真・恋姫†無双 AFTER STORY 聖なる魔人と過激なる外者 |
宝鈴との戦闘準備が出来たその時
于吉の頭目掛けて斬りかかってきた男が突如現れた………
その男の名は絶頭……………謎に包まれた
この男の正体とは………?
七節 ?呂布?
于吉「何故貴方が此処にいるのですか…………絶頭………」
于吉は震え、掠れた声で聞いた
絶頭「あれ?首を飛ばしたと思ったんだけどな………」
絶頭は口元の包帯を顎下迄下げおろし、首を傾げた
于吉「この方のお陰で命拾いしましたよ…………ありがとうございます、北郷さん」
于吉は一刀に頭を下げ礼を言った
一刀「いいよ、別にそんなこと……
それより…………」
一刀は立ち上がり、絶頭の目を見て
一刀「誰だ、こいつは…………?」
于吉に聞いた
于吉「この男は絶頭…………戦闘を生きがいとする戦闘狂いです」
シュンッ!!
シュンッ!!
シュンッ!!
一刀「ん?左慈、貂蝉、卑弥呼………」
左慈「おい北郷…………本当にお前疫病神だな………宝鈴、晩禍までならまだしも………この戦馬鹿の絶頭まで引き寄せちまうなんてな………」
貂蝉「ご主人様のせいではないわよん、左慈ちゃん」
卑弥呼「ご主人様、生憎じゃが儂らも手を出させてもらうぞ」
一刀「おいおい………穏やかじゃないな………管理者一人に5人一斉じゃないと敵わない敵なのか?
まず誰だよ……この絶頭って奴は………」
一刀は左慈に溜息をつきながら聞いた
左慈「5人でも敵うかどうかの男なんだよ………こいつは………」
貂蝉「恐らくぅ、敵わないでしょうねん」
貂蝉の言葉に皆は
蓮華「貴方達が束になっても敵わないと言うの!!?」
翠「どんだけ強いんだよ、その絶頭ってのは………」
霞「最早バケモン超えとるで………悪魔やん、悪魔」
それぞれボソリボソリと呟く
その呟きに絶頭は
絶頭「あれ?肯定派に穏便派じゃん
ナニナニ、同窓会でもやってたの?」
宝鈴「そんな訳ないでしょ、絶頭
響窃の代わりとなる男が見つかったのですよ」
絶頭「響窃の?あいつの代わりなんてそういないでしょ……
で、誰?何方?何処のどいつ?どんな奴?」
絶頭は辺りを見回す
宝鈴「ほら、そこの白い服を着た茶髪の男です」
宝鈴は一刀を指さした
絶頭「んん??…………ほぉ
確かに見た目は弱そうだけど、瞳の炎は本物だ
こいつは強いな………」
絶頭は顎に手を当てて一刀を見ていた
一刀「そいつはどうも、絶頭」
絶頭「なんだ、素っ気ない返事だな」
絶頭は若干むくれてしまった
晩禍「おい、クソ方向音痴……
さっさと片付けろ………このゴミ共を」
晩禍は絶頭を睨みつける
絶頭「まぁ待ってよ、怒りんぼ晩禍?」
絶頭は溜息をついて晩禍を見る
晩禍「死にたいのか…………?クソガキ…………」
絶頭「ふーんだ!怒りんぼなんかに殺されるかよ?」
絶頭は舌を出して晩禍を小馬鹿にする
晩禍「そうか…………死にたいのなら止めはしない……………塵にしてやる……」
晩禍は右手を構えるが
宝鈴「……………喧嘩しないで下さい……お二人共……」
宝鈴が呆れながら止めに入る
絶頭「悪いのは晩禍だ、俺は知らないぞ」
宝鈴「はいはい、分かりました………
それ以上焚き付けないで下さい」
晩禍「ふん…………クソガキが……次はないからな…………」
絶頭「べーーー!!!」
絶頭は再び舌を出した
その様子を見ていた一刀は
一刀「…………随分とまた子供っぽい管理者だな、絶頭は………
精神年齢小5、6年生じゃないか?」
一刀は呆れながら言うが、左慈や卑弥呼は冷や汗を流しながら
左慈「そんなもん見た目だけだ
俺もそれに嵌められたんだ………後から落ち着いて気を感じ取ったら…………化け物だったぜ………」
卑弥呼「ご主人様、左慈の言う通りじゃ………
絶頭はとてつもない戦闘力なのじゃ
それ故、あ奴の異名はこう呼ばれていたのじゃ」
卑弥呼「『異次元の呂布』とな…………」
雪蓮「い、い………」
凪「『異次元の呂布』…………」
恋「………恋のこと?……………」
貂蝉「そうよん、絶頭ちゃんの強さは群を抜くわん」
蒲公英「強い強いって言ってるけど、どれ位強いの?よく分からないよ…………」
蒲公英が眉を顰め于吉に聞く
于吉「そうですね……………わかり易く言えば…………恋さん10人対絶頭で勝つのは余裕で絶頭です」
愛紗「なっ!!?」
春蘭「なんだと!!?」
祭「恋が10人いても敵わんのかの……………?」
左慈「残念ながら勝てねぇ
これに愛紗、春蘭、雪蓮それぞれ20人いても勝てねぇ…………」
蓮華「そ、そんな……………
あいつ、そんなに強いの………」
白蓮「例え一刀でも勝てる訳ない……
そんな化物に勝てないよ…………」
皆が絶望すら感じていた
一刀「恋10分以上の戦闘力か………」
絶頭「あれ?そういえば筋肉夜減児と先読み襲君は?いないなんて珍しいね」
絶頭は夜減児と襲がいない事に気が付いた
宝鈴「あの二人なら殺されましたよ、北郷一刀にね」
宝鈴は感情もなく伝えると
絶頭「あの二人を?中々やるね?
