真・恋姫†無双 巡る外史と仮面の魔神 四十九話
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「死ねぇぇぇ!!」

「生きる!!」

 

廊下にて、迫り来る大剣を白刃取りするリト。

大剣を振るった相手…夏侯惇は憤怒の表情でリトを見ている。

 

「貴様、聞いたぞ!!華琳様から無理矢理真名を預かったとなぁ!!」

「桂花、後で鼻にタバスコぶちまける!」

 

思わず弁解の前に処刑宣言をしてしまう。

なんか前にもこんなことあったような、と思っているが考える余裕はない。

七星餓狼を弾き、距離をおくリト。

そして夏侯惇を説得しだした。

 

「大体俺が脅そうが脅すまいが華琳が易々と真名預けるわけ無いだろ!?」

「だからと言って華琳様が貴様に預けるとでも思うかぁぁぁぁぁあ!!」

「預けたから呼んでんだろ!?」

 

再び襲って来る夏侯惇。

リトは近くの兵に((夏侯淵|保護者))を呼びに行くように言うが…現在居ないらしい。

どうやら遠出らしいのだが、数時間したら来る予定だ。

その事を聞き、半場諦めたリトは夏侯惇にアイアンクローを喰らわせ大人しくさせる。

そして誤解を解こうと華琳のいる政務室に向かった。

 

「…私は認めんからな」

「はいはい。んじゃ、華琳の所に行って確かめるぞ」

 

道中、殺気の籠った視線を喰らったが、どこ吹く風と言わんばかりに無視し部屋に入る。

そこには、机に座る華琳と、彼女に報告している流琉がいた。

 

「兄様!」

「あら、どうしたのかしらリト?」

「夏侯惇が真名を預かったこと認めてくんないんだよ」

「あらそう。春蘭、真名を預けたのは本当よ」

 

リトが来たことに喜ぶ流琉を横目に、華琳は夏侯惇の誤解を解いた。

聞いた瞬間、夏侯惇はorzとなり華琳の膝元に移動。

そして膝にすりよりすすり泣いた。

 

「うう…華琳様ぁ…」

「よしよし、今夜は寝かせないわよ」

「はぁい♪」

 

…さっきと態度違うじゃん…

リトは理不尽さを感じながらも、やれやれと首をふる。

と、同時に誰かが部屋に入ってきた。

…夏侯淵だ

いつも通りの冷静な顔、そして雰囲気。

だがその顔を見たリトは超直感が騒ぎだし、疑問符を浮かべた。

そんなことを知らずに、流琉は秋蘭に話しかける。

 

「秋蘭様、お帰りなさい!」

「ああ…」

「お怪我はありませんか?お腹が空いてたら、すぐに何か…」

「報告がある。邪魔をするなら退いていろ」

 

え…、と驚いた表情で一歩退く流琉。

いつもはこんなこと言わないのに…そう思いながら顔を伏せる。

それを無視し、夏侯淵は華琳の元に歩いて行く。

だが、正面と後ろからそれを阻む二人がいた。

 

「「おい、少しいいか?」」

 

言わずと知れた夏侯惇とリトだ。

リトは流琉を守るように前に達、夏侯惇も同様…いや、七星餓狼をいつでも抜ける状態にして立っていた。

 

「なんだ、平沢?お前も用があるのか?」

「こっちの台詞。レディーファーストって事で先に言う?」

「(れでぃ…?)いや、どうせなら一緒に言おう。同じことを言うだろうしな」

 

互いに笑い会うリトと夏侯惇。

先程の殺気はどこに行ったのかと言うほど晴れやかだ。

だが、次の瞬間…数分前の殺気が夏侯淵に向けられる。

 

「「(お前/貴様)、誰だ?」」

「…………」

 

問いと一緒に。

夏侯淵は言われた時は何のリアクションも無かったが、すぐに何の事かわからないという表情になる。

 

