〜少年が望んだ世界と力〜 |
前書き
お詫び
前回の後書きに書いていたことと内容が一部異なり、また話数が増えました。
申し訳ありません。
それではどうぞ。
トレーニング&買い物帰りに怪童子、妖姫、魔化魍からシャマルを守ったんだがシャマルを助けに来たシグナム達に勘違いされて戦うはめになった俺はフェニックスに変身してスーパー戦隊、仮面ライダー、MSを召喚して応戦することにした。
『はああああ!』
俺が戦闘開始を指示するとシンケンジャーがシグナム、ダイレンジャーがザフィーラ、仮面ライダー2号、スーパー1、ゼクロス、ブラック、Jがヴィータに走って向かっていく。
「来るか」
「纏めてぶっとばしてやる!」
向かってくるシンケンジャー、ダイレンジャー、2号、スーパー1、ゼクロス、ブラック、Jにシグナムとヴィータはデバイスを、ザフィーラは拳を構える。
『ATTACK RIDE! BLAST!』
「ふっ!」
カードケースからカードを引き抜きドライバーに入れてARを発動、フェニックスブラストをシグナム達に向けて放つ。
「っ!」
「うわっ!」
「くっ!」
俺が放ったフェニックスブラストをシグナムは左、ザフィーラは右、ヴィータは後方に跳んで回避し、かわされたフェニックスブラストは全弾が砂浜に着弾、それにより砂が舞い上がる。
「シグナム、ザフィーラ、ヴィータ、無事か!?」
「ああ」
「うむ」
「あっぶねぇ。あの野郎!・・・なっ!?」
「これは・・・」
「ぬっ・・・」
シグナム達の身を心配してキャプテンがシグナム達に尋ねるとすぐに返事を返すシグナムとザフィーラ。
いきなりの銃撃をした俺にヴィータは怒り、舞い上がった砂が晴れた直後、ある異変に気づく。
ヴィータに続きシグナムとザフィーラもすぐに気がついた。
その異変とはシンケンジャーがシグナムを、ダイレンジャーがザフィーラ、仮面ライダー2号、スーパー1、ゼクロス、ブラック、Jがヴィータをそれぞれ包囲している。
「どうやら初めからこれが狙いだったようだな」
「ああ。あの男が射撃で我らをワザと別々に散らせ、散った直後にこの者が動き、舞い上がる砂を目眩ましに使い、我ら包囲する。驚きなのはこの者達の包囲の速さだな」
「同感だ」
「こいつら!あたしとシグナムとザフィーラは5人がかりかよ!」
「シグナム!ヴィータ!」
「ザフィーラ殿!・・・!?」
包囲されたシグナム、ヴィータ、ザフィーラを援護するためにゼロと爆熱丸が動こうとした時、2機の前に2機のガンダムが立ち塞がる。
「行くぞ、異なる世界の騎士よ」
「我が力に屈せよ!」
ゼロと爆熱丸の前に立ち塞がる騎士ガンダムは右手に持つランス「電磁スピア」を構え、真武者頑駄無は太刀「日輪丸」を右手に取り、ゼロ、爆熱丸に向かって駆け出す。
「邪魔をしないでもらおう!」
「参る!」
向かってくる騎士ガンダムと真武者頑駄無に対抗するためゼロと爆熱丸もヴァトラスソード、五聖剣を持ち、騎士ガンダムと真武者頑駄無に向かっていく。
「リ・ガズィ、いくぞ!」
「ああ!」
騎士ガンダムと真武者頑駄無に続いて動いたリ・ガズィBWSとνガンダムはスラスターを噴射して空中に上昇、空にいるガンイーグルとガンチョッパーに向かう。
「なんだこのガンダム!?俺に似ている!」
「ガンダムタイプの機体か。νガンダムと似ているな」
自分と似ているνガンダムを見て、ガンイーグルが驚いているがνガンダムはガンイーグルと異なり冷静にガンイーグルを見て、右手のビームライフルをガンイーグルに向け、ビームを撃つ。
「くっ!!このぉっ!」
「甘い!」
放たれたビームがガンイーグルの右肩を掠める。
右肩を掠めたガンイーグルはエアリアル・ビームライフルで反撃するがνガンダムは左肩のサブスラスターを噴射し右に軽く移動してビームを回避する。
空中での維持が出来なくなったνガンダムは一度降下して砂浜に着地、すぐにスラスターを噴射して再び空中に跳び、ガンイーグルにビームを放つ。
「墜としてみせる!」
νガンダムとガンイーグルが戦闘を始めるとリ・ガズィはBWSに両脇に搭載されている「ビームキャノン」をガンチョッパーに放つ。
「3番機、4番機、回避!」
「「了解!」」
リ・ガズィからのビームをガンチョッパー2号機は右、2号機の指示でガンチョッパー4号機は上に、6号機は左に回避し、ガンチョッパーが回避して空いた間をリ・ガズィが通り過ぎる。
「回避成功、攻撃開始!」
「「攻撃開始!」」
回避したガンチョッパー達は方向転換してリ・ガズィを追う。
「見せてもらおうか。他の世界のザクの性能とやらを」
「この風、この肌触りこそ戦争よ!」
「オルテガとマッシュがいなかろうが黒い三連星の力を見せてやる!」
シャア専用ザクUがザクマシンガン、グフが「5連装75oマシンガン(別名 フィンガーバルカン)」、ドムがジャイアントバズをザッパーザク達に撃つ。
「痛って!おいなんだよ!俺達に似たようなのが出てきて攻撃してきたぞ!つかあの声ってコマンダー様ぁ!?」
「くそっ、なんだよあいつらは!」
「う〜。俺、負けないドム〜!」
シャア専用ザクU達の攻撃を避けながら自分達と似た姿をしているシャア専用ザクU達に戸惑っているザッパーザクとグラップラーグフ。
それを気にすることなく、対抗意志を燃やすデストロイヤードムはシャア専用ザクU達にDTバズーカを発射する。
「照準が甘いな」
「ふっ!」
「おっと!」
デストロイヤードムが放ったDTバズーカのロケット弾をシャア専用ザクUは上に上昇、グフは右に跳び、ドムは左に移動して回避する。
「ちくしょう。こうなったらやってやるぞ!」
「近づけば俺の距離だ。援護しろ!」
「んな余裕あるかよ!」
「逃がさない〜!」
デストロイヤードムが反撃をするとザッパーザク、グラップラーグフも反撃に出る。
ザッパーザクはシャア専用ザクUにFZマシンガンを連射し、グラップラーグフはヒートサーベルを取り、グフに向かっていき、デストロイヤードムはドムを追いかけながらDTバズーカを撃つ。
グラップラーグフはザッパーザクに援護するよう言うが余裕がないためザッパーザクは拒否する。
「撃ってくるか」
「ほぉ、自ら向かってくるか。いい度胸だ」
「オルテガとマッシュががいなかろうが黒い三連星の力を見せてやる!」
放たれたFZマシンガンの弾をシャア専用ザクUは空中でサブスラスターを使って左に回避し、砂浜着地後、左に走りながらザクマシンガンで対抗する。
