真・恋姫†無双 〜孫呉千年の大計〜 第3章 14話
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第3章 群雄淘汰・天下三分の計編 14話 『 亡国の兆し 〜天を衝く市井の大音声〜 』

 

 

 

 

「それにしても高順よ 此度の作戦大丈夫なのかのう?」

 

「大丈夫?・・・とは?」

 

寿春で暮らしていた頃、馴染み客として通っていた酒場で、今しみじみと酒を飲んでいる祭

それに付き合っている高順という構図であり、自身に不安がなかっただけに、高順は首を少し傾げ祭へと聞き返す

 

「孫呉からもそっと兵を連れてきた方がよかったんじゃ?」

 

「そういわれましてもねぇ? 軍師である皆様方が立てた作戦に対し、今更異を唱える事はさすがに・・・」

 

祭の心配?というか愚痴を他所に、困惑の表情を浮かべる高順でありました

 

前話で飲んだくれていた酒場での会話にて

たまには副将を替えてみんか? 酔っ払った勢いなのか、真面目なのか

そう祭に言われた霞は、面白そうやん ええで?と即答であったそうな・・・

高順や祭の副将である蒋欽にとって、この交代劇は寝耳に水の出来事であり、失礼かつ迷惑この上ない所業といえた

 

そんな事情もあって、高順はこうして祭に従って寿春に来ている訳なのであるが・・・

 

「そうなんじゃろうがのう どうも今回の作戦 最初から胡散臭くて仕方がないのじゃよ

 この地に住んでいた当時からじゃが、反骨精神というよりは、もはや諦めじゃったわい

 そう、こ奴らは皆、飼いならされた家畜の眼じゃあれは・・・

 

 そんな虚偽に慣れきった者達がじゃ いざ!はい、そうですかと

 冥琳のいう通りに、素直に武器をとって反乱を起こすとは到底思えんのじゃ」

 

「言っている事が分らないではありませんが、作戦内容を聞いた時におっしゃるべきではありませんか?」

 

霞とは違って高順の祭への言葉に、毒舌?とも思える言葉が少しも混じっていない

・・・というのも高順の場合、親しい人以外には遠慮して、辛辣な言葉を決して吐かないのである

 

「冥琳にはすでに何度も警告し口酸っぱくして言ったんじゃよ この作戦はちと無謀すぎやせんか?とな

 だが冥琳の奴め 理由も述べず、何を根拠にしておるのか分らんのじゃが、大丈夫ですからの一点張りじゃ

 お主は冥琳や親しい北郷から何か聞いておらんか?」

 

「いいえ何も 呉の宿将である祭様が知らないのに、霞様の副将である私が知る立場にありませんよ?」

 

「ううむ・・・ そうか無理を言ってすまなんだの〜」

 

祭も高順との距離感を掴みかねているのか、駄々をこねるというような事は控えているようである

 

「我々の人智の及ばぬ数々の事をやってこられた方々です 

 我々がいる寿春の決起は最後ですし、とりあえず大人しく様子をみてみることにしましょう 

 そうすれば冥琳様、祭様のどちらの言が正確なのか分りましょう?」

 

「ううむ そうじゃの 高順の言う通りじゃ 不安なのじゃが致し方あるまいの〜」

 

まだ祭に不満は残っているのだろう、その表情が晴れる様子は一向になかったが

祭の指摘した点も高順としても分るだけに、いつもの相方である霞とは違い、全てにおいて調子が狂っているのかもしれない

 

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「祭が寿春で、楓が廬江という重要都市を任せられとるんやで?

 普通、汝南辺りがうちちゃうか? なんでうちは田舎の合肥、濡須口担当なんや・・・」

 

「今後の事を考えて・・・の起用だそうですよ?」

 

一方の霞と蒋欽のコンビであるが・・・ 外見上こちらの方は全然変りがないようにみえる

 

祭の副将となっている蒋欽 元は明命と共に江賊でやんちゃをしていた頃もある人物であり

劉表に属していた思春と何度となく戦っていた古豪だったりする経歴をもっている

 

そして祭の副将争いにて徐盛が脱落したのは、蒋欽を超える信頼を得ることができなかったのが理由である ※第1章SS 呉の三羽烏編参照

 

実直を旨とし、日々質素倹約に努める”カタブツ”と呼ぶに相応しく、高順とはまた違った味のある男でもある

ただやんちゃしていた頃の面影は、雪蓮と祭の再教育?の賜物?ゆえか、明命共々全く影も形もなくなっており

恥ずかしい過去を握っているゆえか、祭にとって都合がよく・・・実にウマが合うのだろう 

祭に毎度仕事を押し付けられても、真面目に遂行してみせる健気さをみせ

その様子をみて好感を抱く蓮華が見かね、時折こっそりと手伝いをしているようである

 

そんな性格だからこそ、長年祭の下で副将として付き従うことが出来るのであろう

 

「今後って・・・10年先かい? それとも20年かいな? うちその頃にはおばあちゃんになっとるで」

 

相手が高順だろうと蒋欽だろうと、口調など変る様子は一切ない! 

気配り? 何それ 美味しいの?という天上天下唯我独尊ぶりで

もはや誰も止められぬ言いたい砲台?・・・もとい、言いたい放題状態の霞であった

 

「実は・・・この指令なんですが、まだ続きがございまして・・・」

 

蒋欽は霞へと自身の顔を近づけ、声をひそめて霞へと進言する

 

「まどろっこしいのは性に合わん! いっぺんにいいや!!」

 

酒臭い息を吐きつつ声を荒げ、眉をひそめて怪訝な表情を少しも隠そうとしない霞

 

「ハッ もっ申し訳ありません 実はごにょごにょ・・・」

 

ただ祭を長年相手しただけあって、霞の機嫌が悪くなっても何のその

霞だけに聞こえるよう呟くように囁いてみせる蒋欽に

 

「へっ? ふっふんふん ほぉ〜 そういう事ならええやろ そっちの方が面白そうやしな

 了解したと冥琳へ伝えとき 当分うち、”ここらへん”におるからちゅ〜て、交代時に高順にそう伝えといてな」

 

「承知致しました 必ず伝えておきます」

 

ちょろすぎる!!なんて事を思っているかは定かではないが、見事なほどすっかり蒋欽の言葉に丸め込まれている霞でありました

 

「ふふふ 実に楽しみやな〜 腕がなるわ〜」

 

首を左右へと大きく振り、ゴキゴキと音を鳴らし気合が入る霞を苦笑しつつ、傍で静かにお茶を飲んで控えている蒋欽でありました

 

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「楓様 時間でございます 全ての準備が整い、いつでも出陣できます」 

 

瞑想している楓に対し、副将である董襲がそっと楓の耳へと顔を近づけ囁く

 

祭の時と同様、楓の副将争いにて珊瑚が脱落したのは、この董襲がいたからに他ならない     ※第1章SS 呉の三羽烏編参照

 

配慮の行き届いた董襲の言葉を聴いた楓はそっと瞳を開いた

その瞳にはすでに、意志の強い輝きに満ちており、視線を眼前へと集まる皆へと左右に動かし確認するのであった

 

「そうか 皆、準備ご苦労であった 

 此度の作戦のキモとなるは、廬江にいるあたしらだ! 見事戦の先陣を切り魁とならん! いくぞ!皆の衆」

 

「「オオォーーー!!」」

 

確認し終えた楓は頷きを1つ入れ、集まった皆へと鼓舞してみせた

その大音声と共に出陣し、一向は廬江太守・劉勲が拠を構える皖城へと只管突き進んでいく

 

楓達が出陣した当初は、約200名ほどの人数であったが、次第に合流し増加していき

到着する頃には2000名を軽く越す人数へと膨れ上がっていた

 

自分達が強くなったような気がする、これは皆がその後口々に言った言葉であるが

そうした効果が引き金となり、より安心感と勇気が漲った事により、此度の作戦が成功したともいえる秘訣なのであった

 

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「なんでおじゃるか! 騒々しいのぅ〜?」

 

寿春城内が普段とは違い慌しくなっていた 

優雅さに欠けることよのう、その事を不快に感じた??は、重い腰をあげ部屋の外へと歩んでゆく

 

「軍師様 ここにおいででしたか! 至急お耳に入れたき情報がございまして! 」

 

部屋を出た途端に、そこへ慌しく走ってきた伝令とばったり出くわしたようであった

 

「至急でおじゃるなら仕方ないのう〜 誰かに聞かれ騒がれては事でおじゃる 

 報告は睦言を交わすように控えめにのう?」

 

何故控えめに報告しなくてはならないのか?

そう思う余裕が全く失われていた伝令でありました

 

「ハッ それでは・・・」

 

伝令へと耳を向けた軍師に対して、伝令は言われるままに内容を耳打ちしだす

 

「ふむふむ なるほどのう よく知らせてくれた 役目大儀でおじゃる

 この事、皆には他言無用に・・・な?」

 

「・・・よろしいのですか?」

 

「よいというておろう? まろから皆へと告げるゆえにな」

 

「ハッ 承知致しました それでは失礼致します」

 

伝令は怪訝な表情をしたものの・・・衝撃的な情報ゆえ騒ぎ立てるなという事なのだろうと察していた

軍師である??の命に承服し礼をし退出する伝令

 

さてこの伝令からの報告とは、楓に先導された廬江での大規模な反乱の一報の事であった

その情報が寿春に届けられもたらされた瞬間であった

 

「もう潮時でごじゃるな ホッホッホ 万事上手くいっておるのう〜」

 

伝令をさがらせた軍師??は、手の甲で口を隠し、そう軽く笑いながらも

繋ぎはすでにつけ終えた後は・・・細められた眼をギラつかせニヤつきながら、今後の事を思案している様子であった

 

当然の事ながら、軍師??から美羽や七乃を始めとした首脳陣へは、この一報の情報がもたらされるという事はなかったのである

 

 

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前話にて記した”建業の参謀室にて秘密裏に行われた会合の一幕”であるが

その後も何度か会合が開かれ、その中で今回の作戦のキモともいえる部分を種明かし(抜粋)すると、以下のような内容であった

 

「陛下 群集心理とは一体!?」

 

眼鏡をクイックイッと上げながら一刀へと聞き返す 

聞いた事がない言葉だけに、冥琳を始めとした皆の知識欲を疼かせたらしい

 

「心理学っていう俺のいた世界の学問の中にあるんだけど、群集時に生じる特殊な心理状態のことだよ 

 衝動的で興奮性が高まり、総じて個々の判断力や理性的思考が低下して、他人の意見に同調し流されやすくなるんだよ」

 

「実に面白い考察ですね」

 

紅が感想と共に、冥琳を始めとした軍師皆が素直に感心していたのだった

 

「一頭の狼に率いられた百頭の羊の群れは、一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れにまさる

 今から随分後に生まれるナポレオンって人の有名な言葉なんだけどね」

 

後世の者の言葉を聞くという、なんとも不思議な遣り取りなのであるが

今となっては皆慣れてしまったのであろう この中の誰一人として、その点に突っ込む者などいなかった

 

「ふむ なれば今回の作戦 その心理とやらを利用してみますかな?」

 

冥琳の語尾が疑問系になっていた 冥琳としては冗談を言ったつもりだったのであろうが

 

「孫呉の将(一頭の狼)に率いられた農民達の決起の群れ(百頭の羊の群れ)という所かな」

 

一刀が以外にものってきた事も手伝ったのか

 

「群集心理とやらが悪く働いた例としては、黄巾の乱が例と思えばいいのですかな?」

 

こう一刀へと問い返し、冥琳なりにこの作戦を遂行できるのかを計っていたのである

 

「そうだね 暴徒や破壊衝動に囚われることがそうだね

 一方、お祭りなんていうのは良い方かな あとLIVEとかもそうかな

 LIVEっていうのは、歌手が歌う音楽を皆で聴く集まりの事だよ」

 

「なるほど 良くも悪くも使いようという事ですね」

 

冥琳が思考を練っている間にも一刀の説明は続いており

その間を紅が上手く繋いでみせた

 

「その通りだね 紅さん

 あまり褒められた使い様とはいえないけれど、手段を選んでいられる程、こちらにも”時間的余裕”がある訳でもないからね」

 

「ですね 曹操陣営と公孫賛陣営、共にもう一触即発の状況へと陥ってますからね」

 

華琳と同盟を結んでいる呉が関係修復を仲介して欲しい

本音なのか時間稼ぎなのか詳細は不明であるが

華琳に手を焼いていた白蓮から、そうした内容の書状が届き、修復すべく紅が動いていたのである

 

「明命からの報告によると、司馬懿はかなり荒い手口を使って、公孫賛側を煽ってきているらしいからな

 曹操も司馬懿の行為を黙認状態だから辛いのだろうな」

 

