リリカルHS 32話 |
海にやって来た私ら八神家は、士希らと合流し、ビーチバレーをする事になった
シグナム・ヴィータ「ふっふっふ!」
ネットを挟んで、不敵な笑いを見せる二人。これ、ほんまにビーチバレーやんな?
はやて「士希、私の事守ってくれると嬉しいなぁ」
士希「……大丈夫だはやて。奴らの狙いは俺だ。お前に矛先が向かう事はないさ」
士希も苦笑いやった
シャマル「じゃあ、始め!」
シャマルの合図で試合が開始する。サーブはシグナム。
シグナムはボールを上に投げると、綺麗なフォームで飛び、そして…
シグナム「死ね!雑賀士希!」
士希を狙って強烈な一発を決めた
士希「なんで殺意が篭ってんだよ!」
そう言う士希はしっかりボールを受け止め、レシーブに成功する。
よう、あんな弾丸みたいなサーブ止めれたな
はやて「よっと」
私は手堅くトスし、士希にボールを回す。
士希は打ち上がったボールにすぐ様ジャンプで近付き…
士希「お返しだっ!」
こっちもまた強烈なスパイクを決める。ボールはコートの端に向かって一直線に飛ぶも…
ヴィータ「甘いぜ!」
ヴィータがボールの軌道上におった。ヴィータはレシーブし、ボールを高く打ち上げる
シグナム「ハァァ!」
私は構え、士希はブロックに向かい、シグナムのスパイクに備える。だが…
士希「な!?」
シグナムはジャンプし、スパイク体制から、トスをした。そしてトスした先には…
ヴィータ「もらった!」
小さい体からは想像も出来やんほどの大ジャンプで飛んだヴィータがスマッシュ!
ボールは士希の真後ろに落ちた
シャマル「シグナム・ヴィータちゃんペア1点!」
シグナムとヴィータはハイタッチし、ドヤ顔でこっちを見て来た
士希「チッ、完全にタイミングズラされたな」
はやて「てか、真面目にビーチバレーするとは思わんだわ」
シグナム「主はやて、これは決闘ではなくスポーツです。
まさか私が、雑賀士希憎さに暴走するとでも?」
士希「お前さっき死ねって言って俺狙ったよな?」
シグナム「別にあれで打ち所が悪くて死ねばよかったのにとか、思っていないからな」
士希「テメェ真っ黒だな!?」
はやて「さぁいくで士希!」
次は私のサーブからスタートとなった。私がサーブ体制に入ると士希も構える
はやて「よっ!」
私はボールを上に投げ、ジャンピングサーブを手堅く決める。
シグナム程の威力は無いので、制球勝負し、シグナムとヴィータの間を狙ってみた
シグナム「フッ!」
拾ったんはシグナムやった。
この辺、連携の取れへんやつなら譲り合いでボール落とすんやけど、流石にこの二人相手には無理か
ヴィータ「ぶっ放せ、シグナム!」
ヴィータはトスし、ボールをシグナムに送る。シグナムはすぐ様ジャンプし、スパイクに入る
シグナム「ハァァ!」
直後、士希目掛けて強烈なスパイクが決まる。士希はこれを受け止めるも…
士希「うおっ!」
ボールの勢いが止まらず、押されてしまう。
だがそれでも、無理な体制からなんとか打ち上げてくれた
はやて「ふふっ!」
私はトスする構えを取る。そしてボールの落下地点に入り、そのまま…
ヴィータ「うぇ!」
ちょんっとボールを相手のコートに送った。
ヴィータ、シグナムは完全に意表を突かれ動けず、そのままボールは地面に落ちた
シャマル「はやてちゃん・士希さんペア1点!」
はやて「いえーい!」
私は士希とハイタッチする。対する向こうはかなり悔しがっていた
ヴィータ「クッソー!完全に士希警戒してた!」
はやて「ふふーん!まだまだ甘いなヴィータ!」
士希「てか、これビーチボールだよな?