近接戦をするため自ら向かってくるグラップラーグフに嬉しそうに言うグフは5連装75oマシンガンを撃つのを止め、シールド裏から「ヒートサーベル」を抜き、グラップラーグフと同じように向かっていき、近接戦を仕掛ける。
砂浜を疾走し、デストロイヤードムのDTバズーカを前後左右に避けながらドムもデストロイヤードムにジャイアントバズを向け、ロケット弾を撃ち返す。
「サイクロプス隊、作戦を開始するぞ」
「「「了解!」」」
ズゴックE、ハイゴックは両腕を前に出し、ガンダイバーに両腕部内蔵メガ粒子砲「ビーム・カノン」を一斉に発射。
「くっ!各機、海へ!」
「「「了解!」」」
ズゴックE、ハイゴックの一斉射撃を受けたガンダイバー1号機は攻撃をかわすためにガンダイバー3、5、7号機に海に入るよう指示を出し、指示に従ったガンダイバー3、5、7号機は1号機と共に海に入る。
「隊長、ガンダムもどきが海に入りました」
「予定通りですね」
「ああ。アンディ、ガルシア、ミーシャ、我々も海に入り、水中戦を仕掛ける」
ガンダイバー達が海に入るとズゴックE、ハイゴック達はビーム・カノンを撃つのを止める。
ハイゴック ガルシア機がズゴックEに報告し、ハイゴック アンディ機が予定通りであることを言うとズゴックEは頷き、ハイゴック達に水中戦を仕掛けることを告げる。
ズゴックE達は最初から水中戦を目論んでいたようだ。
「ん、ん、ん・・・」
「ミーシャ、身体を温めるのはいいが程々にな」
「んっ!・・・へへ!」
ハイゴック ミハイル機が何処からか取り出した水筒を本来コクピットのある部分に水筒の口を当て、中の飲み物?を飲んでいる。
ズゴックEが軽く注意をし、飲み終えたハイゴック ミハイル機が特に詫びることなく僅かに笑って水筒を仕舞い、それを確認するとズゴックE、ハイゴック達もガンダイバー達の後を追い、海に入る。
「さてキャプテンガンダム、貴方は俺が相手をしよう」
召喚したスーパー戦隊、仮面ライダー、MS達が戦闘を開始したのを見届けた俺は向かい合っているキャプテンに相手をすることを告げて、カードケースを探る。
「手始めはこれだな」
『MOBILE RIDE!』
「変身!」
『GUNDAM!』
カードケースから探って取り出したカードをドライバーに装填してトリガーを引き、以前時の庭園でのリボンズとの戦闘でも変身した機体、ガンダムに変身する。
「これまでとは違うガンダムか。それにその姿、私に似ている・・・」
『WEPON RIDE! BEAM RIFLE! GUNDAM SHIELD!』
「ガンダム、行きまーす!」
ガンダムに変身した俺を見てキャプテンは冷静に俺(ガンダム)の姿を見る。
その間にカードケースから取り出したカードをドライバーに入れ、WRでビームライフルとガンダムシールドを装備した俺はバックパックのスラスターを全開にし、キャプテンに急速接近しながらビームライフルを撃つ。
三人称SIDE
シグナムVSシンケンジャー
「・・・・・」
「「「「「・・・・・」」」」」
シグナムを包囲しているシンケンジャーはシンケンマルをシグナムに構えて動こうとせず、シンケンジャーに包囲されているシグナムもレヴァンティンを正面のシンケンレッドに構えながら、目を左右に動かすが身体は動こうとしない。
いや、正確には動けないのだ。
シンケンジャーもシグナムも互いの隙をついてから攻撃しようとしているが隙を見つけられず、どちらも今は互いを探り合っている状態だ。
(この者達、全く隙がない。・・・どう動く?)
ジャリッ
「・・・はあああっ!」
「!?っ!!」
シグナムが左足をほんの僅かに動かした直後、シンケンピンクが動き出した。
シンケンピンクが向かってくるとシグナムはシンケンピンクが向かってくる左斜め後ろに身体を向け、シンケンピンクが振るうシンケンマルをレヴァンティンで受け止める。
「「「はっ!」」」
シグナムとシンケンピンクが鍔迫り合いをしているとシンケンブルー、シンケングリーン、シンケンイエローも動き出した。
シグナムはシンケンピンクのシンケンマルを押し返し、払い除けるとシンケンイエローに向かっていく。
「!?」
自分に向かってきたことに戸惑ったのかシンケンイエローは一瞬たじろいだ。
「はあっ!」
「ああっ!」
その一瞬をシグナムは見落とすことなくレヴァンティンを下から上へすくい上げるように振るいシンケンイエローのシンケンマルを弾き飛ばし、シンケンマルを弾くと左上から斜めにレヴァンティンを振るい下ろし、シンケンイエローを斬り、レヴァンティンで斬られたシンケンイエローが胸の部分から火花を散らして後ろに飛ばされ倒れる。
「「はあああっ!」」
「っ!」
シンケンイエローを斬った直後、右斜め後ろからシンケンブルー、左斜め後ろからシンケングリーンがシンケンマルを振り下ろすとシグナムは後ろを振り返ると同時に左手に鞘を持ち、右手のレヴァンティンでシンケンブルーのシンケンマルを、左手の鞘でシンケングリーンのシンケンマルをそれぞれ受け止めた。
「殿!」
「今だぜ!」
「ああ!」
シンケンブルーとシンケングリーンがシグナムの両手を塞ぐとシンケンレッドに声を掛け、シンケンレッドは頷き、シグナムに向かって駆け出し、シンケンマルを構える。
「このっ!」
「ぐっ!があっ!」
「うおっ!?ぐおっ!」
正面からシンケンマルを構えたシンケンレッドが近づいてくる中、シグナムは両腕に力を入れ、シンケンブルーとシンケングリーンのシンケンマルを同時に押し返し、シンケンブルーのシンケンマルを弾くとレヴァンティンを左から右へと横に振るいシンケンブルーを斬り、鞘でシンケンマルを受け止めたままシンケングリーンの腹に左足で前蹴りを食らわせ、2体を離れさせた。
「はっ!」
「ふっ!」
シンケンブルーとシンケングリーンを離れさせたシグナムにシンケンレッドが斬りかかるとシグナムはレヴァンティンで受け止める。
シンケンマルを受け止めるとシグナムはシンケンマルを押し返して弾き、すぐさま右から左にレヴァンティンを振るい、シンケンレッドに斬りかかる。
「ぬんっ!」
シンケンマルを弾かれたシンケンレッドもすぐさまシンケンマルを振るい、迫りくるシグナムのレヴァンティンの刃を防ぐ。
「!」
レヴァンティンを防がれたシグナムは目を見開き、驚きの表情を見せるがその表情すぐに変わり、笑みを浮かべた。