麗羽との河北決戦に勝てた白蓮であったのだが、一難去ってもまた一難といった所なのであろう

元々人材難だけに、人手不足がより顕著となり、頭を痛めていることであろう

 

優秀な人材が豊富な孫呉だけに助けてやりたいのは山々な所なのであるが

表立って援助しすぎて、今同盟を結んでいる曹操と事を構えるとなると

袁術、劉jの領土を併呑するのに、どれだけの時間を費やされることとなるのか想像さえ困難である

そうなっては本末転倒な事となるだけに、孫呉としても親しい関係である白蓮に肩入れし難い状況下にあったりする

 

「ああ 妾達が荊州北部と豫州の袁術の領土を制するのが先か

 公孫賛と曹操が雌雄を決し、河北を制するのが先か かなり微妙な情勢となってきているさね」

 

王林の指摘はまさに的確であり、河北の件に孫呉が介入する難しさを露呈していた

 

「河北が制されれば、次は西の馬騰か南の我々の動向へと自然と向く事になるからな

 順当にいけば最大の敵と目されているこちらだろう 余程我らと早く雌雄を決したいらしいな 曹操は」

 

同盟を結んでいる以上、声を大にしては言えないが

華琳の動向はどうみても、白蓮を下した先にある孫呉との決戦を描いている思惑が透けてみえていた

 

「出来れば早めに落とし、対策や準備を整えたい所です」

 

そうした王林の指摘に対して、亞莎が同意し口を挟んできた

 

「亞莎の言う通りだな その為にも荊南を制した時のように、無駄な被害は最小限に抑えねばならん」

 

「呉公さまの仇討ち、早く成し遂げ墓前に報告したいですね〜」

 

「そうだな 穏 曹操と雌雄を決する前に、我らが汚点である劉表、劉j、蔡瑁、長きに渡る争いにも決着をつけねばならんしな」

 

冥琳と穏が亞莎に同意を示しつつ、自身の意見を述べていく

 

「まだまだやることが、あちこち山積してますね」

 

やれやれと苦笑し溜息と悪態をつく藍里に対して

 

「ハッハッハ 違いない 我々軍師皆がお役御免となり、暇となるのは何時の事やら」

 

冥琳が苦笑交じりに無理に笑い飛ばしてみるものの・・・

 

「案外、死してお墓の中でってことになるだろうさね」

 

王林の辛辣な言葉が、軍師の皆の心に見事なまでに深々と突き刺さるのであった

 

「くっくっく かもしれぬな とりあえず、”狡兎死して走狗烹らる”

 ・・・となるまでには、こちらの方はまだまだ、猶予はたっぷりと残されているだろうさ」

 

さすが冥琳と王林、互いに喰えぬ者同士の掛け合いときたものである 

 

「そう簡単に逃がすものですか その時には墓の中まで追って、首を絞めてでも仕事をしてもらうわよ」

 

「それ 全然笑えない冗談ですよ〜 王林さまぁ〜 冥琳さまぁ〜」

 

最後は雪蓮の無慈悲な言葉と穏の悲鳴で強制終了と相成りました

 

 

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●『真・恋姫†無双 − 真月譚・魏志倭人伝 −』を執筆中

 

※本作品は【お気に入り登録者様限定】【きまぐれ更新】となっておりますので、ご注意を

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お手数をおかけ致しまして申し訳ありませんが、ご理解とご了承くださいますよう、何卒よろしくお願いいたします<(_ _)>

 

■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

 

 ○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン) 

 

  春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し

  『江東の虎』の異名で各地の豪族を震撼させた

  優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた

 

  容姿:髪は桃色で、孫家独特の狂戦士(バーサーカーモード)になると、右目が赤色に変化するのが特徴で、平時は量目とも碧眼である

  祭と同じく胸が豊満で背は祭より高い 体格は祭よりすこし大きい 顔立ちは蓮華というより雪蓮に似ているだろうか

 

 ○張紘 子綱 真名は紅(コウ) 

 

  呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程c(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる

  張昭と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  ※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。 

   呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です

 

  容姿は青眼で背丈は冥琳より少し低い 顔は姉の王林とは似ておらず童顔で人に安心感を与える顔立ちである

  髪は腰にまで届こうかという長く艶やかに保った黒髪を束ね、ポニーテールと呼ばれる髪型にしている事が多いが

  その日の気分により、長髪を肩辺りで束ね胸の前に垂らしている場合もあるようである

  服装は藍色を基調とした西洋風ドレスを身を纏っている

 

