バンドを組んだぜ!9
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 学園祭当日

 部員二人は、クラスの出し物の準備をそれぞれ手伝っていた。

 女性部員は風船の部屋

 男性部員は喫茶店だった。

 女性部員の風船の部屋は、教室内または教室の一区間を風船でいっぱいにしてお客さんに中に入ってもらうというもの。風船を膨らます、「コンプレッサー」を調達できたので口で膨らませなくて良いので楽だ。子供にとても人気があって、普段できない経験なので珍しがられている。

 時間内に風船を何個割れるか?というゲームの出し物で、そこそこ繁盛していた。

 女性部員の受付担当時間も終わり、そろそろ時間が来たようだ。

「ごめん、それじゃあ抜けるね!」

 入れ替わりで受付担当になる子に声を掛けると

「うん、MSSPのサインもらってきてね!!」

 と、ニコニコと返答された。

「えっそれはどうかな・・」

 

 

 男性部員の喫茶店は、海岸をイメージした「海の家」だった。

 壁に海をモチーフにした絵やポスターが飾られ、一部にはビニールシートの上に砂浜のようなモチーフが飾られ、砂が敷き詰められている。

 テレビ画面には、海の海洋生物の映像が流れ、申し訳程度に、小さな熱帯魚の水槽がライトアップされて喫茶店の雰囲気を出している。

 店に流れる音楽も、もちろんサーフミュージックだ。

 波の音も流している。テーマを決めて内装に凝ってみたらカップルに人気で、そこそこ繁盛していた。

  男性部員のウェイトレス担当時間も終わり、そろそろ時間が来たようだ。

「ごめん、それじゃあ抜けるね!」

 入れ替わりで受付担当になる子に声を掛けると

「お、じゃあMSSPにこのTシャツにサインもらってきてくれ!!」

 と、Tシャツを渡された。

「えっ色紙じゃないんだ・・」

 

 

 

 

 講堂の更衣室を改造した控え室に部員二人が集合すると、既に他の出演者で控え室は混雑していた。

 MSSPは既に控え室で楽器演奏の準備をしていた。

「おっ、お二人さんやっと来たね」

 サングラスの青年が、ニカッと笑いかけてくる。

「急いで楽器のチューイングしろよ。時間まだあるけど着替えねーとなあ。衣装この袋だっけ?」

 青年がパーカーの青年に聞いてくる。

「そうそう。みんなそれぞれ衣装サイズ違うから気をつけて」

 パーカーの青年が、メガネの青年に袋を渡す。

「はい、お前らのだぞ」

 メガネの青年は、部員二人にそれぞれ衣装の入った袋を渡した。

「はい」

「ありがとうございます」

 部員二人は衣装袋を手に持ち、楽器のチューニングを行い始めた。

 女性部員は、ミニギターのburnyイエローハーツ。

 男性部員は、エピフォンのカジノ、チェリーレッド。

 3ギターでそれぞれ担当する音階を変えてあるから、チューニングはしっかりしないといけない。

 舞台に上がっても、少し合わせるが、それでも最低限揃えて置く必要がある。

 衣装を着替えるのはそれからだ。

説明
次回で最終回です。
アンケート集計を待って完結させようとおもいます。ちょっとさびしいですね〜
TINAMIはアンケート機能がまだついてないので外部サイトですが、規模が小さいのでヘタ打つと集計0で書くことになりますので
とうひょうしてね(^^;)つhttp://jisyuu.ichi-matsu.net/
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小説 学園 青春 MSSP ライトノベル 大学生 

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