「ふっ!つあっ!」
「んっ!」
今度はシンケンレッドがシグナムのレヴァンティンを押し返し弾くとシンケンマルを振り上げ、左斜めに振り下ろすがシグナムは素早くレヴァンティンで防いだ。
シンケンマルを防がれるとシンケンレッドは連続でシグナムに斬りかかり、シグナムも連続でシンケンレッドのシンケンマルを弾いていく。
「はあ!」
「ふっ!」
シンケンレッドがシンケンマルを横に振るうとシグナムは後ろに跳んで避け、そのまま空中に上がる。
「レヴァンティン!」
<Explosion!>
「紫電・・・一閃っ!」
空中に上がったシグナムは空中で動きと止めるとレヴァンティンのカートリッジをロード、レヴァンティンから空になった薬莢が排出されると刀身が炎を纏い、シンケンレッドに向かって急速降下し、右斜め上からシンケンレッドにレヴァンティンを振り下ろす。
「「ショドウフォン!」」
シンケンブルー、シンケングリーンがシンケンレッドの前に出ると変身ツールである「ショドウフォン」を取り出し、「筆モード」で空中に「壁」と「防」の文字を書く。
文字を書くとモジカラが発動し、シンケンレッド、ブルー、グリーンとシグナムの間にレンガの壁が出現する。
「何!?だが!」
突然目の前に壁が現れたことにシグナムは驚くが現れた壁を破壊しようとそのままレヴァンティンで壁に斬りかかる。
レヴァンティンの刃はシンケンブルーが作り出したレンガの壁を難なく切り裂く。
「っ!?」
しかし、シグナムは違和感を感じていた。
目の前の壁は確かに切り裂いたのに何かに防がれた感覚を感じている。
それもそのはず、シンケングリーンが書いた「防」のモジカラによってレヴァンティンが防がれたからだ。
「くっ!」
レヴァンティンを防がれたシグナムは後ろに下がって一度距離を取ってレヴァンティンを構え、シンケンジャー達も一度集まり、シンケンマルを構える。
「・・・・・」
「「「「「・・・・・」」」」」
剣を構えるシグナムとシンケンジャーは互いに動かずに睨み合っている。
「・・・っ!」
「「「「「はっ!」」」」」
睨み合っていたシグナムとシンケンジャーが同時に走り、再び互いに向かっていく。
ヴィータVS仮面ライダー2号、仮面ライダースーパー1、仮面ライダーゼクロス、仮面ライダーブラック、仮面ライダーJ
ヴィータを囲んだ仮面ライダー2号、仮面ライダースーパー1、仮面ライダーゼクロス、仮面ライダーブラック、仮面ライダーJは身構えた状態でヴィータの動きを見て、自分を囲んでいるライダー達をヴィータは睨んでいる。
「囲んだからっていい気になんなよ!」
そういってヴィータはグラーフアイゼンを握り、後ろに反転、スーパー1に向かって飛翔する。
「1人残らずぶっ倒してやる!」
スーパー1に向かって飛びながらヴィータはスーパー1の頭部を狙ってグラーフアイゼンを勢いよく横に振るう。
「チェンジ・パワーハンド!ふんっ!」
迫るグラーフアイゼンに対し、スーパー1は本来惑星開発用に開発され、5つの機能を持つ自身の腕「ファイブハンド」を換えるため、ベルトの腰にある「ファイブハンドボックス」に掛け声と共にスイッチに両手で触れ、通常である銀色の腕「スーパーハンド」が怪力となる赤色の腕「パワーハンド」に瞬時に転換装着され、腕の転換が完了すると両手を前に出し、グラーフアイゼンを受け止める。
「なっ!?」
スーパー1にグラーフアイゼンを手で止められたことにヴィータは驚きの表情を見せる。
「はっ!」
「うわっ!」
「くっそっ!「「とおおっ!」」・・・何!?」
「「ライダァアアアパァアアアンチ!」」
ブラック、ゼクロスのライダーパンチ
「ちぃっ!ぬわあっ!」
ブラックとゼクロスのライダーパンチをヴィータは両手を出し、シールドを展開して防ごうとしたが2体のライダーパンチに耐えきれずシールドが割れ、その衝撃でヴィータが後ろに飛ばされる。
「な、なんだよあのパンチ。普通じゃねぇ!・・・!!」
「ライダァアアアチョォオオオップ!!」
後ろに飛ばされたヴィータは勢いを殺して体勢を立て直し、ブラックとゼクロスのライダーパンチの威力に驚いていると今度はJがヴィータのいる高さまで跳躍し、Jの「Jチョップ」が襲い掛かる。
「くっ!」
襲い掛かるJのJチョップをヴィータは右にかわし、Jは重力に引かれて落下、ヴィータは後ろに下がると同時に上に上昇し、落下したJの方を向き、見下ろす。
Jが砂浜に着地するとその周囲にスーパー1、ブラック、ゼクロスが集まる。
「!?・・・1人足りない!・・・はっ!?」
ライダー達を見下ろした時、集結しているライダーの中に2号がいないことに気づいた時、後ろから気配を感じたヴィータが後ろを振り返る。
振り返るとそこには跳躍してヴィータに近づいた2号がいた。
「いつの間に!・・・!!」
2号に近づかれたことに驚いていると2号が右手でヴィータの左腕を掴んだ。
「しまった!離せ!」
腕を掴まれたヴィータは2号を振り払おうと腕を引くが2号を振り払うことが出来ない。
「ライダー返し!」
「うわあああっ!」
相手を引っ張り返して地面に叩きつける技「ライダー返し」で2号は空中で引いたヴィータの腕を引っ張り返し、砂浜に向かって投げ飛ばす。
投げ飛ばされたヴィータは砂浜に向かった頭から落下していく。
「ぐううっ!!」
落下中にヴィータは飛行魔法を使い、砂浜に激突する前に姿勢を立て直して着地、跳躍した2号も砂浜に着地するとスーパー1達が2号に集まる。
「てめぇら、・・・・・調子に乗んな!」
<Schwalbe fliegen>
「てりゃあっ!」
ヴィータは指の間に鉄球を4つ出現させて宙に投げ、シュワルベフリーゲンを発動、4つの誘導弾がライダー達に向かっていく。
「があっ!」
「ぐっ!」
「だああっ!」
「うわあっ!」
「くううっ!!」
襲い掛かってくるシュワルベフリーゲンをなんとか迎撃しようとするライダー達だがシュワルベフリーゲンの速さとサイズの小ささで撃墜することが出来ず、ライダー達はシュワルベフリーゲンを受け、倒れる。
「てめぇらなんかに負けられるかよ!アイゼン!」
<Raketen form!>
「全員、ぶっ飛べぇえええええ!!」
ライダー達がシュワルベフリーゲンを受けて倒れるとヴィータはカートリッジをロード、グラーフアイゼンをラケーテンフォルムに変形させ、叫びながらロケット推進でライダー達に突っ込んでいく。