 ○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)

 

  普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う

  発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する

  このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される

 

  ※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです

 

  容姿は真名と同じく琥珀色の瞳をもち、髪は黒で肌は褐色がかっており月氏の特徴に似通っている

  背は明命と同じくらいで、服装は赤を基調としたチャイナドレスを身に纏っている

 

 ○張昭 子布 真名は王林(オウリン) 

 

  呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である

   『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる

  張紘と共に『江東の二張』と称される賢人

 

  妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか

 

  容姿は冥琳より少し高めで、紅と姉妹でありながら顔立ちが似ておらず、冥琳と姉妹と言われた方がピッタリの美人系の顔立ちである

  眼鏡は使用しておらず、服装は文官服やチャイナドレスを着用せず、珍しい”青眼”でこの眼が妹の紅と同じな事から

  姉妹と認識されている節もある 紫色を基調とした妹の紅と同じ西洋風のドレスを身を纏っている

 

 ○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)

 

  緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名

  祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする

  部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている

 

  真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・

 

  容姿は祭と同じくらいの背丈で、端正な顔立ちと豊かな青髪をうなじ辺りでリボンで括っている

  均整のとれた体格であるが胸は祭とは違いそこそこ・・・ちょっと惜しい残念さんである

 

 ○凌統 公績 真名は瑠璃(ルリ) 

 

  荊州での孫呉崩壊時(※外伝『砂上の楼閣』)に親衛隊・副長であった父・凌操を亡くし、贈った鈴をもった仇がいると

  知った凌統は、甘寧に対して仇討ちを試みるものの・・・敵わず返り討ちにあう間際に、一刀に救われ拾われることとなる

  以来、父の面影をもった一刀と母に対してだけは心を許すものの・・・未だ、父の死の傷を心に負ったまま

  呉の三羽烏の一人として日々を暮らしている

 

  容姿はポニーテールに短く纏めた栗色の髪を靡かせて、山吹色を基調とした服に身を包んでいる小柄な少女

  (背丈は朱里や雛里と同じくらい)武器は不撓不屈(直刀)真名の由来で目が瑠璃色という裏設定もございます

 

  ○朱桓 休穆 真名は珊瑚(サンゴ)

 

  『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の朱氏の一族

  槍術の腕を買われ、楓の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  部隊内では『忠犬・珊瑚』の異名がある程、一刀の命令には”絶対”で元気に明るく忠実に仕事をこなす

 

  容姿:亞莎と同じくらいの背丈で、黒褐色の瞳に端正な顔立ちであり黒髪のセミロング 人懐っこい柴犬を思わせる雰囲気をもつ  

  胸に関しては豊満で、体格が似ている為よく明命から胸の事で敵視されている  

 

  ○徐盛 文嚮 真名は子虎(コトラ)

 

  弓術の腕を買われ、祭の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人

  『人生気楽・極楽』をモットーにする適当な性格であったが

  一刀と他隊長である珊瑚と瑠璃・隊長としての責に接していく上で徐々に頭角を現し

  後に部隊内では『猛虎』と異名される美丈夫に成長を遂げていくこととなる 

 

  容姿:思春と同じくらいの背丈で黒髪のショートヘア 体格も思春とほぼ同じく、遠めからでは瓜二つである 

  二人の区別の仕方は髪の色である(所属部隊兵談) またしなやかな動きを得意としている為、思春の弓バージョンと言える 

 

  ○諸葛瑾 子瑜 真名は藍里(アイリ)

 

  朱里の姉 実力にバラツキがあった為、水鏡から”猫”と称される

  その後、水鏡と再会時に”猫”が変じて”獅子”になりましたわねと再評価される

  天の御遣いの噂を聞きつけた藍里が冥琳の元を訪れ、内政・軍事・外交とそつなくこなす為

  未熟であった一刀の補佐にと転属させられる 

 

  初期には転属させられた事に不満であったが、一刀に触れ与えられる仕事をこなす内に((蟠|わだかま))りも消え

  一刀に絶大な信頼を寄せるようになる

  後に亞莎が専属軍師につくと、藍里の内政面への寄与が重要視される中で、藍里の器用な才を愛し、軍師としても積極的に起用している

 

  容姿は朱里より頭一つ高いくらい 茶髪で腰まであるツインドテール 朱里とよく似た童顔でありながらおっとりした感じである

  服装に関しては赤の文官服を着用しており、胸は朱里と違い出ている為、朱里とは違うのだよ 朱里とは・・・

  と言われているようで切なくなるようである(妹・朱里談)  

 

  ○太史慈 子義 真名を桜(サクラ)

 

  能力を開放しない雪蓮と一騎打ちで互角に闘った猛者  桜の加入により瑠璃が一刀専属の斥候隊長に昇格し

  騎馬弓隊を任されることとなった(弩弓隊・隊長 瑠璃→子虎、騎馬弓隊・隊長 子虎→桜に変更)

  本来の得物は弓で、腕前は祭を凌ぎ、一矢放てば蜀の紫苑と互角、多矢を同時に放てば秋蘭と互角という

  両者の良い処をとった万能型である

 

  武器:弓 不惜身命

  特に母孝行は故郷青州でも有名であり、建業の役人街が完成した際に一刀の薦めもあって一緒に迎えに行く

  隊長として挨拶した一刀であったが、桜の母はその際に一刀をいたく気に入り、是非、桜の婿にと頼み込む程であった

   

  容姿はぼん・きゅ・ぼんと世の女性がうらやむような理想の体型でありながら身長が瑠璃ぐらいという美少女系女子

  眼はブラウン(濃褐色)であり、肩下までの黒髪 気合を入れる時には、白い帯でポニーテールに纏める

  一刀の上下を気に入り、自身用に裁縫し作ってしまう程の手先の器用さもみせる

 

  真剣に話している時にはござる口調であるが、時折噛んだりして、ごじゃる口調が混ざるようである

  一時期噛む頻度が多く、話すのを控えてしまったのを不憫に思った為

  仲間内で口調を指摘したり笑ったりする者は、自然といなくなったようである

 

 ○高順

 

  「陥陣営」の異名をもつ無口で実直、百戦錬磨の青年 

  以前は恋の副将であったのだが、恋の虎牢関撤退の折、霞との友誼、命を慮って副将の高順を霞に付けた

  高順は恋の言いつけを堅く守り続け、以後昇進の話も全て断り、その生涯を通し霞の副将格に拘り続けた

 

 ○馬騰 寿成 真名を翡翠(ヒスイ)

 

  緋蓮と因縁浅からぬ仲 それもその筈で過去に韓遂の乱で応援に駆けつけた呉公に一目惚れし

  緋蓮から奪おうと迫り殺りあった経緯がある

 

  この時、緋蓮は韓遂の傭兵だった華雄にも、何度と絡まれる因縁もオマケで洩れなくついて回ることとなるのだが・・・  

  正直な処、緋蓮としては馬騰との事が気がかりで、ムシャクシャした気持ちを華雄を散々に打ちのめして

  気分を晴らしていた経緯もあったのだが・・・当の本人は、当時の気持ちをすっかり忘れてしまっているが

 

  この事情を孫呉の皆が仮に知っていたのならば、きっと華雄に絡まれる緋蓮の事を自業自得と言いきったことだろう・・・

 

 ○孫紹 伯畿 真名を偲蓮(しれん)

 

  一刀と雪蓮の間に生まれた長女で、真名の由来は、心を強く持つ=折れない心という意味あいを持つ『偲』

  ”人”を”思”いやる心を常に持ち続けて欲しい、持つ大人へと成長して欲しいと2人が強く願い名付けられた

  また、偲という漢字には、1に倦まず休まず努力すること、2に賢い、思慮深い、才知があるという意味もある

 

  緋蓮、珊瑚、狼をお供に従え?呉中を旅した各地で、大陸版・水戸黄門ならぬ

  ”偲”が変じて”江東の獅子姫様”と呼ばれる

 

 ○孫登 子高 真名を桜華(おうか)

 

  一刀と蓮華の間に生まれた次女で、子供の扱いが分らぬ蓮華の犠牲者1号となり

  早々に侍従長の咲と思春の手により育てられることとなる

 

  そんなエピソードがあるのにも関わらず、聡明な娘で人望も厚く育ち、王となってからは自身の才能をいかんなく発揮させる

  一刀や蓮華に似ているというより、姉である雪蓮に似ているとの蓮華談有り

  後年孫呉の王として、天皇となりし姉・偲蓮を支えることとなる

 

 ●その他武将

 

  蒋欽ー祭の副将、董襲ー楓の副将

  歩シツー珊瑚の副将、朱然ー昔は瑠璃、現在子虎の副将、丁奉ー昔は子虎、現在は桜の副将 周魴ー瑠璃の副将

 

 ○青(アオ)

  白蓮から譲り受けた青鹿毛の牝馬の名前 

 

  白蓮から譲られる前から非常に気位が高いので、一刀以外の騎乗を誰1人として認めない 

  他人が乗ろうとしたりすれば、容赦なく暴れ振り落とすし蹴飛ばす、手綱を引っ張ろうとも梃子でも動かない

  食事ですら・・・一刀が用意したモノでないと、いつまで経っても食事をしようとすらしないほどの一刀好き

 

  雪蓮とは馬と人という種族を超え、一刀を巡るライバル同士の関係にある模様

 

 ○狼(ラン)

  珊瑚の相棒の狼 銀色の毛並みと狼と思えぬ大きな体躯であるが

  子供が大好きでお腹を見せたり乗せたりする狼犬と化す

 

 

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【あとがき】

 

常連の読者の皆様、お初の皆様 こんばんは 雪月でございます

いつも大変お世話になっております 

 

この度の話いかがでございましたでしょうか?

本来なら、今週にて完結の運びにもていこうと計画していたのですが、とても無理でございました

 

次回更新にて決着をつけれたらと思っておりますが

現在の所、結構なボリュームとなっているようなので・・・とても次回で終わる気がしないのですががが (−x−;)

GWという区切りに無理して拘らず、ボチボチと制作してまいります(´・ω・`)

 

また、新しいちょい役なのですが、祭の副将・蒋欽、楓の副将・董襲をこの機会に出してみました

そんな訳でして、人物紹介の●その他武将に追記しておきました

 

順調?に増加し、本文並みに長くなってる人物紹介なのですが・・・ その事は極力気にせず参りたいと思います(汗

 

外伝にて少し出し、名前はまだ出していませんが、思春の副将に関しても”人物名”は当事からすでに決まっていたりします

真名無しなので活躍のほどは微妙なのですが、こちらに関しても出す機会があれば出したいと思っております 

 

これからも、皆様の忌憚のない御意見・御感想、ご要望、なんでしたらご批判でも!と何でも結構です

今後の制作の糧にすべく、コメント等で皆様のご意見を是非ともお聞かせ下さいませ 

 

それでは完結の日を目指して、次回更新まで(*´∇`)ノシ マタネ〜♪

 

 

説明
常連の皆様&お初の方もこんばんは いつもお世話になっております

この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております
主人公は北郷一刀 メインヒロインは雪蓮と蓮華と仲間達でお送りしております
※猶、一刀君はチート仕様の為、嫌いな方はご注意を! ※オリキャラ紹介は本文下記参照のこと

次なる標的は袁術軍となった 
作戦を遂行する前に、両軍入り乱れ様々な将の思惑が錯綜する 

それでは心の赴くままに・・・ 作品を心行くまで、ごゆるりとご堪能くださいませ どうぞ!
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コメント
>以後も皆様からのコメントカキコやご指摘などなど、お気軽にカキコくださいませ お待ちしております またいつもコレクション並びに支援ボタンを押してくださる皆々様、誠にありがとうございます&lt;(_ _)&gt;(雪月)
>naku様 いつもコメントカキコありがとうございます そうですね 生きていたらと思うと張遼とはまた違った惜しい人物でありました 高順ほどの人物を副将に出来る者もそういないとは思いますが(笑 真名なしなのですが、これからも皆を呪う?ほどたっぷりイジってもらうつもりです(雪月)
>観珪様 謎軍師のご指摘に関しまして、最後にて明記し種明かししておりますが、ヒントとしまして司馬懿と主従関係があるという訳ではありません(雪月)
>たっつー様 冗談を多分に含んだ逃げられないという比喩表現ではありますが、リアルで本当にあったら嫌ですよね(滝汗(雪月)
>たっつー様、観珪様、いつもコメントカキコありがとうございます&lt;(_ _)&gt; (雪月)
先従隗始、ですね。 それにしても美羽ちゃんのところにいる謎軍師、司馬懿さんとこと繋がりがあるっぽい……んですかね(神余 雛)
タグ
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