魔法少女りりかるなのは ある意味チートな転生者 第五話
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「はやてー。ヴィーター。いくぞー」

 

「ちょう待ってなー」

 

 

下種い踏み台が主犯の誘拐から12日過ぎ、(多分)原作が開始される日になった。何故かあったジュエルシードを拾ったり、学校にいるやつ以外の踏み台(全員が下種、しかも前世が前世なんで救いの余地なし)を殺したりして過ごしたが、レアスキルが24になり、組合せ次第で一騎当千も楽々できるほどに凶悪なものと化した。まあ、最後のだけはやり過ぎたけど……。

 

 

『最初は「モブ風情が」とか言ってたけど、最終的には「死にたくない」だったよねぇ。しかも涙と鼻水、絶望と死の恐怖で表情がグチャグチャで自主規制に当てはまる状態だったね。ま、ザマァwwって感じだったけどね』

 

「だな」

 

「外道だよお兄ちゃん、ロキ」

 

「前世でもあんたらみたいのは流石にいなかったね。つうか、恐怖を植え付けて簡単に死ねず、死んでも何十回も復活できるようにした上で何度も処刑を実行するって前代未聞の処刑方だよ」

 

「狂華はあの場に居合わせたもんな。まあ、狂華だけが目撃者ってことが幸いだったかもな」

 

「ってなに人の家の前で物騒な話してんのや!?」スパァン

 

「いてっ」

 

 

当時の出来事を話題にしてたらはやてにハリセンで叩かれた。つうか、まだリハビリ中なんだから走るな。ザフィーラとクライドさんが慌てて車椅子を持ってきてんぞ。

 

 

 

 

 

 

「オイモブ「【ナイトメア・インパクト】!!」」

 

『グルルルァアアアアアアッ!!!』

 

ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ!!

 

「ゴピャッ!?」

 

 

教室に入ると無駄に顔立ちが整いすぎている銀髪オッドアイが絡んできたので迷わずスタンドを出し、ラッシュを放って撃退した。俺のスタンドである【ナイトメア・インパクト】は殴ったものに衝撃だけを与える能力を持ち、肉体的ダメージを出さずに相手を倒す事ができる。おまけにレアスキルの一つである((魂に刻まれた古の力|サイキックオアダークネス))のバベルの鎖の影響で周囲からすれば金髪が勝手にぶっ飛び、いつもの事か程度に認識されている。つまりリアル『僕は悪くない』がいつでも実行できるわけだ。

 

 

「外道すぎる表情だなオイ」

 

「ヨッ、蓮夜。まあ、自覚はしてるな。死やあいつの同類を殺す経験をしてたからこういう性格になったかもしれねぇ。つうか割り切らなきゃ色々とアウトだっての」

 

「だな。俺も俺で一種の汚れ仕事をやってたからそれは分かる」

 

「それを言ったらあたしもさ」(←狂華)

 

(((小学生らしくない会話だ……)))

 

(昔のアタシもそうだったな……)(←ヴィータ)

 

 

ぶっちゃけあの踏み台以外の転生者は俺らを含めて物騒な事にたずさってんだろうな。俺が食い殺したのも大抵が前世が犯罪者やら自分以外は全て有象無象の存在だと思っているやつとかそういうのばっかだったし。ちなみにさっきぶっ飛ばした転生者は―――

 

 

「きしょいわボケェ!!」

 

「ゲブゥ!」

 

 

錬金術と古科学を使うポニテのクラスメイト『((吉永|よしなが))((御那|みな))』にドロップキックをかまされていた。

 

 

 

 

 

「ムグムグ……そういやお前等は将来の夢とか考えてんのか? あ、蓮夜は除くが」

 

「おい」

 

 

昼休み。

やはり絡んできた銀髪を【ナイトメア・インパクト】で殴り飛ばし、御奈のドロップキックと蓮夜の風で沈めた後、別クラスにいる御奈の双子の妹である((香那|かな))を連れて屋上へ上がって昼食タイムだ。メンツは俺・瑠奈・狂華・蓮夜・アリサ・すずか・はやて・ヴィータ・御奈・香那・なのはの11人で現時点ではなのは以外は普通の一般人ではない。何せ魔導師(俺・はやて・ヴィータ)にやや人外(狂華・蓮夜・すずか)、特殊能力持ち(瑠奈・アリサ・御奈・香那)だからなぁ。まあ、なのはもなのはで将来魔王と呼ばれるからいっか。

