真・恋姫†無双 AFTER STORY 聖なる魔人と過激なる外者 |
雪蓮や七乃の技により傷を負わせる事が出来たのだが
それにより夜減児と襲が本気を出してきてしまった
そして、遂には
雪蓮を含む6人が一撃で倒されてしまった…………
終節 ?全滅と救世主?
華琳「くっ…………はぁ……はぁ……
つ、強い……………」
華琳は肩で息をしながら言った
それもその筈…………目の前の景色は………
夜減児「無駄無駄無駄ーーっ!!!!!ガッハッハッハっーー!!!!!」
ブォンッ!!
ブォンッ!!
ブォンッ!!
紫苑「くっ!!うぅっ!!つっ!!」
襲「つまんねぇなぁ………この程度かよ…………
期待して損したぜ」
愛紗「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ………
お、お、おのれ…………!!よくも………鈴々を………くっ!!」
本気を出した夜減児や襲は手始めに戦いを挑んできた雪蓮を筆頭に季衣、流琉、七乃、華雄、春蘭を一撃で沈めた
更に反撃は留まることを知らなく、そのまま襲は鈴々や祭、麗羽、真桜、蒲公英をなぎ倒し
夜減児は星や猪々子、斗詩、沙和、翠、霞を撃破してしまった
生きてはいるが所詮虫の息
息をするだけで精一杯の状態でいた
貂蝉や左慈も立ち上がれるが、こっちも立つので精一杯
于吉も宝鈴に邪魔をされ手を出せずにいた
生き残っているのは華琳、桃香、愛紗、紫苑、秋蘭、蓮華、恋、小蓮、明命と軍師達となってしまった
桃香「えぇ??い!!」
桃香は無謀にも斬りかかっていった
襲「残念だが、劉備…………お前はお呼びじゃねぇよ………」
襲は残念な顔で桃香の攻撃を避けていく
襲「張飛や文醜、更には張遼が敵わなかった俺に……………」
襲は桃香の得物を片手で受け止め
桃香「っ!!離して下さい!」
襲「戦闘の『せ』の字も知らねぇてめぇが勝てるとでも思ったかぁ!!?」
フォン!!
ドカッ!!
桃香「あぅっ!!!!」
桃香は襲に殴り飛ばされた
それを見た愛紗は
愛紗「っ!!!!おのれ襲!!!
鈴々の次は桃香様までも!!!」
般若を背に背負い襲に怒気をぶつけた
襲「関羽…………お前には失望したぜ……?
ここまでガッカリさせてくれるとはな……拍子抜けとはこのことだ」
愛紗「黙れーーーっ!!!!!」
愛紗は怒号を上げながら襲に斬りかかろうとしたのだが
シュンッ!!
愛紗「っ!!?」
襲は愛紗が動き出す前に『空走』をして至近距離まで接近した
襲「弱ぇってのは全く罪なもんだ
死に方さえ選べれないんだからな」
フォン!!
ドカッ!!
愛紗「がっ!!!?」
愛紗は襲が放った蹴りが下腹部に直撃し、派手に吹き飛ばされてしまった
秋蘭「愛紗っ!!!!」
夜減児「ガッハッハッハっ!!!」
ブォンッ!!
ドカッ!!
紫苑「あっ!!!」
冥琳「紫苑殿!!」
紫苑も夜減児の攻撃を諸に喰らってしまったため、全身の骨は折れてしまい更には吹き飛ばされてしまった
小蓮「もう……………やめてよっ!!!」
小蓮は一声叫び、得物を握りしめ突っ込んでいった
蓮華「っ!!駄目よ!!小蓮!!!」
襲「人の心配をしてる場合か?孫権………
そんな余裕は無い筈だぜ?」
蓮華の横には既に移動していた襲が笑いながら立っていた
蓮華「っ!!……襲…………………」
襲「孫三姉妹これで完了だな」
蓮華「そう簡単に倒される訳ないであろうが!!!」
蓮華は得物を襲に突きつけようとした
あと少しで『紅蓮虎獣』を発動できたのだが、襲や夜減児に邪魔をされ発動が出来なくなってしまったのだ
更にそれを守っていた愛紗も襲に返り討ちにあってしまい、蓮華は十分な時間を取ることすら出来なくなってしまった
襲「おら!終わりだ!!」
フォン!!
ドカッ!!
蓮華「ぐうっ!!!!」
襲は蓮華の鳩尾に強烈な蹴りを入れ、真後ろに吹き飛ばした
夜減児「命を粗末に扱うなよ!ガッハッハッハっ!!!」
ブォンッ!!
バシッ!!
小蓮「あぅっ!!!!」
夜減児は飛びかかってきた小蓮を平手打ちではたき落とした
華琳「っ!!蓮華!!小蓮!!!」
襲「残ってんのは…………曹操を筆頭に夏侯淵、呂布、周泰にその他軍師…………と言ったところか」
夜減児「屁でもねーぜ!こんなのは戦闘なんて言わねー
これは準備運動だな!!」
襲と夜減児は笑いながら立っていた
華琳「くっ…………ここまでなんて………予想以上過ぎるわ……」
秋蘭「襲と夜減児………否定過激派は格が違う………桁違いだ…………」
明命「あの愛紗殿や春蘭殿………
あろう事か雪蓮様でさえ一撃で………」
恋「……恋…………勝てない……」
全員が戦意喪失をしていたのだ
襲「もう終わりか…………つまんねぇなぁ………
宝鈴?終わったぞ?」
襲は非常に残念そうに宝鈴の方へ振り向いた
宝鈴「終わりましたか………
それでは、頭を頂きましょうか……
新たな魔人・響窃を創るために」
華琳「くっ!!」
夜減児「どいつからだ?」
夜減児も宝鈴の方へ振り向き問いかけた
宝鈴「そうですね…………」
宝鈴は顎に手をあて、品定めのように廻りに倒れている愛紗達を見始めた
宝鈴「倒れている者達は何時でも回収出来るのでいいでしょう
やはりここは軍師達ですね」
宝鈴は歪んだ笑みを浮かべながら軍師達を見た
冥琳「っ!!我々だと!?」
宝鈴「当然でしょう?
確かに闘いの記録も欲しいですが、まず響窃の全体像を創らなければならないので
その為には闘いの傍観者である貴方達の情報が欲しいのです
その方が鮮明に細かく再現出来ますから
戦っている人の視界とはブレてわからないことがあるのですよ?」
宝鈴は冷静に答える
于吉「やめなさい、宝鈴!
魔人など創っても争いを起こすだけです!
貴方は何処まで腐っているのですか!?」
于吉は宝鈴の術を掛けられ金縛りにあってしまい、動けずにいた
宝鈴「お黙りなさい、管理者の恥さらしは…………」
宝鈴は『黒玉晶』に気を送り出した
すると
于吉「っ!!?ぐうっ!!ううぅぅぅっ!!!!」
于吉が苦しみ始めたのだ
秋蘭「っ!!?何をしている!!宝鈴!!!」
秋蘭は得物を構え、宝鈴に標準を合わせて叫んだ
宝鈴「拷問の術、『束縛術(そくばくじゅつ)』ですよ
勿論これも『禁止術』です♪」
宝鈴は笑いながら言った
秋蘭「くっ!!やめろ!!!宝鈴!!!」
カァンッ!!
秋蘭は宝鈴に向かって矢を放った
だが、
ズズズズズッ!!
秋蘭「っ!!?」
宝鈴は左手を前に突き出し、かなり小さな『闇行』を出現させ
秋蘭が放った矢を『闇行』に避難させた
宝鈴「…………ふぅ、やれやれ
夏侯淵さん、私も否定過激派の一人です
私なら倒せる…………とでも……」
宝鈴はそこで言葉を区切り、『闇行』を一旦消し去った
そして
ズズズズズッ!!
秋蘭「っ!!?」
秋蘭の目の前に再び『闇行』を出現させ
フォン!!
ザシュッ!!
秋蘭「っ!!?ぐっ!!?」
明命「秋蘭殿っ!!?」
風「おぉ!?あれは秋蘭ちゃんが放った矢ですね?……」
宝鈴「……………思いましたか?見当違いもいいところです………」
『闇行』から秋蘭が放った矢をそのまま撃ち返したのだ
秋蘭の左肩には深々と矢が刺さっていた
宝鈴「本当に残念ですよ
ここまで頭が固い人達とは思いませんでした」
秋蘭「くっ…………!!」
宝鈴「さて、誰からにしましょうかね………?
周瑜さん………諸葛亮さん………程cさん…………呂蒙さんもいいですねぇ…………
やはりどれも名高い軍師、捨てがたいですね………」
宝鈴はそう言いながら周りを見渡し
ニヤリと笑った
宝鈴「ふむ…………まずは貴方方二人に致しましょう………」
宝鈴がそう言いながら指を指したその先にいた二人とは……………
月「へぅ!?私………と」
詠「ボ、ボクっ!!?」
指を指した先にいたのは軍師達から少し離れた場所にいた月と詠だったのだ
襲「りょ?かい………」
襲は静かに歩み寄っていく……
詠「っ!!近づかないでよ!!」
月「へぅ………………」
明命「そうはさせません!!」
明命は素早く月と詠の前に立った
襲「安心しろ、一瞬で終わるんだからよ」
明命「それ以上近づくな!!」
明命は得物を構え距離を保つ
襲「…………はぁ、宝鈴?
