星降る夜に 34 |
岳「落ち着いたか?」
シャルル「うん・・・ありがとう、岳」
岳「お嬢様はお疲れのようですし、お休みになっては?」
シャルル「あははは・・・そうすることにするよ」
シャルルは泣き疲れて、すぐに寝てしまった
岳「・・・電話するか・・・」
と言っても、対面での電話なのだが・・・
詠『・・・どうだったの?』
岳「予想通りだ、女の子だったよ。特異ケース俺と一夏だけと聞いていたからもしや、と思えば」
華琳『結果、最悪の状況になった』
岳「シャルルがいいって言うなら、デュノア社はつぶれてもらおうと思う」
桂花『最悪ね!これだから男って・・・!』
岳「ははは、ごめんな俺も男で・・・最終的にはあそこの会社とシャルルを引き離す計画を立てる。これでいいか?」
冥琳『ああ、構わない。”仲間”を助けるのは当然なのだから』
岳「そうだな・・・あいつをどうするか」
月『また・・・問題ですか・・・?』
岳「ドイツに居た頃の後輩だよ。こればかりは俺が何とかしないと・・・」
恋『・・・お腹・・・すいた・・・』
岳「あはははは、恋はマイペースだな・・・言葉の勉強は進んでいるのか?」
穏『はい〜、新しい言葉を知ると・・・えへへ/////』
岳「・・・どうしてだろう、なんだかいけない言葉を言ってしまった感があるんだけど」
詠『・・・問題で済んだらよかったんだけど・・・』
岳「ごめん・・・じゃあ、報告は以上だ。頑張れよ」
月『岳さんも』
ふぅ、これで一つの荷が下りた。あとは・・・ラウラだけだ
岳「俺も寝るか・・・」
今日はよく眠れそうだ・・・・・
ラウラside
ラウラ「・・・・・」
『へぇ〜、ラウラって言うのか、俺は岳、藤代岳だ。よろしくな』
あの人の笑顔を見て変わった
『う〜ん、難しく考えるより、体験した方が早いぞ?暇さえあれば、俺も手伝うからさ』
あの人の心に触れて思った
『俺はさ、誰かが死ぬのも殺すのも見たくないんだ。誰も死なない世界ができればいいな・・・って
』
あの人の近くに居れて嬉しかった
ラウラ「・・・私は貴方が居たから、こうして居られるのです。貴方は私の為にどんなことでも手伝い、失敗しても、私の身を案じてくれた。私の中で目標になり、私を見てくれる数少ない人となった」
感謝してもしきれない、ずっと一人でいた私を引きずり出してくれたあの人を、私は一生かけて付いて行こうと誓った。なのに・・・
岳『俺は・・・ここを出ていくことにした』
訳が分からなかった。なぜここを離れるのか・・・
ラウラ『ふ、藤代大佐!それはどういうことですか!』
岳『そのままの意味だよ。世話になったねラウラ』
この時から私の中で何かが変わった。あなたの傍に居たいと・・・
ラウラ「・・・絶対に貴方を連れ帰ります。まだ返せていないのだから」
あの時の恩をまだ・・・・・返せていないのだから!
翌日、学年別トーナメント戦が開催されることが判明した。といっても、俺が知らないだけで、他の全員は知っていたようだ。シャルルとラウラの事で頭いっぱいだったわ
岳「(だが・・・なんで優勝したら一夏と付き合えるという、訳の分からん設定がある訳?)」
シャルル「でもこれ・・・岳も入ってるみたいだよ」
岳「・・・・・絶対優勝しよ」
鈴・セシリア・ラウラside
鈴「・・・・・あら、早いわね」
セシリア「てっきり私が一番乗りだと思っていましたわ」
なんでこういうところでは気が合うのだろう・・・・
鈴「私はこれから学年別トーナメントに向けて、特訓するんだけど」
セシリア「私も全く持って同じですわ」
二人「むっ!!!」
何が気に障ったかは知らないが、二人はISを展開して、戦いを始めた
二人「はぁぁぁぁぁぁ!!」
直後!それをカノンが二人の目の前を通過した
二人「ッ!!!」
それを回避して飛んできた方向を見る。そこには・・・
ラウラ「・・・中国の甲龍に、イギリスのブルーティアーズか・・・データで見た方が強そうだったな」
ラウラがISのカノン砲を構えて此方を見ていた
鈴「こいつが・・・一夏をしばいたやつね!」
セシリア「鈴さん、あまり彼女を脅すようなことはしない方がいいでしょう」
ラウラ「貴様たちのような者があの人や・・・私と同じ、第三世代の専用機持ちとはな」
明らかに見下した態度にイラっとしている二人
ラウラ「お前たちがいるから・・・あの人は・・・」
それ以上にラウラは奴らをそういう態度でしか見れない、そんな思いしかなかった
ラウラ「実力の差を教えてやる・・・二人同時に来い」
二人「!!!!」
鈴「どうやら・・・スクラップがお望みみたいね!!#」
ラウラ「あんな種馬(一夏)を取り合うメスに私が負けるわけがない」
セシリア「この場に居ないものの侮辱までするなんて、その軽口、二度と叩けないようにしてあげますわ!!#」
ラウラ「ここで証明する・・・貴方に此処が似合わないことを・・・!!」
次回「己の意志の為に、ラウラ対岳」
ラウラ「分からない、何故そこまでして・・・!」
岳「お前は今でも・・・・・」
説明 | ||
ラウラは岳の意志が分からず強行手段に出る | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1295 | 1245 | 1 |
タグ | ||
IS 主人公モテモテ 恋姫†無双 | ||
白蓮さんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |