蒼天に浮かぶ星雲達 5話
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岳「決勝戦か・・・・・」

 

孫策の暴走を止めたはいいものの、その所為でリングが壊れてしまった(原因不明)ので、試合は明日延期になった。当の本人である俺はと言うと・・・・・

 

雪蓮「岳〜、こっちに来て飲みましょう〜」

 

月「駄目です!岳さんは私達とご飯を食べてるんです!」

 

何と言っていいか分からない空気に居た・・・ていうか、腕が痛い

 

岳「それより俺はまだ酒が飲める年齢じゃないんだが・・・」

 

雪蓮「細かいことは気にしない〜、ほらぐっと!」

 

押し付けるな・・・飲めないもんは飲めん

 

冥琳「すまないな、コイツは気に入った相手に酒を進めることが多くてな・・・」

 

雪蓮「そんなことないわよ〜」

 

冥琳「私は一度酒を飲まされて、水蓮様に怒られたことがあったと記憶しているが?」

 

雪蓮「うっ!」

 

居たいとこを突かれたようで渋々下がった・・・その年でもう酒飲んでるんだ・・・

 

詠「それにしても、怪しいくらい十常侍達が動かないわね」

 

岳「まぁいいじゃん。気にするだけ無駄だよ」

 

と言ってる俺が一番気にしてるんだけどな・・・・・

 

厳「わっはっはっはっはっ!酒がうまいな!祭よ!」

 

祭「おうさ!これがあるから生きていられるというものよ!」

 

それなかったら生きられないのかよ・・・あれが孫堅の将・黄蓋か、噂では弓使いだとか・・・

 

水蓮「ゴクッ・・・ゴクッ・・・プハァ〜!うまいわ!」

 

こっちでも飲んでるよ・・・皆酒好きなんだ・・・花より団子、団子より酒

 

岳「夏候惇か・・・激しい戦いになりそうだ。センスは孫策と同等か、それ以上」

 

いずれは魏の大剣と呼ばれ、恐れられる存在

 

岳「ふふっ、女の子が皆名将なんだから不思議だよな」

 

一方夏候惇side

 

華琳「春蘭はどうしたの?」

 

秋蘭「はっ、明日に向けて鍛錬をすると・・・」

 

華琳「そう・・・明日は流石の春蘭でも負けるかもしれないないわね」

 

秋蘭「江東の麒麟児を倒したその力は本物。しかし、姉者も簡単にはいかないです」

 

華琳「確かにそうね。明日が楽しみね」

 

秋蘭「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ〜〜〜〜〜〜。え?なんでこんなため息を出しているかって?それは・・・

 

雪蓮「いいじゃない、あの子頂戴よ!」

 

月「あげません!厳様も何か言ってください!」

 

詠「そうよ!なんであんたの婿に岳を渡さなきゃいけないのよ!」

 

こんな感じで朝から疲れているのですよ。朝一番に雪蓮(朝に教えてもらった)が「私の婿に来て」という、爆弾発言を放ったので、月と詠が反抗しているのだ

 

神風『白雷選手、出てきてください』

 

岳「後よろしく、爺さん」

 

厳「う、うむ。何とか止めておく」

 

流石の爺さんでも、暴走した月と詠は止められないかもしれない

 

神風「さぁ!やってまいりました!決勝戦です!最初の登場はこれまで神童の二つ名に恥じない戦いをしてきた!白雷ーーーーーーーー!!!!!」

 

観客「うぉぉぉぉぉぉーーーーーー!!!」

 

岳「はいは〜い、応援ありがとう」

 

神風「対するは!曹騰殿の娘曹操殿の右腕!夏候惇!−−−−−−!!」

 

観客「うぉっぉぉぉぉーーーーーー!!!」

 

春蘭「華琳様!見ててくださいね!」

 

あれっ?もしかして夏候惇ってレズ?本物を見るのはあっちでも、こっちでも初めてだ

 

春蘭「おい!お前!」

 

岳「ん?」

 

春蘭「私と当たったことを後悔しても遅いぞ!」

 

岳「いや、決勝だから当たるも何もないけど・・・」

 

全員「・・・・・・・・」

 

なんだか・・・・・絶対零度の世界が広がった気がした

 

神風「・・・・・では!両者構え!」

 

春蘭「覚悟しろよ!」

 

岳「(さっきの事もう気にしないことにしてる・・・もしかして、失態に気付いてない?)」

 

まぁ・・・いいか。楽しく行こう・・・

 