「…何を言っている?私は夏侯淵だぞ?」

「嘘をつけ。秋蘭は流琉をあんな風に扱うような事はせん」

「同感だ。ついでに言えば、夏侯惇が可愛かったのに何も言わなかったからな」

「そうだ……。…!?なっ…!?」

 

思わず頷いたが…夏侯惇は夏侯淵の肩越しにリトを見る。

口は鯉のようにパクパクとし、顔を真っ赤にしている所を見ると、かなり衝撃的だったらしい。

そうさせた当の本人は、夏侯淵を警戒しているのか…その事に気付いていない。

 

「ききききき貴様、今私をか、可愛いと…!?」

「え?ああ、うん。だってそうだろ?夏侯淵が悶えなかったんだし」

「そうではない!貴様は私を…その、可愛いと思ってるのか…?」

「うん」

 

驚くべき早さの返答…だが、そこに嘘偽りはない。

夏侯惇は顔をさらに真っ赤にさせた…少し煙も出ている。

イチャつくな…と流琉が光のない視線で睨んでいると…、夏侯淵が高らかに笑う。

それと同時に夏侯淵の体は腐食し始め、中から真っ赤な怪人が出てくる。

 

「き、きひひ…キィヒヒヒヒヒィィィ!!」

「なんだ、あれは…?花…?」

「ドクターケイト、か」

 

怪人…ドクターケイトは自分の纏っていた皮をグリグリと踏みつけ、杖を構える。

リトと夏侯惇はそれぞれブレストリガーと七星餓狼を構えた。

 

「よく私の変装を見破ったね…」

「当然だ。私は秋蘭の姉。妹を間違えなどせん」

「で、今日は何しに来た?…いや、言わなくていい。どうせ、内部から壊してこうとしただけだろうし」

 

リトの言葉に何も言えないドクターケイト。

図星なのだろう…証拠に目を合わせてこない。

うわぁ、とリトが呆れるとそれに怒りを覚えたのかドクターケイトは自身の毒を放とうとする。

 

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だがその前に…部屋の外から壁に穴を空けて、一体の怪人が飛び出してきた。

 

「―――シャァァーック!!」

「ッッ!?貴様は…」

「平沢、あれもデル…なんとかなのか!?」

「デルザーな、デルザー。…まさか二人同時とはな」

 

そう、リトのいう通り…出てきた怪人はドクターケイトと同じデルザー軍団の一人。

名を、磁石団長だ。

普通ならこの状況は厳しいものになるだろう…リト以外が思っていた、が…

 

「磁石団長!今回は私が行くんだよ!首を突っ込むな!」

「ハッ!何を偉そうに。仮面ライダーでもない女に殺られたデルザーの汚点が」

「何を…!」

「仮面ライダーを抹殺するのはこの磁石団長だ!我が磁力を持ってすれば仮面ライダーなど、恐るるに足らん!」

 

…このように、仲間割れを始めてしまった。

デルザー軍団の大きな特徴の一つといえば、この不仲。

一部の改造魔人達を除けば、軍団内での人間関係…いや、怪人関係は最悪。

かつて、仮面ライダーストロンガーを倒し軍団の頂点に立とうとしたときもこの不仲によって失敗したのだ。

これを知っているからこそ、リトは何の心配もいらずにいられる。

デルザー二人が互いを罵倒しあう中、リトはライダーブレスを右手首に装着させた。

そして昆虫型コア…カブティックゼクターを掴み、変身した。

 

「変身っ!」

『Henshin Change Beetle』

 

ブレスを中心に形成された黄金のアーマーを纏い、リトは仮面ライダーコーカサスに変身する。

そのまま、磁石団長が空けた壁の瓦礫を二人に投げつけると、穴から二人を挑発した。

 

「ほら来いよ、ノロマ!」

「チィッ」

「私の毒で苦しませてやるよ!」

 

コーカサスの挑発に乗り、ドクターケイトと磁石団長は後を追いかける。

三人とも穴からでた後、夏侯惇は追おうと部屋を出ようとするが…足元に、とある物があることに気づいた。

 

