義輝記 別伝 その参 青州攻略編 |
【 青州攻めに向けて の件 】
? 陳留 陳留城内 謁見の間 にて ?
華琳「さて、私達は………数日後に青州へ攻め入る。 桂花! 状況の説明を!」
桂花「はっ! まず事の起こりは、?州刺史『劉岱』と済北の相『鮑信』が、反董卓連合に参加した事から始まります。
この時、守りが薄くなった?州に、黄巾賊百万が侵入を果たし、任城国相『鄭遂』等を殺害。 方向を転じ東平に攻め寄せ荒らし回ったとの事です!」
華琳「私達の目的は『青州黄巾賊の壊滅』させる事!
後方に部隊を残すため、約一万人が出動!
周辺諸国には、陳留を襲い落とす可能のある、軍閥及び賊も居ないため、主要な将は全員投入する! 各自準備を怠らないように!!」
沙和「あの……華琳様、質問なの? 援軍は……?」
華琳「援軍は無し! 単独で賊を撃破するから、そのつもりで!」
真桜「た、大将!? そんなムチャな話で大丈夫でっか!?」
華琳「………一刀に策があるそうでね。 一応、軍師達にも確認したら了解を得たわよ……」
朱里「…………場所が限定される奇策でしゅが………」
雛里「………効果は………絶大………でしゅ………」
華琳「………? どうしたの? 二人共…………?」
桂花「はぁ、はい! 実は華琳様から北郷の策を聞き、試しに私達で打ち破れるか協議したのですが………無理……でした」
華琳、軍師を除く一同「──────────!」
桂花「私は───これ以上考えても、弱点など見つからない。 しかも華琳様は……私達が問題無いと判断する前に……先に材料の準備を命じられていたようなので……早々に諦め床に就いたのですが……」
朱里「わ、私達は……この策に不備が無いか……更に追求していて……夜遅くまで……………」
雛里「コクコク(……桂花さんから頼まれた、華琳様の全体画の協議をしていた……なんて……知られたら……あわわわわ!!)」
華琳「私が直に聞いて大きな問題は無い。 もし、軍師達が問題を見つけても、修正可能な小さい所の筈だから、材料の調達を優先したのよ。 ………それとも、桂花? 妬いていた?」フフフ
桂花「〜〜〜〜知りません!!」プィ!
華琳「もう………拗ねないの。
さて、それから皆に告げる! 先程洛陽から伝令が送られてきた!
今回の戦の監査官と何進大将軍配下『郭奉孝』『程仲徳』両名、 護衛として『楽文謙』『張文遠』率いる護衛団百名が陳留に来訪され、我が軍と行動を共にする!」
真桜「凪が!?」 沙和「凪ちゃん!?」
桂花「……………あの軍師………」ギリッ!
朱里、雛里「「 ゴクッ……! 」」
愛紗「張文遠──────!!」
春蘭「アイツに、私こそ……愛紗より強いと、教えてやらねば!」
鈴々「にゃー!! 鈴々! 鈴々が最初に手合わせするのぉ!!」
華琳「…………今回の来訪は、私達の軍備と黄巾賊との勝敗、両方の
確認!! 洛陽と董卓側の正式な使者ゆえ、失礼な事は無いように───くれぐれも注意なさい!!!」
一同「─────────────!!」
華琳「真桜、沙和……凪は、既に向こうの陣営に加わっている身。 心配や逢える喜びも分かるけど………あくまで『友達』範囲にして頂戴。
双方の軍務等に内容になれば、私は貴女達を……処罰しなければならないし、凪の身だって……董卓軍側から疑われる可能性がある。 そんな事にしたくないから……協力して欲しい!!」
真桜、沙和「「 御意! 」」
◆◇◆
【 天麩羅騒動 の件 】
? 陳留 陳留城下 街中 にて ?
霞「───ここが『陳留』かいなぁ!! 思ったより、ぎょーさん繁盛してるやないかぁ!? なぁ? 稟、風、凪っち!」
稟「……霞殿! 私達は漢王朝の代表で、曹孟徳殿に訪ねたのです! もう少し威厳がなくては…………!」クイッ!
風「───稟ちゃん〜! もう無理だと思いますよぉ? ほらぁ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
民1 「楽文謙様だぁ!! 楽文謙様が──お帰りになったぞぉ!!」
民2「『陳留の武神』から『洛陽の守護神』に成られた楽文謙様だぁ!」
凪「あ、あまり騒がないように───えっ!? そんな肩書き名乗っていません!!! 変な肩書きを言うのは、止めてください!!!」
トタトタトタトタ トタトタトタトタ!
子供1「凪お姉ちゃんだぁ! 久しぶり〜!!」
子供2「凪先生ぃぃ〜〜!! 練習続けてる……よぉ!!」グスン
子供3「凪先生! 桃香お姉ちゃん……また遊んでいたんだよ。 怒ってあげってよ………!!」
凪「皆………!! うんうん……クスン 偉いぞ、練習……頑張ってるんだな! 師範代の言うことを、よく聞いて励むんだぞ!!
…それと、桃香の事は、華琳様に伝えておこう!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
霞「おぉ〜!? こりゃまたぁ……凄い人気やなぁ!」
稟「───────話は聞いていましたが、ここまでとは!」
風「さて、そろそろ、お昼になりますよぉ〜? どこか、良いお店を凪ちゃんに教えて貰って……………う〜ん?」
────『 陳留名物 天麩羅屋 』
風「稟ちゃん! 霞ちゃん! これを見て下さいー!」
稟「えっ? この前、陳留に寄ったときは、このような名物料理など無かったはずですが──────!?」
霞「あれて、颯馬軍師の言ってはった『天ぷら』!?」
『───そうですよ!』
霞「凪っち! 用は終わったんかいな?」
凪「皆さんを、待たせる訳にはいきませんから。 私も今は──董卓軍の一員です! 先程、何人かの人に、お昼の美味しい場所を尋ねてみたところ、ここを紹介されまして……………」
宝ャ「おっ? あの軍師が教えたのは『薩摩揚げ』じゃねえのか?」
稟「──私も、水関で曹操方に教えた調理方法は、その『薩摩揚げ』だと聞いておりましたが…………」
凪「はい、私も聞いていた話と違うので、聞き直すと……曹操軍へ伝わった調理法に、一刀殿の『天の知識』も加わり、料理の種類が豊富となり、曹孟徳様が大変喜ばれたそうです。
そして、民間に条件付きで、その調理法を下げ渡されたて、このような名物料理として営業していると。 条件は『売上の二割は、官に上納するように』だそうですよ」
霞「そんじゃ、ここに決め早よぉ昼にしようや? 味の保証もしてくれてるし、曹孟徳への謁見も務めなぁ、あかんからなぁ?」
風「グゥ〜」
稟「風……!」
風「…………お腹の音ですぅ………」
☆☆★
霞「おっ? なかなかいけるやんかぁ〜! この『かつ丼』って言うのぉ!! 肉の臭みが殆ど無くて美味いでぇー、おっちゃん!!」
風「稟ちゃん……。 風の『精進揚げ』を何度見しても……あげませんから。 パリポリ う〜ん 新鮮な味覚です!!」
稟「私だって同じ物を頼んだのですよ! 一足違いで材料が無いなんて───────!」
凪「稟様、わ、私ので良ければ……お分けしますが……」
稟「それは……貰えません! 陳留に残る御友人が、いつ寄るか判らぬ貴女のために用意された『特別めにゅー 辛子ビタビタ精進揚げ料理』でしょう。 凪殿が召し上がるのが筋です。
それに、具が全部唐辛子で、周りも辛子で覆われている激辛料理を食せば………どうなるか童でも判りますよ!!!」
店主「すまねぇな、客人! もう少し待ってくれれば、材料が届くはず『たっだいまぁぁ! 待たせてごめんなのだぁ!!』 おっ! 噂をすれば………将軍方!! お帰りなせぇ!!!」
鈴々「にゃははは! 鈴々、一番なのだぁ!!」
季衣「こらぁー! ちびっこ!! 軽い荷物だけ持ってくなぁ!!」
流琉「………二人共、お客様が居るんだから、騒いじゃ駄目! もし迷惑掛けたら……今から作る料理は、一切食べさせません!!」
鈴々、季衣「「 ─────はぃ! 」」ピシィ!!
……………………………………
霞「ありゃ? うちとやりおうたぁ……ちびっ子!!」
鈴々「あっ─── 愛紗と戦ったぁ………布巻いたお姉ちゃん!!」
稟「………えーと、貴女方は曹操軍に居た…………」
季衣「あぁ────! 凪ちゃん! 久しぶり!!」
稟「……まぁ、そんなモノです。 べ、別に落ち込んでなど……」
流琉「あっ! 虎牢関の時は、助言ありがとうございました! おかげで華琳様や兄様が……無事に帰って来てくれました。 本当にありがとうございます!」ニコッ!
稟「 い、いえ、それが、私の役目ですから………」
店主「典韋将軍! このお客が、店の材料が揃うまで待ってくれたんでっさぁ!! 腕を振るって、急いで調理を手伝って下せえ!!」
流琉「す、すいません!! 急いで支度しますので、もうしばらくお待ち下さい!!」パタパタ パタパタ!
宝ャ「ほらよ! 手拭いだ。 いい女に涙は不要さ」
稟「…………………………」スッ クスンクスン フキフキ
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
店主「待たせてぇすまねぇ! 当店自慢『薩摩揚げ』って言う『天の国』の料理だぁ!! しかも、材料取れたて、典韋将軍直々の調理とは、お客さん運がいい!!
食せるのは、曹孟徳様以下重臣の方々と、偶に手伝いに来てくれるこんな時だけだぁ!! 許緒将軍と張飛将軍は、もうしばらくお待ち下せぇ!!!」
鈴々、季衣「「 ………………ギュルルル……… 」」ポタポタ
稟「はぁ、はい!! では、いただきまぁ………す?」
風「ジィ─────────」
稟「先程、私の懇願を鰾膠もなく(にべもなく)、断ったのは風でしょう! だから、私が戴きま…………『ジィ────』わかりました! 分かりましたから! しかし、最初の一口は私ですからね!」
ぱっく! モグモグ ────!
稟「───これって魚なんですか? ですが、骨が無い!! しかも油で揚げているため、焼くとか煮るとか違う味わいがぁぁ!!」
風「……………稟ちゃん。 能書きはいいですから、風にも食べさせて……『もう一口、もう一口だけぇ!』 ………はぁ……」
…………………………………………
稟「……………申し訳ない………風………」土下座
風「────プンプンですーよぉー。 稟ちゃんたら約束したのに、待つ身の目の前で、全部平らげるなんて……鬼、人デナシ、種馬!」
稟「くっ────! もの凄く人格不定された言葉が───!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鈴々「それ駄目! 鈴々の分、鈴々の分!!」
季衣「ちびっ子は食い過ぎ!! 少しは控えろ!!! これはボクんのだぁ─────!!」
霞「こらぁ!! えぇ加減にぃ───もう止め! 止めれぇ!!
………調理してくれはった、あの子の分も平らげるのちゃうか!?」
季衣、鈴々「「 〜〜〜〜〜〜〜!! 」」 ピタッ
霞「───ったく、ちぃこい体して、大皿二杯をペロッとてぇ、どない胃袋しとるんやぁ? ほんまにもぉ………」ポンポン ポンポン
季衣、鈴々「…………………………」
流琉「────あ、あの、すいません!! 二人共……食になると見境が無くなって…………」シュン
霞「いやぁ……ええねんけど……一つだけ頼み聞いて貰えんかい?」
流琉「はい?」
霞「その『薩摩揚げ』……ウチも一枚、一枚だけで…ええねん! 食べさせて貰えん? 」
風「風も、是非ご相伴させて下さいー!」
凪「わ、私も……………」
稟「……………」(店の隅で、しゃがみ込み……文字を書いてる)
流琉「いいですよ! 皆で食べた方が美味しいですし…あっ、そこの眼鏡の方もどうぞ! 入らして召し上がって下さい!!」
稟「……………………」スクッ モジモジ
風「……仕方ないですねー。 風も意地悪した事ですしー、稟ちゃん! 早く来ないと稟ちゃんの分は、宝ャにあげちゃいますよー!」
稟「今、行きますので残してぇぇぇ!!!」ダッ!
☆★★
風「満足ですぅ───グゥ〜!!」
稟「食べた早々に───寝るなぁ!!!」
風「おおぅ───!!」
凪「それでは、行きましょうか?」
流琉「? そう言えば、皆さんは……曹孟徳様に……まだ?」
霞「いやぁ、謁見中に腹の虫が鳴かれても……と思うてなぁ!」
凪「先に先触れは出して、お昼以降から登城する旨、お伝えしてありますから大丈夫ですよ?」
流琉「そうですか……。 それならいいのですが………」
稟「…………何か、曹孟徳殿に変わった事が………」
ビクッ!
流琉「…………………………いえ! すいません。 私の勘違いでした。 余計な事を言ってしまい、申し訳ありません!
………ご案内しますので、私の後に付いてきて下さい。」
稟「────分かりました。 それでは……お願いします!」
流琉「はい! おじさん!! 片付け手伝えなくて、ご免なさい! 今から、お城に戻りますので!!」
霞「おっちゃん! 美味かったでぇ!! また寄らせて貰うさかい、体に気ぃ付けてなぁ!! 代金置いとくかいなぁ!!」
凪「ご馳走様でした!!」
風「美味しかったですよぉ〜!!」
店主「へい! ありがとうござぃ!! またのお越し!!!」
トットットットッ!
鈴々「待ってぇ! 鈴々達も行くのだぁ!!」
季衣「召集掛けられるのは、分かっているからねぇ!!」
★★★
? 陳留城下 街中 にて ?
風「───それでは、『薩摩揚げ』が颯馬さんの教えてくれた調理法で、『天麩羅』が北郷さんの教えてくれた調理法ですかー?」
流琉「はい! 天城様と敵同士の関係でしたが………私には料理の先生のお一人です。 兄様も色々教えてくれるのですが……」ポッ!
風「ふ────ん」ニヤニヤ
宝ャ「おい、風! 他人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んじまうって話だぜぇ!!」
風「おぉ〜! それは怖いですねぇー!(棒読み)」
稟「…………………………………」
凪「稟さん? どうされました?」
霞「───どないしたん? 腹でも下したかぁ?」
稟「違います! ……天城殿が言っていた言葉が、気に掛かっていたものですから…………曹孟徳殿を『一人の虚勢を張る女の子』と評価していたのですよ? あの才気煥発な覇王を…………!」
霞「───────! 颯馬軍師は、そう見えはるかぁ……」
凪「………………………………」
稟「………どちらにしても、曹孟徳殿にお会いしなければ、何とも言えないですね…………」
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あとがき
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今週忙しくなりそうですので、急ぎ投稿しました。
次の投稿は、来週日曜以降に、なるかもしれませんので。
待ってる方は、あまり居ないと思いますが……念のため。
naku様、要望とは、かなり変わりましたが…本文に取り入れて出してみました。 こんな具合で宜しいですかね。
また、よろしければ読んで下さい。
説明 | ||
義輝記の続編です。 物語が華琳を中心に動くため、颯馬達は、当分お休みです。 また、今回少し短いです。 よろしければ、読んで下さい。 4/15 民の台詞を変更しました。 |
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コメント | ||
禁玉⇒金球様 コメントありがとうございます! 偶に、こんな拠点みたいに書いてみるのも、いいもんですねぇ………。 桃香は、当然減給されましたw。(いた) ちょこっとだけほのぼのパートですね、サボりをカムロ達にチンコロされている駄乳がいましたが。(禁玉⇒金球) mokiti1976-2010様 コメントありがとうございます! 颯馬の周りには『織田信長』達が居ますのでw 天麩羅も海鮮丼とか出そうと思いましたが……生ですので却下しました。 因みに、始めて『薩摩揚げ』を書いて投稿しましたら、3日後に貰う幸運に恵まれました。(いた) 確かに天麩羅なら一刀の方が知っているでしょうね。しかし颯馬も華琳さんを女の子扱いですか…そんな恐ろしい事出来る男は一刀だけかと思ってました。(mokiti1976-2010) naku様 コメントありがとうございます! もう少し時間があれば……練って文章長めにするんですが。 一応、一刀の知識による部分の特許料ですw 開発費と食費(今回登場のちびっ子達が試食)がかかったからです。 (いた) |
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