ザフィーラVSダイレンジャー
「「「「「「はあああっ!」」」」」
ザフィーラを囲んでいたダイレンジャー達は一斉にザフィーラに向かって駆け出す。
「近づけなどさせん!鋼の軛!」
「はッ!」
「っ!!」
鋼の軛を跳び越えたリュウレンジャーはザフィーラに向かって落下していくと右腕を引き、拳を突き出す。
リュウレンジャーにすぐに気付いたザフィーラは左に避ける。
拳を避けられたリュウレンジャーは着地してすぐに今度は右足で顔を狙っての回し蹴りを繰り出す。
「ふっ、であああああっ!」
リュウレンジャーの回し蹴りを左腕で防ぎ、払い除けたザフィーラはリュウレンジャーの顔に右拳を突き出す。
「はっ!とりゃあっ!」
「おおおっ!?」
ザフィーラの拳を首を右に傾けかわしたリュウレンジャーは両手でザフィーラの右腕を掴み、ザフィーラに背中を向けるとザフィーラを投げ飛ばした。
「ぐうっ!」
投げ飛ばされたザフィーラは空中で身体を捻って体勢を立て直し、足で砂浜に着地する。
「「「「はああああっ!」」」」
砂浜に着地するとシシレンジャー、テンマレンジャー、キリンレンジャー、ホウオウレンジャーが鋼の軛を跳び越えてくる。
4人は着地後、前後左右から同時にザフィーラに向かっていく。
「うおおおおっ!」
最初に攻撃を仕掛けたのは正面から向かってきたシシレンジャーだ。
右ストレートをザフィーラの顔を狙って繰り出す。
「ふんっ!」
シシレンジャーの出した右ストレートをザフィーラは身体を捻って右にかわすと突き出されたシシレンジャーの右腕を掴む。
「であっ!」
「うわっ!?」
「どわああっ!!」
シシレンジャーの腕を掴んだザフィーラは身体を右に向け、シシレンジャーを投げ飛ばした。
シシレンジャーが投げ飛ばされた先にはザフィーラの右側から向かって来ていたキリンレンジャーがおり、投げ飛ばされたことでシシレンジャーとキリンレンジャーはぶつかり両者とも倒れる。
「とりゃああっ!!」
「んっ!」
テンマレンジャーがザフィーラに右足でミドルキックを繰り出すがザフィーラは上に飛び回避する。
「はあああっ!」
「おおおおおっ!!」
「きゃっ!」
ザフィーラが飛ぶと後ろから同じく跳んだホウオウレンジャーが近づき、右ストレートを放つがザフィーラは振り向くと同時に左足で回し蹴りを出し、ホウオウレンジャーに食らわせた。
ホウオウレンジャーが回し蹴りを受け砂浜に落下し、倒れるとリュウレンジャー、シシレンジャー、テンマレンジャー、キリンレンジャーが急いで駆け付け、ホウオウレンジャーを庇うように前に立ち、上にいるザフィーラを見上げている。
「でぇえええええりゃああああっ!!」
地上にいるダイレンジャー達と再度戦うためにザフィーラは右の拳を強く握り、雄叫びを上げながらダイレンジャーに向かって急降下していく。
ゼロVS騎士ガンダム
「はああああッ!!」
「てあああああっ!!」
真騎士ガンダムが連続で繰り出すスピアをゼロはヴァトラスソードで弾き、プリティス・シールドで防ぎ、そして身体を捻り、傾けたりしてかわしていく。
ゼロも真騎士ガンダムに反撃してヴァトラスソードで連続で斬りかかる。
しかし真騎士ガンダムはヴァトラスソードを身体を捻るだけの僅かな動作だけで全て避け、スピアでヴァトラスソードを受け止める。
「強い!それ程の力を、貴方程の騎士ガンダムが何故あのような者と!」
「君がどのように思おうと関係ない。私は騎士として主に従い、私が信じる正義のために、私は、我々は君達を倒す!」
鍔迫り合いながらゼロは真騎士ガンダムに問いかける。
ゼロの問い掛けに答えるとスピアでヴァトラスソードを押し返した。
「くっ!」
「悪よ!滅びろぉおおおおおっ!!」
ヴァトラスソードを押し返されたことで体勢を崩したゼロにスピアを突き出す。
真騎士ガンダムのスピアはゼロの胸を突き刺し、背中まで貫通した・・・・・と思えた。
「!?」
よく見るとゼロは真騎士ガンダムのスピアの突きを左にかわし、スピアを左脇に挟み、離れなれないよう左手でスピアを掴んでいる。
それを見た真騎士ガンダムは僅かに驚きの声を漏らした。
「私達は悪ではない!そして、私達にも己の信じる正義のために、大切なもののためにも、倒れるなどという美しくないことはしない!」
「ふっ!」
スピアを挟み、掴んだまま右手のヴァトラスソードを真騎士ガンダムに振り下ろすが真騎士ガンダムはスピアを手放して後ろに後退、ヴァトラスソードをかわす。
真騎士ガンダムがスピアを手放し離れるとゼロは挟み、掴んでいたスピアは投げ捨てる。
「お前のその志、とても強いものを感じた。ならば、どちらの志が強いか、ここで証明して見せよう!」
「望むところ!」
ゼロから離れた真騎士ガンダムはゼロの強い志を感じながらゼロを睨み付けるようにゼロを見ながら左手に持つ盾「ナイトシールド」に収納されている剣「ナイトソード」を引き抜き、ゼロにナイトソードを向け、ゼロも真騎士ガンダムにヴァトラスソードを向ける。
「「うおおおおおおっ!!」」
互いに剣を向けた2体は同時に叫びながら同時に互いに向かっていく。
爆熱丸VS真武者頑駄無
「とぉおおおりゃああああっ!!」
爆熱丸が両手の五聖剣で連続で真武者頑駄無に斬りかかる。
しかし、爆熱丸の連続斬りを真武者頑駄無はたった1本の太刀で容易く防ぐ。
「どうした?貴殿の力はその程度の物か?」
「まだまだぁ!」
全ての斬撃を防がれ、僅かに肩で息をしている爆熱丸に真武者頑駄無が尋ねるが爆熱丸は負けじと真武者頑駄無に向かっていき、右手の五聖剣之道を振るうがこれも防がれ、受け止められる。
「貴殿のその気迫は良し。・・・だが、それだけで我に勝とうなど片腹痛い!」
「くうっ!」
真武者頑駄無が受け止めていた五聖剣を振り払うと爆熱丸は後ろに飛ばされる。
爆熱丸が後ろに飛ばされると真武者頑駄無は背中にマウントしていた火砲「種子島」を右手に取り、爆熱丸に向ける。
「これで討ち取ってくれる!」
真武者頑駄無が引き金を引き、種子島から1発の銃弾が放たれた。
「っ!てりゃああああっ!!」
種子島を撃たれた爆熱丸は左手の五聖剣之武を振り上げ、正面に振り下ろした。
キンッ
五聖剣之武を振り下ろした際、僅かに金属がぶつかった音が響く。
五聖剣之武を振り下ろした爆熱丸はそのまま両手の五聖剣を真武者頑駄無に向けて構える。
種子島で撃たれたはずなのに何故爆熱丸に何も起こらないのか?
