仮面ライダーディケイド?破壊者と天使達? 第六話
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これまでの「仮面ライダーディケイド?破壊者と天使達?」は!

 

 

 

士郎

「仕方ねぇな…」

 

 

ニンフ

「行くわよっ!」

 

 

竜見

「お困りのようだね。」

 

 

士郎

「お前……誰?」

 

 

竜見

「変身!」

 

 

士郎

「何だこれ?」

 

 

竜見

「『ケータッチ』と専用カードさ。」

 

 

士郎

「どうした??」

 

 

アストレア

「来ちゃダメ!」

 

 

 

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黒いイカロスは矢を手に取り、ゆっくりと構える。

 

 

 

竜見

「させないよっ!」

 

 

 

しかし、竜見がすぐさまディエンドライバーを取り出し、黒いイカロスを撃つ。

 

 

当たりこそしなかったものの、彼女に一瞬の隙を作ることは出来た。

 

 

その隙にアストレアは自身の剣「クリュサオル」と盾「イージスL」を持って羽を広げる。

 

 

アストレアが飛び立つ、そう思った瞬間には彼女の姿は目の前から消えていた。

 

 

 

竜見

「速いな…」

 

 

 

2人が気付いた時には、アストレアのクリュサオルが黒いイカロスを切り裂いていた。

 

 

上空で爆発が起こり、士郎達は思わず腕で顔を覆った。

 

 

 

士郎

「今のは…?」

 

 

竜見

「あれはメランタイプだね。」

 

 

士郎

「メラン?」

 

 

竜見

「第一世代エンジェロイドのα、β、Δを元に作られた次世代型エンジェロイド。さっきのはタイプΩ・イカロス=メランって奴だね。」

 

 

士郎

「なるほど、大体わかった。」

 

 

 

士郎は上空を飛んでいるアストレアに声を掛ける。

 

 

しかし返事は無く、さらに力が抜けたように落ち始めた。

 

 

 

士郎

「危ないっ!」

 

 

 

急いで士郎はアストレアの下に回り込み、彼女をキャッチした。

 

 

 

士郎

「おい!しっかりしろ!」

 

 

アストレア

「っ…ニンフ先輩を……止めて…」

 

 

 

今にも枯れそうな声で、アストレアはそう言った。

 

 

 

士郎

「は?ニンフがどうした??」

 

 

アストレア

「河原に行って……守形に…」

 

 

士郎

「スガタ?」

 

 

 

それだけ言って、アストレアは気を失ってしまった。

 

 

 

竜見

「これは…っ!マズイ、彼女を置いて逃げるぞっ!」

 

 

 

竜見は士郎からアストレアを奪い取り、そっと地面に置く。

 

 

そして、士郎の腕を掴んで走り出した。

 

 

 

士郎

「おい!」

 

 

竜見

「早くっ!」

 

 

 

かなり走り、アストレアが点のように見えるまで離れた時、彼女の体が大爆発を起こした。

 

 

 

士郎

「なっ??」

 

 

竜見

「彼女の首筋に爆弾らしき物があった。戦いの最中に付けられたんだろう。」

 

 

士郎

「…また…死んだのか…」

 

 

 

ハーピー姉妹に続いて3人目。

 

 

先ほどのイカロス=メランも含めれば4人である。

 

 

様々なライダーの世界を巡って来た士郎は、その行く先々で数え切れない程の死を見てきた。

 

 

しかし、何度見ても死という物は悲しい。

 

 

例えそれが、赤の他人でも。

 

 

仮面ライダーとして守れない自分が情けなく思う時もある。

 

 

表情からして、それは竜見も同じであった。

 

 

 

竜見

「河原に行こう。彼女の想いを…無駄にはしたくない。」

 

 

 

2人は近くの河原に向かった。

 

 

 

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士郎

「ここか?」

 

 

竜見

「あ、あそこに人がいるね。」

 

 

士郎

「そうだな。でも、何してるんだ?あいつ。」

 

 

 

河原に行くと白髪で眼鏡をした青年がいたが、彼は何故か熊と死闘を繰り広げていた。

 

 

 

竜見

「さ、さぁ…?」

 

 

 

士郎がディケイドライバーを取り出し、助けようとした時だった。

 

 

青年は地面を蹴って飛び上がり、熊の顔面に飛び回し蹴りを食らわした。

 

 

その一撃でよろめいた熊は、諦めたように山へと去って行った。

 

 

 

白髪の青年

「やれやれ…」

 

 

士郎

「ちょっといいか?」

 

 

白髪の青年

「何だ?」

 

 

竜見

「君がスガタかい?」

 

 

白髪の青年

「いかにも、俺が守形 英四郎だが?」

 

 

 

彼が守形だと確認をとった士郎達は、自分の名前と状況について説明した。

 

 

 

守形

「なるほど、そんな事が…」

 

 

士郎

「アストレアはあんたに会いにいけって言ってたからな。何か手掛かりを知ってるのか?」

 

 

守形

「俺自身は知らないが、一つだけアテがある。」

 

 

 

守形は近くのテントに入り、何やら不思議な機械を持って出てきた。

 

 

 

守形

「これを使ってシナプスに向かう。」

 

 

 

守形は機械を起動させる。

 

 

すると、士郎達の目の前に不思議なゲートが現れた。

 

 

 

士郎

「この先にシナプスとやらがあるのか?」

 

 

守形

「あぁ、ついて来てくれ。」

 

 

 

3人はゲートの中へと入って行った。

 

 

 

 

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その頃…

 

 

 

智樹

「離せっ!離せよっ!」

 

 

 

智樹はラギアのアジトらしき場所で

十字架に縛られていた。

 

 

 

ラギア

「なら、あなたのエンジェロイドに期待することね。誰が勝ち残るのか…」

 

 

智樹

「あいつらは俺の物じゃない!」

 

 

ラギア

「ふふっ、こだわりが強いわね。これを御覧なさい。」

 

 

 

突如、智樹の目の前に銀色のオーロラが現れ、そこに映像が映し出される。

 

 

そこでは、ニンフとディケイドが戦いを繰り広げていた。

 

 

 

智樹

「や、やめろ…2人とも、やめてくれよっ!」

 

 

 

智樹の叫びと同時にオーロラは消えてなくなった。

 

 

 

ラギア

「ま、せいぜい楽しみにしなさい。」

 

 

 

ラギアは台に置かれた、ライダーのロックシードを一つ、手に取る。

 

 

 

ラギア

「エンジェロイド…それにディケイド…必ず…」

 

 

 

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次回の「仮面ライダーディケイド?破壊者と天使達?」は!

 

 

 

士郎

「ここがシナプスか…」

 

 

水色の髪の少女

「いらっしゃい。」

 

 

竜見

「僕に秘策があるんだ。」

 

 

士郎

「大丈夫だ。」

 

 

ポニーテールの少女

「トモちゃんいないなぁ…」

 

 

カオス

「お兄ちゃん…」

 

 

士郎

「恨みつらみでもあんのかよ…」

 

 

そはら

「何があったの??」

 

 

カオス

「ダメ…」

 

 

 

すべてを破壊し、すべてを繋げ!

 

 

 

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作者&士郎より…

 

 

 

作者

「今月最初の投稿です。」

 

 

士郎

「前回は4月30日だな。」

 

 

作者

「そう言えば、まだこの作品のオリキャラ達のプロフィールを投稿してない。」

 

 

士郎

「普通は最初に書くだろ。」

 

 

作者

「その常識さえ破壊する。それがディケイド。」

 

 

士郎

「はいはい。」

 

 

作者

「というわけで、次回は士郎達オリキャラのプロフィールを投稿します!」

 

 

士郎

「期待せずに待っててくれ。」

 

 

作者

「それではこの辺で、さようなら!」

 

 

 

説明
仮面ライダーディケイド5周年、原作そらのおとしもの完結記念作品です。

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タグ
そらのおとしもの 仮面ライダーディケイド オリキャラ 仮面ライダーガイム 

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