魔法少女リリカルなのはStrikers ダメ人間の覚悟
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さて問題ですっ!テェレッ♪俺は今どこにいるでしょ〜うか?

 

正解は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖王医療院の屋上です♪ハルカに拉致られました♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかも、屋上に居るのはええとして、俺の目の前には何故かなのは達『地球組』がズラァと立って俺を見てた。

 

何故じゃろぉ・・・・朝っぱらから何故にこんなことになっとん?

 

事の発端は、ついさっき・・・ハルカが俺を見舞いに来た時の事。

 

ハルカは俺の病室を開けるなりいきなり。

 

ハルカ(回想)『ちょっと顔、貸しなさい』

 

と、有無を言わさず俺を車椅子に乗せ、屋上に連れて行った・・・・あれ、押してか?

 

まぁとにかく、俺は訳が分からずハルカに何で俺を連れ出そうとするんかを聞こうとした。

 

じゃけど、聞こうにも・・・ヘタレてもぉて何も言えんかった・・・・・その時も俺はハルカの顔を見る事も出来んかった・・・・見ると何故か・・・・あん時の夢が・・・・脳裏に蘇ってくるんよな・・・。

 

そしていつの間にやら屋上に到達、屋上の扉を開けるとなのは達が勢揃いしとった。

 

流石にこれにはビビった。

 

俺は遠目じゃったけぇ、なのは達の顔は見ずに身体の部分を中心に視野を置いていた。

 

透「な、何でなのは達までここにおるんや?し、仕事はどないしたんよ?」

 

ハルカ「今日は皆お昼からよ、それになのは達は私が呼んだのよ」

 

透「お前が・・・・呼んだ?何の為に?」

 

俺の質問には答えず、ハルカは俺をある程度なのは達に近づけると、車椅子を止めた。

 

そしてハルカは車椅子から離れながら話始めた。

 

ハルカ「さてっと・・・・透」

 

透「?」

 

ぶっちゃけ、俺としてはこの状況はかなりキツイ・・・・・あの夢の事をまだ引き摺っとるけぇ、息がしづらい。

 

ハルカ「アンタ、私達に言いたいことがあるんじゃないの?」

 

俺はハルカの言葉に一瞬ドキッとしてしもぉた。

 

何で?・・・・・・・・いや、誤魔化さんでもわかるか・・・。

 

透「・・・は?・・・・・・いや、言いたい事て・・・・特には・・・・無いで?」

 

それでも俺は言うことが出来ず、ワザと知らんフリをしてしまった。

 

ハルカ「・・・・まぁ大体予想出来てたからいいわ、なら、アンタが答えやすくなるように、こっちが勝手に話すわよ」

 

透「いやちょっと待てや、話ならなのは達は関係「あるからいいのよ」・・・・・」

 

間髪入れず俺のセリフを消去してきた。

 

ハルカ「アンタの事はヤクモ達に聞いたわよ、アンタ・・・・私達がアンタの異変に気付いていないとでも思ってた?」

 

透「・・・・」

 

ヤクモォ〜ライラァ〜リコォ〜・・・・お前等・・・・・またいらん事を。

 

ハルカ「夢を見てから私達に対する対応が明らかに可笑しかった、それは何故?色んな奴の死?『武器恐怖症』による不安?もちろんそれもあるでしょうね、でもそれだけでアンタが私達を避ける筈がない・・・・少なくとも私はそう思ってるわ」

 

あ〜・・・・これ・・・もしかして、バレテ〜ラ?

 

ハルカ「一番の原因は桃子さんも言ってたけど、透自身と私達への不安」

 

はやて「そう、それが一体何なんかよぉわからんねんけど・・・・」

 

透「・・・・・・」

 

ハルカ「まぁ詳しく説明したいんだけど・・・・・それより透」

 

 

 

 

 

ハルカ「アンタ・・・・・・私達に告白したいんでしょ?けど・・・・『遠慮』・・・してるでしょ?」

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

透以外「えええ!!!」

 

透「っ・・・」

 

なのは「遠慮って・・・え?それで何でこここ告白に?ていうか告白って何?!え!?」/////////////

 

フェイト「おおぉぉおお落ち着いてよぉぉなのは、はははっはハルカがせせ説明してくくkkkkれるはずだdddっだよ?」/////////////

 

響「いや分かってた事でしょ?・・・・」////////////

 

ハルカ「・・・・・とりあえず続けるわよ、話進まないから」

 

メッチャパニクッとるなのは達を落ち着かせると、再びハルカが話し始めた。

 

ハルカ「ふぅ・・・・・まぁまず、透の夢の話なんだけど」

 

アインス「あ、あぁ」

 

ハルカ「簡単な話よね?透の夢での出来事って、言ってみれば嫉妬やら憎悪やらが見せた夢だもん。前に皆で透と話した時は何にも無かったけど、その後私達アイツ等の話をしたじゃない?」

 

アルフ「えぇ〜っと・・・・そだっけ?」

 

響子「記憶にありませんね」

 

はやて「いや言うたから、響子ちゃんなんかメッサ毒吐いてたで?何率先して記憶を消してんねん」

 

ハルカ「・・・そこはいいから・・・・・で、話を戻すと私達はアイツ等の話をしてた・・・・いや『し過ぎた』のよ」

 

シャルル「し過ぎたって・・・・榊たちの話を?」

 

ハルカ「ええそう、想像してみなさいよ、もし透が自分と二人っきりの時に自分以外の女の話をしてたらどう思う?例えそれが愚痴やら罵倒であろうと」

 

フェイト「それは・・・・嫌かも」

 

なのは「うん・・・・ぁ」

 

ハルカ「そう、もう皆も大体は予想出来たでしょ?」

 

