魔法少女リリカルなのは Extreme
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Strikers編 第六十五話 「到着する者は」

 

 

 

 

各地で攻防を続ける零人の使い魔たちと六課。

しかし、突如ガジェットの大援軍が現れ、孤立状態となってしまう。

 

そんな中でも、なのはは使い魔たちを排除しようとし、かつて彼女と共に戦ったアルもそれを受け入れ、宗助と共になのはに向かって行ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

宗助「チェーンガン掃射。」

 

アル『レディ。』

 

牽制のチェーンガンを放ち、なのはの動きを止めるアーバレスト。

その前方にはガジェットが展開し、弾幕を張っている。

しかし、弾の殆どは当たらず、当たったとしてもそれは『ラムダ・ドライバ』によってかき消される。

 

宗助「邪魔が多い・・・・だが・・・・!」

 

アル『行けます、軍曹。』

 

宗助「無論だ!」

 

右手に持ったショットガン『ボクサー』を構え、なのはに放つ。

それをなのははガードせず、身体を上手くねじって回避した。

元よりガードはしないらしい。

これは、自分で使った事のある彼女にとっては想定内の事であり、対策でもあった。

 

 

 

なのは「アクセル・・・・・・」

 

宗助「ッ!!」

 

 

 

 

なのは「バスターッ!!」

 

ホーミングてはなく砲撃。なのはが以前使った手口だ。

アルが彼女の攻撃のクセを教えてくれなければと思う宗助だったが、そんな事を考える余裕は無かった。

周りから次々とガジェットが集まるのだ。

 

 

 

宗助「くそっ・・・・マサキ、そっちで何とかできないか?!」

 

 

マサキ『サイフラッシュだろ!出来ない事も無いが・・・!』

 

悠凪『連中の弾幕が邪魔でそれ所では・・・!』

 

宗助「くそっ・・・・・・!」

 

左手に持つアサルトライフルでガジェットを撃つ。

一体一体大したことは無いが、かなりの数が集まっており、宗助は焦っていた。

 

 

宗助「人海戦術とは・・・ナンセンスと言いたいが・・・・・!」

 

アル『相手の戦力が自立兵器です。仕方ありません。』

 

宗助「このままではジリ貧だな・・・・・・・ッ!!」

 

 

なのはの砲撃が放たれ、それを避けるアーバレスト。

ガジェットがそれに巻き込まれ、少しは数減らしになるかと思っていたが、それでもかなりの数が居た。

 

 

宗助(どうする・・・・一気になのはを倒すのもいいが、それはそれで時間が掛かる。仮に彼女を利用してガジェットを破壊しても其処までに弾薬が残っているか・・・)

 

状況は既に劣勢。

弾薬と時間、そして集中力が全ての勝敗を決する。

 

ならばと思い、宗助は次の手に出る。

 

宗助「単分子カッター。いけるか。」

 

アル『弾薬節約ですね。解りました。』

 

腰にショットガンをマウントし、左脇から単分子カッターを出す。

これで少しは弾の節約になるだろう。

 

 

 

なのは「アクセルシューターッ!!」

 

宗助「ッ!!」

 

なのはの攻撃を誘導し、ガジェットに当てていく。

確実にガジェットの数を減らし、弾を節約し、なのはの魔力を削る。勝算はある。

 

宗助「っ・・・・マサキ、そっちは?」

 

マサキ『もうチョイでエネルギーが溜まる!後二分は待ってくれ!』

 

宗助「・・・・了解した!」

 

 

なのは「させないよ・・・・!」

 

なのははカートリッジを消費し、中型の魔力スフィアを四方に一つずつ展開する。

ココに来て何をする気か、そう思った時である。

 

 

宗助(まさか・・・・!)

 

 

なのは「フル・アクセル・シューターッ!!」

 

 

刹那。スフィアから大量のホーミングが放たれる。

それを防御しつつ回避するアーバレスト。

僅かに目線を地面に傾けると、無残にも破壊されていくガジェットがいたのだ。

 

アル『無茶苦茶にも程がありますね。』

 

宗助「そうだな・・・・!」

 

 

しかし、これで一気に敵が消滅した。

後は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マサキ「ダメ押しに行くぜ! サイフラッシュッ!!!」

 

 

サイバスターが自分達の周りの一帯にへとサイフラッシュを放つ。

それによって敵と識別された相手は容赦なく全域攻撃を受け、破壊されていく。

 

 

悠「残敵は・・・・・」

 

 

 

 

 

 

宗助「・・・どうせ残り一人だ。そうだろ。」

 

 

 

 

 

なのは「・・・・・・・・!」

 

 

