ノーゲーム・ノーライフ異世界奮闘記第12話 |
龍太「んで、何して遊ぶのかな?」
いづな「これやる、です!」
そういっていづなが指さしたのは、黒い箱と椅子と黒いスクリーンがあった。
いづな「こっちにくる、です」
龍太(なんだ、これから何が始まるんだ。)
いづな「ここに座れ、です。」
龍太「わかったよ。」
龍太は言われるままに座った。
すわった瞬間スクリーンに吸い込まれた。
龍太「………こ…こは…?」
気が付いた龍太はあたりを見渡した。
そこには龍太がいた東京の景色があった。
龍太「え…えええ…ええええええええ!!?」
いづな「うるさい、です。これからゲーム説明するから聞け、です。」
龍太「あ、はい。」
いづな「これを持て、です。」
いづながポイッと投げてきたので、龍太はキャッチした。
龍太「これって、銃か?」
いづな「ルール説明をするからききやがれ、です。勝ちは、相手のライフをゼロにしたら勝ち、です。銃以外にも、そこらへんに武器がある、です。」
龍太「そこえへんにあるって…あったわ。」
龍太が周りを見渡して見つけたものは、小さなハンドガンだった。
龍太「なあ、ちょっと質問いいか?」
いづな「なんだ、です。」
龍太「ここって、現実の身体能力が活かされるわけ?」
いづな「そうだ、です」
龍太「なら、こっち不利だろ。」
いづな「スタートは今から30分後だ、です。」
龍太「なに無視して…」
いづな「うるさいから、ワープしてもらうです。」
そういうと、龍太はワープした。
龍太「………」
龍太は先ほどいた場所より、かなり遠い場所に飛ばされた。
龍太(…仕方ない、頑張るか)
龍太はあきらめて、勝負を頑張ることにした。
ゲームが始まってから、かなりたった。
龍太はいづなを探して歩いたが、全く見つからなかった
龍太「いづなはいったいどこに…?」
のんきに歩いて探していると、どこからか銃声が聞こえて、弾が飛んできた。
龍太「!!」
横を振り向くと、弾丸が壁に当たっていて、ひびが入っていた。
龍太(近くにいづなの気配らしきものはない。それに、近くなら銃声が近くで聞こえるはずだ。一応小さい音が聞こえたからあまり離れたところにいないはずだ。そして、そこから姿を見られずに撃ってきた…スナイパーライフルか?)
龍太は冷静に分析して、あたりを見渡した。
龍太(まずい!!ここはあまり隠れる場所がない。早くここから逃げないと)
龍太が逃げようとしたら、足に弾があたった。
龍太「!!足が…痛くない」
弾が当たった足には痛みはなかった。
龍太「……でも、歩くのはきついな……」
龍太は足を引きずりながら移動し始めた。
いづな「逃がさねぇです!!」
いづなは遠く離れたところで、スコープをのぞき込んでそうつぶやいた。
いづなが引き金を引いた。
龍太「!!両足をやられたか…くそ!!」
龍太は歩けなくなったので、その場に座り込んだ。
いづな「……勝負を終わらせる、です。」
いづなはスナイパーライフルをマシンガンに持ち替えて、ジャンプして移動し始めた。
龍太(いづな強すぎだろ……あいつ暗殺者とか向いてるんじゃね?)
