小説は描けども…
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 僕は小説家を目指してる。

 でも、いまだに賞の一つも取っていない。

 悩む僕を、先輩は笑い飛ばした。

「たくさん書いて、たくさん売れたって、それで幸せになれるとは限らないのよ。 何かの弾みで儲けにならない事もあるし、難癖つけられることもあるし、そもそも私の腕で「世界中の人に読まれる本の著者」なんて栄誉に浴していいのか・・・。 何が言いたいかというと、何かに成功しても、また別の問題が表れるということ」

 じゃあ先輩は、小説を書くたびに生まれた問題に追いかけられながら、書いてるんですか?

「そうね。 でも、満足することもあるわ。 あんたも悩む暇があるなら、その悩みを書いてみなさい」

 先輩はそう言って、空に帰っていった。

 エ?先輩の名前?

 アンネ・フランクというんだ。

 

 

説明
久しぶりにアンネの日記を呼んだら、結構やんちゃな女の子で驚きました。 先輩と呼ばせてほしい!
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アンネの日記 女の子 ファンタジー 

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