その答えは放たれた銃弾を爆熱丸が斬ったからだ。
先程の金属音は五聖剣之武で弾丸を斬った音だ。
「・・・・・」
種子島の銃弾を斬られた真武者頑駄無は無言のまま再び種子島を爆熱丸に向け、今度は2発撃つ。
「ふんっ!でああっ!!」
キンッ、キンッ
真武者頑駄無が種子島を撃つと爆熱丸は最初に五聖剣之武を振るい、続けて五聖剣之道を振るう。
2本の五聖剣を振るった際、どちらからも僅かな金属音を聞こえ、今度も爆熱丸は倒れずに立っている。
「ほぉ、只のまぐれではないようだな。よかろう、もうしばし相手をしよう」
種子島の弾を防いだのが偶々でないことを把握した真武者頑駄無は種子島をバックパックに戻し、バックパック左にマウントしてある薙刀「電光丸」を取り、構える。
「さあ、来るがよい」
「うおおおおおおっ!!」
電光丸を構えた真武者頑駄無がそういうと爆熱丸は真武者頑駄無に向かって行き、爆熱丸が向かってくると真武者頑駄無も爆熱丸に向かって駆け出した。
ガンイーグルVSνガンダム
「当たれぇ!」
空中からガンイーグルが砂浜にいるνガンダムに向けてエアリアル・ビームライフルからビームを連続で放つ。
「攻撃が雑すぎる!」
ガンイーグルから連続で放たれるビームをνガンダムは低空飛行で加速、減速、左右に動いて回避し、シールドを持った左腕をガンイーグルに向け、シールドに内蔵されている「ビームキャノン」を連射する。
「うわっ!くそっ!」
ビームキャノンを辛うじて回避し、ガンイーグルも負けじとエアリアルビームライフルで反撃する。
放たれたビームをνガンダムはバックパックのメインスラスターを噴射して上昇して回避し、ビームは砂浜に着弾する。
上昇したνガンダムは右手のビームライフルを投げ捨て、空いた右手を背中に伸ばし、ビームサーベルを取る。
「近づけさせてたまるか!・・・うっ!!」
ガンイーグルがエアリアルビームライフルを構え、ビームを撃とうするがνガンダムが頭部60oバルカンで牽制、頭部の側面から空になった薬莢が排出され、バルカンの弾が命中しガンイーグルは怯んでしまう。
ガンイーグルが怯んでいる隙にνガンダムはガンイーグルに近づき、ビームサーベルを振り上げる。
「くっ!ぬおおおおっ!」
バルカンの弾に耐えながらガンイーグルは背中に左手を伸ばし、ビームサーベルを抜き、振り下ろされるνガンダムのビームサーベルを受け止めた。
ビームサーベル同士の接触によりスパークが発生し、火花が激しく散る。
「・・・負けるかぁあああっ!」
鍔迫り合うビームサーベルを押し返して振り払い、ガンイーグルはνガンダムの頭部にエアリアル・ビームライフルの銃口を向け、トリガーを引き、ビームを放った。
「ちぃいっ!」
νガンダムは全速で後ろに後退し、身体を後ろに倒してビームを回避する。
仰向け状態で後退するとνガンダムはその状態で背中のバックパックにマウントしている280mm口径の「ニューハイパーバズーカ」からロケット弾をガンイーグルに放った。
「なっ!?ぐああああっ!」
ニューハイパーバズーカのロケット弾がガンイーグルの胸部に直撃、爆煙でガンイーグルが見えなくなる。
爆煙からガンイーグルが姿を現すがガンイーグルは落下していき砂浜に墜落する。
「があ!ぐうっ!」
墜落による衝撃と、非殺傷設定とは言えどニューハイパーバズーカのダメージにガンイーグルは苦痛の声を漏らす。
「・・・やったか?」
砂浜に着地したνガンダムは右手に持っていたビームサーベルを左手に持ち替え、足元にある先程投げ捨てたビームライフルを拾い、倒れているガンイーグルを見る。
「・・・くぅっ・・・」
νガンダムが見ている中、ガンイーグルが動き出す。
「ま・・・まだ・・・だ・・・」
至る所から電流が流れている身体でガンイーグルはゆっくりと立ち上がり、ふらつきながらもνガンダムにエアリアル・ビームライフルとビームサーベルを構える。
「・・・・・やはりまだ立ち上がるか」
出来ることなら立ち上がってほしくなかったと思っていたνガンダムはそう声を漏らすとガンイーグルにビームライフルとビームサーベルを構える。
ガンチョッパーVSリ・ガズィ+BWS
空中
「そこっ!」
「くっ!」
現在空中ではリ・ガズィBWSとガンチョッパー達によるドッグファイトが繰り広げられている。
ガンチョッパー6達の後ろを取ったリ・ガズィBWSが後ろからビームキャノンを発射し、ビームがガンチョッパー6号機の右側面を掠める。
6号機が攻撃を受けるとガンチョッパー4号機が6号機を掩護するため空中で変形し、リ・ガズィBWSの方を向き、ビームガトリングを構える。
「迂闊だぞ!」
しかし、援護のために変形し振り向いたことで動きが止まり、ビームガトリングの構えと発射が遅い4号機にリ・ガズィBWSが先にBWS先端部に装備されている「大口径ビームキャノン」を撃った。
「うわっ!」
撃たれて直ぐに動いたので4号機にダメージはないが放たれたビームはビームガトリングに命中し、誘爆を恐れ4号機が投げ捨てるとビームガトリングは爆発を起こした。
ピピー!
