真・リリカルなのは 第十二章 非道なる報復編 第十八話 砕かれた相棒
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管理局に強い憎しみを抱く男リトナ

 

一体どういう経緯で管理局に憎しみを持ったのかは未だに何故である

 

しかし、彼が復讐を求めているのは間違いない

 

その為に彼は研究に研究を重ね、本来 存在するはずのないデバイスを開発した

 

その名はマリッジデバイス

 

リトナが自分用に開発した最初のマリッジデバイスが左近

 

そして、インテリジェントデバイス フレイムアイズも同時期に創った

 

全ては管理局を滅ぼす為

 

だがリトナは左近を失ってしまう

 

彼は非常に焦った

 

何故、左近が居なくなったのか?

 

それだけではない

 

フレイムアイズも無くなっていたのだ

 

リトナは懸命に探す

 

万が一、左近が管理局の手に渡り、分析されれば、管理局が新たなマリッジデバイスを創りかねない

 

これ以上の戦力を持たれては、管理局に勝てなくなってしまう

 

そう思ったリトナは左近を何としても見つけようとした

 

しかし、見つけれなかった

 

左近は魔力変換資質「爆熱」をサポートする為だけに開発したマリッジデバイス

 

リトナにとっては切り札だった

 

それをいきなり失ってしまったわけだ

 

これを機にリトナは計画を改めた

 

本来リトナは自分1人だけで管理局に挑むつもりだった

 

しかし、左近を失った今、それは危ういと判断

 

彼は新たなマリッジデバイス達を開発し、魔力変換資質の所持者を仲間に引き入れる事にしたのだ

 

その内の1人がレインと言う訳だ

 

リトナは左近を半ば諦めていた

 

マリッジデバイスは普通の動物と同じく餌を食べる

 

無論、食べなければ死ぬ

 

だからこそ、リトナは間違いなく左近は死んでいたと思っていた

 

しかし、これは運命か

 

地球は食べ物が豊富だ

 

餌をくれる優しい人も居た

 

そのお陰で生き流れたのだった

 

だが、これはリトナにとっても嬉しい誤算である

 

リトナ「何せ、左近をこの手で取り戻せるのだからな」

 

左近の代わりにケルベロスを開発したが、はやり左近には劣る

 

左近は正直言って偶然に出来たマリッジデバイスであった

 

同じ方法でマリッジデバイスを開発しても、左近並みの性能を持ったものは生まれなかった

 

俗に言う突然変異だろう

 

リトナ「さて、どうするか」

 

リトナは偶然にも海鳴にある山の頂上に来ていた

 

左近は近くに居る

 

リトナ「この地球と言う世界、小さいと言ってもこの中から左近を見つけるのは至難の技だ」

 

しかも、ほとんど魔力を感じない

 

リトナ「魔法文化が無いというのも本当らしいな」

 

フェイトから地球の名を聞いた時から、早くも調べつくしたようだ

 

リトナ「ん? 魔力が近付いて来るな………偶然か?」

 

魔法文が無い世界でも、魔力を持った人間が居る事は珍しくない

 

偶々近くに魔力を持った人間が近づいて来ても不思議ではない

 

リトナ「中々の魔力だ………この世界では勿体ないぐらいの」

 

リトナは魔力が近付いて来る方角を見つめる

 

リトナ「しかも2人」

 

……………これは本当に偶然か?

 

リトナ「魔力を持つ者同士が偶然にも私に近づいて来ている。まぁ可能性としては否定できないが………」

 

偶然にしては出来過ぎていると考える リトナ

 

剣を構え、警戒する

 

そして、2組の女性がリトナの前に現れる

 

リトナ「…………………」

 

……偶然では無いな

 

2人の女性を見て、リトナは確信する

 

リトナ(私の居場所を知り、やって来たと見ていいだろう)

 

では、何の為にだろうかと考える リトナ

 

アリサ「あんたがリトナって奴?」

 

リトナ「っ!?」

 

流石のリトナも驚かずには居られなかった

 

リトナ「私の名を知っているとはな。魔導師だな?」

 

アリサ「ええ、そうよ」

 

リトナ(まさか、魔導師自ら私に会いに来るとはな)

