真・リリカルなのは 第十二章 非道なる報復編 第二十七話 激闘の末
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左近を使い、圧倒的な防御力を手に入れた リトナ

 

カイト、そしてレインは彼を倒せるのか?

 

リトナ「私は管理局の息の根を止めねばならん。お遊びはここまでだ」

 

カイト「フン、貴様如きでは管理局に手も足も出せん」

 

そう、管理局が誇る圧倒的な力の前にはな…………

 

リトナ「私の力を見ても、その言葉がほざけるかな!!」

 

9本の尻尾を操り、この俺を切り裂こうとする

 

カイト「舐めるな!!!」

 

しかし、その程度掠りもしない

 

リトナ「………逃げ足だけは上出来だな」

 

カイト「貴様は管理局の事を何もわかっていない」

 

リトナ「何?」

 

カイト「管理局は絶大な勢力を誇っている………少なくとも裏ではな」

 

リトナ「……だからこそ管理局を滅ぼさねばならんのだ。力持ちながら、ひた隠す事に意味はない。管理局は存在する必要すらないのだ!」

 

奴は尻尾を地面に叩きつけ、地面から火柱を上げる

 

リトナ「食らうがいい」

 

その火柱は俺に向かって進み出した

 

リトナ「爆熱による火柱だ。貴様の炎熱ではどうしようもないぞ?」

 

カイト「っ!!」

 

火柱に対して射撃魔法を仕掛けるが、無意味のようだ

 

全く面倒な攻撃を………

 

俺がその攻撃にどう対処しようか考えていた時に……

 

レイン「俺を忘れるなよ!!!」

 

レインの奴がウィンタムブレードを右腕に装着し、奴に殴りかかろうとしていた

 

リトナ「忘れてなどいない」

 

だが、奴はバリアを張り、その攻撃を防ぐ

 

レイン「ぶち破れ!!!」

 

しかし、レインも劣っては居ない……リトナのバリアは凍りついた

 

リトナ「何だと!?」

 

そして、バリアは砕け散る

 

レイン「クラッシャードルベ!!!」

 

レインの一撃が直撃する………………しかし

 

リトナ「なるほど、中々の攻撃だった」

 

奴にはダメージを与えられなかった

 

レイン「直撃したのにか!?」

 

リトナ「私の防御力を忘れたか?」

 

1本の尻尾でレインの体を縛る

 

まだまだ甘い証拠だな、レイン

 

レイン「仕舞った!!!」

 

リトナ「お前にシェリムを授けたはやはり失敗だったな」

 

リトナの左手にはレインのマリッジデバイスであるシェリムが握られていた

 

レイン「シェリム!!!」

 

レインが呼びかけても返事はない

 

何かしらの細工が施されたのか?

 

リトナ「最早シェリムは私の道具にすぎん」

 

レイン「何だと!!! シェリムに何をしやがった!!!!」

 

リトナ「マリッジデバイスは私が無から開発したのだ。洗脳など手緩い」

 

どうやらシェリムはリトナに洗脳されたようだな

 

奴の手元にある限りはレインの声は聞こえないだろう

 

……どうするつもりだ? レイン

 

リトナ「相棒に止めを刺してもらえ」

 

リトナはシェリムを上へと放り投げ、尻尾で受け止める

 

リトナ「左近、シュヴェーレンモードだ」

 

すると、1本の尻尾とシェリムが合体してし、鋭い刃を持つ槍となった

 

まるでランスのような形となっており、それでレインの心臓を狙うようだ

 

リトナ「一突きだ!」

 

リトナがそう言うと、ランスはレイン目掛けて突き刺す

 

レインは尻尾に絡められており、身動きが取れない

 

万事休すか………

 

レイン「うわぁぁぁぁ!!!!!!」

 

流石のレインも叫び出してしまう

 

巨大な矛先が彼を貫く………………………はずだった

 

リトナ「貴様!!」

 

フェイト「……間に合った」

 

そう、ぎりぎりの所でハラオウンの奴が尻尾を切り落としたのだ

 

いいタイミングではあったが………何故、出てきたのか?