「!?」
4号機のビームガトリングを破壊した直後、リ・ガズィBWSの警報が鳴る。
リ・ガズィBWSの右側を取ったガンチョッパー2号機から無数のビームの雨とミサイルが放たれ、リ・ガズィBWSに迫ってきていた。
「ちぃっ!」
リ・ガズィBWSはすぐに機体を左に大きく傾け、ミサイルとビームを避けようと左に旋回する。
「うっ!」
ミサイルは全て回避することが出来たが、ビームガトリングの一発がBWSの左翼に命中、被弾してしまう。
「左翼に被弾!?やるな!・・・!!」
被弾させたことに感心していると態勢を立て直したガンチョッパー達がリ・ガズィBWSの後ろを取り、ビームガトリングを撃ってくる。
後ろを取られたリ・ガズィBWSは振り切ろうとするがガンチョッパー達は追ってくる。
スピードを上げようとスラスターを噴射するがリ・ガズィBWSの機体がグラグラと左右に揺れる。
「左翼の被弾のせいで姿勢制御が。くっ!」
さっきの被弾の影響で姿勢制御に問題が起きいることを口に漏らしているとガンチョッパー達のビームガトリングの一発が今度はBWSの左スラスターに被弾した。
「左の推進装置にも被弾。出力が低下している。仕方ない!」
ガンチョッパーの攻撃でBWSのスラスターに被弾し、スラスター出力が低下し速度が落ちる。
このままでは距離が縮まり、反撃出来ずに集中砲火を受けることを悟ったリ・ガズィBWSは右に180度急旋回して正面からガンチョッパーに向かって行く。
向かってくるリ・ガズィBWSにガンチョッパー達は一斉射撃で迎撃する。
攻撃を受け続けるリ・ガズィBWSはスラスターを全開にする。
ガンチョッパーに向かって一気に加速しようとした直後、リ・ガズィとBWSが2つに分かれた。
BWSと離れたリ・ガズィは砂浜に向かって落下していき、リ・ガズィと離れたBWSはそのままガンチョッパー達に向かって飛んでいく。
「!?分離出来るのか!」
「あの機体、我々に似ています!」
落下していくリ・ガズィは落下中に姿勢を整え、右手に持った「ビームライフル」を構える。
だが、その照準はガンチョッパーではなく、ガンチョッパー達に向かっていく今離れたBWSだった。
狙いを定めたリ・ガズィがトリガーを引き、ビームを撃つ。
放たれたビームは狙い通りBWSに命中、ビームが貫くと残っていた推進剤等に引火しBWSがガンチョッパー達の前で爆発を起こす。
「「「うわああああっ!?」」」
BWSの爆発による爆風に煽られ、ガンチョッパー達はバランスを崩すが直ぐに体勢を立て直す。
「!!ぐああっ!」
「4号機!!ぐっ!」
その直後爆煙の中から3発のミサイルが飛び出すと2発がガンチョッパー4号機の左胸と右肩に着弾、砂浜に落下していく。
落下していく4号機を2号機が叫ぶと爆煙の中、いや向こうからビームが飛来し、左腕のミサイルランチャーを撃ち抜き、爆発を起こす。
ビームが放たれたのとミサイルランチャーの爆発による爆風で爆煙が晴れると砂浜でガンチョッパー2号機と6号機にビームライフルを構えているリ・ガズィが見えた。
「いくぞ!」
リ・ガズィは「シールド」を身体の前に出し、ビームライフルを構えた状態でスラスターを噴射、砂を舞い上がらせ、ガンチョッパーに向かって空に跳ぶ。
海中
ガンダイバーVSズゴックE、ハイゴック
地上、空中に続いて今度は海中。
12月という寒さの厳しい冷たい海の中で水中戦が繰り広げられている。
「ふっ!」
「おおっと!」
海中ではズゴックEがガンダイバー1号機に急接近し右腕のアイアン・ネイル「バイス・クロー」を繰り出すが1号機は攻撃を回避する。
「ほぉ。中々いい動きをしているな。あの機体」
自身の攻撃を避けた1号機にズゴックEは感心し、バイス・クローを避けられると後退し、1号機との距離を取る。
「うわあっ!」
「ちっ!ようやく当たったと思ったらたった1発だけかよ。・・・っ!?」
水中での形態「サブマリンフェイズ」に変形していたガンダイバー5号機にハイゴック ミハイル機が「魚雷発射管」から放った魚雷が命中、5号機はすぐに変形し体勢を立て直す。
一方魚雷は命中したが4発撃ったにも関わらず命中したのがたったの1発だけだったことに不満そうにハイゴック ミハイル機が愚痴をこぼしていると左斜め上から接近してきたガンダイバー7号機がハイゴック ミハイル機に「ビームブーメラン」を投げ、それに気づいたハイゴック ミハイル機はビームブーメランを左に回避する。
「隊長、このガンダムもどき共、意外にやりますぜ!」
「ああ、正直侮っていたな。各機、慎重に相手をしろ。でなければやられるぞ」
「「「了解!」」」
ハイゴック ガルシア機が魚雷でガンダイバー達を牽制しながらズゴックEにガンダイバー達に意外に手こずることを言うとズゴックEも同意し、ハイゴック各機に注意を呼びかける。
各ハイゴックは返事を返すとズゴックEと共にガンダイバー達に魚雷を一斉に発射する。
発射された魚雷をガンダイバー達は回避していく。
「ぐっ!」
一斉に放たれた魚雷の1発がガンダイバー3号機の左肩に命中し、動きが止まる。
「よし!」
「アンディ!?」
3号機の動きが止まるとハイゴック アンディ機が3号機に向かっていき、突然の行動にズゴックEは驚きの声を出す。
「近づいて仕留めます!」
「待て!焦るなアンディ!」
3号機を仕留めようとするハイゴック アンディ機をズゴックEは止めようと叫ぶ。
ハイゴック アンディ機が3号機に近づく中、ハイゴック アンディ機の右側から放たれた魚雷が目の前を通り過ぎる。
「な、何だ!?」
突然の魚雷攻撃にハイゴック アンディ機は動きを止め、モノアイを動かし右側を見る。
そこには右腕を伸ばした1号機がいた。
「避けろアンディ!」
「え?「ピピー!」・・・っ!?」
「はああっ!!」
右にいる1号機を見ていると突然慌てた声で叫ぶズゴックEになんのことが理解出来ずにいると今度は正面から警報がなる。
慌ててモノアイを戻し、正面を見ると3号機が接近し、ハイゴック アンディ機の胸に「シュノーケルビームトライデント」を突き刺した。
「があああああっ!!」
「アンディイイイイッ!!」
胸を突き刺されたハイゴックアンディ機は悲鳴を上げ、ズゴックEが叫ぶ。
3号機がシュノーケルビームトライデントを引き抜き離れるとハイゴック アンディ機は爆発、残骸が海の底に向かって落ちていく。
「アンディがやられやがった・・・」
「バカ野郎め・・・」
