷い人なの!

フェイト「アルフ!母さんの事を悪く言っちゃだめだよ!」

・・・え?

フェイトちゃんの言っている事が、すぐには理解できなかった

だって、お母さんにひどい事をされているんだよ。そんなのって・・・・・ひどいの!

家族は、助け合うものなの!傷つけあうものじゃないの!!

私の中に、強い怒りが込み上げてきたの。でも、同時に、フェイトちゃんに対して

すごく悲しい気持ちになったの。傷つけられたのに、家族に傷つけられたのに

それでも、お母さんを庇うフェイトちゃんが、すごく可哀想になったの

ユーノ「みんな!あれ!」

ユーノ君が指さしたところを見てみると、ジュエルシードが人の形になっていたの

白と黒の色だけの体。目も口も花も耳も髪も無い顔

まるで、影のようなそれを見た時。一瞬だけ、確かに見えたの。カルマさんの姿に・・・・

 

ユーノ視点

 

「爆発させなければいい。二度と、永遠にな」

そう言ったカルマの顔は自信に満ちていた

リンディ「爆発させないって・・・・実際にどうやって?」

そう、そこが問題なんだ。魔法で攻撃したら、爆発して

次元震が起こる可能性がある。もしそうなったら、6年前と同じ

いや、それ以上の被害が出る可能性もある

「いいか。アイツは今、魔力の塊だ。だが、同時にジュエルシードの塊でもある

だから、戻してやればいい。強制的にな」

ユーノ「でもどうやって?もしかして、カルマの魔法で?」

「いや。俺の魔法で戻そうとすれば。あれを刺激するだけだ

元に戻る前に、爆発するのが落ちだな」

ユーノ「・・・・それなら、方法なんて・・・」

「いや。一つだけ、方法がある。お前らだって知っているはずだ

あれの魔力を抑え込む事が出来る方法が」

魔力を抑える方法・・・・そんなの、思いつかない。第一、カルマの魔法が使えない

いや、魔法自体を使っちゃいけないのなら、どうしようも・・・・・・・あっ!!

もしかして、でも・・・・いや、これなら・・・・

ユーノ「もしかして、虚数空間の事を言っているの?」

「おっ!正解だ、ユーノ」

リンディ「ええっ!」

・・・・でたらめだ。こんな方法。でたらめすぎる!

でも、虚数空間なら、魔力の塊のジュエルシードを抑える事だって出来るはず

これ以外に方法が思いつかないし・・・・・でも

ユーノ「ねえ、カルマ。どうやって、虚数空間に誘い込む気なんだい?

それ以前に、どうやって虚数空間を作る気なの?」

虚数空間は、次元断層によって引き起こされる空間の穴で

あらゆる魔法が消去される空間が広がる世界だ

だから、そこら辺にあるって訳じゃ無い

「虚数空間に関しては、俺が作る」

ユーノ「・・・・は?」

虚数空間を、作るって・・・・・・・・えっ!?

リンディ「・・・・・・・本当に?」

「ああ、本当だ。でも、それには時間がかかるからな。その間、お前らには囮をしてほしいんだ」

 

数時間後

 

ユーノ「・・・配置に着いたよ。みんなは?」

ゼスト「こっちも配置に着いた」

クロノ「こっちも準備完了だ」

なのは「私も!」

フェイト「私もです!」

アルフ「勿論私も」

「よし!じゃあ、作戦通りにやってくれ」

カルマの作戦内容は、いたってシンプルなものだった

カルマとカトレアさん以外のみんなで、あれを結界の外に出さない事。ただそれだけだ

でも、直也君。もう一人の魔導師の子がいつの間にかいなくなっていた

カルマは気にするなとか言っていたけど。どうやって、皆に気づかれずに帰れたんだろ?

ジュエルシード「・・・・・・・・・」

「いいか、絶対にこちらから攻撃はするな!?俺の準備が整うまでの間

アイツをこの結界の中に閉じ込めておくだけでいい。深追いはするな!