爆煙などの中からなのはが姿を現す、シールドを張っていて無傷だったのだろう。

残弾をリロードし、三機は再び彼女と対峙した。

 

悠「唯のかませは全滅した。後はアンタだけだ。」

 

なのは「・・・そうだね。後は君達だけだよ。」

 

 

なのはと三機がそう言って再び戦いを始めようとしていた、その時。

突如アーバレストとなのはに通信が入ったのだ。

 

宗助「ッ!此方ウルズ7。」

 

クルーゾー『軍曹、そっちはどうなっている!?』

 

宗助「こっちは現れたガジェットを全て殲滅した。中尉も問題は無い筈です。」

 

クルーゾー『無論だ!だがな・・・・・!』

 

 

 

 

なのは「・・・・ガジェットじゃない敵・・・・?」

 

ヴィータ『そうだ!何か赤い人間型のロボットと、一つ目の青い、爪持った奴で・・・青い奴が地面滑りながら動いて面倒なんだ!』

 

なのは「・・・・・・・・?」

 

 

 

 

宗助「・・・・まさか・・・!」

 

 

クルーゾー「ああ。一機はコダール。香港に居たあの男だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コダール。

アーバレストなどと同様に『フルメタルパニック!』に登場するASである。

宗助たちが所属する傭兵組織『ミスリル』の敵対組織である『アマルガム』。其処では既にラムダ・ドライバの量産などか進んでおり、コダールもその機体の一つである。

そのASが現れた。

それを聞いただけでも驚くべき事態だった。

 

 

宗助(香港に現れたAS・・・・五機編成で現れたあいつか・・・!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのASが現れた場所。

時間は少しさかのぼる。

 

 

 

エリオ「ぐっ・・・・!」

 

ファルケがエリオの相手をし、圧倒していた。

持って居た武装を使わず、近くにあった鉄の棒一本で彼を相手取っていたのだ。

 

クルーゾー「機転を活かせるのはいいが・・・ワンパターンが多いな。相手に手の内を全て見せては直ぐに対策を寝られて、打つ手を無くすぞ。」

 

エリオ「はぁ・・・・はぁ・・・・・」

 

機械VS人間と言う事もあってか、ファルケの優勢は変わらなかった。

それに加え、突進を基本攻撃としているエリオの技は完全にファルケに読まれ、攻撃が当たらなくなっていたのだ。

 

クルーゾー(さて、どうする。一本調子じゃ戦いは勝てない。それは今までの戦いで解った筈。後は・・・・お前がどう動くか・・・・だな。)

 

 

エリオ(確かに・・・・僕の攻撃は殆どが槍を使った突進か高速度でのかく乱。それはもう既に読まれきっている。だったら・・・いや、シグナムさんの技を見よう見真似でやっても、多分相手の不意はつけてもダメージは無いと思う。だったら・・・・・!)

 

 

エリオはストラーダの持ち方を変えた。

『突き』の構えであった今までに対し、『斬る』の構えにしたのだ。

 

そして、勢い良く一歩を踏み出し、反撃に出たのだ。

 

ファルケ「来るか・・・・!」

 

 

 

 

 

しかし。

突如エリオとファルケの間に数発の弾丸が撒かれ、一人と一機は咄嗟のバックステップで回避した。

 

ファルケ「何っ・・・・」

 

エリオ「攻撃!?」

 

 

マオ『どうしたの?!』

 

クルーゾー「・・・・・・!どうやら・・・・追加の客人の様だ。」

 

クルツ『は!?どう言う事だよ!?』

 

 

 

クルーゾー「・・・・・軍曹、そっちはどうなっている!?」

 

 

 

そして。現在に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

コダール『やっほー!良い子のミスリルの皆、元気ぃ?』

 

 

 

 

クルツ「アイツ・・・・あん時の野郎か!」

 

マオ「香港の時のコダール・・・!」

 

 

ティアナ「何・・・・敵!?」

 

キャロ「一体どうやって・・・・!?」

 

 

ゲイツ(コダール)『みんな大好き、ゲイツお兄さんと愉快な仲間達が遊びに来たよー♪』

 

コダールの主。かつて宗助に敗北した男、ゲイツ。

彼が二機のコダールiを引き連れて現れたのだ。

 

突然の敵の出現に驚く一同。しかし、それだけではなかったのだ。

 

 

「ふん!私は何時、貴様のその『愉快な仲間』に仲間入りしたのだ!?」

 

ゲイツ「うるせぇ!テメェはテメェで地面をスケートしてろよ!」

 

 

カン・ユー(エクルビス)「何を!!このカン・ユーに向かってその口を言うか!!」

 