周泰は俺がやるからよ、他頼むわ」
襲は面倒くさそうに言った
宝鈴「お任せを………『気圧術(きあつじゅつ)』……はっ!!」
宝鈴は再び『黒玉晶』に気を送り始めた
すると
ゴォンッ!!
華琳「うっ!!?」
恋「っ!!?…………恋の身体……お、か……しい………」
亜莎「か、身体が…………」
軍師や残りの武将達が次々とその場に倒れ込んでいった
冥琳「な、何だ…………!?
身体が……………重い………」
桂花「重過ぎて………立てないじゃない!!」
倒れ込んだ者達は言葉を絞り出して喋るが、それどころではない
宝鈴「如何ですか?『気圧術』の効力は………」
詠「一体…………何をしたのよ!!!」
詠は声を荒らげる
宝鈴「皆さんに荷重をかけただけですよ?
恐らく今皆さんの身体にはご自身の体重の約10倍もの荷重がかかっています」
襲「生身の人間にそんな荷重がかかれば立つことなど困難の筈だ
更に軍師は元々非力………到底不可能に近い
だが、喋られるという事は満更弱くはねぇみてぇだな」
明命「冥琳様!!亜莎!!」
襲「さてと…………邪魔だぜ、周泰
そこを退くんだな………っつても避けねぇだろうから………」
明命「っ!!」
明命は咄嗟の反射神経で身体を屈めた
フォン!!
襲「おっ?まさか避けられるとはな
だがなぁっ!!」
フォン!!
ドカッ!!
明命「っ!!?」
明命は襲の蹴りを喰らい茂みに飛ばされた
襲「終了?」
月「明命さんっ!!」
宝鈴「では、お願いします」
襲「はいよ…………そんじゃあ、董卓、賈駆さんよ………その頭頂くぜ」
襲は両拳を突き合わせてニヤリと笑った
月「…………………お願いです、詠ちゃんだけでも助けてください」
詠「ちょっ!!?月!!」
月は頭を下げ、襲にお願いをした
宝鈴「ほぉ…………?流石はかの有名な董卓………
自らの命を犠牲に賈駆さんを助けたいと申し出るとは」
襲「だな………敵ながら天晴だぜ」
襲は神妙な顔付きで言い始めた
しかし、そこは否定過激派……
一瞬で歪んだ笑みを浮かべ
襲「だがそれは却下だぁっ!!」
フォン!!
ドカッ!!
月「あぅっ!!!!」
詠「っ!!?月っ!!!!」
襲は手加減をしてだが月を蹴り飛ばした
月「ううぅ…………」
詠「月っ!!!!」
詠は月の元まで走り出す
詠「月っ!!月っ!!
アンタ……………月に手を出したわね!!!絶対に許さないわよ!!」
詠は鋭く睨みつけ襲に叫んだ
襲「うっせぇぞ賈駆…………
てめぇ軍師だろ?どう許さねぇんだ?」
襲は再び詠と月に近づいた
襲「てめぇら『人型辞典』なんて只の道具だろうが!!」
フォン!!
パァンッ!!
詠「っ!!!!」
襲は詠の頬を平手打ちする
詠は抱きかかえていた月を離し、倒れ込んでしまった
詠「うぅ…………あぅ……」
襲は三度近づき
襲「響窃の為の第一歩………その第一号………行きまぁ?す!!」
ギュォォ!
襲は気を放出し、右手に気を送り出す
詠「うぅ………(嫌よ………まだ………死にたくない………)」
詠は静かに涙を流し出した
襲「じゃあな!!」
詠「うぅ………助けて…………」
襲「賈駆!!!!」
そして、詠は叫んだ……………
心の底から、あの言葉を………
詠「助けて一刀ぉっ!!!!!!!!」
シュンッ!!
??「おい…………何やってんだ……お前……」
襲「っ!!?」
襲は後ろから聞き覚えのない声で話しかけられたうえ、右肩を捕まれた為驚きながら後ろを振り返った
そこには
一刀「詠に何をする気だ………?」
襲「何だ?誰だてめぇ………?」
一刀「名乗る前に、まずは…………」
襲「??っ!!?」
一刀「詠から離れろっ!!!!」
フォン!!
バキッ!!
襲「ぐっ!!?」
一刀は襲を『普通に殴り飛ばした』
詠「…………あ………あぁ……」
一刀「待たせたな……………皆」
詠「一刀ぉっ!!!!!!」
第三章‘激戦 VS否定過激派’
……終……
説明 | ||
夜減児と襲の本気に次々と倒れていく愛紗達…… 気がつけば残るは約5人となってしまった そして月と詠に絶体絶命の危機が訪れようとしていた……… だがそこへ遂に『アイツ』が戻ってきた!!! |
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コメント | ||
もう一刀だけでいいんじゃないかな(keishun0512) おぉ!ついに一刀きましたな〜!詠と月が危ないところだったぜ!(nao) |
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