 

 

「だってさ、蓮夜はアリサのd「飛燕流舞!」おっと」

 

 

突然の奇襲を避ける。襲撃者、もといアリサは顔を赤くして俺を睨んでた。

 

 

「当たりなさいよ!!」

 

「だが断る!」

 

 

アリサがテイルズの技を使えるのは誘拐事件の数日後、アリサに「守られるばかりじゃ嫌」と頼まれたので、((何でもありな調整者|オールチューニング))を使い、中の人繋がりで炎を操る能力とテイルズの術技(マルタ・ルアルティの術技)と使えるようにし、回転刃スピナー(デバイスに似たもので、普段は腕輪。刀に変化できる)を持たせた。現在ははやてと共に俺と蓮夜、狂華とヴォルケンリッター等戦闘慣れしている者達で指導しており、そこらのゴロツキなら単独で倒せるほどになっている。俺達からすればまだ駆け出しだがな。

 

 

「あ、アリサちゃん。今の動き何?」

 

「護身術よ、護身術。鮫島の知り合いの人から教えてもらってるの」

 

「あのキショ男対策も兼ねてんのか?」

 

「まあね」

 

 

アリサが言ってるのは(前者だけが)表向きのものだ。実は魔法とかできますとか厨二臭いし、護身術ならテイルズの技は誤魔化せるから十分である。

 

 

「話を戻すけど、アリサとすずか、御奈はある程度決まってるよね?」

 

「私はお父さんとお母さんが会社を経営してるから、いっぱい勉強してちゃんとあとを継がなきゃね」

 

「私は工学系で専門職にしようかなと思ってるの」

 

「ウチは万屋もどきや」

 

「そっか…」

 

「ま、将来なんざ早々に決められるわけねぇからな」

 

 

そう言いながら卵焼きを食べる。ちょいとばかし、砂糖を入れすぎたなこれは。

 

 

「慌てる必要はねえぞ。俺達もまだ決めてないしさ」

 

「そうだね」

 

「俺達って影くんと瑠奈ちゃんの事だよね?」

 

「それは私達も含まれてるんや」

 

「アタシとはやても影達と同じなんだよ」

 

 

はやてとヴィータは原作だと管理局入りだけど、この世界だとどうしようかって感じだ。保護者達がはやてに自分のやりたい事をやりなさいって言ってたからだろうな。ザフィーラ以外の3人もそれぞれ大学生活を満喫してるし(シグナムは剣道場の師範もしている)。ザフィーラは八神家の番犬(表向きはボルゾイ)として認知されている。

 

 

「私も……まだ将来はどうしようって感じなの……」

 

「キヒヒ。そういうわけでウダウダ悩む必要はなくなったわけだ」

 

「わかったけど、その嫌味たっぷりな笑みはやめてほしいの」

 

「「「「「「「「それは無理(や)(だな)(だね)」」」」」」」」

 

「何で息ピッタリで言うの〜! アリサちゃんとすずかちゃんまで〜!」

 

「賑やかなのはいいけどはよしないと時間なくなるで」

 

 

なのは弄りに時間を掛け過ぎたので俺達(吉永姉妹以外の全員)昼食を急いで食うハメになった。

 

 

 

 

 

???side

 

 

「そっちは終わったか?」

 

「余裕じゃ。力を碌に使いこなせぬ阿呆は学ぶ事を忘れとるからの」

 

「(ゴクッ)ケフッ、ソースとか持ってきてよかった」

 

 

チャリオッツが言った言葉とチャリオッツを超えた先きに視線を向けた時に見た転がっているソースやらフライパンやら調理関連のものが転がっており、見た目がロリ少女なチャリオッツに食われた踏み台どもの末路があっさりと想像できた。別の意味で想像したくなかったな……。

 

 

「そ、そうか。とりあえず、他のはどうなってるか聞いてみないとな。こっちにはジュエルシードはなかったし」

 

 

