涼宮ハルヒの製作 第六章
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ハルヒとガンダムMk-Uとの格闘が続くこと二日、そろそろハルヒの眼が危なくなっているのでちょっと心配になってきた。

なんにせよ筆の塗装を三日も連続でやっちゃあ精神に来てもおかしくないというものだ。

 

「ねぇ……アタシいつまで塗ればいいの……」

 

もう精神に来ているようだな……まるでお岩さんの恨み言のようなテンションだぞハルヒ。

 

「んー……俺はもうそろそろいいと思うんだがなー……もうスミ入れしたらどうだ?」

 

「スミ入れ……?」

 

「ほら、前ペン購入したろ?あれでこの説明書の完成見本通りに溝にラインを入れることをスミ入れというんだ」

 

「あー……そうなんだ」

 

「ほれ、ペンを出しといたからスミ入れしちまえ。あと言っておくが白系はグレーの、赤系はブラウン、青系は黒を使うといいらしい」

 

「色の相性なのかしら……まぁいいわ、さっさと塗っちゃいましょう」

 

「それはちょっとだけお待ちください!!」

 

勢いよくあけられたドアの向こうには、超能力戦士少年!イツキ!が、その作業ストップ!というポージングでこちらを見ている。

 

「危ういところでした……今、ペンでスミ入れするのはあまりよろしい作業ではありませんね」

 

「えっ、まだ塗り足りなかったのかしら?」

 

ドギマギするハルヒを置いて、古泉はパーツ分けされたガンダムMk-Uに手をかけて値踏みするような眼で見つめるのだった。

 

「いえ、これだけ塗れば十分でしょう。ただ、ペンでスミ入れするのはあまりお勧めできません」

 

「どういうことだ古泉、ペンがなければスミ入れが出来ないじゃないか!」

 

すると古泉はカバンの中から黒と白のエナメル塗料と溶剤を机の上に置き、ゆっくりと言った。

 

「まぁまぁ、落ち着いてください。

いいですか水性塗装した場合、スミ入れペンのように油性だとまるで紙に書いたようにすぐ浸み込んでしまい、ティッシュ等でふき取りしても消えなくなってしまうんです」

 

「そうなの!?」

 

「えぇ、それに塗料との相性もあります。折角塗ったの台無しになるのは嫌でしょう?」

 

ふむ、そういえば俺も家でジェガンを作ったとき、スミ入れに違和感を感じたな……イナクトだの他の塗装まで行ってないガンプラとは違って……

 

「じゃああれか、筆塗装をしたらそれにふさわしい手法があるんだな!?」

 

「えぇそうです、ここにあるエナメル塗料を見ればわかると思いますが……エナメル塗料でスミ入れがここではよろしいかと思います」

 

「また筆かぁ〜」

 

こらこら文句を言うなよハルヒ。第一スミ入れなんて完成間近でやる作業だぞ?もう少し嬉しそうにしたって罰は当たらんと思うぞ?

 

「今のうちに言っておきますね……エナメルのスミ入れを舐めないでください」

 

顔が近いんだよ古泉!そしてそんな脅かすな!筆とはいえスミ入れなんだしそう難しくもあるまい、何がそんなに不安なんだか……

 

「貴方はまだやってないからわからないでしょう……しかし涼宮さんには意味がもうそろそろ解りますよ」

 

当のハルヒはというとのんきに塗料と溶剤を混ぜ、色の下地を作っていた。

 

「グレーって言ったらこのくらいよね……じゃあいくわよ!」

 

ハルヒの使っている万年皿にはちょうどいいくらい綺麗な灰色の湖が出来ていた。

それをハルヒは細筆を使ってスミ入れをしようとした……が。

 

「あ、あれ?」

 

妙な声を上げながらハルヒは説明書とパーツを交互に見ている。

 

「明らかにアタシの線の方が太い……なんでこれ一番細い筆なのに……」

 

「涼宮さん、今、アナタは二つほどミスを犯しています」

 

優雅に丁寧に、何の嫌味もなくハルヒから筆を優しく取り上げる。

 

「まず一つ目は、筆のチョイスです」

 

古泉は、部室のテーブルの上に置いてある用具立てからがさごそと何かを探し始めた。

 

「お、おい、一体何を探してるんだ?」

 

「何だ、購入してあるじゃないですか、これですよこれ、『コリンスキーの面相筆』ですよ」

 

用具入れから高級感あふれるこの筆……よくよく見るとさっきの細い筆と比べると毛のまとまりに断然とした差がある。

 

「なるほど、これならうまく描けるかもしれんな」

 

「で、でもなんか高級そうで使うのもったいないような……」

 

「阿呆、使わないままボロボロにしたいのか?それこそ買った意味がないし道具が泣くぞ?」

 

「うっさい、偉そうなこと言うな馬鹿キョン!」

 

「まぁまぁ、落ち着いてください。」

 

そう言うと古泉はハルヒに面相筆を渡し、スミ入れするように促した。

 

「……あちゃ」

 

「……うわぁっ!」

 

「もー、なんなのこれ!!せっかく細い筆なのに全然うまくいかない!!」

 

数度の奇声を発した後、ハルヒはせっかくスミ入れしたラインを拭きとってしまった。

 

「お、落ち着けハルヒ。失敗したってしょうがないだろ、モノに当たるな」

 

「違うのよ、この筆でもまだ線が太い気がするの」

 

ハルヒが先ほどまでスミ入れしたパーツを弄りながら古泉はこう言った。

 

「涼宮さんが犯したミスその2、それは筆の使い方です」

 

「……使い方だと?」

 

「はい、簡潔に申し上げますと『優しく』『強く』塗るんです」

 

どういうことか俺にはさっぱりわからなかった。そりゃそうだろう、俺も筆でエナメル塗料のスミ入れなんてやったことないしな。

だが、その二つの言葉は相反してるんじゃないかなーと思うんだがどうなんだ、どうなんだ古泉?

 

「まあ腑に落ちないのも仕方ありません。しかし、こうとしか言い表せないのですよ。

ここでアレな病気的に『右手』に『筆』接続して、全神経、細胞の一個一個まで支配して動かす!!

なんて説明しても余計わかりませんよ?」

 

いやいやいや、なんでそこでその病気の患者風な説明の仕方をしたのかがはなはだ疑問だがな。

第一俺はそんな病気に罹るほど、妄想力や社会への不満を吐き出すことなんてありゃしない。

いいじゃねーか、一事が万事平和で……こうやってSOS団のみんなで協力してガンプラ作ったりバトルしたりして過ごそうぜ……

なんと妄想にふけっていた瞬間……

 

「なるほど、そう言うことね!!確かに『優しく』『強く』だわ!」

 

……どうやらハルヒはあの簡潔なヒントから答えを見出したらしい。

どんな脳細胞の伝達の仕方をしているのか、一度ご教授願いたいね……俺みたいな凡人が意外とステップアップできるかもしれん。

 

「簡単よ、筆の先が曲がらないくらいに優しい力加減で……それでいてしっかりラインを引くのよ!」

 

「あぁ、そう言うことか……」

 

「でもこれってすごくムズイわね……5回に1回位しか成功しないわ」

 

「いえ、慣れればすぐできるようになりますよ。ともかく、スミ入れがあるのとないのとでは完成度が違いますからね……」

 

「まずは数をこなすことが大事……ということだな?」

 

「その通りです。言ってしまえば、数をこなさないことには上達はありえません」

 

そういうものだろうなー。

なんにせよ繰り返し反復練習するから上達するのであって、何もしてない人間がいきなりできるようになるわけじゃない。

世の中それに気づくかどうかだよな……。

 

「いいこと言うじゃない、古泉くん!」

 

スミ入れのコツというかやり方を学んだハルヒは、先ほどのお岩さんテンションからすっかりやる気モードにテンションが変わり、生き生きとしてきた。

まぁ、張り合うつもりもないのだが、その生き生きとしたテンションは俺のガンプラ作りにいい影響を与えてくれている。

ついつい気合を入れてどんどん組み上げていくのであった。

そして俺たちの気合いと比例するかのように体感時間は加速していき、ついにはハルヒがスミ入れを終わらせたところでこの日は幕となった。

 

「ふひー、今日も疲れたわー……」

 

「……なかなかいい出来栄え、あとはつや消しスプレーを吹くだけで完成する」

 

「涼宮さん、とても初めて作ったとは思えないですぅ」

 

「ふむ、これはちょうどいいタイミングかもしれませんね……明日、ジェガンをお持ちしていただけませんでしょうか?」

 

「あぁ、わかっている、いよいよ『アレ』だな?」

 

「はい、その通りです」

 

と片や爽やかスタイルの微笑、もう片方は何やら決意した顔で何かを察した人間。

これを見て不審に思わない人間はいないだろう……当然のようにハルヒも気になったようで、会話に割り込んでくる。

 

「……何よ『アレ』って、まさかよからぬ事を企んでるんじゃないでしょうね?」

 

「いえいえ、よからぬ事なんてとんでもない……また一つ上の段階の話ですよ。

しかし今ここで話してしまうと二度手間になってしまうので、明日でもよろしいでしょうか?」

 

「古泉くんがそう言うなら別にいいけど……ちゃんと教えてね!」

 

というとハルヒはそれ以上追及するのをやめて、片づけを始めるのであった。

 

 

そして翌日、団長様は掃除当番の俺を差し置いて俺と古泉が来るのを仁王立ちで待ち構えていた。

 

「さぁ、二人とも……何を企んでいたか教えなさい!!」

 