もし攻撃してきたら、回避を優先に行動しろ。ガードしようなんて考えるなよ

あれだけの魔力の塊なんだ。一瞬で消し飛ばされるのがオチだ」

カルマの言うとおりだ。あれに攻撃が出来ない以上、こっちは回避に専念した方が良い

あれの魔力量だけど、測定不能って出ていたし。非殺傷設定なんて、あり得ないしね

命がけの戦いになる。でも、あのなのはって子と、フェイトって子の事が心配だ

実戦経験はほとんどなさそうなのに。何でカルマは、あの子たちを参加させたんだろう?

「・・・・作戦開始!みんな、生きて帰るぞ!」

カルマの合図で、みんな一斉に飛び出す

ジュエルシードは、町の中央の空中で止まったままだ

僕らはジュエルシードを囲むように配置に着く

なのは「・・・・動かないね」

ユーノ「まあ、魔力生命体と言っても、ただの魔力の塊だしね

このまま、動かずにいてくれればいいんだけど」

クロノ「・・・・どうやら、それは無い様だ」

クロノの言うとおり、ジュエルシードが動き出した

向かった先は、フェイトが居る場所だった

フェイト「・・・・・・」

アルフ「フェイト・・・」

フェイト「大丈夫だよアルフ。すぐに終わらせて、母さんの所に帰ろう」

アルフ「・・・・うん!」

ジュエルシード「・・・・・・・ギュルルア嗚呼嗚ああアアアア嗚呼ああ嗚呼」

突然、ジュエルシードが叫び声を上げた。この世のものとは思えない、神経を逆なでするような

叫び声だった

ジュエルシードは、そのままフェイトとアルフの方に向って進み始めた

ユーノ「・・・・攻撃してこない?」

ジュエルシードが、攻撃をしない

本当なら、ジュエルシードが無差別に攻撃してくるものだと思っていた

そもそも、知識だってないわけだし

けど、攻撃してこない。まるで、何処かに向っているようだ。一体何処に・・・・・!!!

ユーノ「マズイ!みんな、ジュエルシードを止めるんだ!!」

なのは「ど、どうしたのユーノ君?」

ユーノ「あの方向は、カルマたちのいる場所だ!!」

 

カルマ視点 

 

とあるビルの上で、俺とカトレアは準備を進めていた

カトレア「マスター。イメージ構成が60%に到達しました」

「了解。魔力構成の方は、50%と言ったところだ」

俺たちが今やっているのは、虚数空間を作り出すための準備だ

普通に虚数空間を作り出そうと思ったら、次元震を起こすぐらいの事をしなければいけないが

そんなことをしたら、まず地球は助からない。だから、虚数空間をそのまま作る方法をとったんだ

イメージはカトレアに任せて、俺は必要な魔力の準備をしていた

それにしても妙だ。俺の魔力の量が以前の倍はある。何故なのかはわからない

まあ、今は好都合だ。なにせ、どれだけの魔力を使えばいいのか、わからないからな

虚数空間を作るなんて、初めての試みだが。まあ、うまくいくだろう

「カトレア。あれが虚数空間に入ったら、わかっているな?」

カトレア「はい。ですが、大丈夫なのですか?」

「大丈夫だ」

ユーノ「カルマ!聞こえるかい!?」

突然、ユーノから念話が来た

「どうしたユーノ?」

ユーノ「今、ジュエルシードが動き出したんだ。まっすぐ、君たちの所に向っている!」

「・・・・マジかよ」

まっすぐ向いた方向に、ジュエルシードの姿を確認した。その後ろに、ユーノ達もいるみたいだ

「少しでも時間を稼いでくれ!こっちはまだ準備が出来ていないんだ」

ユーノ「時間を稼ぐって・・・わかった。やってみるよ」

「頼んだぞ!急ぐぞ、カトレア」

カトレア「はい!」

頼んだぞ、ユーノ!みんな!」

 

フェイト視点

 