 

 

クルツ「ゲッ・・・あのザリガニ野郎・・・・キリコが言ってたあいつじゃねぇか!」

 

シャッコ「・・・カン・ユーか。」

 

青いAT、エクルビスには本来乗るはずの無い人物、カン・ユーが居た。

シャッコとキリコは元々彼の一時的な部下で、その無能さからシャッコに奈落に叩き落された筈だった。

 

 

スバル「えっ・・・知り合いなんですか?!」

 

シャッコ「・・・・人間のクズだ。」

 

 

クルーゾー「しかし・・・ラムダ・ドライバ搭載機が三機・・・完全に此方の戦力と合わせたな。」

 

マオ『どうすんのさ!加えて、((機械卵|ガジェット))と六課と((馬鹿|カン・ユー))を相手にするなんて!こっちの弾が保たないわよ!』

 

クルーゾー「解ってる。各自、単分子カッターを利用して弾を節約しろ。このままではガジェットの人海戦術と連中とで揉まれ死ぬぞ!」

 

クルツ『出来ればそれは女性で居てほしいんだが・・・そうもいってらんねぇか!』

 

クルーゾー「そう言うことだ!」

 

 

 

スバル「ティア、どうするの?」

 

ティアナ『どの道、このままだと私達もヤられるのは目に見えてる。ココはあいつ等も利用して、出来るだけガジェットの数を減らすわよ!その後、可能なら戦域から離脱、一時立て直す!』

 

エリオ『今現れた奴等はどうします?』

 

ティアナ『・・・向こうが知ってる相手みたいだし・・・多分私達は二の字だと思う。だから、出来るだけ最初に襲ってきた連中に相手させて、こっちはこっちでガジェットを片付けるわよ!』

 

 

『『『了解ッ!!』』』

 

 

 

念話を切ったティアナは、目で追っていたM9(クルツ機)を見る。

すると、ECSで姿を消され、何処に行ったかと辺りを見回していた。

 

ティアナ(き・・消えた?!魔法で・・・・いや、ステルス?!)

 

 

クルツ(悪いな。多分、考えはそっちとおんなじだ。こっちはこっちで連中をどうにかしないとな・・・!)

 

 

 

 

ゲイツ「ハーハハハハハ!!!香港では取り逃がしたが、今度はそうもいかんぞぉ!!貴様も地獄に連れて行ってやる!!」

 

クルーゾー「くっ・・・・!!」

 

 

大方の予想通り、ファルケにはコダールi(ゲイツ機)がついていき、他のコダールもクルツ機とマオ機の相手に向かっていった。

しかし、一箇所だけは違っていた。

それは、スバルとベルセルガの所であった。

 

 

スバル「うわっ!?」

 

カン・ユー「はー!ハハハハハ!!温い温い!温すぎるぞー!!そんなので、この私に勝てると思っているのかぁ!!」

 

エクルビスは同時にスバルとベルセルガを相手取り、その猛攻で二人を圧倒していたのだ。

エクルビス自体も元々は格闘戦主体。今までガジェットの相手しかしていないスバルにとって、経験した事のない相手でもあったのだ。

 

シャッコ「くっ・・・・!」

 

その後ろからベルセルガがライフルでエクルビスを撃つが、それを回避し、今度はベルセルガに向かう。

それをシールドで防ぐベルセルガだが、一撃で吹き飛ばされてしまったのだ。

 

シャッコ「なっ・・・・・!?」

 

カン・ユー「ハッハッハッ!忘れたか!このエクルビスはヘビィ級のAT!そんじょそこ等のATとは、パワーが違うのだ!!」

 

シャッコ「・・・此方もヘビィ級だ・・・なのにどうして・・・・」

 

カン・ユー「ククククク・・・・矢張り、『あの方』に付いて正解だったな。お陰でこんなにパワーアップしたのだからな・・・!」

 

シャッコ(・・・なるほど・・・改造か。)

 

すると、ベルセルガのもとにスバルが駆け寄り、ベルセルガは彼女が寄って来たのが不思議に思い、尋ねたのだ。

 

スバル「大丈夫ですか!?」

 

シャッコ「・・・俺は敵だぞ。何故助けた。」

 

スバル「えっ・・・・そうなんですか?!」

 

シャッコ「・・・・・・!」

 

もしかして、今まで敵と解っていなかったのか?

完全に斜め上の回答でシャッコは驚いていた。

ならなぜ、彼女は今まで自分と戦っていたのか。

疑問も残るが、敵である自分を気遣い、自分を『敵』と認識してくれなかった。

 

それを知り、シャッコは馬鹿馬鹿しくなったのか、少し笑った。

 

シャッコ「・・・・・ふふっ・・・・」

 

スバル「・・・・・?」

 

シャッコ「・・・・俺は平気だ。だが、相手は格闘戦主体。どうする気だ。」

 

起き上がると、エクルビスと対峙する。

ライフルの残弾も無い。

相手は格闘戦に長けている。

ならば、スバルの回答はこれだけである。

 

スバル「・・・・カウンターです。」

 

シャッコ「・・・・何?」

 

スバル「相手が遠近共に強いのなら、もうそれしかありません。」

 

シャッコ「・・・自分にダメージが来てもか。」

 

スバル「・・・・・はい。」

 

シャッコ「・・・・・・・そうか。解った、牽制はこちらでやる。一発で仕留めろ。」

 

スバル「っ・・・・・!解りました!えっと・・・・」

 

シャッコ「シャッコ。ル・シャッコだ。」

 

 

 

 

 

 

 

- BGM: BORN TO FIGHT -

 

 

 

 

先制にベルセルガが一発の射撃を行う。

当然、それはエクルビスにかわされる。

だが、それは予想内だ。

 

カン・ユー「シャッコ!貴様は元上司に銃を向けるのか!!」

 

シャッコ「元だからな。それに言った筈だ。あんたが・・・・!」

 

カン・ユー「フンッ!ならばココで死ねッ!!!」

 

エクルビスは一気にベルセルガに向かう。

対しベルセルガも迎え撃つ。

正面からのぶつかり合い。

勝つのは当然自分だと過信するカン・ユー。

 

それが彼の敗因となる。

 

 

 

カン・ユー「死ねッシャッコ!!」

 

シャッコ「ッ!!」

 

 

 

 

 

しかし。ベルセルガは咄嗟にシールドを持ち替え、ライフルをマウント。

右手でエクルビスのクローをシールドで受け止めたのだ。

 

カン・ユー「くっ・・・!」

 

エクルビスは右手で腹部に殴りかかるが、それをベルセルガは受け止める。

完全に二機は動けなくなったのだ。

 

カン・ユー「何だと・・・・!?」

 

シャッコ「カン・ユー。アンタの負けだ。」

 

カン・ユー「ハッ!この期に及んでまだそんな減らず口を・・・・!」

 

シャッコ「・・・アンタは何も気づかなかったのか?何故。

 

 

 

『俺だけがアンタに攻撃を仕掛けていたのか』。」

 

 

カン・ユー「ほえ?・・・・・・・ッ!!まさか!!!!」

 

シャッコ「もう遅い。」

 

ベルセルガは蹴りを入れて無理矢理エクルビスを放す。

エクルビスは多少体勢を直ぐしたが、直ぐに立て直した。

だが、この時気づいていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スバル「ロード・カートリッジ。」

 

スバルが直ぐ後ろで構えを取っているのに。

 

カン・ユー「しまった!!」

 

スバル「行くよ・・・・マッハキャリバー!!」

 

右腕に魔力を集束し、ストレートを入れる。

エクルビスも直ぐに後ろに振り向き、クローをスバルに突き刺そうとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

間に合うはずが無い。

 

 

スバルは間一髪、クローを紙一重で避け、右ストレートをエクルビスに叩き込んだのだった。

 

カン・ユー「がっ・・・・・!!」

 

スバル「どうだっ!!」

 

カン・ユー「ぐっ・・ぬぬぬぬぬぬ!!」

 

シャッコ「っ!まだか!!」

 

エクルビスはクローでスバルを殴り飛ばす。

そして、機関砲で追撃を図るが、それをスバルはガードとシールドで防御した。

だが、完全にガードは出来ず、数発ダメージを受けたのだ。

 

スバル「ッ・・・!」

 

カン・ユー「ぬうっ・・・!!!死ね死ね死ねぇっ!!!!」

 

更にはミサイルまで使うエクルビス。

それにはスバルも耐え切れず、吹き飛ばされてしまったのだ。

 

スバル「ぐあっ・・・!」

 

シャッコ「マズイ・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、そのスバルは後ろから誰かにキャッチされた。

衝撃が来なかったので、スバルはゆっくりと目を開けると其処には。

 

 

 

 

ヴィータ「待たせたな。」

 

スバル「う・・ヴィータ副隊長ッ!!」

 

ギリギリのタイミングでヴィータが現れ、スバルを助けたのだ。

体格差もあるが、それは魔法でクッションの代わりを受け止めた手に形成したからだ。

ソレを見て、カン・ユーは唖然とし、直ぐに逆ギレしたのだ。

 