さっきのシグナムのスパイクで、手首がグキッといきそうだったんだけど…」
シグナム「なんだ、グキッといかなかったか」
シグナムどんだけ士希の事嫌いやねん
はやて「はぁ、はぁ、ちょ、ちょっとしんどかった…」
ビーチバレー勝負は熾烈を極めた。
10点先制した方が勝ちの勝負やけど、9対9までやって、やっと今決着が付いた
ヴィータ「クソー!あたしらの負けかぁ」
シグナム「チッ、頑丈な奴だ」
はやて「シグナムが士希ばっか狙ってくれたおかげで勝てたな」
シグナムのスパイクは100%士希狙いやったんで、対策は楽にできた。まぁその代償が…
士希「手が真っ赤…」
士希の手やら腕やらが真っ赤に腫れていた
はやて「大丈夫?」
中盤からお互い微妙に魔法使ってたけど
士希「まぁ、多分?」
シグナム容赦無いなぁ
はやて「さて、メンバーチェンジやな」
リイン「ふふーん!やってやるです!」
レーゲン「平和にやりましょう!」
私らがコートを出ると、入れ替わるようにちびっ子二人が入った。
それに続くようにシャマルも入り、ヴィータは人数合わせで残ってくれた
シグナム「なら私が審判をしよう。主はやてはお休み下さい」
はやて「うーい。なら私はパラソルんとこ戻るわ。行こー士希」
士希「ん。わかった」
私と士希がパラソルんとこ戻ろうとすると、士希はシグナムに止められた
シグナム「待て、何故お前も行く?」
士希「いや、行っちゃいけねーのかよ」
シグナム「あぁ。主はやての美しさに当てられ、何をするかわからないからな」
な、何かってなんやねんシグナム…
士希「うわぁ、信用ねぇなぁ俺。はやてからも何か言ってくれよ」
はやて「だ、大丈夫やでシグナム。もし何かされたら、すぐシグナム呼ぶでさ」
シグナム「……それなら」
シグナムはしぶしぶ了承してくれた
士希「目下俺の最大の壁はあいつだな」
はやて「あんた、シグナムには嫌われてんなぁ」
士希「まぁ、仕方ないさ」
ナンパ1「ちーっす!そこの嬢ちゃん!俺らと遊ばね?」
ナンパ2「ウハッww黒ビキニww」
ナンパ3「ンなセクシーなケツ振って、誘ってンのかァ?」
パラソルへ行く道中、えらい柄の悪い兄ちゃんらに絡まれた。うわぁ、お約束展開…
士希「こういうのって、どこにでもいるんだな」
士希も苦笑いや。てか、こいつら男おんのによう声掛けたな
はやて「ナンパは間に合ってまーす。他当たってください」
私は士希の腕に抱きついて答える。
この瞬間だけ、私はナンパしてきた奴らに感謝した。抱きつく理由出来たでな♪
ナンパ4「関西訛り萌えー!」
ナンパ5「んな男より、俺らの方が満足させるって!おら!野郎はどいてろ!」
ナンパの一人が凄むが、士希はやれやれと言った様子やった
士希「はぁ…お前ら、そんな大人数で囲まねぇとナンパも出来ないのかぁ?かっこ悪いなぁおい」
ナンパ1「んだとオラァ!?」
士希「だいたい、テメェらみてぇな三下に女が付いて行く訳ねぇだろ。バカですかぁ?」
ナンパ2「舐めやがって…ぶち殺すぞゴラァ!!」
士希「そうやって吠えりゃ、ビビると思ってる時点でダメなんだよ。この極細短小早漏野郎」
うわぁ、めっちゃ煽るなぁ。ナンパ連中、ピクピクしてんで
ナンパ3「確定だァクソ野郎。テメェは殺す。その女は犯す!」
おいおい、私にまで飛び火したぞ
士希「ハッ!俺の女に手ぇ出すような奴は、全員砂ん中に埋めてやるよ」
俺の女やて!カッコええこと言ってくれるやん!
士希「はやて、少し下がってろ」
そう言って士希はナンパ連中に向かっていった。そこからは早かった。
士希は流れるようにナンパ連中を投げ飛ばしていった。あれ合気道かな?
攻撃を受け流して、そこから掴んで投げとる。5人の大男が一瞬にして制圧された
ナンパ4「つ、強ぇ…」
士希「さて、宣言通り埋めるか」
ナンパ5「え?ちょっと待…」
士希はナンパ連中の命乞いなんて無視して、容赦無く埋めていった。
パンチで地面に穴開けて、そこに男を入れて、そして砂を固めていった。
数分で地面には頭が5つ並んでいた
はやて「容赦無いなぁ」
士希「お前に手ぇ出そうとする奴には容赦しないさ。さ、行こうぜ」
士希は何事も無かったかのように、私の手を繋いで歩き始めた。
私は手を繋がれた事が嬉しくて、目の前におったナンパ連中の存在を綺麗さっぱり忘れた
士希「悪かったな、俺の女ーとか、勝手な事言って」
パラソルがあるとこに着いた私らは、飲み物飲みながら、まったりしてた
はやて「えらいお約束な事言ってくれるんやなぁって思ったで」
士希「はは、あんなベタな連中がいたもんでな」
はやて「まぁでも、嬉しかったし、かっこよかったで。
ちゃんとああやって、守ってくれるんやなぁって」
士希「当たり前だろ。女を守るのが、男の仕事みたいなもんだしな」
そう言って、しっかり守ってくれる人はどれだけおるんやろうなぁ。だから私は…
はやて「ふふ!」
士希「ん?どうした突然?」
はやて「なーんもないよ!それより士希、この夏はいっぱい遊ぼうな!」
士希「おぉ?まぁわかった」
私はいい人を好きになったんやと思う
説明 | ||
こんにちは! 前回の続き!べったべたな展開(笑) |
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コメント | ||
ベタすぎる後の展開が俺の頭の中で出てくるあまーーいのが(へたれ) ps、その後、シグナムははやてがナンパされたのを知り、男たちを木刀で叩きのめしたと言う……(埋められている時)(肉豆腐太郎) シグナム容赦ねぇ…そして士希も(チンピラに)容赦ねぇそして最後が甘いな(黒鉄 刃) これはキスも近いか!(ohatiyo) |
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