真・リリカルなのは 第十二章 非道なる報復編 第二十六話 左近の脅威
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遂に始まった因縁の対決

 

レインは嘗ての師リトナの野望を阻めるのか?

 

レイン「クソッ」

 

今の一撃は確実に決まったと思われた

 

しかし、リトナも全ての力を出している訳ではない

 

リトナ「お前では私に勝てん」

 

はっきりと断言する リトナ

 

しかし、それで諦めるほど潔くない レイン

 

レイン「まだだ!!」

 

再びスノボーに冷気を漂わせ、鳥を作る

 

レイン「食らえ!!!」

 

鳥の嘴が開くと、そこから大量の氷の礫が射出される

 

リトナ「その程度で私の盾が破れるとでも?」

 

リトナは自身のデバイスであるレクイエムとケルベロスを1つにした盾で、レインの攻撃を防ぐ

 

リトナ「無駄な足掻きをするな」

 

レイン「まだまだ!!」

 

ウィンタムブレード【グランデッターモード!】

 

腕に装着したスノボーでリトナを切りつける

 

リトナ「ケルベロス」

 

リトナに応じ、盾から斧へと変形する

 

リトナ「はぁ!!」

 

ガキィィィンと甲高い音が鳴り響く

 

リトナ(あの新型、中々の硬度だな)

 

リトナの渾身の一撃は、すずかのスノーホワイト、アリサのフレイムアイズ、フェイトのバルディッシュを砕いた

 

しかし、レインのウィンタムブレードには傷1つ付いていない

 

リトナ(管理局の技術力……か)

 

レイン「貰った!!」

 

リトナ「甘い!!!!」

 

レインの攻撃を弾き返す

 

リトナ(これほどの力を持っておきながら、なおも力を欲する管理局。奴らの目的は……)

 

レイン「考え事とは余裕だな!!」

 

右腕をスノボーごと凍らせ、巨大な氷柱にする

 

レイン「クラッシャードルベ!!!!!」

 

その氷柱をリトナに叩きつけようとするが、

 

リトナ「余裕だ」

 

あっさりと切り裂かれてしまう

 

レイン「クッソ!!!」

 

リトナ「余裕過ぎて退屈だ」

 

レインを挑発する

 

リトナ(私とした事が、考えに没頭するとはな)

 

内心では焦っていた

 

レインが大声で言わなければ、直撃といわずとも、掠りはしたはずだ

 

リトナ(まだまだ青いな、レイン)

 

彼はこの戦いをまるで楽しんでいるかのようだ

 

レイン「仕方ねぇ! 取って置きだ!!!」

 

ウィンタムブレード【スノーモード】

 

スノボーの本当の使い方と言えるモードであり、ウィンタムブレードを両足に装着する

 

レイン「避けれるものなら避けてみろ!!!!」

 

ウィンタムブレード【アルティメットシュガールバイト!!】

 

魔力を雪に変換し、一気に噴射

 

まるで雪崩のように、雪がリトナに迫り来る

 

リトナ「これは…………躱せん!!」

 

流石のリトナも焦り出す

 

リトナ(防御すれば埋まってしまう………いや、慌てる必要なはい)

 

しかし、彼には左近という切り札がある

 

レイン「飲み込まれろ!!!!!」

 

雪崩でリトナを生き埋め状態にする

 

レイン「前にカイトの旦那に破られたからな」

 

しかし、それでは終わらない

 

カイトに破れてから、何度も研究し、止めの一撃を開発した

 

レイン「ベクレスティ…………インパクトォォォォ!!!!!!」

 

自分の拳を雪で埋まっている地面に向けて叩きつける

 

すると雪は一気に圧縮する…………中に居たリトナにはとてつもない圧力で押しつぶされる事になる

 

レイン「………やったか?」

 

レインの覚悟は本物だった

 

敵とはいえ、極悪人とはいえ、嘗ての師を殺したのだ

 

これ程の膨大な雪が一瞬で圧縮したのだ、間違いなく生きてはいないだろう

 

そう、それが普通の人間ならば………………

 

ウィンタムブレード【マスター】

 

レイン「言うな、ウィンタムブレード…………これでいいんだ」

 

リトナ「何がいいのか教えてもらいたいがな」

 

レイン「っ!?」

 

倒したと思われていたリトナの声が聞こえる

 

レイン「んなバカな!? 生きているのか!?」

 

レインは辺りを見回す

 

しかし、誰も居ない

 

レイン「……空耳か?」

 

そう思った瞬間

 

レイン「何!?」

 

地面から火柱が立つ

 

レイン「嘘だろ? 一体どうやって…………」

 

リトナ「今のは凄まじい技だった。流石の私も圧死するかと思ったぞ」

 

火柱の名からリトナが姿を見せる

 

先ほどの姿とはだいぶ異なる

 

真っ白なマントに身を包んでいたリトナだが、今は黄色いな鎧を着ているようだ

 

よく見るとリトナの尻からは9本の尻尾の様なものが生えている

 

リトナ「だが、私には通用しなかったな」

 

レイン「まさか………」

 

リトナ「そうだ、左近のシュヴェーレンモードだ」

 

リトナは左近を使ったのだった

 

リトナ「正式に言うと、ケルベロスとのシュヴェーレンモードVer3に左近を同化させたのだがな」

 

レイン「何っ!?」

 

リトナ「左近は特別だ。シュヴェーレンモードに更に重ねてシュヴェーレンモードを使う事が出来るのだ」

 

ケルベロスのシュヴェーレンモードVer3は鎧となる

 

更にそこに左近をプラスする事で、新たなシュヴェーレンモードとなるのだ

 

言わば、他のシュヴェーレンモードを支配出来るということだ

 

リトナ「まさか、嘗ての弟子にここまで本気を出させられるとはな」

 

リトナはレインを見つめる

 

リトナ「だが、終りだ」

 

尻尾が1本、レインに襲い掛かる

 

レイン「っ!!」

 

レインは危機を感じ取ったのか、しゃがんで躱す

 

すると、近くにあった木が倒れる

 

レイン(なんて切断力だ)

 

リトナ「今のは受け止めるのを止めて躱したな? 正解だ……そうしていなければ、お前の上半身は下半身とおさらばだったろうな」

 

人間の半身を切り落とすほどの切断力だ

 

リトナ「レイン、お別れだ!!」

 

一気に9本の尻尾で襲いかかろうとする リトナ

 

しかし、彼の顔面に魔力がぶつけられる

 

リトナ「チッ 貴様も邪魔するか」

 

カイト「当たり前だ」

 

カイトが漸く戻って来た

 

レイン「旦那! 尻尾には気を付けるんだ!! とんでもねぇ切断力だ!!!」

 

カイト「フン」

 

リトナ「余裕面だな?」

 

カイト「語る言葉は無い!!!!」

 

ウィザード【ヴレイジングバースト!】

 

炎熱の砲撃でリトナに攻撃する カイト

 

リトナ「フッ」

 

避けるまでもないという余裕が見てとれる

 

カイトの砲撃が直撃するが、全く傷つかない

 

レインのベクレスティ・インパクトの圧力に耐えたのだ

 

防御力は今までの敵とは比べ物にならないだろう

 

カイト「フン、少しは楽しめそうだな」

 

リトナ「フッ その余裕が何時まで続くか楽しみだ」

 

レイン(やっぱり似てるな……)

 

遂に左近を使われてしまった

 

異常な防御力を誇るリトナを撃ち倒せるのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回で一旦戦いは中断します

 

それは、次々回で再び過去編をするからです

 

 

 

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左近の強さとは?
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 内容はオリジナル 

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