龍太がそう考えていると、目の前にいづなが現れた。
いづな「…これで終わり、です」
龍太「……一ついいか?」
いづな「なんだ、です」
龍太「なぜ勝てるのに、笑っていないんだ?」
いづな「…………」
龍太「…ゲームは楽しくなかったか?」
いづな「…………」
いづなは黙り込んだ。
いづな「ゲームに負けたら終わりだから、です。」
龍太「でも、今は何もかけてなかったろ?」
いづな「…………」
龍太「……この世界で生きていくために、勝たなければならないがためにゲームを楽しく感じられなくなったんだな。」
いづな「…………」
いづなの体は震えていた。
龍太「たまには、楽しんで「お前に何がわかる、です」・・・」
いづな「この世界は、負けたらおわり、です。だから……勝たなくちゃ、です。」
いづなは目に涙を浮かべていた。
いづな「勝たなくちゃ…みん…なが…」
いづなは泣き出した。
龍太はそっと抱きしめた。
龍太「いじわるなこと聞いてごめんな。」
龍太はいづなの頭をなで始めた。
いづな「……うっ…うぅ…グスッ…」
龍太「もう少し、ここままでいいから、落ち着いたら、ゲームを終わらせような?」
いづな「…グスッ…はい…です」
龍太(……こっちの世界でも、苦労している奴はいるんだな。まだ子供なのに、こんなに頑張るなんてな…感心してしまうぜ、まったく。)
あれから少しの時間が過ぎた。
いづな「落ち着いた、です。ゲームを終わらせる、です」
いづなが銃を構えた。
龍太「おう、わかった。それじゃあ、ゲームを終えてゆっくりするか。」
龍太がそういうと、いづなが引き金を引いた。
弾が龍太に直撃し、龍太の意識はとんだ。
いづなの前には、「win」と書かれたメニューウィンドウらしきものが現れた。
いづな「帰る、です。」
いづなはメニューウィンドウからシャットダウンを選んだ。
いづなと龍太は青い光に包まれて、2人がどこかに消えた。
龍太「……うん…ゲームは終わったのか?」
龍太が目を覚ますと、ゲームを始めるときにいた部屋にいた。
体を起こして、周りを見てみると、いづなが寝ていた。
また龍太の体には、タオルケットがかけてあった。
龍太「……いづなは何もかけていないのか。風邪ひいたら困るしな…」
龍太は少し考えた。
龍太(まだ寝たいしな…近くに行って一緒に寝るかな…見つかったら変態呼ばわりされるよな…絶対)
龍太はいづなの近くに寝転んで、タオルケットをかけ、寝た。
まるで、仲のいい兄妹みたいだった。
龍太「もう一眠り…zzzzzzzzzz」
龍太は寝始めた。
いづな「……ん……龍太……zzzzzzz」
いづなは、龍太の体に抱きついた。
静かな部屋に、2人の寝息だけが響いた。
夕食の準備に向かったいのたちは、キッチンにいた。
キッチンにはいのの使用人が数人いた。
アスカ「いのさん、私たちも手伝ってよいかのう?」
いの「構いませんぞ。私はあっちで少しやることがありますので。」
アスカ「了解なのじゃ。おーい、エイミ、アリエル、これから使用人の人たちと料理を作ろうと思うのだが、おぬしらも作らぬか?」
エイミ「いいですね。作りまーす。」
アリエル「人生初の料理を作れるのですか!!?」
アスカ「もちろんじゃ!きっちり教えるから、がんばるのじゃ。」
アリエル「はい、わかりましたです。」
アスカ「それじゃあ、この家の使用人さんと協力してがんばろう」
アリエル・エイミ「おおー!!」
アリエルたちは、エプロンに着替えて、キッチンに入った。
龍太「ん……あれ…どれくらい寝たかな…?」
龍太は目を覚ました。
龍太は、あくびをしながら、まだ寝ぼけ眼で、周りを見渡した。
いづなが、抱き着いていた。
いづな「zzzzzzz」
龍太「…………」
龍太はそーと、耳に触れた。
いづな「……んん……zzzzz」
耳に触れた途端、いづなの体がピクンと反応した。
龍太(やばい。これ楽しい)
龍太は、もう一回耳を触った。
いづな「……んん…そこは…だめだ、です…」
龍太「……起こすか」
龍太はいづなの体を何回かゆすった。
龍太「いづなおきろー。」
いづな「……もう朝ですか…?」
いづなが目を覚ました
龍太(寝起きの幼女来たこれー!!!)
いづな「腹減った、です」
そういうと、いづなのおなかからぐぅーと音が鳴った。
いづな「…………」
いづなは顔を赤くして、俯いた
龍太「相当おなかが減ってたんだな。……ちょっとまってろ。」
龍太は自分のズボンのポケットから,飴を取り出した。
いづな「それはなんだ、です」
龍太「これは僕がいた世界の、おかしなんだ。食べるか?」
いづな「食べる、食べるです!!」
龍太「それじゃあ、はい。」
龍太は飴をいづなに渡した。
いづなは、飴の袋を破いて、口の中に入れた。
いづな「!!甘いです…おいしい、です」
いづなは、満面の笑みになっていた。
龍太「そうか、ならそろそろみんながいたリビングに行こうか」
いづな「そうだ、です。」
龍太といづなはリビングに向かった。
―同時刻とある場所
テト「…………」
テトは目を覚ました。
テト「……僕は、ゲームに負けたのか…」
テトは今までにない失望感を覚えてしまった。
テト「…くやしいな…」
テトは涙を流した。
テト「…………」
声を出さずに泣いた。
テト(……こうなったら、助けてもらうほかないな。…東部連合にでもいこうかな。あの2人をこの世界に呼び出したときに巻き込まれた親友がいることだし…)
テトは今後どうするかを考えた。
テト(たしか、まだ自己紹介してないし、行こうかな。)
テトは立ち上がると、体の傷口を魔法でふさぎ、東部連合に向かった。
説明 | ||
第12話です。 途中からすこしgdgdな展開なります。申し訳ありません。 |
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