透「・・・・・・・・・・・・」

 

ハルカ「でもね透・・・・アンタの気持ちは皆も一緒に感じてるのよ、皆『不安』なのよ・・・・何が『不安』なのか・・・・・・女に言わせるようなヘタレじゃないでしょ?」

 

そう言ったハルカじゃけど、俺は未だに言うか言うまいかで悩んでいた。

 

ハルカ「ここまえお膳立てしたんだから、いい加減、腹決めたらどうなの!アンタ男でしょ!?」

 

透「っ・・・・」

 

男・・・・そう言われて、流石にカチンともきたし、確かにと思うこともあったのは事実。

 

 

 

そして俺は決心した・・・いや、腹ぁ括る事にした。

 

 

 

 

透「・・・・・・・・・・・・・せやな、いつまぁ〜でもお前等を待たす訳にもいかんわなぁ・・・・・覚悟・・・・決めますかぃね」

 

俺は車椅子の肘掛をギュッと握りしめた、両手は自分でもメッチャ分かりやすく汗ビッショリじゃった。

 

透「つってもさぁ、一個だけ言っとくとさぁ・・・・・・俺今からスッゲー最低、又はゲスな事を言うかもしれんけぇ・・・・・・あれやったら言っとる最中でも俺をブッ飛ばしんさい」

 

俺は一応なのは達に忠告?しておいた。

 

これらを言うたら、その瞬間・・・・なんもかんもが終わってしまうかもしれん・・・・・・けど、言わんでもそれは同じじゃ・・・なら・・・言わんで後悔するより、言って後悔したらぁ!!

 

心臓がスッゲェ脈打っとるのが分かる、ココで言ったら最悪俺は色んなモノが終わるじゃろうな・・・・・けど俺はスゥッと深く息を吸った・・・そして。

 

さぁ〜って、もうどーにでもなれや!!!2度目とか関係無しで最悪の初告白と逝きますか!!・・・・・違った、行きますか!!

 

 

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カリム Side

 

 

カリム「ふぅ、さて・・・・今日の井上さんの調子はどうかしら?」

 

今日は先日井上さんとあまり会話が出来なかったから、午前で休みを取り、こうしてお見舞いに来た。

 

メガーヌ「ゴメンナサイ、私たちまで一緒になんて・・・・・」

 

カリム「いいんですよ、見知った人が居れば井上さんも安心するかもしれませんしね」

 

シャッハ「し、しかしカリム!よろしいのですか?そのぉ・・・・・ご迷惑では・・・・・」

 

カリム「迷惑なら迷惑で、長居せずにいた方がいいんじゃないかしら?・・・・・ってそう言って、何だかんだ言って、アナタも結局は来てるじゃない」

 

シャッハ「こ、これは・・・・カ・・カリムだけでは失礼かと思い・・・・・こうして私も「顔を赤くして言っても説得力に欠けますね」・・・・ハリベルさんやチンクさん達はともかくとして、どうしてアナタ方がココに居るのか私としては、そちらの方が大変気になりますがね」ヒクヒク

 

私とシャッハの後ろにはハリベルさんを始めとし、シュテル達とナンバーズからチンクとトーレが同行していた。

 

シャッハの声に挟むようにして、シュテルがダメ出しをしてきた。

 

頬をヒクヒクさせ怒りを抑えているシャッハに私は苦笑しつつ、なんとか宥めた・・・・シュテルは無表情だけど、なんとなくシャッハに対してドヤ顔を向けているように見えるのは気のせいかしら?

 

カリム「まぁいいじゃない、この子達も井上さんの事が気になって付いて来たんだし・・・・ただでさえ恩人なんだから」

 

シャッハ「は、はぁ・・・・(本当にそれだけなんでしょうか?)」

 

ハリベル「それよりも・・・・・本当に私達が同行してもいいのか?それにチンクとトーレだけというのは何故だ?」

 

シャッハ「やはりごく最近までとはいえ、身近にいた人間の方が井上さんもリラックスするでしょうし、お二人をお連れしたのは簡単な事ですよ」

 

カリム「本当はエメリッヒ博士を連れて来たかったんだけど、本人が「自分じゃなく彼女達を連れてった方がいいだろう」という事だったんけど、全員を連れて行くわけにもいかなかったから本人達に決めてもらったの」

 

そう言ってナンバーズが集まって即座にジャンケンをしていたのは・・・・流石に驚いたを通り越して引いたわね。

 

だって全員ジャンケンをする時に何故か魔力を解放しながらするんだから・・・・・手を出す時に一体他に何を出そうとしてたのかしら?

 

トーレ「公平なジャッジによるものだ、アイツ等とて文句は言わんだろ・・・・」

 

チンク「妹たちに代わって姉がしっかりと透の看病をしてやらねばな・・・・フフフ」

 

チンクが何やら不気味な笑みに苦笑しつつ病院内を歩いていると、目的の病室が見えてきた。

 

カリム「あ、ほら・・・もう着くわって・・あら?」

 

シャッハ「アレは・・・・スバルさん達ではありませんか?」

 

そう、シャッハの言う通り井上さんの病室の前には何故かスバル・ナカジマさんとティアナ・ランスターさん、それにギンガ・ナカジマさんまでもがいた。

 

 

Side out

 

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スバル Side

 

 

あたし達は訓練の前に井上さんのお見舞いに行こうと思い、医療院に来た。

 

医療院に着くと何故かギン姉の姿があった・・・・・理由を聞くと。

 

ギンガ「わ、私は・・・ただ井上さんの様子が気になったから・・・・べ、別に何かしようってわけじゃないから!」///////////

 

と、ギン姉らしからぬ動揺を見せてた・・・・『ウルシ』の時に私達の目の前であれだけ公言したのに、今更何をって思っちゃうんだけど・・・。

 

まあそれはそうと、私達は病室に入ろうと扉を開けると、中には井上さんの姿が居なかった・・・・朝早くから何処行ったんだろ?