「ガルシア、ミーシャ、これで分かったはずだ。ガンダムもどきであっても敵は我々が思っているよりも手練れだ。油断や焦ればアンディの二の舞を踏むことになる。気を引き締めて掛かれ!」
「「了解!」」
仲間が撃墜されたことにハイゴック ミハイル機、ガルシア機が残骸を見ながら感傷に声を漏らし、ズゴックEは部下を失い、悔やみながらも冷静を保ちハイゴック ミハイル機、ガルシア機に気を引き締めるように告げ、3機は同時にガンダイバー達に攻撃を再開する。
砂浜
ザッパーザクVSシャア専用ザクU
「うらうらうらぁああっ!」
再び地上の砂浜での戦闘ではザッパーザクがシャア専用ザクUにFZマシンガンを連射しているが砂浜を走り、スラスター噴射による跳躍、空中での細かなスラスター操作で機体に弾が当たることなく、シャア専用ザクUは攻撃を回避している。
「何で当たんねぇんだよ!!」
「凄まじい弾幕だが、照準が全くなっていないな。例え弾幕が凄まじかろうと当たらなければどうということはない。私が射撃の見本を見せよう」
自身の射撃が当たらずイラつくザッパーザクにシャア専用ザクUは照準が定まっていないことを指摘、砂浜に着地するとザクマシンガンをザッパーザクに向けるとすぐにトリガーを引き、弾丸を連射する。
「ぬおっ!いてっ!」
シャア専用ザクUのザクマンガンから放たれた弾は全弾外れることなくザッパーザクに命中し、ザッパーザクは怯む。
「いででで!なんだよあいつ!射撃正確すぎだろ!ならこいつで!」
弾を受けて痛がりながらシャア専用ザクUの高い射撃性に驚きながらも反撃を試みようと右手のFZマシンガンを仕舞い、ガトリングガンを構える。
「撃たせんよ」
それを見たシャア専用ザクUは銃身を下げて弾を撃つ。
放たれた銃弾はザッパーザクに当たらず、周囲の砂浜に着弾し、砂埃が舞う。
「むおっ!?ゲホッゲホッ!み、見えねぇぞ!」
砂埃で咽ながら見えなくなった周囲をキョロキョロしシャア専用ザクUを探す。
すると正面の砂埃に影が見えるとそこからシャア専用ザクUが飛び出してきた。
「なんだと!?うおっ!?」
突然正面から現れたシャア専用ザクUは左手に持ったヒートホークを振り下ろし、突然正面から現れたシャア専用ザクUに反応することは出来ずザッパーザクはガトリングガンの砲身を斬り落とされる。
「この野郎!」
ガトリングガンを斬られたザッパーザクはシャア専用ザクUにFZマシンガンを向けようとするがそれよりも速くシャア専用ザクUは後ろに跳んで距離を空ける。
「だああっ!避けるなよお前!」
「無茶を言うザクだ」
攻撃を避けるシャア専用ザクUにザッパーザクは避けるなと怒鳴りながら再びFZマシンガンを向け、ザッパーザクの無茶な言葉にシャア専用ザクUは苦笑い気味に言うとザクマンガンを構え、両者とも銃撃戦を再開する。
グラップラーグフVSグフ
「であああっ!」
「ほぉ。流石にグフタイプなだけのことはある。近接能力は大した物だ。しかし、まだまだ甘いな」
ヒートサーベルでグラップラーグフのヒートサーベルを弾き、次にシールドで鉤爪を押し返し、間合いが開くとグフは左腕を前に伸ばし、フィンガーバルカンを撃つ。
「ぐうっ!くそっ!」
フィンガーバルカンによる攻撃を受け、グラップラーグフはすぐにグフから離れる。
「逃がさんぞ!」
離れるグラップラーグフにグフはヒートサーベルを左手に持ち替えると右腕に内蔵されている電磁鞭「ヒートロッド」を出し、グラップラーグフに向かって振るう。
「何!?があっ!」
ヒートロッドがグラップラーグフの胸に当たり、グラップラーグフは後ろから砂浜に倒れる。
「ザクとは違うのだよ。ザクとは!」
「ちっ・・・くしょう!舐めるな!」
グフは人格の基であるランバ・ラルの名セリフを言いながらグラップラーグフに近づき、倒れているグラップラーグフは立ち上がり、ヒートサーベルを構えてグフに向かって走り出す。
「もう一度ヒートロッドを喰らえ!」
向かってくるグラップラーグフにグフは再びヒートロッドで攻撃する。
「っ!ふっ!」
「な、なんだと!?」
振るわれたヒートロッドを身体を右に捻って避けると左手でヒートロッドを掴み、引っ張る。
ヒートロッドを掴まれたことにグフが驚く中、グラップラーグフはヒートロッドをヒートサーベルで切
る。
「む!おお!?」
「うおりゃ!」
ヒートロッドを切られたことでグフはバランスを崩し、後ろに倒れそうになる。
バランスを崩したグフにグラップラーグフは一気に近づき、ヒートサーベルを横に振るう。
「くっ!ぐあああっ!」
迫りくるヒートサーベルの刃をかわそうとグフはスラスターを噴射し後退するが完全に回避することは出来ず、グラップラーグフのヒートサーベルの刃はグフの胸のコクピット部分の装甲を切り、一筋の傷を作った。
「ぐっ!むぅううっ!!」
胸を切られたグフは右手で胸の傷を押さえながら左膝を砂浜に付け、片膝立ちになる。
「どうだ!俺様の力、思い知ったか!今ここで降参すれば命は助けてやってもいいぜ?」
「・・・・・ふ、ふふふ」
グラップラーグフがグフに降参するかどうか尋ねるがグフは僅かに笑ってゆっくりと立ち上がる。
「まさか傷をつけれるとはな。面白い!」
「おいおい、まだやるのかよ・・・」
嬉しそうに言いながら右手にヒートサーベルを持ち、シールドを構え、まだ戦う気でいるグフを呆れながらグラップラーグフもヒートサーベルと鉤爪を構え、互いに睨み合っている。
「ゆくぞぉ!」
「来い!」
グフの掛け声と同時に互いにモノアイを光らせ、互いに向かって走り出す。
デストロイヤードムVSドム
「当たれ当たれ〜!」
砂浜をホバー移動しているドムにデストロイヤードムはDTバズーカ、マシンガンを乱射する。
しかし、ジオン軍のエースパイロットであるガイア大尉の人格を持つドムはそれらの弾を特に苦戦することなく回避する。
「射撃の精度が低すぎる。こんな奴が俺とほぼ同じ機体とは、情けなく感じてくるぞ!そんな攻撃で俺に当てられると思っているのか!」
デストロイヤードムの低レベルな射撃精度に情けなく感じながらドムは叫びながら右足を外側に伸ばし、左足を軸に円を描くように一回転する。
ドムが回転するとホバーによって砂が舞い上がりドムの姿が見えなくなる。
「あら、見えない」
砂埃で相手を視認出来ずデストロイヤードムが戸惑っているとデストロイヤードムから見て、右からドムが砂埃の中から出てきた。
「見ぃつけた」
ドムの姿を確認したデストロイヤードムは直ぐにDTバズーカの砲口をドムに向け、トリガーに力を入れる。
カッ!