今目の前に、ジュエルシードの塊がいる。人の形をしているけど、顔はのっぺらぼうみたいだ

アルフ「どうするんだい、フェイト」

フェイト「アルフ。あれの周りだけに、結界を張り続ける事ってできる?」

アルフ「出来るけど・・・結界!!」

ユーノ「何を、するつもりなんだい?」

他のみんなが集まった。これだけいれば、時間も稼ぐ事が出来るかもしれない

フェイト「みんなも、結界を張ってください。そうすれば、少なくとも

これ以上進むのを止める事が出来ます」

ユーノ「そういうことか!結界」

全員で結界を張ったおかげで、ジュエルシードが進むのを止めた

これで、時間を稼げる。後はあの人の準備が終われば、これを止められる

ジュエルシード「・・・・ぎゅるっあがあがああああがあああが!!!」

クロノ「なっ!」

なのは「きゃあ!!」

フェイト「くっ!」

ジュエルシードの咆哮と一緒に、結界がすべて破壊された

ユーノ「なのは!」

あ、あの子が落ちている!!助けないと!!

フェイト「間に合って!」

フルスピードで駆け抜け、なんとか、地面すれすれで助ける事が出来た

近くのビルの上に上る。ここからジュエルシードが見えるが、どうやら暴れているみたい

他のみんなが食い止めている

なのは「・・・・・うっ」

あ、気が付いたみたい。良かった、どこにも怪我は無さそう

なのは「私・・・どうして・・・」

フェイト「大丈夫?」

なのは「・・・助けてくれたの?」

この子がすごく不思議そうな顔で聞いてきた

フェイト「うん。だって、危なかったから」

なのは「・・・ありがとう」

・・・この子、ずっと無表情。まるで人形みたい。笑ったら、すごく可愛いと思うのに

なのは「・・・私、なのは。高町なのは」

フェイト「私は、フェイト。フェイト・テスタロッサだよ。よろしく、なのは」

なのは「!!・・・うん!」

あ、笑ってくれた!やっぱり、笑った方が可愛いと思う

ドクンっ!!

フェイト「!!!」

なのは「えっ!」

突然、すごい魔力を近くから感じた

クロノ「二人とも!逃げろ!!」

ジュエルシード「・・・・」

管理局員の声が聞こえたと思ったら、ジュエルシードが目の前に現れた

グチャ!バキッ!

フェイト「・・・・え?」

突然、ジュエルシードから不快な音が聞こえた。それから、ジュエルシードの背中から

翼のような物が生えてきた。左が黒で、右が白。どこか、幻想的な光景が、すごく綺麗に思った

ジュエルシード「・・・ど・・・・どこ・・・・・・」

フェイト「え・・・」

今、ジュエルシードが喋って・・・

ジュエルシード「ぎゅるああああああ!!」

フェイト「くっ!ああ!!」

ジュエルシードが喋ったと思ったら、いきなり首を掴まれ、そのまま持ち上げられる

フェイト「あ・・・・ぐっ!」

意識が遠のいていく・・・・・もう・・・・・

なのは「ディバイン・バスター!!」

ジュエルシード「!!!」

フェイト「かはっ!・・・はあ・・・はあ・・・なのは」

なのは「大丈夫!!」

今のこの子の魔法で、ジュエルシードが吹っ飛んで行った

すごい。多分だけど、Sランクぐらいの威力があったと思う

フェイト「大丈夫・・・え?」

なんとか立ち上がり、ジュエルシードが飛ばされた方向を見てみると。そこは、廃墟だった

さっきなのはが撃った砲撃は、その射線上にあるすべての物を破壊したんだ

なのは「・・・・・・・」

この子自身も驚いている。いや、怖がっているのかな?

自分の力が、ここまで強いなんて思っていなかったのかな?

