仮面ライダーディケイド?破壊者と天使達? 第十一話 |
これまでの「仮面ライダーディケイド?破壊者と天使達?」は!
イカロス
「はぁ…はぁ…」
智樹
「また泣かせちまったな…」
士郎
「よぉ。」
竜見
「思い出したのかい?」
オレガノ
「うるさいチビ。」
日和
「桜井君が無事に救出されたそうです。」
イカロス
「20体以上に上ります!」
士郎
「全員かかってこい!」
士郎
「ハッ!」
ディケイドは四方を囲まれながらも、巧みにライダー達の相手をしていた。
イカロス
「マスター。私も戦います。」
智樹
「あ、あぁ…」
士郎
「来るな!」
その叫び声に、イカロスは一瞬立ち止まった。
士郎
「ここは俺1人でいい!お前らは早くみんなの所に行け!」
イカロス
「せめて私も残ります!」
士郎
「そんなボロボロの体じゃダメだ!智樹を連れて早く行け!」
確かに、イカロスの体はボロボロになっていた。
本来なら自己修復能力で直すこともできるが、ニンフとの戦いでその機能が上手く作動しない。
智樹
「でも…」
士郎
「イカロス!早く智樹を連れて行け!」
その声に何かを悟ったのか、イカロスは智樹を抱えて飛び去った。
しかし、その後を何人かのライダーが追いかけて行く。
士郎
「やっぱり狙いはそっちか。」
〈アタックライド・イリュージョン〉
ディケイドの分身が4体現れ、イカロス達を追うライダー達を阻止する。
士郎は、これらはラギアがロックシードで召喚したライダーだと見抜いていた。
ならば狙いは自分だけでは無く、イカロス達エンジェロイドも含まれる。
今のイカロスでは、連戦の影響でやられてしまう。
なんとしてもイカロスは逃がしておきたい。
仮にイカロス達の元にライダーが現れても、確か美香子の家には日和やニンフ、オレガノがいる。
これだけのエンジェロイドがいれば、安全であろう。
士郎
「ここから先は一歩も遠さねぇぞ…」
ラギア
「ディケイド…これでお終いよ…」
ラギアは銀色のオーロラに映る映像を見て、不敵な笑みを浮かべた。
そこには大量のライダーが、ディケイドと対峙していた。
ラギア
「っ!」
その時、ラギアの頭を激しい頭痛が襲った。
耐えきれず、地面に倒れこむ。
ラギア
「………お兄ちゃん…」
それは寂しさに震える少女のような、か細い声だった。
美香子
「そう…」
そはら
「トモちゃん…」
イカロスと智樹は真っ直ぐに会長の家へと向かい、現在の状況を説明した。
オレガノ
「美香子お嬢様…」
美香子
「いや…今は彼に任せましょう。」
だが念のため、美香子は急いで黒服の男達に、空美町内の警戒を指示した。
智樹
「士郎…」
日和
「わかりました。士郎さんを信じましょう。」
そはら
「うん。」
ニンフ
「…………」
先程まで、体をジタバタさせていたニンフが急におとなしくなった事に、美香子は気付いた。
ニンフの耳元に、周りに聞こえないように話しかける。
美香子
「…桜井君に言いたい事があるんでしょう…?」
確かに、ニンフはそう思っていた。
自分の行いが、アストレアを失い、イカロスを傷つけたのだ。
一言謝りたい、でも、何を言われるか怖かった。
嫌われるのが怖かった。
美香子
「事態が落ち着いたら、ちゃんと話せばいいわ。」
ニンフ
「……………」
次回の「仮面ライダーディケイド?破壊者と天使達?」は!
士郎
「多過ぎんだよ!」
桃のライダー
「俺、参上!」
竜見
「痛みは一瞬だ。」
赤鬼
「行くぜ!行くぜ!!行くぜ!!!」
士郎
「乗れ!」
赤鬼
「俺達の必殺技」
すべてを破壊し、すべてを繋げ!
作者&士郎feat智樹より…
作者
「久しぶりに連続投稿。」
士郎
「次回予告が、何と言うか…」
作者
「はい。次回は大人気のあいつが登場です。」
智樹
「ところでさ。俺のクウガデビューはいつなの?」
士郎
「そういえば。忘れてたけど。」
作者
「ま、近いうちに。期待しないで待っててください。」
智樹
「できればカッコ良く!」
作者
「はいはい。それではこの辺で、さようなら!」
説明 | ||
仮面ライダーディケイド5周年、原作そらのおとしもの完結記念作品です。 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
610 | 609 | 0 |
タグ | ||
そらのおとしもの 仮面ライダーディケイド オリキャラ | ||
D.C.D.さんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |