ノーゲーム・ノーライフ異世界奮闘記第10話 |
リビングについた龍太とアリエル
龍太「それじゃあ、朝飯食べて準備しますか。」
アリエル「はいです!。」
アスカ「それで、今日のことじゃが、何で行くつもりじゃ。」
龍太「あ…それはかんがえてなかった。」
アリエル「なら私が何とかしましょう!!私こう見えても、瞬間移動できるんです!」
胸を張ってドヤ顔をするアリエル。
龍太「……ほんとに大丈夫?……」
少し残念そうな顔で見つめる龍太。
アリエル「大丈夫ですよ!!そんな目で見つめないでください。」
龍太「わかったよ。」
朝食を食べだす龍太。
アスカ「それじゃあ、食べようかのう。」
エイミ「いただきまーす。」
リビングにいたみんなが朝食を食べ始めた。
龍太「それじゃあいきますか。」
アリエル「皆さん準備はいいですか?では目をつぶってください。」
龍太とエイミとアスカは頭に?を浮かべながら、目をつぶった。
龍太「これでいいのか?いったい何をするんだ」
アリエル「それじゃあ、行きますよ………はい、目を開けてください。」
龍太が目を開けるとそこは、東南アジアのような木造建築が周囲を取り囲み、黒い空の中から照らすのは、ほの朱い灯りだけ。その敷地面積が広大なのか周囲を囲む建物や塀の向こう側に辛うじて見えるのが、街並みだろう。
提灯のような赤い輝きを放つ無数の高層建築。
その光を遮る木がもたらす不規則な黒のコントラストを作り出す景色が広がっていた。
龍太「もう着いたのか!!?」
アリエル「ふふふ、私の力をもってすれば、瞬間移動など簡単なことですよ♪」
龍太「ありがとな、アリエル」
龍太はアリエルに感謝の言葉を並べつつ、頭をなでた。
アリエル「えへへ。」
アリエルは頬を赤く染めながら、喜んでいた。
アスカ「……ちょっといいかのう。」
龍太「はい…ってちょっとアスカさん!!?」
龍太が振り返ってみてみると、そこには今にも怒りだしそうなアスカがいた。
アスカ「おぬしは、アリエルを助けてから、イチャイチャばかりしおって…」
龍太「落ち着いてください、アスカさん!!」
アスカ「…こんな時に落ち着いてられるか…」
龍太(やばい、かなりご機嫌ななめだ。こうなりゃやけだ!!)
そのとき、龍太はこういった。
龍太「アスカさん、何でもするので許してください。」
龍太がこういったとき、アスカの体がピクっと反応した。
龍太(これでどうだ!!)
アスカ「……わかったのじゃ、許してやろう…」
龍太(ほ…助かった…)
龍太が安心しきっていると、アスカが突然とんだもないことを言い出した。
アスカ「……今晩一緒に寝てほしいのじゃ……」
龍太「…え…」
エイミ「…!!!…」
アスカ「…だから…今晩一緒に寝てほしいのじゃ!!!」
アスカが頬を赤く染めて言い張った。
龍太「えと…それは…」
アスカ「いやなのか…?」
龍太(ぐは!!!)
アスカは涙目+上目づかいで龍太を見つめた。
龍太「……わかりました…」
アスカ「いいのか!?やったのじゃー!!」
アスカは喜んだ。
エイミ「……龍太さん……」
先ほどから黙っていたエイミが急にしゃべってきた。
ただし、かなり声のトーンを落として。
龍太「……エイミさん?」
エイミ「……私のお願いも一つ聞いてくださいますよね?…」
龍太「えとそれは「聞いてくれますよね!!」ひぃ…」
エイミが突然ナイフらしきものを構えて、脅迫してきた。
龍太「…拒否権はありますか?」
エイミはにっこりと黒い笑みをしてこう言った。
エイミ「もちろんないですよ?いいですよね♪」
龍太「……断った場合は…?」
エイミ「さてどうなるんでしょうかね…フフフフフフフ」
龍太(エイミさん怖いです、その笑み怖いですよ!!)
アスカ「・・・エイミよ、大丈夫か?」
エイミ「大丈夫だよおねえちゃん♪」
アスカ「なら良いが…」
龍太「それで、エイミが一つしてほしいことは?」
エイミ「私とも寝てくださいますか?」
龍太「え?」
エイミ「だから私とも寝てください!!!」
エイミが恥ずかしそうに言った。
龍太(どうするか、下手に行ったら殺される…。)
龍太は少しおびえながら考え始めた。
龍太(…まぁ寝るくらいならいいか…アリエルとも寝たことだし…)
龍太「いいよ、わかったよ。」
エイミ「本当ですか!!やったー。」
こちらも同じく喜んだ。
龍太「それじゃあ、これから町に向かうけど、どこにいけばいいんだ?」
エイミ「それなら、いづなさんの所に行きましょう。」
アスカ「いい案じゃのう、それでは行くとしようか。」
アスカとエイミも歩き始めた。
龍太「それじゃあ、僕たちも行こうか、アリエル。」
アリエル「はいなのです。」
龍太とアリエルたちも歩き始めた。
龍太たちがあるいて数時間。
龍太たちはある大きな建物の前に来ていた。
龍太「でっかい建物だな。アスカさんたちの家の何倍の大きさなんだ。」
龍太はその大きさに驚いていた。
周りは、大きな庭で囲まれていた。1kmぐらいだろうか、まわりに家は何もなくて、植物や遊具などがあった。
龍太「それじゃあ、ベルをならしますよ。」
龍太はドアの前にあったベルをならした。
数分後、ドアが開いて、一人の老人が出てきた。
???「はいはい、どちら様でしょうか?」
エイミ「いのさんお久しぶりです」
いの「おお、これはこれはエイミ殿ではありませんか。…ややそこに居られるのはアスカ殿ですかな?」
アスカ「うぬ、おひさしぶりなのじゃ、いのさん」
いの「美しい人になられたもんじゃ、母親そっくりに美人じゃのう。」
龍太「話している途中で悪いですが、いいですか?」
いの「おおすまんすまん、して君の名前はなんですかな?」
龍太「僕は佐上龍太といいます。実は今人を探していて…」
いの「そうですか、それでどんな人ですかな?」
龍太「空と白っていうんですが…知っていますか?」
その二人の名前を言った途端、いのの目つきが変わった。
いの「人類種の王の名前ですな…それでなんでさがしているんですかな?」
龍太「話せばとても長くなるんですが…」
いの「…それでは、お茶でも飲みながら話を聞きましょうかのう。ささ、上がってください。」
龍太「すみません、話を聞きに来ただけなのに…」
いの「気にしなさんな、それじゃあこちらですぞ。」
龍太達はその建物に上がると、いのの後をついていった。
―同時刻にある男がテトと話をしていた。
テト「……何のようだい?君がここに現れるなんて…。」
???「貴様にゲームを申し込もうと思ってな…」
男は不敵な笑みを浮かべていた。
テト「かなり前に負けた君がかい?…あの時負けた君が…」
???「今回は前回のようにはいかないさ。」
テト「…………」
???「ゲームはそうだな、決闘にしようか。」
テト「……正気かい?君が僕に決闘を挑んで勝てるとでも?」
???「ああ、勝てるさぁ。この俺がかってみせるさぁ!!!」
テト「……叩き潰す……」
???・テト「アッシェンテ!!」
???「今度こそお前を倒す!!!!!!」
テト「あの時と同じ過ちを繰り返すか、ハーデス!!!」
そう言い張ると、お互い魔法の紋章を出した。
ハーデス「お前は負けるんだよ!!!ここでなぁ!!!!!」
テト「今回も僕がかつさぁ!!!!」
テト(負けるわけにはいかないんだ!!!)
テトは心にそう誓った。
説明 | ||
今回は、東部連合にいく話です。 物語の建物などの描写については、少し原作と違うかもしれません。 それと近々新たなSSを投稿するかもしれません。 なお、新しいSSを投稿しても、このシリーズの投稿がなくなることはありません。 あと、最後に出てくるオリキャラの名前が微妙な感じです。 |
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