ノーゲーム・ノーライフ異世界奮闘記第4話
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龍太「は〜、もうお腹いっぱいです。おいしかったです」

エイミ「それはよかったです!食後のお茶でもいかがですか。」

龍太「もらいます。」

3人は夕食を食べた後、お茶を飲んで、ゆっくりしていた。

龍太「あの〜、ちょっといいですか?」

アスカ「何じゃ?」

龍太「今日泊めてもらってもいいですか?」

アスカ「……別にかまわんが、それじゃあ面白くないだろう。どうじゃ、ここはゲームで決めんか?」

龍太「……わかりました。僕が賭けるものは僕自身をかけます。」

アスカ「なら、こっちは今晩の止まる権利をやろう。」

龍太「それで、何のゲームをするんですか?」

アスカ「コイントスじゃ。私は、表にかける。」

龍太「じゃあ、裏で」

アスカ(フフフ、龍太は知らんじゃろうけど、この勝負私の勝ちじゃ。何故ならゲームで使うコインは表しかないやつじゃからのう。フフフ。)

アスカは龍太に悟られぬように、不敵な笑みを浮かべた。

エイミ「じゃあコイントスしますね。」

エイミがそういうと、親指で上に飛ばして、両手で取って右手を上にした。

エイミ「じゃあ開けますよ。」

龍太はつばを「ゴクリ」と飲み込んだ。

エイミ「はい……表でした。」

龍太「……負けちゃった……」

龍太の顔が急に真っ青になった。

龍太(やばいぞ、負けてしまったぞ!!!自分自身をかけてしまったから、まさか奴隷にでもされてしまうのか!!?それとも奴隷としてどこかに売ってしまわれて、永遠に働かされてしまい、そのまま死ぬの!!?まだ死にたくねぇぇぇ)

龍太は体がガクブルガクブル震えだした。

龍太がいろんなことを考えているときに、アスカとエイミは小さな声で話していた。

エイミ「お姉ちゃんナイスです。これで一緒にいることができます。」

アスカ「フフフ、どうせ行くところがないじゃろうし、ここにいてもらったほうがいいじゃろう。それに妹のはしゃぎようから見て、お主惚れたのか?」

アスカはにやにやしながら言う。

エイミ「!!!?何言ってるのお姉ちゃん。そんなことないよ!!!」

エイミは顔を真っ赤にしながら言った。

アスカ「まぁそうしておくかのう。エイミがあやつをとらないなら、私がとってしまうぞ」

エイミ「!!!ダメ、絶対にダメ。」

アスカ「冗談じゃ。冗談。」

エイミ「ううう……お姉ちゃんのいじわるぅ……」

エイミの顔がさらに真っ赤になった。

アスカ「それじゃあしばらくここにいてもらうぞ?龍太」

龍太「………奴隷にするんじゃないんですか?」

アスカ「誰がそんなこと言った?」

龍太「じゃあ売り飛ばすきだ。わぁぁぁぁ、僕の人生これで終わりだぁぁぁ……」

アスカ「誰もそんなこと言っておらんじゃろう!!?お主被害妄想が激しすぎるのじゃ…」

龍太「じゃあここにいていいんですか?」

アスカ「ああ、もちろんじゃ。」

アスカはにっこりとほほ笑みながら言った。

龍太の顔色が一気に戻る。

龍太「ありがとう、ありがとうアスカさん!!」

アスカ「例には及ばんのじゃ!」

アスカは胸を張って言った。

エイミ「それじゃあここで寝てくださいね。父と母が使っていた部屋でいいですか?」

そこは、龍太がこの家に来て、手を合わせて、拝んだ部屋だった。

龍太「わかりました。」

エイミ「すみません。本来なら、ほかの部屋を使わせるべきだと思うんですか、あいにく部屋が子の部屋しか空いてなくて…」

龍太「別に、大丈夫ですよ。それに泊めていただけるだけでありがたいですし。」

アスカ「おしゃべりはそのくらいにして、そろそろ寝るのじゃ。明日はすこしやることがあるからのう。お休みなのじゃ。」

エイミ「おやすみなさい、龍太さん」

龍太「おやすみ。」

そういって、2人はそれぞれ自分の部屋に戻った。

龍太「……そろそろ寝るか。」

龍太もベットに乗っかり寝始めた。

龍太(あいつらどうしてるんだろうか。元気にやってるかな…。あいつらに限ってゲームに負けることはないと思うから、大丈夫かな。)

龍太「……考えても無駄か……」

龍太はそういって目をつぶった。

 

 

 

エイミ「龍太さん起きてください。」

龍太「ううぅ…もう朝ですか?」

エイミ「朝ご飯ができていますので、顔を洗ってきてください。」

龍太「わかった……」

龍太は寝ぼけながら、洗面所に向かい顔を洗った。

アスカ「おはようなのじゃ。」

龍太は振り向くと、そこには寝間着姿のアスカがいた。

龍太「おはようございます。」

アスカ「今日は、少し森のほうに行くから、しっかりと朝ご飯を食べておくのじゃぞ?」

龍太「わかりました。それじゃあ、行きましょうか。」

アスカ「うむ。」

そういって2人は朝食を食べに、ダイニングキッチンに向かった。

小鳥のさえずりが聞こえて、龍太は今日も頑張ろうと思ったのだった。

 

説明
今回は少しゲームが行われます。あまりうまくかけていないので、期待はしないでください。

あと2,3話ぐらいしたら、またゲーム描写を入れる予定です
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ヒロインは2人の予定 ノーゲーム・ノーライフ 

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