仮面ライダーディケイド?破壊者と天使達? 第十二話 |
これまでの「仮面ライダーディケイド?破壊者と天使達?」は!
イカロス
「私も戦います。」
士郎
「来るなっ!」
ラギア
「……お兄ちゃん…」
美香子
「今は彼に任せましょう。」
智樹
「士郎…」
ニンフ
「………………」
少女は不思議な力を持っていた。
想いを叶える奇跡の力。
少女が強く願うことなら、何でも叶った。
しかし、少女には人間の心の一部が無かった。
それは他人を憎む気持ち。
彼女の心には、良心以外は存在しなかった。
一見、そんな物はない方がいいようにも思える。
しかし、そんな少女の心が、悲劇を生み出そうとしている。
果たしてそれは悲劇になってしまうのか、それとも…
旅の行方が全てを決める。
士郎
「多過ぎんだよ!」
ディケイドはライドブッカーを縦横に振り回しながら、そう叫んだ。
一方を斬れば、もう一方。
一体倒せば、もう一体。
切りが無かった。
士郎
「これ使ってやる!」
〈アタックライド・インビジブル〉
ディケイドの姿は消え、ライダー達は右往左往し始める。
〔クウガ・アギト・龍騎・ファイズ・ブレイド・響鬼・カブト・電王・キバ〕
何処からとも無くケータッチの音声が聞こえる。
1人のライダーが遠くにディケイドを発見した。
しかし、既にケータッチの準備はできていた。
〔ファイナルカメンライド・ディケイド!〕
ディケイドはコンプリートフォームへと、ファイナルカメンライドした。
士郎
「さてと、どうしたものか…」
竜見
「士郎!」
その時、士郎の後方から竜見がやって来た。
竜見
「何やら大変な事になってるね。」
竜見はディエンドライバーを取り出し、カードをセットする。
《カメンライド》
竜見
「変身!」
《ディエンド!》
竜見はシアン色のライダー、ディエンドに変身した。
士郎
「2人でもキツイな。」
竜見
「じゃあ呼べばいい。」
《カメンライド・電王!》
ディエンドは仮面ライダー電王を召喚する。
電王
「俺、参上!く???っ、決まったな…」
電王、もといモモタロスはいつもの決めゼリフとポーズをとる。
士郎
「そんなのはいいから、さっさと手伝ってくれ。」
電王
「あぁん?何だよ貴様。俺様に喧嘩売ってんのか?」
士郎
「あぁもう、うるせぇな。」
電王
「チッ、まぁいいか。さてと、そこのお前ら!俺様に前フリはねぇ!最初っから最後までクライm…」
《ファイナルフォームライド・デ・デ・デ・電王!》
竜見
「痛みは一瞬だ。」
ディエンドが電王を撃ち抜く。
すると電王の装甲が裏返り、赤鬼のような本来の姿に戻る。
モモタロス
「おいてめえ!最後まで言わせろよ!」
竜見
「いいから早く。」
モモタロス
「どいつもこいつも、ムシャクシャする!」
士郎
「だったらそのイライラをあいつらにぶつけてくれ。」
モモタロス
「言われなくてもやってやるよ!行くぜ!行くぜ!!行くぜ!!!」
モモタロスは、デンガッシャー ソードモードと、モモタロスォードを両手に走り出す。
士郎
「さすがに1人はかわいそうか。」
〔ブレイド!カメンライド・キング〕
ディケイドの隣に仮面ライダーブレイド キングフォームが召喚される。
竜見
「これ使いなよ。」
《カメンライド・アギト!》
ディエンドは仮面ライダーアギトを召喚し、もう一枚カードをセットする。
《ファイナルフォームライド》
竜見
「痛みは一瞬だ。」
《ア・ア・ア・アギト!》
ディエンドライバーでアギトを撃ち抜く。
すると、アギトの体はみるみるうちに変形し、アギトトルネイダー スライダーモードへとファイナルフォームライドした。
ホバーのように浮遊するそれに、ディケイドとブレイドは飛び乗る。
士郎
「乗れ!モモタロス!」
空中を飛び回りながら、モモタロスに叫ぶ。
モモタロス
「うるせぇ!いちいち指図すんな!」
士郎
「じゃあ乗んな!」
モモタロス
「ちょっと待てぇ!」
慌ててモモタロスはアギトトルネイダーに飛び乗る。
士郎
「っしゃあ、決めるぞ。」
ディケイドはファイナルアタックライドカードを、ディケイドライバーにセットする。
〈ファイナルアタックライド・ブ・ブ・ブ・ブレイド!〉
ディケイドのライドブッカーの剣先と、ブレイドのキングラウザーにエネルギーが溜まる。
竜見
「後方支援だ。」
《ファイナルアタックライド・ディ・ディ・ディ・ディエンド!》
無数のライダーカードが渦を作り、ディエンドの前に現れる。
ディエンドライバーの銃口を渦の中心に当て、トリガーを引く。
すると、ディエンドライバーから放たれたエネルギー弾は、ライダーカードの渦の中で威力を増し、目の前のライダー達に向かって飛んでいった。
怯んだライダー達へと、ディケイド達が突っ込む。
モモタロス
「俺達の必殺技、ぶった斬りバージョン!」
アギトトルネイダーに乗った3人の剣のエネルギーが、翼のように広がり、多くのライダーを切り裂いた。
フィニッシュと同時に3人が飛び降りると、アギトは元の姿に戻り、ブレイドと共に消えてしまった。
士郎
「何だよ、ぶった斬りって。」
モモタロス
「何でもいいじゃねぇかよ!」
攻撃の威力は凄まじく、多くのライダーを一掃した。
しかし、まだライダーは残っている。
モモタロス
「おっしゃあ!1人残らずやっつけてやるよ!」
モモタロスに続いて、ディケイドとディエンドも走り出す。
次回の「仮面ライダーディケイド?破壊者と天使達?」は!
ラギア
「ディケイド…」
士郎
「俺に用か?」
竜見
「待ってくれよ!」
カオス
「……」
そはら
「大丈夫?」
カオス
「クス、クスクス…」
すべてを破壊し、すべてを繋げ!
作者&士郎feat智樹より…
作者
「電王、ついに出演です。」
士郎
「うるさい奴だったな。」
智樹
「電王って結構人気だったらしいな。」
作者
「らしいな。第一話しか見た事無いけど。ディケイドのDVDの初回生産特典に入ってたから。」
士郎
「見てねぇのかよ。」
作者
「その頃の俺は今以上に忙しかったんだよ!ちなみに僕は、ディケイド、龍騎、鎧武、しか見た事ありません!クウガは半分くらい見たけど。」
智樹
「俺のクウガデビューが不安だ…」
作者
「だから期待するなって言っただろ。それではこの辺で、さようなら!」
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仮面ライダーディケイド5周年、原作そらのおとしもの完結記念作品です。 | ||
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