俺達は本体が学校通いの合い間にジュエルシードを索敵していたが、踏み台共が集まっていたので全て殺した。レアスキルとか増えまくるな。

 

 

「あ。私、レアスキル作った」

 

「早っ! で、どいうやつだ?」

 

「非殺傷設定なら数日間行動不可、殺傷設定なら確実に殺せるレアスキル。名は『キラートリック』」

 

「キルデスビジネスかよっ!!」

 

「大丈夫。マジシャンやセレネ、他にも各自に一つ使えるから」

 

「……で、本体はどうなるんだ?」

 

「んー、私達全員(((妄想幻像|サバーニーヤ))の人格)のが全て使える、かな?」

 

「酷い数の暴力が増えた瞬間じゃの」

 

 

的を当ててるな、姐さん。

 

 

 

 

 

神side

 

 

「ク八ハ。やっぱ面白いなこいつ」

 

 

影のやつ、かなりのチートになってるな。スタンドも進化してるし、レアスキルがどんどん増えていくときた。こいつ一人で世界どころか次元でさえ支配できるが、そういうのに興味がないってのも中々オツだ。ほんと、今後の成長が楽しみだな。

 

 

「さてさて、他の神達にあの下種どものようなやつらが転生しないように制限を掛けるよう通達しないとな」

 

 

つうか、聖祥にいるあいつ以外のほぼ全員が前世で犯罪歴持ちばっかのはおかしいだろ。ユルい神は一度制裁しとくか。

 

 

「残った転生者はっと……オイオイ、マジかよ。しかも、厄介なのも潜入しているな」

 

 

まさかまさかの有名すぎる殺人鬼、しかもあの作品側の方と邪神か……。影に連絡しておくか。あいつならどうにかできる筈だ。

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データが更新されました。

 

・『ナイトメア・インパクト』

【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - E】

能力:殴ったものに衝撃によるダメージを与える

スタンドの容姿:蜘蛛と人型を合わせたようなもので、全身が黒い甲殻に包まれている。頭部には大きな単眼が覗いている。

影が転生特典の一つの一部になっているスタンド。((22の魔の者達|ラグナロクアルカナ))と((妄想幻像|サバーニーヤ))によって構築された人格によって進化した(この時、影自身の人格は知らないし、名称はまだ決まっていない)。

 

・『(更新)((古代王の蹂躙|ジュラシックチャリオッツ))』

人間形態の容姿は某無限の龍神と同じ姿。喋り方は子供に近い。かなりの大食らいで大抵のものなら何でも食べれる。性格は少しだけフリーダム。

 

・『((魔術元素の怪物|マジシャンズ・エレメントキメイル))』

((22の魔の者達|ラグナロクアルカナ))の魔術師にあたるモンスター。モンスターとしての姿は炎、水、土、風の翼を持った銀色のケツァルコアトル。人としての姿は蛇を模したローブに身を包んだ銀髪と金色の瞳の好青年。性格はアクと個性が強いアルカナ達の中で一番良識的である。元素を自在に操る力を持つ。

 

・『((幻惑の月|ネーベル・セレネ))』

((22の魔の者達|ラグナロクアルカナ))の月にあたるモンスター。モンスターとしての姿は九尾の狐の毛色を銀に、瞳の色彩を紅にし、頭部に第三の目が追加されたもの。人としての姿は肩と胸をはだけたナイスバディの銀色の長髪と紅色の瞳の美女。古風な喋り方が特徴。性格はマイペースよりの冷静系。

 

・『キラートリック』

チャリオッツによって勝手に作られたレアスキル。その特徴は非殺傷設定なら数日間行動不可、殺傷設定なら確実に殺せる一撃必殺技。人格毎に個別のキラートリックがあるが、影は全人格のキラートリックが使える。ちなみに、今回でメインとなる転生者以外の転生者(その数66名)は全滅した。

説明
イレギュラーだらけな原作の始まり
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コメント
元になった原作では成功すればレベル差とか関係なしに確実に殺せますので、手加減があるだけマシですよ(真庭銀孤)
キラートリック怖っ!?(肉豆腐太郎)
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魔法少女リリカルなのは 転生 他作品の技等が多く登場 主人公はある意味チート ハーレム オリキャラ複数 オリキャラ×アリサ 

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