「企んでいるって……そんな大袈裟な……ウェザリングだよ」

 

「うぇざりんぐ?なにそれ?」

 

「まぁ、簡単に言うと汚しのテクニックですね」

 

「えぇっ!?せっかく作ったの汚すの!?」

 

ハルヒは予想通りの反応をしてくれた。俺的にはもう少し反応のレパートリーが欲しいところだな。

なんて考えてると、古泉が追って説明を始めていた。

 

「汚す、というよりも使用感を出す……といった方が早いですね、例えば新品の車とあちこち塗装が落ちてたり赤焼けやオイルがついている車、どちらがレースで使い込まれた車だと思いますか?」

 

「それは……後者だけど……」

 

「つまりウェザリングというのは、リアリティや臨場感を演出するためにあえて汚すというものなのです!」

 

「へー……、でも難しいんでしょう?」

 

「いやそんなことはないぞハルヒ、今日俺が持ってきたのでウェザリングマスターというのがある。

これは付属のスポンジでサッと塗るだけでお手軽にウェザリングできるという優れものだ!

そしてこのウェザリングマスターというのは何種類も発売していて、用途に分けてそれぞれ選ぶことができるのだ。

ちなみに今日俺は家からジェガンを持ってきて、それをウェザリングするつもりだ」

 

「じゃ、じゃあ、アタシもやるわ!!

平団員が挑戦するのに団長のアタシが挑戦しなくてどうするのよ!!」

 

なんというか、ちょろいなハルヒ……。

いつか詐欺師にでも騙されそうで不安でならないですよ団長様……。

 

「では早速始めたいのですが……貴方はどれでウェザリングをするおつもりですか?」

 

「んー、昨日調べたところジェガンはチタン合金セラミック素材でできているらしいからな、Fセットのチタンで塗装剥げを表現するつもりだ。

40年近くも使われていたモビルスーツだからな、こんな機体があっても不思議じゃあるまい」

 

「なるほど……確かに不思議ではありませんね。いい着眼点だと思います。

涼宮さんはどうします?」

 

「え、えーと……そうね……アタシはこのAセットのライトサンドっていうのを使ってみたいんだけど、変かな……?」

 

「ふむ……別にそんなことはないんじゃないか?」

 

「そ、そう?アタシ原作知らないから変なの選んだら怒られるんじゃないかと思って……」

 

「んなわけあるか、それにガンダムMk-Uは地上や砂漠でも戦ったこともある機体だ、サンドのほうでも文句は言わんよ」

 

「あー、よかったー……無駄に緊張しちゃったじゃない!!」

 

別にガンプラは自由な発想で作っていいのだから、そこまで緊張しなくてもよかろうに……。

などとハルヒと茶番めいたことをやっていたら、話を遮るように咳ばらいが聞こえた。

 

「では、塗料が決まったところでウェザリングについてご説明しましょう」

 

いつの間にか古泉はどこからともなくスケッチブックを取り出し、そこに塗料を塗った。

 

「ウェザリングマスターでのウェザリングというものは実に簡単に出来ます。

ただ単に塗料をスポンジでとり、塗りつけるだけです」

 

「でもそれだけじゃないんだろう?」

 

こんな簡単にウェザリングの講義が終わったらつまらないからな。

いくらなんでもそれは無しだ。

 

「これは個人的な主張なのですが……、ズバリウェザリングとは『センス』です!

塗る人のセンスが問われるものだと思っています!」

 

「ほう?」

 

「例えばスポンジの使い方です。まずぼんやりした感じの平面で塗り、しっかりしたラインを引く横の部分、そしてぼかすようなタッチの先端部分。

これだけの使い道がある上、キットによるアプローチの仕方、これだけでも十人十色と言わざるを得ないでしょう」

 

「センスとかアプローチと言われると、少し自信がなくなるわね……」

 

ハルヒの不安もわかる。俺だって太鼓判を押されるほどの一般人でごくごく普通人間だ、どんな風になるか心配でしょうがない。

 

「いいんですよ、まずコツの一つとしては『綺麗に塗ろうと思わない』ですから。

大体汚し塗装なんですから、綺麗に塗ったところで仕方ありません」

 

「そう言ってもらえるとちょっと安心するな」

 

そういうネガティブ要素?を聞いて安心するところが一般人のつらいところだな。

 

「物は試しといいますし、早速トライしてみましょう。

そうですね……まずは凸や角の部分、肩の部分やでっぱりの部分を塗った方がいいでしょう。

涼宮さんはライトサンドですから、下半身部分を重点的に塗るといいと思います」

 

「ありがとう古泉くん♪じゃあ早速チャレンジしてみるわ!」

 

「よし、俺のセンスを見せてやる!!」

 

そして俺たちはウェザリングマスターで、キットと格闘することとなった。

角とは言ったがいまいち掴みづらい……それに擦れた感じも出ず苦戦を強いられることとなった。

ハルヒはハルヒで苦戦しているらしく、何やらぶつぶつ言いだし始めていた。

 

「お二方とも苦労しているようですね……。

コツとしては先ほど申し上げたように綺麗に塗ると思わない事、そして無理に左右対称にしないこと。

あと擦れた感じを出したければ、先端部分をうまく使うことですかね……」

 

なるほど……先端部分か……。

何度かのトライ&エラーを繰り返して、上手く擦れた感じを出すことができた。

後はスポンジの反対側についているブラシの使い方だな、あれもいい感じに表現の武器になってくれる。

 

「詳しく知りたいようでしたら、動画がありますので調べてはいかがでしょう?

いま僕が言ったようなことも説明していますし、反復するにはいいと思います。

他にもまだまだウェザリングの手法はありますが、まだ早いですかね……」

 

 

「ふぅ、これくらいがいいかな……」

 

キットと格闘すること小一時間、ようやく自分の納得がいく塗装が出来たと思う。

ハルヒもハルヒで、どうやら完成したようだ。

 

「はー、意外と神経使うのねー……もうくたくただわ」

 

……ここで思考すること数秒、俺は柄にもないことをハルヒに言うことを脳内会議が可決してしまった。

 

「あー、ハルヒ」

 

「なによー、今疲れてるから手短にしてくんない?」

 

「完成おめでとう、よく頑張ったな」

 

ガタン!

大きな音を立ててハルヒは派手に椅子から転げ落ちそうになった。

 

「お、おい!一体どうした!?」

 

「だ、だって……あんたが褒めてくれるとは思わなくて……」

 

心なしかハルヒの顔が若干赤くなっている気がする。

全く、人からの好意に意外と弱い奴だな……俺だって褒めるときはちゃんと褒めるんだぜ?

 

「涼宮さん、完成おめでとうございます」

 

続いて古泉もハルヒに完成の祝辞を述べた。

長門は長門でぱちぱちと拍手を送っており、朝比奈さんはなんだが涙ぐんですらいる。

 

「本当に完成するかどうか不安だったんですけれど、おめでとうございますぅ……」

 

あーあー、もう、俺が柄にもないことを言ったせいでなんだか変なムードになっちまった気がするぜ。

 

「あ、ハルヒ。塗料が落ちるとまずいから、つや消しを吹いておくといいぞ。

そのほうが塗料が定着したままになる。」

 

「わ、わかってるわよ!」

 

そうしてハルヒはスプレーを持ちずかずかと外へ出て、つや消しを吹いて戻ってきた。

吹いた場所が悪かったのか、ちょっと後に異臭騒ぎがあったということを国木田から聞いたが……まぁ、置いておこう。

 

 

「祝福してくれるのはいいんだけど、まだアタシの目標は達成されてないのよ!」

 

まだほのかに赤く顔をして熱弁するハルヒ。

目標といったってな、確か飾ってもらえるくらいうまくんなるんだっけか?

そんなもの一朝一夕でどうにかなるものだとは思えんが……

 

「ふむ、確かガンプラビルダーとして活躍するんでしたね……。

他にも何かあるのでしょうか?」

 

古泉の疑問ももっともだ、だが俺はハルヒがガンプラに手を出す経緯を知っている……

つまりこれからの流れもなんとなーく分かってしまうのだ。

 

「そう、アタシ達もガンプラバトルするわよ!」

 

まったくもって予想通りである。

だがまさかここで口喧嘩した相手をボロクソにしたいから〜、ってな発言をするつもりじゃあないだろうな?

 

「最初は私事で始めたこのガンプラ作りだけど、作っていくうちにこの子に命を吹き込みたくなってきたのよ。

なんていうのかな、昔は飾るだけで終わってたかもしれないけれど、今は自由に動かせるんだから動かしてあげたいのよ!」

 

ほーう、なかなかいいこと言うじゃないか。

ハルヒがこんなに男のロマン的な、熱い心を理解する人間だとは思わなかったぜ。それならば存分に協力しよう。

 

「では早速動かせるところに行くとしましょう。

ここからですと○○電気が近いですし、運が良ければ対戦相手にも恵まれるかもしれません」

 

うっ、よりによってあの電気店か……

嫌な思い出があるからあんまり行きたくないんだが……

と思っているとハルヒも思い出していた様で少し表情がよろしくない、が今更こんなことしたので行きたくありません、などというわけにもいかんし、このままいくしかないんだろうな……

 

あぁ、神様、どうか揉め事だけは起きませんように……

 

説明
今度はスミ入れ、そしてウェザリングの回です
ガンプラバトルは次回の予定
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タグ
ガンダムビルドファイターズ 涼宮ハルヒの製作 ガンプラ 

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