ジュエルシード「・・・・・・ギュウルルル」

フェイト「!!!」

後ろから、ジュエルシードの声が聞こえた

とっさになのはの手を取って、勢いよく空に逃げる

ユーノ「二人とも、大丈夫!?」

とりあえず、他のみんなとも合流できた。皆も怪我はしていないようだ

クロノ「それにしても、とんでもない化け物だな・・・」

ゼスト「そうだな。あれだけの威力のある砲撃が直撃したはずだが。ダメージが入っている様子が無い」

フェイト「えっ!」

ジュエルシードの方を見てみると、確かに無傷だった。あの砲撃はSランクはあったはずなのに

ユーノ「でも、これで遠慮なく攻撃が出来ることが分かった」

クロノ「どうしてだ?」

ユーノ「さっきの砲撃の威力はかなりあった。でも、ジュエルシードには傷一つ付かない

あれ以上の攻撃は僕は出来ない。他の皆だってそうでしょ?」

クロノ「・・・たしかに、あれだけの威力のある攻撃魔法は、持っていない」

ゼスト「・・・さすがに、俺も持っていない」

ユーノ「そう。だから、ジュエルシードが爆発する可能性は少ない

それに、カルマたちの準備ももうすぐ終わるって言っていたから、あと少しの辛抱だよ」

ドクンッ!

フェイト「・・・え?」

突然、おかしな感覚に襲われた。自分が死んだような気がしたんだ

今もこうして生きているのに、死んだような感覚がした

ジュエルシード「・・・・・ぎ・・・ぎぎぎいいいいいぎぎいぎぎい!!!」

なのは「え・・・・」

クロノ「・・・・・・うそ・・・・だろ・・」

まだビルの上に立って居たジュエルシードの前に、膨大な魔力が集められている

もう、ランクで表す事が出来ないぐらいに

それは、一つの丸い塊になった。白と黒が混ざった塊

アルフ「フェイト!あれはやばいよ!!」

ユーノ「そんな・・・・・ばかな・・・」

なのは「ユーノ君?」

ユーノ「普通じゃない。あんな魔力量・・・・この世界が崩壊するだけじゃない

周りの次元世界すべてが崩壊してもおかしくないよ!!」

クロノ「なっ!!」

フェイト「・・・うそ・・・・」

ゼスト「なんとかできないのか?」

ユーノ「無理だよ!あんな大きな魔力。直撃したら終わりだ

攻撃そのものを消す以外、方法が無い」

そんなの、不可能だ。防ぐ事さえできないのに、それを消す事なんて・・・

ゼスト「いや、方法がある」

フェイト「え?」

ゼスト「カルマだ。アイツなら、あの攻撃を消す事が出来る」

ユーノ「そうか!カルマの魔法なら、出来るかもしれない」

二人が、希望を見つけたような顔になった。あの人が、そんなにすごい人なのかな?

「悪いが、今の俺には無理だ」

 

カルマ視点

 

ユーノ「カルマ!」

「よお皆!ずいぶんと危機的な状況になっているじゃないか?」

俺はジュエルシードの塊を見てみる

ジュエルシード「・・・・・・・・」

・・・・なんか、こっちを見ている気がするんだが・・・・まあ、気のせいだろ

ユーノ「ねえカルマ。どうして、あれを止められないの?

カルマの魔法なら・・・」

「無理なんだよ。俺の魔法は、条件が一つでも欠けていれば使えない物になる

今は、イメージと魔力を、虚数空間を作り出すために使おうとしているからな

あれを止めるために使えないんだ」

ユーノ「そんな・・・・」

ユーノが絶望に染まったような顔をしているが、仕方がないじゃないか

実際に俺も、こんな事になるとは思っていなかったんだからな

「・・・ああ、それと、助っ人が来たぞ」

ユーノ「え?」

直也「・・・・・」

なのは「・・・直也君?」

直也「・・・・約束は、守ってくれるんだろうな?」

「ああ。そっちこそ、約束を守れよ」

直也「・・・・わかった」

そう言って俺たちとジュエルシードの間に移動する直也

ゼスト「・・・大丈夫なのか?」

「ああ、俺が保証する」

ジュエルシード「・・・・・がああああ!!」

ジュエルシードが、砲撃を撃ってきた

それは、触れるだけで蒸発してしまうぐらいの威力がありそうだった

ユーノ「カルマ!」

「大丈夫だ!」

・・・それにしても、まさかこんな日が来るなんて、思ってもみなかったな

直也「・・・・・・」

まさか・・・・・あいつが・・・・・

直也「・・・・消えろ」

ユーノ「・・・・え?」

ゼスト「なっ!」

二人がびっくりしてるな。まあ、無理も無いか

なにせ、アイツが今やったことは、俺と同じことなんだからな

ジュエルシード「・・・・ぎ・・ぎぎぎ?」

直也「これでいいのか?」

「ああ。じゃあ、こっから反撃開始だ!」

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さて、これで今回の話はいったん終わりです

今回は時間がかかった!マジで疲れた!

