彼が辿った軌跡

For一刀side

　やあ、北郷一刀だ。

　俺がどんな外史を旅して来たか説明したほうがいいだろう・・・前話を見た方々は大体判っていると思う。

　だが、この場を借りて俺から説明させてもらう。

　最初に降り立った外史はSSSの外史、そう・・・音無達と死後の世界での話だ。此処で俺は死んだと勘違いした物だ。

　ちなみに原作通りには逝って無いぞ？なぜなら・・・岩沢は俺が留まらせたからな！（どやぁ）

　ちなみに俺の初めてのオンリーワンな彼女だ。まさか種馬モードがあそこでは発動しなかったのだ。（驚き）

　まあ、他の内容は皆の知っての通りだったんだが・・・

　岩沢まさみ、彼女が最後に俺に託してくれたのは、あのギターだった。

　次に降り立ったのは魔法でネギな外史だった。エヴァの頭の上に落ちた時は正直殺されると思った。

　なんせあの覇王様みたいな気配がしたからな・・・

　此処では彼、ネギ・スプリングフィールドとは行動は共にしなかった。彼の辿った軌跡は各々で確認してくれ。

　俺はエヴァに魔法を教わった。

　エヴァ曰く、何だこのチートは、私が長年苦労した((もの|技))をいとも簡単に習得してからに！死んでしまえ！！だそうだ・・・理不尽な。

　ハカセちゃんとチャオともその時の縁で仲良くなった。茶々丸（二号機）を作ってくれたのもその縁だ。マジモンはネギ君ベッタリだったらしい。うらやま・・・いや、何でもないですよ。

　此処ではさほど長居しなかった。ざっと半年だろうか？前の外史もそんぐらいだった。

　ちなみに、別れの時にエヴァから異次元の黒マントを貰ったのだ。

　すぐに貂蝉と卑弥呼、左慈、于吉に見つかって、外史について説明を受けた。

　そして俺は四人に依頼したんだ。

　華琳達を・・・最低でも華琳を見つけてほしいって。

　四人は了承してくれた。左慈、于吉に関しては贖罪だと言って協力してくれたんだ。その時に始まりの外史についての説明を受けた。

　次の外史は幻想郷だった。

　降り立ったのは地底。空から落ちて、間欠泉にピンポイントで突っ込んで、地霊殿に激突・・・しそうになった所でお空にキャッチされた。

　初めてお姫様だっこされました。お空のお胸様超柔らかかったです。

　その後、さとりの紹介で紫さんと藍に顔合わせ、幻想郷の事を詳しく教えてもらい、外に出る準備には２，３年かかると言われ、そのまま人里に厄介になる事になった。

　ここでの三年は有意義だった。けーねと子供達に勉強を教えたり、もこと一緒に人里で馬鹿やって、けーねにぶっ飛ばされたり、�Hと一緒にカエルを追いかけまわして、諏訪子に逆に追いかけられたり、ずっこけて早苗のお胸様にダイブしてしまって加奈子に追いかけまわされたり、太陽の畑で向日葵を眺めて、幽香とゆっくり（勿論ゆっくりも一緒に）お茶をして、アリスにお願いしてシャンハイを作ってもらったり、それを魔理沙に知られ、嫉妬で追いかけまわされたり、レミリアと一緒になって月見酒（レミはワイン、俺は老酒）をしたり、それを見たフランに除け者にされた！って追いかけまわされたり、咲夜さんにメイドのなんたるかをしっかり指導してもらい、執事として一時期フラン専属で仕えたり、めーりんと徒手空拳の相対稽古したり、椛なでなでしたり、お燐なでなでしたり、あきゅーなでなでしたり、大ちゃんなでなでしたり、おかみすちーに夜愚痴を聞いてもらったり・・・うん、上げればキリがないな。最終的に霊夢に何で行っちゃうのよ！って追いかけまわされたのが最後の思い出かな？・・・藍？最後の最後に俺の腰に抱きついて来たので・・・本当に良かったのか？って聞いたら「紫様にはいい薬です。私に頼り過ぎなんです。」とのこと。紫さん・・・頑張って。

　次は冬木市だ。聖杯戦争に巻き込まれてしまったんだ。此処では何回繰り返したか分からない。冬木市事態に居たのは一年も無いんだけど・・・どうやら俺の時みたいに輪廻してるようだった。

　その中の一つで俺は聖杯を無理やりぶち壊してやった。結果、英霊はそのまま現実世界に定着、戦争は呆気ない形で終焉を迎えてしまったのだ。

　まあ・・・色々な人に追いかけまわされたのは言うまでも無いな。

　セイバーとアーチャーは俺に恩を返したいとのことで、付いて来る事になった。そんなに気にする事無いのにな〜

　次に降りたのはSAOだ。キリトと出会い、意気投合。ちょっと影があるが俺の境遇を疑問を持ちながら信じてくれた、数少ない友人と言える奴だ。

　勿論俺はシステムに認識されないからHPメーターも無ければ、カーソルも現れない。一種のバグだと周りからは言われた。

　キリト、アスナ、クライン、エギル。この四人は俺を一つの意思と認めて会話してくれたので、そこではすごく救われた。

　一年もしない内に俺は別外史に飛ばされることになってしまったのだが・・・あいつら無事現実に戻れたかな？

　最後の外史はなのはの外史だ。此処では６年居た。一番長居だな。小学生のなのはと同年代のユーノとの出会いからフェイト、アルフとの邂逅。JS事件後ははやて、ヴォルケンリッターの皆と出会い、その後はなのは達と別れ、管理局に世話になった。内部が相当黒い事になっていたが、茶々丸、藍、セイヴァー、アーチャーの助けも有り、なんとか俺主導の部隊を作る事が出来たのは良かったと言えるだろう。はやての作った機動六課を影で支える事になるのは別のお話だ。

　長ったらしい前置きを聞いてくれてありがとう。まぁ、何が言いたいかと言うとだな？

　一刀「何処だ此処おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！？！？！？！？！？！？」

　密林に大きな滝・・・ギアナ高地！？

　一刀「ちょおおおせええええええん！ひいいいいいみこおおおおおおお！！！！どういうことだあああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！」

　貂蝉「あら？」

　卑弥呼「ん？どうしたのだ、貂蝉？？」

　貂蝉「範囲の設定・・・間違っちゃったん。」

　卑弥呼「何！？何処に飛ばされたのだ！？！？」

　貂蝉「ギアナ高地ねん・・・」

　卑弥呼「・・・貂蝉。ちょっとばかし裏に行こうか？」

　貂蝉「いやん・・・そこで・・・ちょめちょｍ」

　卑弥呼「少し裏行こうか？？」

　貂蝉「わかったわん・・・」

　勿論すぐに卑弥呼が来て正しい場所に送ってくれた。一緒について来た貂蝉のあの小さな背中を見た時、さすがに責められないと思ったのは別のお話。

　とにかく、改めてたどり着いたのは・・・

　一刀「どのみち森の中か。」

　俺はそのまま外套を翻して森の中を進む。魔法で空から確認してもいいが・・・基本そう言った事はしたくないので却下だ。茶々丸、藍、セイバー、アーチャー、左慈、于吉の６人は俺の外套の中で待機してもらっている。

　一刀「それにしても相変わらずここはかわらない『いやー！！』・・・相変わらず胸糞悪いな。」

　その悲鳴がした先に俺は躊躇なく走り出した。

　その腕は今までしていなかった金色と銀色が混ざった手甲が嵌められている。