カン・ユー「・・・・・・・きっ・・貴様ぁ!!私の邪魔をするとは、いい度胸だなぁ!!」

 

ヴィータ「邪魔ねぇ・・・・・残念だが、こっちは部下助けただけでな。邪魔のクソもねぇんだよ。」

 

カン・ユー「ぐぬぬぬ・・・・!ガジェット部隊!奴等を叩き潰せ!!」

 

 

ヴィータとスバルはゆっくりと地面に着地していた。

未だに現れないガジェットに、カン・ユーは慌てており、どうなつているのかと混乱していたのだ。

 

カン・ユー「ど・・どうなっている!?ガジェットの連中は何処に・・・!?」

 

ヴィータ「ああ。ガジェットなら、アタシが一人で全部やっといたよ。ここ等だけだがな。」

 

カン・ユー「何っ!?」

 

ヴィータ「今頃、アリサやすずか。はやてたちが残った奴等も叩いてると思うぜ?」

 

カン・ユー「う・・・・嘘ぉ!?」

 

 

 

ヴィータ(さてと・・・零人から『アレ』貰ってるし・・・使ってみっか。)

 

アイゼン『コード認証。いつでもいけます。』

 

スバル「・・?」

 

ヴィータ「スバル。後はアタシがやる。流石にココまで部下を馬鹿にされては、アタシも腹の虫がおさまらねぇからな。」

 

スバル「えっ・・!?ここは二人でってのは・・・」

 

ヴィータ「駄目だ。それに、そろそろ身体にガタきはじめてんだろ。無理すんな。」

 

図星のスバルは何も言い返せなかった。

さっきの攻撃でかなり体力などを消耗したからだ。

それでもと思う彼女だったが、どうしてか割り込み出来なかったのだ。

 

 

 

 

ヴィータ「行くぜ。このザリガニ野郎。」

 

カン・ユー「フンッ!ガキ一人に私に勝てると思うか!!」

 

ヴィータ「・・・どうかな?」

 

 

すると、ベルセルガが突如輝き、一つの光る玉となってヴィータの手元に飛んでいった。

そして、それはアイゼンに入っていき、やがてはヴィータの身体に纏われていった。

 

カン・ユー「なっ・・・何だ!?」

 

スバル「セットアップ・・・・違う・・・!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

其処には、赤黒い甲冑が各所に増設され、左腕にはベルセルガのシールド。

そして、薄い紫の装甲が付いたアイゼンを持ったヴィータがいたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

ヴィータ「これが・・・・・・『アイアン・ベルセルク』だ。」

 

 

 

スバル「鉄の・・・狂戦士・・・・・」

 

 

 

カン・ユー「ハッ・・・・ハハハハハ!単なる見掛け倒しだ!そんな大層な名前だけで・・・私に勝てると・・・・!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが。

次の言葉を言おうとした瞬間。ヴィータは既にエクルビスの前に居たのだ。

そして。容赦なくエクルビスにアイゼンを突き刺し、更には地面に叩きつけたのだ。

 

 

カン・ユー「ば・・・馬鹿な!?」

 

スバル「っ・・・・!?何時の間に!?」

 

ヴィータ「・・・はぁ。だからテメェは弱いのかもな。」

 

カン・ユー「なっ・・・何っ!?」

 

ヴィータ「・・・・・最後に言うぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

((アンタ|テメェ))は人間のクズだな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那。アイゼンからバンカーの様な一撃が入り、エクルビスの腹部を吹き飛ばしたのだった。

 

 

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次回予告ッ!!

 

クルツ「ひー!まだあのコダール追ってくるうぅぅぅぅぅぅう!!!」

 

マオ「喧しい、クルツ!少しはだまんなさいっ!!」

 

クルツ「無理無理無理!だって次回予告だし!!」

 

クルーゾー「次回、「夜明けへの道」。では私はこれで。」

 

クルツ「あ!ECS忘れてた!!」

 

 

説明
面倒は後からやって来る。

Strikers編 イメージソング

OP「Break Out」 スーパーロボット大戦OG ディバインウォーズより
ED「Reincarnation Blue」 BLAZBLUE Alter Memory より
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コメント
うーん・・・改めて考えたが・・・ヴィータが普通に大人になって、シグナムがHになってなのはが退化してって状況ですよねぇ・・・(Blaz)
だからなのはとシグナムが餓鬼に見えるのよね〜(匿名希望)
実年齢、実際不明ですし・・・・・(Blaz)
ヴィータかっけー。ガキと言われても怒らない所が成長の証かな(ohatiyo)
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シリアスとカオスのごっちゃ混ぜ 魔法少女リリカルなのは 

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