「姉者!」

「秋蘭!今平沢が戦闘を…」

「その事は聞いた!私達も行くぞ」

 

部屋を出て、廊下を走る途中、夏侯淵にあった。

曰く、兵の一人が変身したコーカサスと怪人を見たらしい。

二人はコーカサスがいるであろう落ちた場所に行くと…そこではコーカサスが苦戦していた。

それを見かけ、秋蘭は矢をドクターケイトに放つ…が、当たった瞬間腐敗してしまう。

それどころか、標的をコーカサスから変え二人に向かって走ってくる。

 

「キィィ!」

「クッ…聞いていないな…!」

「ならば私が…!」

 

そう言って夏侯惇は七星餓狼を構えたが、ドクターケイトは毒を放つ。

それは七星餓狼に当たり、一気に溶かす。

いきなりの事態に夏侯惇は一旦距離をとった。

 

「くそっ…どうなっている…!」

「夏侯惇!そいつに触れるな!触れたら死ぬぞ!」

 

死ぬ…そういわれ、夏侯惇だけでなく夏侯淵も驚く。

ドクターケイトを一言で言い表すなら毒。

あらゆる物を腐らせ、あらゆる生き物を死に至らしめる。

その毒は、同じデルザー軍団でさえ恐れているのだ。

コーカサスもその事を考慮し、先程の戦闘で苦戦していた。

そんな相手にどうしろと…と夏侯淵が考えていると、ドクターケイトは夏侯惇に向かって杖をつき出す。

 

「お前を見てると、あの女を思い出す…!私を殺したクズ女…岬ユリ子を…!」

「?私は夏侯惇だ!そんな者は知らん!」

「…どうやら、頭の良さは違うようねぇ」

 

ドクターケイトの瞳には、夏侯惇だけが写っている訳では無かった。

雰囲気から感じ取った瞳には、自分を死に追いやったタックル…岬ユリ子も写っている。

おそらく標的は夏侯惇になったのだろう…コーカサスはドクターケイトの気を引くために攻撃しようとするが、その前に磁石団長に阻まれた。

 

「クハハハ!どうした、あの女達が気になるのか?」

「………………」

「ドクターケイトにやられるのも時間の問題だ!今助けに行ったとしても、俺が後ろから貴様を倒す!」

 

正直今回は誤算だった。

まさかデルザー軍団が二人も出てくるとは思わなかった。

しかも避けたい二人が同時に。

ドクターケイトの毒と磁石団長のマグネットパワーはかなり苦戦すると思われる。

コーカサスは機械をベースにするライダー…だから、磁石団長にとっては倒しやすい。

 

「どのみち、貴様はこの磁石団長が殺すがなぁ!」

「…何言ってんだ?」

「あ?」

 

いやらしい笑みを浮かべた磁石団長の顔面に膝が入る。

寸前で後ろに仰け反った磁石団長だったが攻撃を受けてしまい、顔を押さえる。

この隙に夏侯惇達の所に行くのだろう…そう思い、再びコーカサスを見るが、彼はまっすぐと磁石団長を見据えていた。

 

「ほう…見捨てるのか。仮面ライダーとは思えんなぁ」

「見捨てるとかそう言うことじゃ無いさ。あの腐れ花の相手は―――あいつらだ」

 

たかが人間に何ができる…

磁石団長は鼻で笑い、夏侯惇達を見るが…表情が一変した。

何故なら、彼女達の手には…仮面ライダーのベルトが握られていたからだ。

 

「なっ…!?」

「ざーんねん、俺が仮面ライダーの力作れるの聞いてないの?」

 

コーカサスは外に出る前に、二つのベルトを作っていた。

それは夏侯惇と直感でこれから来ると予測した夏侯淵のためのベルト。

夏侯惇はそれを拾い、今まで持っていたのだ。

そして、二人はベルトを腰に付ける。

 

「「変身!」」

[ピーチエナジー…!]