 

近くを通った看護師に聞くとハルカさんが私達より先に来て、井上さんを連れて上の階に行くのを見たらしい。

 

どうしようかと悩んでたら横から誰かに呼ばれるのに気付いた。

 

声がする方を向くと、通路を歩いてくる聖王教会のカリム・グラシアさんとシャッハ・ヌエラさん、それに井上さんと一緒に行動していたハリベル・ティアさんと私とギン姉の姉妹的存在(ハルカさん曰く)のナンバーズって呼ばれてる人が二人、そしてなのはさん達のクローンのシュテルって子達がこちらに向かってきていた。

 

どうやらカリムさん達も井上さんのお見舞いに来たそうで目的が一緒ならということでカリムさん達と一緒に屋上に行くことにした。

 

何故屋上なのかというと複数の魔力が屋上に集まってるのが分かったから・・・・スッゴク簡単な事だった。

 

私達はエレベーターに乗って屋上まで上った。

 

スバル「でもカリムさん達とこうしてバッタリと会うなんて・・・・すごい偶然ですよね」

 

カリム「ホントね・・・・・ってあなた達はココに居ていいの?六課の仕事は?」

 

ティアナ「アタシは一応止めたんですけど・・・・・仕事でしたら、井上さんの顔を見たらすぐに「それでいいの?ティア」い、いいって・・・それだけでしょ?」////////////

 

レン「?顔真っ赤っ赤・・・・・トマトみたい」

 

ティアナ「ちょっ!あ、赤くないってば!」

 

ギンガ「・・・ティアナ、一応ココ病院だからね」

 

ティアナ「っ!!・・・・・・スミマセン」シュン・・・・

 

スバル「アハハハ・・・・・」

 

なんてことをやっているうちに屋上に到着。

 

ユーリ「着きましたね」

 

レヴィ「でも何かあるよ?何て書いてあるの」

 

シャッハ「『立ち入り禁止』って書いてあるんです・・・・・しかし、こんな物が屋上の扉に掛けられてましたか?」

 

カリム「いいえ知らないわ、少なくとも屋上の修理なんてのは聞いてないわ・・・・・一体誰がこんな物を?」

 

ディアーチェ「そんな物関係無かろう、もしかしたら小鴉達が掛けた物やもしれんのだから」

 

スバル「まぁそれはそれとして、一体どこにいるんで「俺は!!!」うわぁ!?」

 

私が扉のノブに触ろうとしたら扉の向こうから男の人の大きな声が聞こえてきてビックリした。

 

ギンガ「今の声って・・・・・・」

 

ティアナ「・・・・・・井上さん?」

 

 

 

Side out

 

 

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透「俺は・・・・俺は・・・・・前の人生から女を好きになったことが無くてさぁ、女と話しとっても、それが恋愛に繋がらんでずっと友達止まりだった・・・その所為かのぉ・・・・・俺は恋愛を諦めた・・・・じゃけど、こっちで生きてから初めて・・・・そのぉ・・・人を好きになった」////////////

 

 

 

透「じゃけど、好きになったのに!俺は姿を消して心配を掛けさせた!しかも敵として傷つけた・・・・・なのに、お前等に頼んだとはいえ俺を助けてくれた・・・・その後、また前みたいに俺と話してくれたことが嬉しかった・・・そんな時にアイツ等の話になった時に俺の頭にはお前等がアイツ等・・・もしくは俺やアイツ等以外の他の野郎と一緒にいる光景が浮かんできた!」

 

 

 

透「浮かんだ瞬間、胸が痛んだ・・・・・じゃけど、俺はそいつ等が・・・・榊や緋村達がマジでお前等を大切にしてくれるんなら・・・・・俺は喜んで身を引くつもりじゃった・・・・・・・昔から・・・前の人生からしとったことじゃけぇかな?・・・・・・そこまで思い詰めんかった・・・・」

 

 

 

アリサ「っ!ちょ「けどっっ!!!!!」っっ!?」

 

 

 

透「じゃけど・・・それを考えると・・・・・前より胸が痛んだ・・・・・そこで自覚したわ・・・・・・あぁ・・・俺は・・・・・お前等を誰にも取られたくないんじゃなぁって・・・・本気でそう思ってしもぉた」

 

 

 

 

俺は震える唇をなんとか動かそうと喋り続けた、ただ頭の中はもう何を言うてるのか訳が分からんようなって纏まりきって無い状態で喋り続けた。

 

 

 

 

透「俺は・・・お前等を大切に思ぉちょる・・・・と同時に!!お前等の事を独占したいとも思ぉてしもぉた・・・・・・・お前等を誰にも渡したくない!お前等から一人になんて絞ることなんて出来ん!お前ら全員・・・・・大好きなんじゃ・・・・って・・・・・カッ!俺はアイツ等となんら変わらん・・・・榊や緋村と同等に最悪で・・・最低な男なんよ」

 

 

 

響「な・・・何もそこまで自分を卑下しなくても」

 

 

 

透「いいえ俺は最低な奴なんスよ!実際俺は中学に上がってからのお前等に対してそこらのガキ同様・・・そのぉ・・・ぶっちゃけエロいことを想像してしもぉた・・・」

 

 

 

透「前に俺が連れ去られた時だって・・・・・・・あん時シュテル達に嘘言って遠ざけようとしたんじゃけど・・・・・・あん時に言った嘘だって・・・・ホンマは嘘じゃねぇんよ・・・・・・・シュテル達を見とると、お前等とシュテル達を重ねて見てしまって・・・おまけにハリベルとかナンバーズも俺に長い事協力してくれとったのに・・・・・いつの間にかアイツ等の事も・・・・・・・・・流石に手は出さんかったけど・・・・・」

 

 

 

透「実際・・・・・お前等んトコの新人達だって・・・・・・どう思ぉちょるんか・・・・・俺にも分からん・・・・・・・」

 

 

 

透「もし・・・・もし・・・・仮によ?!仮に俺等が付き合えるとしてさ・・・・・もし・・・お前等が榊や緋村とか・・・・・他の男とイチャついとったら・・・俺は・・・・・俺は・・・お前等の事を夢の通りに・・・・・・・殺して・・しまうかも・・・・・しれん・・・・・・逆なら甘んじて俺は殺される覚悟はあるけどな・・・・・・まぁ絶対にせんけどね」

 

 

 

透「ハルカの言うた通り・・・あと桃子さんの言うた通り・・・・・俺は不安じゃった・・・・・お前等が俺から離れていくのを・・・・なら先に告っちまえとも思ったけど・・・それでお前等に断られたらどうしようかとか・・・・・お前等が榊たちに取られてしまうんじゃないんかとかっていう・・・・・・不安」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「えっと・・・・・つまり・・・何が言いたいかってぇーとぉ・・・・」

 

 

 

 

 

透「こんな最低でどうしようもなくて、変態で変な性質を持っちょるアホな俺じゃけど、お前等の事が・・

・本気で好きです!大好きです!!!お前等の事を絶対に大切にするって誓う・・・命に賭けても・・・絶対!!こんな俺でよければ・・・・・・付き合ってください!!!!」//////////////

 

 

俺はもう目を開けておくことが出来ず、目を瞑った状態で今まで俯いとった顔を思いっ切り上げに上げて・・・・・言ってやった。

 

俺の中で史上最悪な告白を・・・・心臓がバクバクと張り裂けそうに鳴り、顔・・・だけじゃなく身体中の血が沸騰しまくって全身が溶けてしまいそうになるのを感じながら・・・・。

 

 

 

 

俺は・・・・俺の一方的な・・・告白とも呼べないような告白の返事を待った。

 

 

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なのは Side

 

 

 

透「お前等の事が・・・・・・・本気で好きです!大好きです!!!お前等の事を絶対に大切にするって誓う・・・・・・・命に賭けても・・・・・・絶対!!こんな俺でよければ・・・・・・・付き合ってください!!!!」//////////////

 

私の頭には数秒前の透君の言葉がリピートされてた。

 

なのは「(透君が・・・・好きって・・・・・・告白?・・・・え?・・・・誓うって・・・・・大切にって・・・・)」

 

私の頭の中は色んな言葉が飛び交ってゴチャゴチャになってて、透君が今まで言ってた恥ずかしい内容の話ですら覚えていないだけじゃなく、私自身の中でも上手く纏まらないでいた。

 

ただ、一つだけ事実なのは・・・・・。

 

 

 

 

透君が私達に対して・・・・真剣に告白をしてくれたって事。

 

 

 

その告白の事を考えたら、余計に混乱しては来たと同時に、告白に対して私も真剣に答えを出さないといけなかった・・・・・・んだけど・・。

 

なのは「・・・・・・・」/////////////

 

フェイト「〜〜〜〜〜」モジモジ

 

アリシア「ァ・・・・ハハ・・・・」////////////

 

はやて「・・・・・・・・・・・アカンなぁ」////////////

 

アリサ「・・・は・・・・反則よぉ・・・」//////////

 

すずか「エヘ・・・・・・エヘヘ・・・・・」////////////

 

響子「――――――――」 ← 昇天中

 

フェイトちゃん達だけじゃなく、シグナムさん達やはる先輩達・・・・皆もどう言ったらいいのかが分からないから戸惑って何も言えないでいた。

 

今までにも告白なんて数えきれない程されてきたけど、相手が自分も好きな人の場合どう言ったらいいのか・・・・・まったく分からないから全然行動出来ない・・・・。

 

と思ったら、ハルカちゃんだけ私達と違って平然とした態度を取っていた。

 

ハルカ「・・・・アッハハハ、まったく・・・告白なのか、ただの自分の性癖とかをカミングアウトしてるだけなのか・・・・分かったセリフじゃないわね」

 

そう言いながらハルカちゃんは私達の方に顔を向け、、左手の人差し指で耳をチョンチョンと当てながら、右手の人差し指で透君を指してた。

 

要するに・・・・・・透君の耳を見ろって事?

 

恐る恐る透君の方を見ると、透君はまた私達を見ることなく、ずっと下を向いていた・・・・・・だけど、それは明らかに今までと違っている面があった。

 

なのは「(あ・・・・・・)」

 

違っている面・・・・・それは透君の耳が真っ赤になっていること。

 

そんなに離れていないと言っても精々十何メートルそこらしか離れていないけど、それだけ離れていても分かるくらい透君の耳は真っ赤だった。

 

透「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」///////////////

 

そっか・・・・・恥ずかしいのは何も私達だけじゃなかったんだよね、寧ろ言った本人が恥ずかしいに決まってるよね・・・・今まで私に告白してきた人達もそうだったのかな・・・・・・。

 

それに私達は透君『一人』に告白を受けた、対する透君は一人で・・・・『17人』の女性に、それも一度に告白をした・・・・。

 

あぁそうだった・・・・透君は私達と同じように十何年も私達を好きでいてくれて、しかも勇気を振り絞って私達に一度に告白してくれた・・・・・・周りから見れば、いくらミッドに『一夫多妻制』があると言っても実際そんなことをするような人は最低とはいかなくても変って言う風に見られるに違いない

 

だけど、周りなんて関係ない・・・・わけではないけど、少なくとも私にとってはそれはどうでもいい。

 

そういえば聞いた話だと、告白っていうのは場合に寄るけど、『される』方より『する』方が物凄く恥ずかしいしかなり覚悟がいるらしい・・・・・・前に教導していた子からチラッと聞いた。

 

そりゃぁ、私だって透君に告白したいって何度も思ったよ・・・・・中学の時だけど・・・。

 

あ・・・・なんとなくだけど、分かった気がする・・・・。

 

もしかして透君は・・・・・私達に振られるのが怖い・・・というか、不安なんじゃ・・・・・・!?

 

だからか、お母さんが言ってた『透君自身と私達に対しての不安』ってこういうことだったんだ・・・・。

 

私も何度も告白しようと考えた・・・・けど、もし振られたら?拒絶されたらどうしよう・・・って何度も考えてしまって、結局言えずに終わったんだよね・・・。

 

今の透君もまさにあの時の私と同じだ・・・・・怖くて・・・不安、ならいっそ今の関係のままにしたいって・・・・。

 

でも透君はそれをせずに私達に告白してきた、なら・・・・・どうするか・・・・・・・・・・決まってる、透君が覚悟を決めたのなら私だって覚悟を決めるよ!

 

そう決意した私は皆を見た、すると皆も私と同じ気持ちなのか、互いの目を見ると頷き合っていた。

 

当然私もそれに答えた。

 

・・・・・ただ気になるのは、響子ちゃんが透君の告白?を聞いてから一言も発してないのが気になってたんだけど・・・・ずっと半気絶中だったっぽい、イの一番に発狂なり告白の返事をするもんだとばかり思ってたんだけど。

 

まぁ響子ちゃんは近くに居たシャルちゃんが気つけをしてくれてたんだけど・・・・響子ちゃんが睨んでたけど、一体何したの?

 

とにかく、皆透君に言うことはただ一つ!

 

本気の告白には・・・・・・・本気の返事、全力全開の返事をしなくちゃ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

透以外「ハイ♪(よ、よろしく!)(ア、アァ!)(オ、オウ!)(結婚を前提にOKです!!)」//////////////

 

 

 

 

 

 

 

 

私達は一斉に返事をした、ありふれていて・・・・・それでいて伝えやすい一言・・・・・・ただ中には変な言葉が聞こえてきた気がするんだけど・・・・・主に響子ちゃん辺りから。

 

透「・・・・・・・・・・・」

 

ハルカ「分かった?私達全員、アンタの事が好き・・・・当然私もね?そしてこれで、私達は晴れて恋人同士・・・・だからもう気にしなく「・・・ゃぁぁぁ」てって・・・透?」

 

ずっと沈黙していた透君が後ろを向きながら何かを呟いているのが聞こえてきた。

 

すると、透君が私達に背を向けて顔を空に向けたかと思ったら・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「っっっっっっっっっっっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁおらぁぁぁぁああああ!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは「っっ!!」ビクッ

 

いきなり空に向け、そしてさらに空高く拳を突き上げて、まるで何かに勝ったかのような姿だった。

 

勝ったみたいな・・・・そんなに嬉しかったんだ・・・・・やば、私も今更になって恥ずかしいし・・・・なにより嬉しすぎる!

 

ハルカ「(ビックリしたぁ)・・・と・・・・・ということよ、今更アンタ一人のどうでもいい変態性なんて・・・どうってことないのよ・・・・・つーか既にこっちに約一名ほど変態がいるのはアンタでも知ってるでしょ?」

 

まぁ・・・・流石のハルカちゃんも誰とは言わないよね・・・・・・・まるわかりだけど。

 

当の本人はキョトンとした顔で頭の上には『?』を浮かべて私達を見ていた・・・・・・出来れば見ないでほしいな・・・・。

 

なのは「ま・・・まぁとにかくだよ!こ、ここここ・・・・これからもよろしくだよ・・・そのぉ・・・・こ・・・こいb”ドゴォォォン!!”!?な、何!?」

 

必死になって『恋人』って言おうとしたら、後ろの方・・・つまり屋上の出入り口の扉が物凄い勢いで開いた音だった・・・・って、どう考えても扉壊れてるよね?

 

そして開いた扉から出てきたのは・・・・・・。

 

 

 

シュテル「その告白、待ったです!!!」ババァァァン!!

 

 

 

何故かシュテル率いる(率いてる?)クローン組、そしてその後ろにはさらに何故かカリムさん達聖王教会の二人やハリベルさんにナンバーズの・・・・えぇ〜っと確かトーレさんとチンクちゃんだったっけ?あとメガーヌさんもいる。

 

だけどそれ以上に驚いてるのは、その中にスバルとティアナ、それにギンガまでもがいることに驚きまくってた。

 

あ、でも確かスバルとティアナって午前中は休み・・・・・だっけ?

 

シュテル「オリジナル達だけ告白とはズルいです!私だって・・・・私も己の想いの丈をぶつけます!!」

 

私がスバル達に驚いてる最中、私のクローンであるシュテルがトンデモナイことをぶっこんできた。

 

シュテル「私も先生の事が大好きです!もちろん異性としてです!!好きです先生・・・いえ、透!!」//////////

 

なのは「えええぇぇぇぇええ!!??」

 

レヴィ「僕も先生の事大好きだよ!」

 

フェイト「えっちょっ!?」

 

レン「レンも先生のお嫁さん!」

 

アリシア「なるの?!」

 

ディアーチェ「お、お前等・・・・」

 

はやて「・・・えらい騒ぎやけど・・・・よかった、私のクローンまで変な事言わんようや・・・・」ボソッ

 

ディアーチェ「(ムッ)わ、我とて・・・・師・・・透の事はす・・好きだぞ!!このような年増よりも若い我の方が断然イイに決まってる!」/////////////

 

はやて「とし?!・・・・な、なんやてぇぇ!!??」

 

ユーリ「わ、私も・・・・」///////////

 

アリサ「・・・・・控え目に何言ってんのよアンタは・・・」

 

突如としてクローン達の告白、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのは「ちょ、ちょっと皆!落ち着いて!」

 

シュテル「落ち着いてますよ、少なくとも十何年間と告白のこの字も言えなかったヘタレなオリジナルと違って、私はハッキリ言えるほど落ち着いてますよ」

 

ハルカ「ちょぉぉ!?」

 

あ・・・・・今何かがプッツンってなった音が聞こえた気がした・・・・・・。

 

なのは「負・・・フフフ・・・・・・フフフ不不」

 

何で私がクローンであるシュテルにあんなこと言われなきゃいけないのかなぁ?・・・・・そもそも言えなかったのは透君の所為でもある気がするんだけど・・・・。

 

あぁそっかぁぁ・・・・・透君が変な夢を見て私達に対する告白とか色々のモノを先延ばしにしてた所為だよねぇ・・・・・・透君が悪いんだよねぇ・・・・・・・コレは。

 

久々に『O☆HA☆NA☆SHI』が必要かなぁ?????

 

皆も私と同じような考えみたいだね・・・・。

 

なのは「チョット・・・・透君サァ・・・・・・話ガ・・・・ウウン、『O☆HA☆NA☆SHI』ガアルンダケド・・・・・・」

 

私はゆっくりと透君に近づいた、透君はさっきから両手を握ったまま空高く突き上げてる状態のまま固まってた。

 

なのは「ネェ・・・・聞イテルノ?・・・・・ネェッタラ・・・・・・・????」

 

私はなかなか反応しない透君の事が気になったので肩を揺さ振ろうとしたら、透君の身体がグラリと横に崩れ地面に倒れこんだ。

 

なのは「え・・・・」

 

ドサッと音がして私は血の気が引いた、もしかして・・・・・・・。

 

フェイト「透!?」

 

流石の皆もいきなり透君が倒れたことによって浮ついた雰囲気にはなれず、透君を心配した。

 

ハルカちゃんと響先輩、それにシャマルさんが透君の身体を調べようと駆け寄った・・・・けど。

 

響「・・・・・あら?」

 

シャマル「これって?」

 

ハルカ「・・・・・・・・ハァ〜〜〜」

 

期待・・・・というか、予想していた反応とかなり違っていたようだけど・・・・一体何があったんだろう?

 

それよりも、透君の容体が悪化したんじゃ!?

 

心配する私達に長い溜息を吐いたハルカちゃんが答えてくれた。

 

ハルカ「心配しなくていいわよ、コイツ・・・ただ気絶してるから」

 

はやて「き、気絶?」

 

ハルカ「えぇ〜っと・・・どう言ったらいいんだろ、しいて言えば・・・・嬉しさと恥ずかしさのあまり?ってやつ」

 

アリサ「そんなの、アタシ達だって同じよ!それなのに気絶するってどういう事かって聞いてんのよ!?」

 

ライラ『えぇ〜先程の話の通りですと、マスターは以前より・・・つまり前世からですが、女性と交際したことがございませんでしたので告白の時点でもう既に恥ずかしさが頂点に達して・・・というか、壁をぶち抜いてしまってたんでしょうね・・・』

 

・・・・え?つまり?

 

ハルカ「・・・・・・私達の告白の返事をした、私達のOKって言った時点で透のメンタル部分が天元突破しちゃったのよ・・・・・・あの雄叫びはある意味、無意識でしょうね」

 

はやて「実はものすごい純情(ピュア)やった?!」

 

よく見ると透君の頭から湯気みたいなものがプシュ〜って音を立てながら出てるような・・・・。

 

いきなりの透君の告白に私達の返事、そして突然のシュテル達クローン組の告白も出て、早くしないと収拾がつかなくなってしまう・・・・なんて思ってると、更なる事態に・・・・。

 

カリム「あら?なら私も井上さんの恋人に立候補しちゃおうかしら♪」

 

はやて「カリム?!」

 

シャッハ「カリム!?いいいい一体何を!?」

 

突如カリムさんまでもが透君の彼女を立候補してきた事で更に事態が悪化した。

 

カリム「だってはやてたちの為にあそこまで身体を張れるような人ってまずいないじゃない?それにお父様がいい加減良い人を見つけろってうるさくって・・・・・あぁ別に井上さんを隠れ蓑とかじゃなくて、純粋にお付き合いしたいっていうのは本当よ?お父様の件はあくまでついでよ、ついで」

 

シャッハ「だからって・・・・」

 

カリム「そういうあなたも、そろそろ見つけないといけないんじゃないの?シャッハ?」

 

シャッハ「えぇぇええ?!わ、私ですか!?」

 

カリム「あなたも井上さんの事が好きなんじゃないの?この前だって「あー!あー!あぁ〜!!」・・・ならシャッハはずっと独り身でいいのね?」

 

シャッハ「ぅっ・・・・・わ、私だって・・・その・・・・井上さんには好感は持てますが・・・・し、しかしですね!?」

 

カリム「ハイ、シャッハも決定〜♪」

 

シャッハ「カ、カリム!!」//////////

 

シグナム「シスターシャッハ・・・・・」

 

シャッハ「騎士シグナム?!ち、違うんです!こここ、これはぁ〜!!」///////////

 

シャッハさんを睨むようにして見ていたシグナムさんにシャッハさんが訴えかけていると・・・・。

 

ギンガ「あ、あの!私も同じく井上さんの恋人になりたいです!」/////////////

 

アリシア「ギンガ!?」

 

スバル「ギン姉だけじゃなく、私もです!」////////////

 

ティアナ「ア・・・・・アタシも立候補します!!」///////////

 

ギンガだけじゃなく、勢いよく、そして真っ直ぐに空高く手を挙げたのはスバルとティアナだった。

 

まさか・・・・・姉妹揃って、それにティアナまでとは・・・・。

 

トーレ「わ、我等ナンバーズとてアイツと過ごした日々はお前等には負けん!」

 

チンク「妹たちも同じ意見(の筈)だ!」

 

ハリベル「わ・・・・・・私は・・・・〜〜〜〜!」///////////

 

ナンバーズにハリベルさん・・・まぁこの人たちは分かってたんだけど・・・・。

 

メガーヌ「あらあら、じゃぁ私も付き合っちゃおうかしら♪」

 

ルーテシア「私も私もぉ♪」

 

全員「え!?」

 

メガーヌ「・・・・・・・・何かしら?」ゴゴゴッ

 

全員「い・・・・・いえ、ナンデモ」

 

まさかまさかのメガーヌさんまで・・・・ふ・・・ふふふ、子供から未亡人まで・・・・・・守備範囲広すぎるよ透君・・・。

 

響子「・・・・」プルプル

 

なのは「?・・・響子ちゃん?」

 

透君への返事の後何も喋っていなかった響子ちゃん、だけど身体を震えさせていた。

 

響子「・・・・辛抱たまりません・・・・」プルプル

 

シャルル「え?」

 

 

 

 

 

 

響子「もう我慢出来ません!!やっとの思いで告白できて両想いで晴れて恋人同士になれたかと思いきやいきなり現れて透さんに告白してくる子供やおばさんや年増「ん?」スミマセンゴメンナサイお姉さま方、それに新人たちまで乗り込んできてこれじゃ全然イチャイチャ出来ないじゃないですか!こんなポッと出の連中に手を出される前に私が透さんと!!!ということで透さん私と一緒に初めての階段を飛び越えちゃいましょう???」ガバッ

 

 

 

 

 

一息で響子ちゃんは『瞬歩』を使い透君の所までいき、キスをしようと唇を突き出しながら両手をワキワキとさせながら飛びついていった。

 

ていうか何をする気・・・・・ってそんなの分かりきってる!!させるもんかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

なのは「そんなこと!!」

 

フェイト「絶対に!!」

 

アリサ「させるわけ!!」

 

 

 

 

全員「ない(でしょ)(だろっ)(やろがぁ)(わよ)!!!!!」ドゴォォォン

 

 

 

 

 

 

 

響子ちゃんが某怪盗三世のような、しかも『瞬歩』を織り交ぜたダイブを透君に向かって飛んでいく最中、私達は響子ちゃんに向けて・・・・それこそ神速の反射神経で砲撃に打撃に斬撃に『螺旋丸』を全員で響子ちゃんに叩き込んだ。

 

(たぶん)手加減したとはいえ普通なら良くて骨とかがボキボキに折れたり、悪くて原形を留めていないんじゃないかってほどの攻撃をしたのに響子ちゃんは多少ホコリとか汚れが付く程度で、まったくの無傷で倒れていた・・・・・・一体どんな身体してるんだろ?

 

それよりも肝心な透君やスバル達の告白など、色々追求したかったけど屋上に上がってきた婦長さん達に砲撃などしたりして「五月蠅い!!」とか「他の患者の迷惑」など注意を受けて私達は一旦帰る事になり、透君の事は一日休みのハルカちゃんに任せる事になった。

 

スバル達は帰ってから訓練の前に詳しく話を聞こうと思ったらエリオ達を連れてサッサと訓練に行かれてしまい逃げられた。

 

カリムさんにははやてちゃんが聞くと言ってたんだけど、正直に真正面から透君の事が好きだと言われ逆に何も言えなく、そして聞くことが出来なくなり退散してしまったらしい。

 

こうなったら透君にどういう事か聞こうかと思ったんだけど、一日中休みなはずのハルカちゃんが戻ってきた、何で戻って来たのかを聞くと。

 

 

ハルカ「透の奴、気絶してそのまま寝ちゃったわよ・・・・・全然起きやしなかったわ」

 

 

ね・・・寝たんだ・・・・まぁある意味しょうがないよね、不眠症で全然寝てなかったんだから・・・・・ん?てことは不眠症は改善したって事?そしたら『武器恐怖症』はどうなったんだろ?

 

でも・・・今まで眠れてなかったんだから、起きるのって一体いつになるんだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透君が起きたのは2週間後、そして同時に透君を連れ去った『デビル』と呼ばれる兵器、そして透君を監禁していた研究所の場所も分かったという報告も私達の耳に届いた。

 

 

 

Side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

 

 

 

ハルカ Side

 

 

ハルカ「ご迷惑をおかけしました」ペコッ

 

看護婦「まったく、病院の屋上で砲撃やらをブチかました人達なんてあなた達が初めてですよ!?」

 

ハルカ「いやホントにスミマセン、もうこれで最初で最後にしますので・・・・」

 

看護婦「・・・・・まぁこれ以上は言いませんが、他の患者さんの迷惑にならないようにお願いしますよ!?いいですね?」

 

ハルカ「ハイ・・・・」

 

看護婦に厳重注意を受け、私は看護婦に対してお辞儀をした。

 

説教を終えた看護婦は病室を出ると中は私とベッドに寝ている透の二人だけになった。

 

あの後婦長さんに怒られ、なのは達は怒られるだけ怒られた後早々に退散、私は今日一日透の看病って決まってたから残ってる。

 

ハルカ「ハァ・・・・・まったく、私達に告白した時の度胸とかカッコ良かったのに・・・・まさかカリムまでアンタに惚れてたなんて・・・・・全然気づかなかったわ・・・」

 

透「スゥ・・・・・・スゥ・・・・・」

 

私は暢気に寝息を立てて、おそらく今は夢の中なんでしょうね。

 

ハルカ「・・・・暢気にスヤスヤ寝ちゃって、響子の暴走といい、シュテル達やカリム・・・それにスバル達まで告白とかして・・・・アンタの所為なんだぞ?」ツンツン

 

私は寝ている透のホッペを人差し指で突いてやった。

 

ハルカ「ま、アンタなりに頑張ったんだから・・・・あんまり言わないでおいてあげるわ・・・・・・その代わり・・」

 

私は寝ている透の顔に自分の顔を近づけた・・・・・目的は・・・決まってるでしょ♪

 

ハルカ「ん・・・・」

 

透の唇に私の唇を合わせた・・・・つまり『キス』をした。

 

ハルカ「これくらいはいいでしょ?」

 

私は聞いてない透にワザと聞いた、答えないのを分かっているのに。

 

ハルカ「このことは皆には黙っててよねエアリス、それにヤクモ達も」

 

ヤクモ『分かりました』

 

エアリス『分かってるって、マスターだからっていうのを抜きにしても、ハルカちゃんはなのはちゃん達以上に我慢したりして頑張ってたんだから・・・・いいんじゃないかな』

 

近くに置いてあったヤクモ達と持っていた私のデバイスのエアリスに口止めをしといた。

 

ハルカ「じゃぁそろそろ私は行こうかしらね・・・・・・じゃあね透、アンタは初めて恋人を・・しかも複数だけど、これから初めてな事ばかりだろうから・・・・・」

 

私は病室の扉まで行きながら寝ている透に言っていった。

 

 

 

 

ハルカ「なのは達も含めて、『経験者のお姉さんがリードしてあげるから』♪」

 

 

 

それだけを言い病室を後にした。

 

ハルカ「(あ、そういえば何でヴィヴィオの事を睨んでたのか聞いて無かったわね・・・・まぁ次の時にでも聞きましょうかね)

 

 

Side out

 

 

-6ページ-

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

またまた長い事お待たせして申し訳ありませんでした!!

 

何分恋愛事は私自身も分からず、告白はしたことありますが見事玉砕しまくりで、漫画やアニメを見て勉強はしましたが、実際小説でやるとなるとこれでいいのか分からなくなりまして・・・・・・おかしかったり無いなって思われたら・・ゴメンナサイ!

 

どうやれば前回のと繋げられるかなと思い、考えに考えたんですが・・・・・・・上手くいきませんでしたね。

 

結果分かったことは、私は恋愛系の話は向いてないって事ですね・・・・若干ショックでした。

 

あと、いつだったか申し上げたと思いますが、私には医学的な知識はありませんので、実際に不眠症がたったの二週間で改善されるのか疑問に思われる方々もいらっしゃるかと思いますが、その辺りは目を瞑ってください。

 

さて気を取り直して、前回透の悩みとなる部分が出た後の次の日、ハルカに拉致られ告白することを迫られた透、思いの丈をぶちまけた結果、透となのは達の十数年にも及んだ恋は見事に実ったわけなんですが・・・・。

 

そこへスバル達が乱入、そしてスバル達も透に告白するという事態に発展してしまったという話ですね・・・・・ただ透は気絶してまったく聞いていないのですが。

 

しかし透が告白するまでの間、あんなふうにカミングアウトをするとは・・・・・もし皆様の中で女性の方がいらっしゃいましたら、どう思われますかね?普通に「無いわぁ」と思われますかね?

 

透のあのカミングアウト、透の本性というか・・・・・・正直に自分の性の部分を曝け出しちゃってましたが・・・・・もしかして変態性としてはあの馬鹿共と同等なのでは?と思いたくなることを透は言っちゃってましたね。

 

あとオマケのハルカのあの仕草・・・というか、なのは達に内緒で透にキスをしたところはどうだったでしょうか?

 

普段は姉気分でなのは達の面倒を見てるけど、時にはこういった事もいいのではないでしょうかね?

 

 

 

さて次回は!不眠症改善から二週間、起きた透はどうなったのか?何故透はヴィヴィオを意識するのか?そしてヤクモ達からの情報で明らかになった透を拉致していた研究所と『デビル』の場所、透は動けずにいるのになのは達はどうするのか!?

 

 

 

 

 

 

 

それでは皆さん次回をお楽しみに!出来る限り早くしようとは思いますが・・・・・・・・どうなることやら・・・・・・ではなく、お楽しみにぃ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
第45話 告白と安眠?
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コメント
ハルカって経験者なんですか!?(朱雀)
お幸せに!だが、一発殴らせろ!(カイル)
しかし、透は気付いてるのだろうか? 自分が告白した中にシャルル・デュノア(男)が居た事を。そしてきっちり告白の返事もしていたのを。こうなるとジェイルに性転換薬を用意して貰わないと拙いんじゃないだろうか?(俊)
透の一世一代の大告白とそれを受け入れたなのは達って感じで大団円かと思ったら、乱入して来て告白するシュテル達。その告白を受けた透は告白が受け入れられた喜びで気絶し、そのまま久しぶりの眠りに入りましたね。眠る透のファーストキスを貰ったハルカは嬉しそうですね。(俊)
ハーレムか…でも透さんの今までを考えると良いのかなと思うけどやっぱり一回殴らせろ!!(渡部一刀)
ほぼSts編は終わっていると思ってもいいのですかね?デビルを倒すことが目的でしょうし……(ohatiyo)
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魔法少女リリカルなのは 転生 恋愛 チート 

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