 

リトナにとっては予想外もいいところだ

 

こんなにも早く魔導師に会えるとは

 

リトナ(こいつらが左近を所持していると見ていいだろう)

 

どちらかが左近のパートナーである

 

そうならば自分の名を知っているのにも合点がいく

 

アリサ「アンタ、魔法文化がない世界に何しに来たの?」

 

リトナ「惚けるのは止せ、わかっているはずだ………どちらが左近の契約者だ?」

 

アリサとすずかに殺気をぶつけ、左近を引き摺り出そうとする

 

しかし、リトナの殺気を浴びても微動だにしない2人

 

リトナ「ただの魔導師と言う訳でもなさそうだ………ならば、その体に聞くとしよう!」

 

魔力を爆熱に変換し、アリサとすずかに投げ飛ばす

 

迫り来る火炎の玉を弾く すずか

 

2人は既にバリアジャケットを羽織っていた

 

リトナ「素早いセットアップだな」

 

リトナは感心する

 

そして、目線をアリサに向ける

 

彼女が持つインテリジェントデバイス

 

そう、フレイムアイズだ

 

リトナ「貴様の方だったか。返してもらおうか……フレイムアイズは兎も角、左近は必要なのだ」

 

どうやら、リトナはフレイムアイズに興味はないらしい

 

アリサ「返すと思ってんの?」

 

リトナ「痛い目に遭いたくなければな」

 

アリサ「上等じゃない」

 

アリサとすずかはリトナに突っ込む

 

すずか「左近ちゃんは復讐の道具じゃありません!!」

 

そう言って、リトナを殴ろうとするが、

 

リトナ「それを決めるのは、お前では無い」

 

軽く受け止められる

 

アリサ「はぁぁぁ!!!!!」

 

フレイムアイズを振るい、リトナを切り裂こうとする

 

リトナ「戦い方が稚拙すぎる」

 

リトナのデバイスであるレクイエムによって弾かれる

 

アリサ「クッ」

 

リトナ「邪魔だ」

 

すずかの腹を蹴り飛ばす

 

すずか「ぐっ」

 

リトナ「これ以上、付き合いきれん………お前達はここで死んでもらう」

 

リトナは魔力を解放する

 

フレイムアイズ【不味い……本気を出しやがった】

 

リトナ「先ずは貴様からだ。関係の無い事に手を出すとどうなるか………身をもって知れ」

 

リトナはすずかに向かって走り出す

 

すずか「はぁぁぁ!!!」

 

すぐさま迎撃しようとする すずかだが………………

 

リトナ「散れ!!」

 

レクイエムを振るう

 

スノーホワイトで斬撃を受け止めると……………

 

すずか(スノーホワイトにヒビが!?)

 

リトナ「はぁ!!」

 

そのままレクイエムを振り抜く

 

すると、スノーホワイトは砕け散る

 

すずか「っ!?」

 

すずかは混乱してしまい、動けなくなる

 

リトナ「終りだ」

 

そんな すずかを爆熱で攻撃、彼女は吹き飛ばされる

 

アリサ「すずか!!!」

 

すずかの所へと向かおうとするが、

 

フレイムアイズ【バカ野郎!! リトナから目を離すな!!】

 

フレイムアイズに止められる

 

しかし、時すでに遅し

 

リトナ「次はお前だ」

 

アリサ「っ!?」

 

何時の間にかアリサに接近していた

 

彼の斬撃をフレイムアイズで受け止めるが………………

 

リトナ「砕け散れ」

 

フレイムアイズも砕かれてしまう

 

アリサ「そんな!?」

 

リトナ「死ね」

 

アリサも爆熱で焼かれてしまう

 

リトナ「フン」

 

更にアリサのバリアジャケットを引き裂く

 

すると、懐から左近が出て来る

 

リトナ「漸く見つけたぞ…………左近!!」

 

すずかとアリサの相棒が破壊された

 

左近はリトナの手に渡ってしまうのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリサ達は負けてしまいましたね

 

次回はフェイトVSリトナ

 

お楽しみに〜

 

 

 

説明
VSリトナ
アリサ達は勝てるか?
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 内容はオリジナル 

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