[ロック…オン!]

『Henshin』

[ソーダ…! ピーチエナジーアームズ…!]

 

夏侯惇はガタックゼクターを腰に装着、夏侯淵はピーチエナジーロックシードをゲネシスドライバーへ装着させ、ハンドルを絞る二人は姿を変えた。

重厚なアーマーを身に付けた戦士、仮面ライダーガタック・マスクドフォーム。

頭上から降りた桃の鎧を身に纏う射者、仮面ライダーマリカ・ピーチエナジーアームズ。

ドクターケイトは変化に驚くなか、マリカはソニックアローで攻撃。

ガタックは既に武器が腐っていたため素手で殴りかかった。

 

「はぁっ!」

「でやぁぁぁぁぁッッ!!」

「グゥゥ…!?」

 

エネルギーである矢は腐食されずドクターケイトにダメージを与える。

一方のガタックは重厚なボディのため腐食が押さえられているが、このままではいけない。

一旦距離を取ると、無意識にガタックバルカンを発射した。

 

「くぅっ…!」

「うぉぉ!?肩から何か出たぞ!?」

「姉者、それは飛び道具だぞ…」

 

矢で牽制しながらマリカは突っ込む。

いい武器にはなりそうなのだが、ガタックは性に合わないとばかりに攻撃を止めた。

そして、さらなる変化を行う。

 

「キャストオフ!」

『Cast Off Change Stag Beetle』

 

アーマーを飛ばし、ドクターケイトに当てると、中から出てきたのは青いライダー。

仮面ライダーガタック・ライダーフォーム。

両肩のガタックダブルセイバーを取り外し、ドクターケイトに斬りかかる。

それを見ていたコーカサスは安心したとばかりに脱力した。

それを見た磁石団長は侮辱されていると感じ、マグネットパワーを放とうとするが、それは無意味に終わる。

 

「喰らえ…」

『Hyper Clock up』

「――――『The? World』!時よ止まれ!……なんつって」

 

攻撃しようとした磁石団長が止まる。

それだけではなく、景色も、仮面ライダー達もだ。

この現象は“ハイパークロックアップ”で起こっている事。

全てのものはコーカサスに追い付けない…神速には追い付けないのだ。

正直これをやればすぐに済むのだが、かなり体力が必要になる。

コーカサスは終わらせるために必殺技を発動した。

 

「ライダー…キック…ッ!」

『Maximum Rider Power』

 

ほぼ止まっているように見える磁石団長に【ライダーキック】が当たる。

磁石団長はそれを避ける術もなく、何も分からず倒された。

そしてコーカサスは遠くからの戦闘を見守る。

 

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「キィィ…!」

 

ドクターケイトは二人のライダーに押されていた。

マリカの矢が当たり、毒が一時的に無くなった所にガタックの一閃。

それが繰り返され、圧倒的に不利になっている。

元々直接的な攻撃が毒位しかないドクターケイトにとって、一番危険な状態にある。

今もガタックに斬り倒され、呻いていた。

その隙に、マリカはソニックアローにロックシードを装着させ、ドクターケイトの周りに桃型の結界を張る。

 

[ピーチエナジー!]

「くっ…なっ…!?これは…」

 

驚くドクターケイトは手製の毒で結界を溶かそうとする。

だが結界は実体を持たないもの…結果は無意味。

その事に気付き、正面を見たところには…ガタックが構えていた。

 

「姉者、今だっ!」

「応ッッ!」

『―――Rider Cutting』

「でやぁあああああああああああ!!!」

 

ガタックダブルセイバーを合わせた【ライダーカッティング】はドクターケイトを結界ごと両断。

上半身と下半身が別れながら、ドクターケイトは叫ぶ。

 

「あ、あの女に……岬ユリ子に…似た女にぃぃぃぃぃぃぃぃッッ!」

「―――だから知らんと言ってるだろう」

 

