【獣機特警K-9UG】父ちゃんの友達は神様【非交流】
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寿司職人・正見松男の朝は早い。しかしながら、日曜の朝は一人息子のハヤテへのサービスのつもりで努めて一緒にテレビを見るようにしている。

 

その日曜もハヤテが大好きなヒーロー番組「刑事戦隊パトレンジャー」の開始を待っていた。

 

「パトレンジャーだ!パトレンジャーだ!」

「そうだね。パトレンジャー好きだね。」

 

やがて…

 

「刑事戦隊!」「「「「「パトレンジャー!!」」」」」

 

いつものようにタイトルコールから軽快なテーマソングが流れる。そしてテロップで制作スタッフが紹介されていくのだが…

 

「脚本 武邑智」

 

その名前に松男はピンと来るようすを見せる。

 

「ああ!スミ姉ちゃんが今日の脚本なんだ!」

 

その様子にびっくりしたのがハヤテである。

 

「父ちゃん、どうしたの?」

「ああ、お父ちゃんがちっちゃいころによく一緒に遊んでくれたお姉ちゃんがテレビのお話を作る仕事をしていてね。今日のパトレンジャーのお話はそのお姉ちゃんが書いているんだよ。」

 

松男は努めて分かりやすく説明するが、ドラマ制作の概念の理解は幼稚園児であるハヤテの能力を超えてしまっていることのようで、「父ちゃん何言ってるんだ?」という表情を見せる。

 

「…いいや。大人になったら分かれば。…それより一緒にパトレンジャーを観よう!」

「うん!」

 

結局いつもの寿司正の朝である。

 

おわり

説明
ヒーローの動きを決めるのは脚本家。

父ちゃん:http://www.tinami.com/view/671973
息子:http://www.tinami.com/view/672932
スミ姉ちゃん:http://www.tinami.com/view/676872
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コメント
でもどちらかと言いますとアニマルVの方によりディープに絡んでいるのですよね。(ノエルザブレイヴ)
そのうち、邑智さんが関係者しか手にすることの出来ないパトレンジャーのノベルティグッズをたくさん持って寿司正を訪れることがあるでしょうね。その時は「嬉しいけどこのお姉ちゃんなんでこんなものを持っているんだ?」でしょうけど、もう少し大きくなったらその意味を理解出来るようになるのでしょう。(Ν)
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