「うわっ!眩しいぃ!!」
トリガーを引こうとした時、ドムの胸部にある「拡散ビーム砲」による目くらましを食らいデストロイヤードムが怯んだ。
その隙にドムはデストロイヤードムに向かって加速すると同時にジャイアントバズを左手に持ち替え、右手をバックパックに伸ばす。
背部ラックに装着されている「ヒート・サーベル」を取り、刀身が赤く発光するとドムはすれ違いざまに下からヒート・サーベルを振るい、デストロイヤードムのDTバズーカの砲身を切る。
「あっ!」
「喰らいな!」
「ぐおっ!」
DTバズーカを切られたことに気を取られているとすれ違ったドムは右足を軸にして反転し、デストロイヤードムの背中にジャイアントバズを撃ち込んだ。
「い、痛い〜」
背中にジャイアントバズを受けて痛がりながらデストロイヤードムはドムの方を向く。
「くそ!仕留めそこなった」
「もう怒った!」
仕留められなかった悔しさをドムが口に出すと愛用のバズーカを切られたに加え、背中から攻撃を受けたデストロイヤードムはかなり怒っており、ドムに向けてまだ残っているマシンガンを連射する。
「しつこい奴め!」
ホバーで急加速してマシンガンの弾を全弾回避し、まだ攻撃してくるデストロイヤードムにしぶとく思いながらジャイアントバズを構え、ロケット弾を放つ。
後書き
ARXー7アーバレスト「お待たせしました。四十六話、投稿です!」
『JOKER! MAXIMUM DRIVE!』
健悟「ライダーパンチ!おりゃあああっ!」
ARXー7アーバレスト「ぶべらっ!?」
健悟「ふぅ」(変身解除)
ARXー7アーバレスト「いきなり何すんの!?死ぬかと思ったよ!!」
健悟「シャラップ!全く何やってるんだお前は!」
アポロン「更新遅れているに加え、また話が伸びてますね。毎度のことですが」
ARXー7アーバレスト「しょうがないじゃん!戦闘シーンってなんか書くと止まらなくなるし、前回ので切る部分間違えて文字数が足りなかったんだもん!」
健悟「それをどうにかするのがお前の仕事だろ」
アポロン「同感です」
ARXー7アーバレスト「・・・・・はい」
健悟「さて、話を本文に変えようか」
アポロン「戦闘シーンはなんとういか力の入り具合に凄くバラつきがありますね」
ARXー7アーバレスト「なんか以外に難しくてねぇ。戦闘が基本近接に限定されると辛い。攻撃手段が限られるから」
健悟「まあ近接ばっかりの連中が多いからな」
アポロン「マスターとキャプテンの戦闘シーンは次回に持ち越しですか?」
ARXー7アーバレスト「残念ながら。一番力入ってるのに、本当に残念だよ」
健悟「しかも、また新たに4体召喚するしな」
ARXー7アーバレスト「おっと健悟君、そのっから先はまだ言っちゃ駄目!お楽しみにしなくちゃ」
健悟「わりぃ」
アポロン「というか前回の最後に『戦闘中に新たに増援召喚に加え、終盤では新たな者達がシグナム達の味方として登場します!』と予告したのに」
ARXー7アーバレスト「その件に関しては、読者の皆様には本当に申し訳ないことしたと思ってる。申し訳ありません」
アポロン「ところで話を大きくされますが」
ARXー7アーバレスト「どうしたの?」
アポロン「ヴァイスシュバルツの岡山と大阪のシンフォギアタイトルカップはどうでしたか?」
ARXー7アーバレスト「一回戦で負けました」
健悟「どんまい。ちなみにデッキの内容は?」
ARXー7アーバレスト「青の翼デッキ。相手の岡山では赤のマリアデッキ、大阪では緑の調、切歌デッキに負けた。強い」
アポロン「作者は友人間の身内ではタイトルミラーするとほぼ6、7割近い勝率なのですが、他人とやるとかなり弱いため、友人達からは『身内キラー』と呼ばれてしまってるそうです」
健悟「そりゃ、そんなんしてたらそう呼ばれるわ」
ARXー7アーバレスト「まあそれは置いといて次回予告しよう」
健悟「逃げに入ったな」
アポロン「これもいつものことです」
ARXー7アーバレスト「酷い。とりあえず次回予告なんですが投稿最優先にしたため思いつかなかったので今回は普通にやります」
健悟「手抜きかよ!最近ほんとうにひどいな!」
アポロン「今回は本当に最低ですね。全てにおいて」
ARXー7アーバレスト「うるさいな!健悟君、兎に角頼む!」
健悟「はいはいっと。え〜次回、少年が望んだ世界と力『第四十七話 騎士と戦士 後編』です」
ARXー7アーバレスト「今回も投稿の遅れに加え、予定よりも話がまた1つ増えたこと等、楽しみにしてくださっている皆様、本当にすいません。次回こそ、この同じタイトルでなく、前回の予告通り、新たな増援召喚に加え、終盤でシグナム達に新たな味方を登場させますので今しばらくお持ちください!。それでは、次回もお楽しみに!!」
説明 | ||
第四十六話 騎士と戦士 中編 | ||
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3183 | 3013 | 0 |
コメント | ||
続きを楽しみに待ってます(yuki) 続きを楽しみに待ってます(秀介) |
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