刹那…背を向けたガタックの後ろで爆発が起こる。

ドクターケイトにとっては、二度同じ相手にやられたのかもしれない。

 

 

 

 

夜……怪人を倒した褒美としてリトと夏侯姉妹は祝われていた。

だが途中、場の空気が凍る。

何故ならば…

 

「うにゅぅ〜…♪ーωー」

「「「…………」」」

「…ナニヤテンダアンタイッタイ」

「うにゃ?ΟωΟ」

 

夏侯惇がリトの膝にすりよって、膝枕のような状態になっていたからだ。

されているリトも思わずオンドゥる…誤字にあらず。

 

「春蘭がここまでなつくとはね…」

「正直、驚きです」

 

この状況を見て声が出せたのは華淋と夏侯淵だけだ。そしてこの状況に慣れているのも。

他のメンバーは声さえ出せない…何せ夏侯惇が猫っぽくなり、メタいが顔文字を使っているから。

 

「ひらしゃわ〜♪なでなでしる!>▽<」

「ぶっ!…は、はにゃが…」

「なでなでしる!なでなでしる!なでなでしるぅぅ〜!>m<」

「分かっ、た、から…頭突くな…!?」

 

呂律が回っていないが、夏侯惇は頭を撫でろと頭を出す。

しかし勢いがつきすぎたのか…リトの顔面をずついてしまった。

それだけでなく、連続で腹部を頭突き続ける。

それを止めさせるため、リトは夏侯惇の頭を撫で始めた。

 

「ふにゅうーωー」

「…夏侯惇って甘え上戸なのか?」

「一部には、な。お前はその内の一人になったようだ」

「嬉しいのやら、悲しいのやら…」

 

なつかれて嬉しいのか、それともダメージを無駄に受けるのが悲しいのか微妙な顔をする。

だが“夏侯惇”と言ったのが悪かったのか…夏侯惇本人は膨れっ面になった。

 

「むぅ〜…ひらしゃわ〜!わらしはしゅんりゃんだ!しょうよべ!>△<」

「は?」

「わらしりゃって…わらしりゃって…ほんりょはひらしゃわをなまえれ…ゴニョゴニョ…」

「夏侯惇…酔ってる時の記憶無きゃ、明日俺斬られるんだけど」

 

明日真名で呼んだら斬りかかれそうな気がする…避けるけど、と密かに思う。

だがまた夏侯惇と呼んだからか、リトの肩を掴み自分ごとブンブンと揺らした。

 

「うぅぅ〜…しゅんりゃんだ!しゅ〜〜ん〜〜りゃ〜〜ん〜〜!>□<」

「ちょっ…待っ…!揺らすなって!色々と揺れてるぞ、胸とか!」

「おりょこはむねがしゅきなんりゃりょ!?もみたきゃもみぇ!ΟωΟ」

「揉むか!?華琳、ヘルプ!ヘルプミー!」

「う〜!かりんひゃまは呼べてわらしはよめにゃいのか〜!Ο△Ο」

「痛い痛い痛い、爪食い込んでる!」

「平沢、私は秋蘭だ。以後そう呼べ」

「今それを言う!?って引っ掻くなー!」

 

まず頬をつね、夏侯淵が真名を許したことにより、引っ掻く。

まさに行動原理が猫だ…気に入らなければ、即行動。

リトは夏侯淵に助けを求める。

((夏侯淵|保護者))だったら止められると思ったのだろう。

 

「はぁ…姉者は可愛いな…」

「この姉萌えがぁあぁあああ!!」

 

が、結果として無理だった。

赤くなった頬に手を置き、悶え始める。

その間にも夏侯惇…もとい春蘭はリトを押し倒し猫パンチし始める。

だがその威力はワラエナイ。

そうしている間にも、意識を取り戻した真桜が秋蘭に近づく。

 

