【FA】作業用グラ | 次 |
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それはスコップというにはあまりにも大きすぎた 大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた それはまさに鉄塊だった というわけでコトブキヤ、フレームアームズのグライフェンを作製しました。 以前コトブキヤ公式のコンペ(通称MSGコン)に出す予定だったものを 長らく放置していたのですが、むりやり完成させることが出来ました。 http://garakutah.blog.fc2.com/ 以下設定、読み飛ばし推奨 時に衆歴214年初夏、抗月戦争は新たな局面を見せていた。 日本防衛機構西部方面軍による大規模反攻作戦の計画が水面下で進められつつあったのである。 それは、全国規模で動員を及ぼすものであり、 作戦自体は秘密裏の物だったが、その規模から攻撃の目標が長崎方面であることは半ば公然となっていた。 月軍が日々数万トンの物資を揚陸する長崎港及び長崎橋頭堡の攻略は日本防衛機構にとって悲願といえる。 鹿児島県西部に位置する旧出水市。 反攻作戦の前段階として、南九州戦線の施設科FA混成部隊がとある工事を行っていた。 工事内容の詳細は非開示、ただ「掘って埋めること」との指示だけであった。 通常の重機とともに作業を担当するFA、作業用グライフェン。 その多くは民生用だったものを急遽、搭乗者ごと接収して編入されたものである。 そのため装甲や武器は民生品準拠の機能しか持たず、対FA戦闘能力は皆無といえた。 余剰戦力の不足から護衛もなく、この地域での活動は大きな危険が伴うものだった。 前線から比較的距離のある鹿児島でも月軍FAが現れるのは珍しくなく、 想定以上の頻度での戦闘、撤退を余儀なくされた。 とくに近接戦闘能力に優れたアントカスタムには悩まされ、 8月2日に起きた遭遇では数多くの機体が損害を受けている。 月軍勢力下ではないこの地域で白昼堂々月軍FAが闊歩している状況は 南九州方面部隊がいいようにやられているために他ならない。 現場指揮官は、この状況を鑑み、工事の中止を具申する。 だが上層部は工事の重要性とスケジュールの逼迫を強硬に主張、 「工事の中止は認めない、護衛の追加も困難である」との回答のみだった。 それ以降作業者たちは意を決したように (時折おきる暴動やストライキをやりくりしつつ) ひたすらに、ただひたすらに作業に従事するのだった そして、作業用グライフェンを中核とした施設科部隊は 多くの犠牲を出しながらも工事を進め、 夏から冬までのわずか4ヶ月の間で旧阿久根市から、天草市、南島原市までの海上を 埋め立て、完全に地続きにするという偉業を成し遂げた。 この南九州ルートの開通の意義は極めて大きく、宮崎、鹿児島から 月軍の喉元である長崎市に直接地上部隊を送り込めるだけでなく 月軍に新たな防衛線を敷く労力を強いることは確実だった。 戦闘用FAだけでは戦争はできない。 普通科、機甲科、航空科、特科、施設科。 諸兵科が連携することではじめて ひとつの戦闘集団としての力を発揮することができるのである。 EXF-10/32s作業用グライフェン その名の通り作業に特化したグライフェン 通常機と異なり、装甲や武器など戦闘用の機能は廃されているが その代わり最大可動トルクが1.7倍程度まで引き上げられている。 また後述のコマツ製スコップをはじめとしてドーザーブレード、 ロボットアームなど様々なプションパーツが用意されているのも特徴である。 三菱武装骨格(株)や日立FAシステムズなど複数の企業でライセンス生産されており そこそこの高級機にもかかわらす工場や建設現場など 非常に広い範囲で使われている。 コマツ54000mmスコップ 世界的企業であるコマツ製作工業が生産している フレームアームズ用オプションパーツで、主に掘削作業に使用されるスコップ。 高張力タングステン製の刃先と超高速振動機能により 土壌だろうが鋼鉄だろうが極めてサクサク掘削できると好評である。 欠点として、非常に長くてとりまわしに若干難があるといわれている。 |
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コトブキヤ フレームアームズ FA普及計画 framearms 1/100 グライフェン | ||
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