ブラック・ブレット〜黒の戦士と炎の印〜第2話事件発生! |
第2話事件発生!
蓮太郎side
「〜♪〜♪〜♪」
ポケットに突っ込んでいた携帯が振動と共に鳴り響く。俺は取り出し、電話に答える。
「もしもし、里見くん。仕事よ。感染源ガストレアが目撃されたわ。」
「木更か。仕事か、場所は?」
「『グランド・タナカ』よ。延珠ちゃんにはもう言ってあるからそのまま現場に直行してね。」
「分かった。じゃあ、行ってくる。」
そう言い、俺は電話を切った。
「お金稼ぎの時間だ。」
なんてことを呟き、俺は現場に走って行った。
蓮太郎sideout
ヒビキside
俺は準備を整え、親に、未織のとこ行ってくる。と言い家を出た。本来の目的は未踏査領域に入り、ガストレアを相手に技を磨きに行くのだ。最初の頃は恐かったが今では楽しみの1つになっていた。もちろん他にもあるぜ。例えば…(作者爆ぜろ!
そんなことはどうでもいいとして、俺は歩き続けた。すると、1人の少女がこっちに向かって走ってきた。
「蓮・太・郎・の・薄・情・者・めぇぇぇッ」
そんなことを叫びつつも走ってきている。俺はその顔に見覚えがあった。
「おーい、延珠ちゃん。」
「む、お主は未織をイチャコラしてるヒビキじゃないか。」
「一言余計だよ。」
どうやら延珠も俺のことを覚えてくれていたようなので、何が起きたのか尋ねることにした。
ヒビキsideout
蓮太郎side
俺が現場につくと一人の刑事が待っていた。
「あんたがここの責任者か。」
と俺が尋ねると
「いかにも。俺の名は多田島だ。で、あんたが依頼した民警ってとこか。最近は餓鬼までこんなことやってんのかよ。」
と悪態を吐き捨てながらも、現場の部屋まで案内された。そこで詳しい状況を聞き、さらに俺が来る前に突入した警官が数名いることも知った。それを聞いた俺はすぐさま銃を抜き取り、鍵を壊して中に入った。そこにいたのは3人の警官の骸と仮面の男だった。
「随分と遅い入場だったね、里見くん。」
「そこの警官3人殺したのもてめぇだな。」
「あぁ、勿論。私の邪魔をしてきたのだ。排除するのは当然だろう。」
「仲間の敵だ。これでも喰らえー。」
俺と同時に突撃した警官が銃口を仮面の男に向け、発砲した。しかし、それは奴には当たらなかった。奴の周りを透明な壁が覆っている。俺はそれの正体を見抜いた。
斥力フィールドだということに…こんなもの普通の人間では出来るはずがない。もしや…
俺は1つの可能性を見いだしていた。それを見越してたかのように奴は
「里見くんは気づいたようだね。そうさ、私は新人類創造計画の1人だよ。」
そう言い切った。しかし、普通なら斥力フィールドは銃弾など弾けるはずだ。だが銃弾は
斥力フィールドに食い込んでる。なぜだ。もしや、これが奴の狙いなのか。そんなことを考えると奴は
「これは私からのお土産だよ。ありがたく受け取るがよい。」
そう言うと、食い込んでた銃弾が四方に散弾銃のように飛んできた。俺は咄嗟に地面に伏せ被害は受けなかったが、銃を構えていた警官たちはどこかしら負傷していた。奴は
「ではまた会おう」
「ちょっと待て、お前はここに何をしに来た。」
俺は奴を呼び止め、そう尋ねると
「私は感染者となった人物から((ある物|…))を受け取りに来たが、感染源ガストレア共にここにはいなかった。そこにいきなり警官さんが入ってきたから殺しただけだ。そうそう、私の名を教えてなかったね。私の名は蛭子影胤、世界を滅ぼす者だ。」
そう言い、窓から飛び降りた。ちょっと待て、感染源ガストレアも感染者もいなかっただと…じゃあ、そいつは町中にいるってことか。俺は咄嗟に多田島警部に報告し、この辺一帯の市民を避難させるよう頼み、俺は走って捜し回った。
蓮太郎sideout
ヒビキside
俺はある程度延珠ちゃんに事情を聞き、一緒にガストレアを捜そうとしたとき、1人の男に話しかけられた。
「ちょっと、道を聞いてもいいかい。」
俺はそいつの出血量と痛みすら感じてない様子を見てすぐ剣を抜こうとしたが延珠ちゃんが手で制した。すると、
「お主自分がどうなってるか分かっていないようだな。よく見るといい。」
と言い、男が自分の体を見るといきなり
「う、うわぁぁー!!」
とパニック状態に陥った。さらに延珠は問う。
「大方ガストレアに体液を送り込まれたのであろう。最後に言い残すことは無いか」
男はパニック状態になりながらも
「妻と娘に…ごめん…と…」
「分かった。」
そう返事した瞬間、男の体がしぼんだかと思うと男は蜘蛛のガストレアになった。
おそらくハエトリグモの単因子だろう。俺は即座に剣を抜き、延珠に下がれと合図をしてガストレアを斬りにかかった。
神火流一の型((炳灯|へいとう))
ガストレアは一発の突きだけでこときれた。
「おーい、延珠、それに…ヒビキ?」
「おーい、蓮太郎。ヒビキもいるぞー。」
「やっぱり、ヒビキだったか。けど、お前その剣…」
俺は剣を抜いたままにしたことを悔やみつつも蓮太郎に
「あぁ、お前の見立て通りこの剣はバラニウム製だよ。」
と言い、鞘に戻した。俺たちはその後報酬を貰いそれぞれ別々に帰った。
ヒビキsideout
神火流一の型炳灯…即座に相手の懐に入り、心臓を一突きする技
あとがき
蛭子さんの正体が暴かれちゃいましたwそれにヒビキ君の実力の一端もお見せしました。
普通ガストレアの懐に入るなんて自殺行為にしか思えないんですけど、彼は化け物なんで
容易いでしょうね。誠に失礼ながら、明日投稿出来ない可能性が高いです。90%程…
ほんと申し訳ないです。その分面白くしてあるので期待してください。では次回にて…
説明 | ||
第二話です。タイトル通りです。それではどうぞ… | ||
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コメント | ||
二次創作の自由度には頭が下がりますww自分はこのヒビキ君が一番好きです。自分に似せて書いているので…(しらたき) 早々に正体を明らかにさせるのも二次創作では1つの手段ですからね・・・なお、個人的に影胤はお気に入りのキャラですww(本郷 刃) |
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