新米Pの奮闘記 2
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P「すごい…」

 

あの後、凛に付添いレッスン場に来てレッスンを見ているのだが…。

 

P「すごいな、凛。完璧じゃないか。まさか、こんなにレベルが高いなんて…」

凛「そうかな。わたしはまだアイドル候補生だし、目標があるからそれに向かってがんばってるだけ。」

P「目標って?」

凛「まだ…秘密かな」

 

気になるけどまだ≠チてことはこれから信頼関係を築いていけば教えてもらえるのかも知れない。

P「凛に信頼されるようにがんばるからな!」

凛「繋がりがよく見えないけど…期待してるよ」

 

 

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二人で笑っていると、

?1「おっはようございま〜す!」

?2「しまむー、いまお昼だよ」

 

二人の女の子がレッスン場に入ってきた。

 

?2「やぁやぁ、しぶりんいつも早いねー、ってそっちの人は?」

?1「あ、もしかして留美さんの話してた新しいプロデューサーさんですか?」

P「あ、あぁ。俺の名前はPだ。よろしくな」

 

 

?2「本田未央一五歳。高校一年生ですっ! 元気に明るく、トップアイドル目指して頑張ってまーす!」

 

 

?1「はじめまして、プロデューサーさん! 島村卯月、一七歳です。よろしくお願いしますっ!」

 

 

未央「しまむー、あいさつが普通すぎだよ〜。」

凛「でも、それが卯月の特徴だから…」

卯月「二人ともひどいよー!」

 

なんていうか、とても相性のよさそうな三人だな。クールな凛と元気な未央、そして普通の卯月。最後がちょっと突っ込まれそうだが、本当にいいバランスだと思う。

 

ルキトレ「プロデューサーさん、そろそろレッスンを再開したいんですけど…」

P「あ、すいません。…この三人で一緒に踊るんですか?」

ルキトレ「そうですよ?」

 

怪訝な顔を向けてくる。

 

P「いえ、ちょっと気になったので」

 

そして、三人でのダンスレッスンが始まった。

 

 

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事務所に戻るともう一九時を過ぎていて凛たちは帰って行った。それからすこしして…

 

ちひろ「もどりました〜」

留美「予定よりかなり遅くなったわね…」

瑞樹「ったく、あの番組プロデューサーまた性懲りもなく…!」

?1「ほら、抑えて抑えて。今日は一杯つきあうから」

?2「しかし、彼は本当に懲りないな。今回は志乃さんがいなかったら大変だった」

 

知らない女性が二人…。一人は白いスーツにネクタイのホストみたいな女性。もう一人はオオカミのようなとてもワイルドな女性だった。

 

ちひろ「プロデューサーさん、お疲れ様です。凛ちゃんはどうでした?」

P「すごかったの一言です。あれでまだデビューはまだなんて…驚きですよ。それとほかの候補生の二人とも会いました」

留美「今日は…未央と卯月かしら。二人についての感想はどうかしら?」

P「…個人でみれば凛が一番完成されていました。でも、三人で踊るところは一人で踊るときより何倍もすごくてあの765PROの上にいけるかも、と思いました」

留美「そう言ってもらえると嬉しいわね。あの三人はわが事務所の命運を握っているから全力で育てているもの」

P「絶対にトップアイドルにしてみせます!…ところでそちらの二人は…?」

 

 

?1「忘れられているのかと思ったよ。私は東郷あいだ。昔、バーで演奏していたときに留美さんにスカウトされたんだ」

 

 

?2「私は木場真奈美だ。元々スタジオボーカリストをしていてね。ある仕事がきっかけで留美さんと出会いスカウトされて今にいたるよ。一応候補生の娘たちのボーカルレッスンも担当しているよ」

 

P「へぇ…、留美さん一人でスカウトして一人でプロデュースしてたんですね…」

ちひろ「社長はいつも出張などでいないのでずっと留美さんに頼りっぱなしだったんですよ…でも、今年からは新しくP君も入社したので留美さんにかかる負担も少なくなります!」

留美「朝も言ったことだけど、これからよろしく。一緒にこの事務所を盛りたてていきましょう」

P「はいっ!」

この事務所の一員として役にたてるようにがんばっていくぞ!

 

 

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瑞樹「話も終わったところで呑みに行くわよ〜。朝話してた通り、プロデューサーの新歓よ!今日あった嫌なことも呑んで忘れる!」

 

自己紹介が終わったところで川島さんが告げる。

あい「そうだったのかい?候補生の娘たちはいいのか?」

ちひろ「それはまた別でやりますよ。プロデューサーさん以外にも事務員に一人新規雇用の方がいるので…。その方の初出社の日がもう少し先なのでそのときに候補生の娘たちも呼んでするつもりです」

あい「そうなのか。なら、今日は彼の新歓ということで呑みに行こうか」

留美「行くなら早く行きましょう。いつものところでいいわよね?」

真奈美「いいんじゃないか?たぶん今日は楓がいそうだが…」

 

なんていうか蚊帳の外だ。

でもこうして一歩引いたところから見るとよく分かる。

とても仲のいい仕事仲間って感じで…。

 

P「俺もあの輪の中にはいれるように…今日は何回も言ってる気がするけれど…がんばるぞ!」(ボソッ)

 

こうして俺のプロデューサーとしての初日が終わった。

 

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ありがとうございました。次はなるべく早めにあげます…

 

説明
小説って書くの大変ですね…
情景描写も少なく文の量も少ないですが読んで感想をいただければ幸いです。
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