仮面ライダーディケイド?破壊者と天使達? 第九話 |
これまでの「仮面ライダーディケイド?破壊者と天使達?」は!
そはら
「何っ??」
カオス
「ダメだよ…」
日和
「デメテル起動!」
士郎
「通りすがりの仮面ライダーだ。」
ニンフ
「逃がさない!」
士郎
「智樹が悲しむぞ。」
オレガノ
「お前もポンコツか。」
士郎
「よし…」
専用カードをケータッチにセットする。
すると、ケータッチの画面に平成10ライダーの紋章が浮かび上がる。
その紋章をゆっくりと押して行く。
〔クウガ〕
まずはクウガの紋章。
続けて押す。
〔アギト・龍騎・ファイズ・ブレイド・響鬼・カブト・電王・キバ〕
ピリリリリ、と、待機音声が鳴り響く。
そして最後にディケイドの紋章を押す。
〔ファイナルカメンライド〕
ディケイドライバーの白いバックル部を取り外し、右腰に付け直す、
そしてケータッチをディケイドライバーに取り付ける。
〔ディケイド!〕
ディケイドの体がマゼンタから黒と銀色に変わり、胸にはヒストリーオーナメントが現れ、そこにクウガからキバまでのライダーカードが並ぶ。
目は緑から赤に変わり、頭部にはディケイドクラウンが現れる。
最後にディケイドのカードがクラウンにセットされ、ここに仮面ライダーディケイド コンプリートフォームが降臨した。
士郎
「出し惜しみはしねぇぞ?」
ニンフ
「そんなの、私のハッキングで…」
しかし、コンプリートフォームとなったディケイドに、ハッキングは通用しなかった。
ディケイドはケータッチの画面をタッチする。
〔ファイズ!〕
ファイズの紋章を押した後、Fと書かれたマークを押す。
〔カメンライド・ブラスター!〕
ヒストリーオーナメントのカードが全てファイズ ブラスターフォームに変わり、ディケイドの隣りにも仮面ライダーファイズ ブラスターフォームが召喚される。
最強形態のファイズだ。
続けてカードをディケイドライバーに差し込む。
ファイズも、その動作と連動して右腰にカードを差し込む動作をする。
〈ファイナルアタックライド〉
ディケイドは右腰のバックルを叩き、ファイズも連動して叩く。
〈ファ・ファ・ファ・ファイズ!〉
ファイズはファイズブラスターを構え、ディケイドはライドブッカーをソードモードにし、切っ先を銃のようにしてニンフに向ける。
士郎
「はぁぁぁぁ…」
2人の武器にエネルギーが溜まって行く。
士郎
「ハッ!」
強力な光線が、ニンフ目掛けて放たれる。
少し反応が遅れたため、直撃を受けてしまった。
ニンフ
「かはっ!」
ファイズは消え、ディケイドはケータッチを押す。
〔キバ!・カメンライド・エンペラー!〕
続いて、仮面ライダーキバ エンペラーフォームが召喚される。
すかさず、ディケイドはファイナルアタックライドカードをディケイドライバーにセットする。
〈ファイナルアタックライド〉
ディケイドライバーを叩く。
〈キ・キ・キ・キバ!〉
キバのザンバットソードと、ディケイドのライドブッカーにエネルギーが溜まる。
士郎
「ハッ!」
2人のライダーはそれぞれの剣を振り下ろし、エネルギー刃でニンフを斬りつける。
ニンフ
「うあっ!」
キバは消え、ディケイドは地面に倒れ伏すニンフに近寄る。
士郎
「なぁ、ニンフ。こんなの意味が無いって。」
ニンフ
「………」
士郎
「頭いいんだろ?お前。もうちょっと考えろよ。」
ニンフ
「戦わなきゃ…智樹は助からないのよ!それが普通の考えじゃない!」
士郎
「だったら、その普通ってやつを俺が破壊する。俺は破壊者だからな。」
ディケイドはくるっと振り向き、ニンフに背を向けて歩き出す。
士郎
「それまでお前はじっとしてろ。」
その瞬間、オレガノがニンフを荒縄でグルグル巻きにした。
猿ぐつわも付け、完璧に拘束された。
ニンフ
「??????!」
オレガノ
「暴れるなポンコツ。」
オレガノが、どこからともなくハリセンを取り出し、ニンフを叩く。
ラギア
「この私のアジトに潜り込むなんて、なかなかね。」
竜見
「伊達に旅を続けているわけじゃないからね。」
竜見が訪れたのは虹色のオーロラで包まれた空間。
そこは世界と世界の狭間であり、空間と空間が入り組んでいるため、中に入れば抜け出すのは困難である。
そのため、士郎や竜見は銀色のオーロラを使って異世界同士を直接結び、空間の狭間に入ることを避けていた。
竜見
「ここの構造を理解するのには苦労したよ。」
ラギア
「今日は何の用かしら?」
皇帝の座るような椅子に座り、少し高い位置に置かれているため、竜見を蔑むようになる。
竜見
「まずは、智樹君の無事を確認したい。」
ラギア
「いいわ。」
ラギアが横に手をかざすと、銀色のオーロラが現れ、そこから十字架に貼り付けられ、気絶した智樹が出てくる。
ラギア
「結界で包まれているわ。近づけば…わかるわよね?」
竜見
「僕の体が一瞬にして灰になるね。」
ラギア
「そう。」
竜見
「近づきはしないさ。」
竜見は素早くディエンドライバーを取り出し、カードをセットする。
《カメンライド》
竜見
「変身!」
ディエンドライバーのトリガーを引く。
《ディエンド!》
ディエンドに変身し、手でラギアを誘う。
ラギア
「あなたの策に乗るとでも?」
竜見
「僕は純粋に君を倒したかっただけなんだけどな。」
ディエンドはカードをディエンドライバーにセットする。
《アタックライド》
竜見
「ま、それは今度にしよう。」
ディエンドライバーを気絶している智樹に向け、トリガーを引く。
《アークル!》
ディエンドライバーから光が飛び出す。
その光は結界を突き破り、智樹にまとわりついた。
智樹の腰に光が集まり、体の中へと入っていく。
そして、智樹はゆっくりと目を覚ました。
智樹
「ん?」
竜見
「智樹君!早く逃げるんだ!」
突然の出来事についていけない智樹。
そもそも智樹は竜見を知らない。
ラギア
「結界を破った??」
ラギアは、ディエンドライバーから放たれた光が結界を破った事に、驚きを隠せなかった。
竜見
「今のカードはかなり特殊でね。ちょっと賭けをしてみたよ。」
智樹
「ちょ、俺はどうすれば…」
竜見に逃げろと言われたので、とりあえずジタバタしてみた。
すると驚いた事に、自分を縛っていた鎖は難なく千切れ、智樹は解放された。
ラギア
「まさか、さっきの光は…」
竜見
「アークル。仮面ライダークウガのベルトさ。その力を智樹君に与えた。」
智樹
「何だ?妙に力が…」
自分の体に、何かの変化が現れたことに気付く智樹。
だが、自分の体を見るも、どこにも変わりは無い。
竜見
「とにかく逃げるよ!」
竜見に促され、支持された方へと智樹は走り出す。
ラギアが弓を構え、素早く矢を放つが、ディエンドがディエンドライバーで阻止する。
そして、2枚のカードをディエンドライバーにセットし、トリガーを引く。
《カメンライド・王蛇!・サソード!》
ディエンドによって、仮面ライダー王蛇と仮面ライダーサソードが召喚される。
竜見
「じゃあね。」
新たにカードをディエンドライバーにセットする。
《アタックライド・インビジブル》
ディエンドの姿は消えてなくなった。
ラギアも変身し、2人のライダーを相手する。
ラギアにとって、召喚されたライダーなど相手にならないが、智樹達が逃げる時間稼ぎには十分だった。
ものの数分で、ラギアは王蛇とサソードを撃破した。
ラギア
「……やってくれるじゃない…」
ラギアは苦々しい表情を浮かべ、唇を噛んだ。
次回の「仮面ライダーディケイド?破壊者と天使達?」は!
イカロス
「マスター!」
智樹
「また泣かせちまったな。」
そはら
「私…何にも知らなかったんですね…」
美香子
「ほのぼのするわね?。」
オレガノ
「うるさい、チビ。」
士郎
「全員かかってこい!」
すべてを破壊し、すべてを繋げ!
作者&士郎 feat智樹より…
智樹
「皆さんお久しぶりでーす!」
作者
「ついにコンプリートフォーム登場です。」
士郎
「銃弾食らって思い出す…って、どういうショック療法だよ。」
智樹
「無視すんなっ!」
士郎
「featなんだから。大人しくしてろ。」
智樹
「何でだよ??」
作者
「コンプリートフォームも登場し、」
智樹
「物語も終盤に…」
作者
「ではありません。まだまだ続きます。」
智樹
「続くのかよ!」
士郎
「そんな簡単に終わってたまるか。」
作者
「若干ネタバレですが。大体20話以上です。」
士郎
「何だ。千話ぐらいあるんじゃないのか?」
智樹
「サ○エさんかよ??」
作者
「ちょっと長くなっちゃったな。それではこの辺で、さようなら!」
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仮面ライダーディケイド5周年、原作そらのおとしもの完結記念作品です。 |
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