時が満ちれば放り出される そんなゆりかごで揺られていたの
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                 時が満ちれば放り出される

                 そんなゆりかごで揺られていたの

                 私は満ちては居ないのに

 

                                 時が移れば投げ落とされる

                                 そんなゆりかごに揺られていたの

                                 私は変わりはしないのに

 

 

 

 

 

                                      ――綺麗なものしか見せもしないで。

                                        綺麗なことしか教えもしないで。

                                        どうして赤子は大人と成れる?

                                        その目も耳も奪っておいて

                                        夢の国へと誘いながら

                                        歩む世界は別の色

 

 

               詐欺師の編んだ

               ゆりかごの中

               赤子は皺を増して行く

 

 

 

                      ――恐れたその日が追い着けど

                        ゆりかごの中

                        空しか知らず

                        投げ落とされても赤子のままで

                        鎖の重さに引かれて落ちる

                       

 

 

 

 

 

                         空へは決して上がれない。

                         空へは決して上がれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
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タグ
ゆりかご 詩もどき 赤子 

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