「秋蘭様、秋蘭様」

「どうした真桜。今の私は可愛い姉者を目に焼き写しているから忙s」

「所がどっこい。リトはんが教えてくれたこのかめらがあれば何時でも何処でも生き写しの絵が取れ…」

「いくらで買おう」

「まいど〜♪」

 

商魂恐るべし…まさかこれをするために復活したのか。

薄々秋蘭はそう思ったが、それよりも前にカメラを使い春蘭を撮り始める。

それと…

 

「うにゃぁぁぁぁぁ!>□<」

「あ、ちょ、背骨折れ…さば折りぃぃぃぃぃぃぃぃっ!」

「………ふふっ」

 

さば折り(春蘭はハグをしているつもり)されているリトの写真もこっそり撮った。

 

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XXX「  」←頭にダブルカリバー

 

一刀「後書きコーナーでーす」

XXX「無視しないでくんない!?」←刺さったまんま

一刀「じゃあ抜けよ」

 

XXX「今回はデルザー二人出てきました」

一刀「それに伴って春蘭達も二人で変身したのか?」

XXX「イエース。だって二人はセットでしょ」

一刀「前回のと繋がってたんだ…」

XXX「それくらいしか理由なくて」

一刀「秋蘭に化けたの何でドクターケイト?」

XXX「春蘭を赤めらせるために必要なんだ」

一刀「正直…タックルと春蘭似てないぞ?」

XXX「テヘペロ!…ちなみに春蘭の変身できるライダーはガタック、ゼロノス・アルタイルフォーム。秋蘭はカリス、ゲネシスライダーです」

一刀「春蘭のは大体わかる。剣使いで沸点が低い。…でも秋蘭酷くね!?共通点弓だけじゃん!?」

XXX「猫春蘭については…やっちゃったぜ!」

 

XXX「さーて、前回の予定通り追加アンケートやるぞー」

一刀「前の追加アンケートと同じで二つを一つの話のなかでやります。内容は以下の通りです」

 

・お帰りなさいませお嬢様 とある事情で一日華淋のメイドをすることになったリコ(=女体化リト)の話

・ご飯は皆で 恋が某番組の如くお使いをする話。ちなみに影でリト達が見守ってる

・本当の私 覇王の衣を脱いだ華琳が自分探しに色々やる話

 

XXX「この中からお一人様二つまでお選びください。締め切りは来週の金曜日までです」

一刀「で、次回は?」

XXX「生暖かい目で見てください」

 

ΟωΟノシ再見

 

説明
仮面編

いくらで買おう
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コメント
了解しました(XXX)
「本当の私」に、一票です。(劉邦柾棟)
ヘルプ…アンケートが中途半端でどうすれば分かりません(XXX)
アーマイルさん 確かにピンクと赤で色合いも似てますしね(XXX)
あ、でもマリカにチェリーの組み合わせも悪くないかも(http://crimes0n.deviantart.com/art/FLASH-Kamen-Rider-GAIM-Arms-Change-v16-49-5-beta-408454201 参考)(アーマイル)
アーマイルさん せめて女性的なマリカにしたかったんす(XXX)
秋蘭は好物でチェリー(さくらんぼ)来るかと思ったけど外見でピーチだったとは(アーマイル)
まひろさん 自分も後から違和感あったんですけど…後に引けなかったっす…!(涙)(XXX)
刃さん いやぁ…候補が無かったんで(XXX)
誤字ではないんですが、カメラの下りの所「いくらで買おう」だと表現がおかしいかな、と思いました。この場合は「言い値で買おう」って表現では? 通りすがりで失礼しました。(まひろ)
モロに自分のが採用されると感極まるな( ;∀;)、投票は『お帰りなさいませお嬢様《リトメイドver.》』と『ご飯は皆で《恋》』でお願いしますm(_ _)m(黒鉄 刃)
zerooneさん 春蘭「うわぁあああああああああ!!!!」←超真っ赤 一刀「だからいったじゃん!」←逃走中(XXX)
リコと自分探しで次の日春蘭はものすごい照れ隠しをしそう(夜桜)
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