よっしゃ?やる気出てきたよ??
北郷!!俺と勝負だ!!!!」
絶頭は黒い刃の日本刀を構え、前に出てきた
一刀「………………分かった」
一刀も絶頭と同じように前に出てきた
左慈「おい!?北郷!!」
貂蝉「駄目よん、ご主人様!」
于吉「いくら貴方が強くなったとしても絶頭には勝てません」
卑弥呼「ご主人様、無謀な戦いは避けるべきじゃぞ…………」
管理者達は一刀を止めに入る
しかし
一刀「聞こえなかったか?ご指名は俺だ
手を出すなよ……………」
一刀は静かな威圧をかけ、更に前に出る
愛紗「ご主人様…………」
詠「一刀………」
一刀「心配するな、必ず勝ってくるから」
一刀は微笑みながら歩いていった
絶頭「さて、早速始めるか」
絶頭は手に持った黒い日本刀を構えた
一刀「しかし、何で管理者が日本刀持ってんだ?
日本に一回行ったのか?」
一刀は疑問に思っていた事を絶頭に聞く
絶頭「いい刀でしょ、これ
名前は『龍終(りゅうしゅう)』って言って伝説って云われてる程の名刀だよ
ひと振りで全ての物を斬り裂くとまで云われてるんだ
そこら辺はよく分かんないけど」
絶頭はご丁寧に刀の説明をしてくれた
一刀「それは強そうだな
だけど、負ける訳にはいかない」
ギュォォッ!!
一刀は気を溜め始めた
絶頭「よく分からないけど、すんごいやる気だね
でも、僕が言うのはなんだけど強いよ?」
一刀「そんな事分かりきってるよ」
一刀は気を溜めながら絶頭を見る
絶頭「そっかぁ………じゃあとっとと……」
シュンッ!!
一刀「っ!!」
フォン!!
絶頭「いかせてもらうよ」
絶頭は素早く『空走』をして『龍終』で斬りかかってきた
一刀「危ねぇ………」
絶頭「まだまだいくよーーー!!!」
フォン!!
フォン!!
フォン!!
絶頭は太刀が見えない程の速度で斬り掛かっていく
一刀「くっ!!つっ!!うおっ!!」
一刀も紙一重で躱していく
一刀「くっ!!はああぁぁぁっ!!!」
絶頭「おりゃあぁぁぁっ!!!」
一刀と絶頭はそれぞれ構え
一刀「『掌撃波』…………」
絶頭「『邪龍蛇流(じゃりゅうだりゅう)』………」
一刀「『将銀(しょうぎん)』!!!」
絶頭「『蛇頭返し(へびずがえし)』!!!」
ゴォンッ!!
一刀の右手と絶頭の『龍終』が直撃し、衝撃波を生んだ
絶頭「へぇ………やるね、北郷」
一刀「お前もな、絶頭」
絶頭「久しぶりに楽しめそうだ!!!」
一刀VS絶頭……………今、激戦の幕開けとなる!!!!
……終……
説明 | ||
夜減児と襲を倒した一刀の次に相手をするのは 宝鈴…………と思われていた そこへ突如、于吉に襲い掛かったのは絶頭といわれる日本刀を持った男 その姿を見た途端、管理者達は凍りついてしまった 一体どれだけ強いのか? |
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コメント | ||
一刀は恋何人分の強さなんだろうか?絶頭をなんとか倒してもまだ二人管理者いるのはどうするんだ^^;(nao) | ||
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真・恋姫†無双 北郷一刀 恋 于吉 左慈 貂蝉 卑弥呼 | ||
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