 

フェイト「ハーケンセイバー!!」

 

レインを絡めている尻尾も切り落とす

 

レイン「シェリム!!」

 

シェリムと融合していた尻尾が本体から分かれた為、シュヴェーレンモードは強制解除された

 

ペンギンの姿に戻ったシェリムは地面に倒れていた

 

レイン「大丈夫か!! シェリム!!」

 

シェリム「ペ…………ぺ〜ン」

 

何とか返事をする シェリム

 

どうやら奴の手から離れた為、元に戻ったようだな

 

レイン「良かった………………良かったぜ」

 

家族の命が無事であり、戦いの最中と言う事を忘れ、涙を流す レイン

 

リトナ「貴様…………しぶとく生き残っていたか」

 

フェイト「私は倒れる訳にはいかない」

 

なのはが復帰するまでは……………

 

フェイト「私がお前を倒す」

 

ハラオウンは病院から抜け出してきたようだな

 

カイト「貴様では無理だ。大人しく下がっていろ」

 

ブリザードフォーム状態の俺はハラオウンの前に立ち、リトナと対峙しようとする

 

全く手間が掛かる奴だな貴様は

 

リトナ「私の火柱をどうやって?」

 

カイト「フン、炎熱だけが俺の力だと思うなよ?」

 

奴が放った火柱は凍らせた

 

……少々手こずったがな

 

リトナ(魔力変換資質複数所持者だったか)

 

カイト「ハラオウン、大人しく病院で寝ていればいいものを」

 

正直言って邪魔だ……その怪我で戦えると思っているのか?

 

足手まといにしかならん

 

フェイト「もう充分休んだよ」

 

強がりを言う奴だ……全く

 

未だに魔力、体力ともに全快とはいえないだろうがな

 

だが、これ以上こいつに何を言っても無駄だろう

 

カイト「フン、意固地が………足を引っ張るなよ?」

 

フェイト「意固地って………カイトだけには言われたくないよ」

 

……私は意固地では無い

 

私達は話しながらも構える

 

リトナ「私に勝てるつもりで居るとはな」

 

リトナも構える

 

ここで彼を止めなくてはならない……何としても

 

カイト「ウィザード」

 

ウィザード【グリープフォーム!】

 

魔力刃が出現し、矛となるウィザード

 

フェイト「行くよ、バルディッシュ」

 

私もデバイスを変形させる

 

バルディッシュ【ライオットブレード!】

 

ザンバーとは違い、細身の刃だ

 

リトナ(尾が7本となったが…………まあいい)

 

残りの尻尾が燃えだす…………何をするつもりだろうか?

 

リトナ「爆熱の刃と言った所だ…………受け止めれるか?」

 

カイト「舐めるな!!!」

 

彼が1本の尻尾を切断する

 

リトナ(あの魔力刃…………振動しているな)

 

グリープフォーム時のウィザードの魔力刃は超高速振動しており、切断力は他のデバイスを超越している

 

形式的はチェーンソーに近い武器だ

 

フェイト(流石カイトだ……………私も負けてはいられない!!!)

 

彼の実力を間近で見た為か、私の闘志に火が付いた

 

フェイト(バルディッシュ、無理させてゴメン)

 

本来リトナによって破壊されたバルディッシュは本来なら使えない

 

けど、バルディッシュには自己修復機能が搭載されている

 

その為、戦うことは出来る……所々度ヒビ割れていて、不完全状態だけど……

 

フェイト「はぁぁぁ!!!」

 

私は一気に3本の尻尾を切り落とす

 

リトナ(流石は最強の切断力を誇る電気だな)

 

バルディッシュの魔力刃を電気に変換して切り裂く

 

切断力が大幅に上がる!!

 

カイト「さて、残り3本……………1本ずつ切り落とすのは面倒だな」

 

カイトは氷結の魔力を使い、残りの尻尾を凍らせる

 

リトナ(クッ 氷結か!!)

 

カイト「砕けろ」

 

彼がそう言うと、凍った尻尾は粉々になる

 

リトナ「……………」

 

カイト「終りだな、リトナ・フェイゲール」

 

フェイト「待って、カイト………彼には聞きたい事がある」

 

カイトを止め、リトナに近づいていく

 

私は聞かねばらない…………何故そこまで………

 

フェイト「捕える前に教えてほしい………何故そこまで、管理局を憎むのかを」

 

レイン「師匠………俺も知りてぇ」

 

レインもリトナに近づく

 

リトナ「フッ………管理局がどれだけ残虐な組織か知らない愚か者共め」

 

リトナは遂に語りだす

 

リトナ「いいだろう、教えてやる。私が受けた屈辱を……」

 

彼自身の過去を

 

リトナ「知って後悔するがいい…………管理局に味方する事を!!」

 

そして、管理局の忌まわしい隠蔽工作を……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、遂にリトナの過去が明かされます

 

クイントとの関係、そしてスカリエッティの罪を着せられたとは?

 

次回もお楽しみに〜

 

 

 

 

 

説明
いよいよこの章も終盤戦です
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タグ
リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 内容はオリジナル 

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