ネタと言うか、話の内容が思いつかなかったんだ!

行き当たりばったりな書き方じゃ、いつかはこうなると思っていたけど案外早かったな・・・

?「おい、作者!!これは一体どう言う事だ!」

なっ!なんでお前がここに・・・・

?「そんな事はどうでもいい!!これじゃあ筋書きが変わってしまうじゃないか!!

僕の仕事を増やすつもりか!!」

いや・・・・その・・・・・・

?「・・・・そうだな・・・罰として、今回から僕も後書きに出ることにするよ」

えっ!!!いや、それはちょっと・・・・

?「まあ、そう遠慮するな。こっちも仕事ばかりで退屈していたところだ」

いや!ですが・・・・・・・

?「安心しろ。別にネタバレをするつもりはない。僕の職業に反する行為だからね」

・・・・そう言う問題じゃないんですが・・・まあ、いいでしょう!その方が面白そうだし!

?「おっ!わかっているじゃないか。流石作者になるだけの事はあるな」

・・・・・・・・・・・・・・・

?「おっと、これは禁句だったな。まあ、そう言う事だ。この物語を見てくれている読者諸君!

この作者は、他の人間に比べたら低レベルな物しか書けない人間だが

少なくとも、失踪だけはしない!これは断言する

一度やり始めたことは、どんなに嫌な事でも最後までやり通すのが作者の取り柄の一つだ」

・・・・・・・・まあ、失踪するぐらいなら、初めからやりませんよ

?「そう言う事らしい。おっと、そう言えば、読者の皆様に言う事があるんじゃないか?」

あ、そうだった!えっと、一つお知らせをしなければなりません

実は、もう一つ書いている幻想郷夢幻録なんですが

あれを消去することにいたしました。別に、書けなくなったという訳じゃありません

実は、作品を全部一から読み直してみたところ

途中に別の話があるとややこしい事が判明しました

まだ二話しか書いていない事もあり、消去することを決断いたしました

ですが!書かないわけじゃありません!

実は、このサイト以外にも、利用しているサイトがいっぱいあるのですが

その一つに投降しようと思っています

ですので、楽しみにして頂いていた方々には申し訳ありませんが

そのサイトで見てくれると嬉しいです

そのサイトは、ハーメルンという小説サイトです。皆様も一度は言った事があると思います

そのサイトに幻想郷夢幻録を投稿しようと思います

?「まったく!こんな事になるなら、初めからそうしておけばいいんだ」

・・・・・たしかに・・・

?「まあ、そう言う事だから。このサイトでは、この作品以外は投稿しないことにした

もし幻想郷夢幻録が気になる人が居るのなら、ハーメルンで見てくれると嬉しいな」

それじゃあ、今回の後書きはここまでです!

?「ええ〜!もう終わり!?」

文句を言わないでください!そっちだって仕事が終わっていないのでしょう?

?「・・・・君が書かないと、僕だって仕事が出来ないんだけどな・・・・」

うぐっ!・・・・・

?「まあ、いいんだけどね。それじゃあ、次回予告でもしようか」

そうですね。それじゃあ、次回予告

-3ページ-

「さあ、反撃開始だ!」

 

ついに始まる決戦

 

ユーノ「カルマ!」

 

その幕引きは・・・

 

なのは「カルマさん!!!」

 

一人の男の命と共に・・・・・

 

次回 チートな魔法使い 第14話 最終決戦!!

次回もリリカルマジカル頑張っていきましょう!

タイトルが思いつかなくなってきた。どうしよう・・・・

説明
第13話目
この作品には、駄作駄文誤字脱字要素が含まれている!
皆、注意して読んでくれ!
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コメント
あれっカルマ死んだら、この話が終わるような、死ぬのは違う人?。(黒鉄 刃)
面白かったです。(アッキ)
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