ノーゲーム・ノーライフ異世界奮闘記第5話
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朝食を食べて、森に向かった3人

エイミ「今日は、ある木の実をとりに行くんです。」

龍太「木の実とかなら、町でゲームなどをしてとったらいいんじゃないですか?」

アスカ「その手もありなんじゃが、もし負けてしまったらいやじゃからのう。」

そういって3人はどんどん進んでいく。

龍太「あ、この木の実じゃないんですか?」

そういって取ろうとする。

エイミ「!!龍太さん、それ触っちゃ…」

エイミが言い切る前に触ってしまった。

「ポン」という音が出て、何やら匂いが出てきた。

龍太「!!?なんだこの激臭は!!?鼻がもげてしまう…」

アスカ「その実は熟す前に刺激を与えてしまうと、激臭が出てしまうんじゃ。」

龍太「それを早くいってください。……だめだ鼻の感覚が…」

エイミ「とにかく走っていきましょう。」

3人は走り出した。

龍太「ふぅ、何とか抜け出せた。」

アスカ「うかつに触るでないぞ。目的地はもう少しなのじゃ。」

そういって3人は再び歩き出した。

 

 

 

エイミ「あ、見えてきました。あれです。」

エイミが指差したところには、ピンク色をした木の実があった。

龍太「この実は何を使うんですか?」

アスカ「この実は傷をいやす効果があるのじゃ。丁度作ろうとしていた薬に必要だったからのう。」

エイミ「さぁ早くとってしまって、お昼を食べましょう。丁度ここから見える景色が絶景ですよ。」

龍太「そうですね、頑張りましょう。」

アスカ「お昼が楽しみなのじゃ。」

 

 

 

龍太「これだけあれば十分ですか?」

アスカ「十分すぎるのじゃ、それじゃあお昼にするのじゃ。」

エイミ「今回は、サンドイッチにしてみました。」

エイミはバスケットから、いろんなものを挟んだサンドイッチがあった。

龍太「それじゃあ、食べましょうか。」

楽しいお昼の時間が流れた。

 

 

 

木の実を取り終え、昼ご飯を食べた3人は家に戻ろうとしていた。

あと60メートルぐらいというところで、玄関に人がいたことに気が付いた。

龍太「エイミさん、あそこに誰かいますけど。」

エイミ「……なんであの人たちがここにいるんですか。」

アスカ「……ここは危険じゃ早く去ろう。」

???「おやおや、どこに行くんですか?」

むこうがこっちに気が付いて、話かけてきた。

???「さぁ早くこの家から立ち去ってもらいましょうか。」

アスカ「……もう少し待ってもらえぬか?」

???「こまりましたね、ここの土地をほかの人に売ろうと思っていたんですが。どうしましょか。」

話しかけてきた男は、不敵な笑みを浮かべていた。

アスカ「もう少しで、出ていくから、まだ待ってほしいのじゃ。」

???「口の利き方と、態度に気を付けてくださいよ?」

アスカ「…くっ。もう少し待ってください。」

アスカは土下座した。

???「うーんどうしましょうかね。」

男は笑いながら考える。

エイミ「お姉ちゃん…」

龍太「エイミ、これはどういうこと?」

エイミ「この家はですね、昔父がゲームで家をかけたんです。しかし負けてしまいこの家が相手のものになってしまったんです。父は、この家を取り返すために、自分の命をかけてまた勝負に挑みました。しかし、負けてしまい父は殺されてしまいました。」

龍太「……」

エイミ「そして母が勝負して勝って私たちが大きくなるまでは、この土地は売られないことになっていました。」

龍太「……なぜその時、この家を取り返すみたいな条件にしなかったんだ?。」

エイミ「むこうがのんでくれなくて、この条件になってしまったんです。」

龍太「お前のかあさんは、どうなったんだ。」

エイミ「もともと母は病弱でして、その翌年に病気で死にました。」

龍太「……つらいことを言わせてしまったな。ごめん……」

エイミ「もう過ぎたことですので、大丈夫ですよ。」

そういっていたエイミだったが、指先は震えていた。

???「……やっぱ壊して、さっさと売ってしましょうかねぇ。」

アスカ「!!待ってください、ほんとにお願いします。」

???「気が変わりました。さてそろそろやりましょうかね。」

そういって、手から魔法をだした。

???「最後を挨拶は過ぎましたか。」

アスカ「母さん、父さん、エイミ、ごめん」

龍太「!!!」

アスカが涙を出したところを見て、龍太の何かがきれた。

龍太「……おいそこのおっさん。」

???「…誰に口をきいているんですかね。」

龍太「俺…いや俺たちとゲームをしないか。」

???「……なにぃ?」

龍太「俺たちとゲームをしようといったんだ。もし、この勝負に勝った場合、この家を返してもらう。」

???「…そちらが賭けるものは?」

龍太「こっちは、俺たち自身を賭ける!!」

エイミ・アスカ「!!」

???「!!…正気ですか?」

アスカ「まて、賭けるものなら私だけで充分じゃ。お主たちじゃなくてもいいじゃろう。」

龍太「もし負けた場合、俺は殺されるかもしれないが、あんたたち2人は、もしかしたら、生きているかもしれない。たとえ遠くに離れ離れになったとしても生きていることがあればまた会える。」

龍太は泣いているアスカの頭をなでた。

龍太「安心してくれ。俺は絶対に勝つ!あんたたちを絶対離れ離れにさせない!!」

アスカ「!!……龍太ぁぁぁぁぁぁ」

アスカは龍太に抱き着き、泣いた。

龍太(絶対に負けるわけにはいかない。必ず勝って見せる)

???「それで、何のゲームにするんですか。」

龍太「それは、鬼ごっこだ!!開催は明日。ルールは明日言う。場所は森で行う。」

???「わかりました。ではまた明日。それと私の名前は、グラムです。あなたの名前は?」

龍太「佐上龍太だ!!」

グラム「それでは龍太さん。また明日。」

不敵な笑みを浮かべながら、立ち去った。

エイミ「……正気はあるんですか?龍太さん。」

龍太「一つ確認していいか?あいつってエイミたちと同じ種族?」

エイミ「はい、そうです。獣人種です。身体能力が優れていますよ?」

龍太「…もう少し早く聞くべきだった。エイミたちは走るのとかは速いのか?」

エイミ「はい、早いですよ。」

龍太(やばい、どうしよう。……でも場所は森だ。隠れれば何とかなるだろう)

何とかなるだろうと自分に言い聞かせる龍太であった

 

説明
いよいよ5話です。投稿していくうちに、文章力がひどくなっているような…。次の回はゲーム回の予定です
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