神風「・・・・・始め!」

 

春蘭「しーーーねーーー!」

 

岳「武闘大会で死んでたまるか!」

 

ガキンッ!体験を受け止めるが・・・両手でキャッチする

 

岳「(やっぱり!大剣な分重いな!)」

 

春蘭「はぁぁぁぁぁーーーー!」

 

しかも、ふり幅が大きい!避けるのに疲れる、それに考えが読めない

 

春蘭「避けてばかりでは勝てんぞ!」

 

岳「そうだね・・・少し攻撃してみることにするよ!」

 

手に剣を持ち、夏候惇へと走る!夏候惇はそれを迎え撃って大剣を振るが、大きい分避けやすい

 

岳「ここかな!」

 

春蘭「甘い!」

 

だが、俺の腹へのみねうちを反射的に避ける

 

岳「へぇ〜、野生の勘か・・・雪蓮とは違う野生・・・」

 

雪蓮は血の力で受け継がれてきた野生、これは戦場で身に着ける野生・・・だけど

 

岳「避けたつもりかな?」

 

春蘭「なっ!これは・・・!」

 

夏候惇の大剣に剣を当て、わずかに体に当てた

 

岳「その野生の勘はまだ未完成だ。その程度ならまだ賊を20人相手にしてる方がマシだな」

 

春蘭「なんだとぉーー!」

 

怒りに我を忘れて俺に向けて突っ込んでくる夏候惇、その時点で俺の勝ちは決まった

 

春蘭「あれ?あいつはどこに・・・」

 

岳「日本式・居合切り・・・・・俺オリジナルの技を使うまでもない」

 

春蘭の大剣は見事なまでに切り裂かれていた

 

神風「しょ、勝者!白雷ーーーーーー!!!!」

 

観客「う、うぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!!」

 

岳「まだまだ、修行も場数も足りないな」

 

春蘭「くっ!」

 

華琳「春蘭」

 

見た感じ完璧超人とでもいえそうな存在感、夏候惇の真名を言ったツインテールの女の子

 

春蘭「華琳様・・・申し訳ございません。負けてしましました」

 

華琳「悔しいなら、今よりも強くなって見せなさい」

 

春蘭「は、はい!」

 

いい上下関係じゃないか・・・たぶん、彼女が曹操なんだろう

 

華琳「うわ最上の戦いぶりだったわよ、神童」

 

岳「やめてくれ、神童とか言われるのは苦手なんだ」

 

華琳「ふふっ、面白い男ね。私が知ってる男は只の屑しかいなかったけど、貴方は違うみたい」

 

岳「褒め言葉として受け取っておくよ」

 

華琳「(いつか覇道を歩む時、彼が欲しいわね)」

 

岳「俺は行くよ、知り合いが待ってるんでね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月「岳さん!おめでとうございます」

 

詠「やったわね、まぁ、当然の結果だけど」

 

雪蓮「あら、それって私が負けることが前提って事?」

 

冥琳「実際負けたがな」

 

雪蓮「辞退しただけでしょう!」

 

蓮華「と言っても、姉様は押されていましたけどね」

 

雪蓮「ぶ〜〜〜〜、岳〜みんながいじめるよ〜」

 

岳「はいはい、よしよし」

 

頭を撫でてやる、桃色の綺麗な紙がサラサラでさわり心地がいい

 

雪蓮「じゃあ、呉に行きましょう岳」

 

月「それは駄目だと言いました!」

 

詠「懲りない奴ねもう!」

 

また騒がしくなってしまった。いつも通りで結構だけど

 

厳「どうだった、大陸の実力は」

 

岳「強者が多いのはいいことだけど、自分に自信を持ち過ぎだ。いづれこれでは、死人が多く出る」

 

厳「はっはっはっはっ!一人前なことを言いおる!分からなくはないがな」

 

岳「香苗様、一つ言いたいことがあります」

 

香苗「なにかしら?」

 

岳「これからは”毒”に気を付けてください」

 

香苗「・・・・・分かったわ」

 

厳「さて、もうそろそろ帰郷するから思い残りなないようにな」

 

全員「はい(おう・了解です・分かりました)」

 

香苗「これにて、武闘大会を終了します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「丁原との出会い、行き倒れは大陸最強?」

 

岳「この子大丈夫かな?」

 

恋「お腹・・・すいた・・・」

 

 

説明
いよいよ決勝戦が始まる
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恋姫†無双 主人公モテモテ 董卓 

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