英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 |
〜ガレリア要塞・右翼列車砲格納庫〜
「コォォォォ……ハアッ!!」
仲間達と共に人形兵器と対峙したラウラは気功技で自身の身体能力を上昇させ
「アークス、駆動……!」
エマはオーブメントを駆動させてアーツを放つ準備をした。
「………………」
一方敵の人形兵器も高火力のアーツでラウラ達を一気に無力化する為に駆動を開始したが
「ブッ飛ばせ〜、ガーちゃん!」
「―――――」
ミリアムが指示したアガートラムのクラフト―――バスターアームによって機体に衝撃を受けて駆動を妨害され
「行くわよ―――連続闇弾!!」
ヴァレフォルは両手から暗黒の魔力弾を放って追撃した!
「行きます!――――ダークマター!!」
その時オーブメントの駆動を終えたエマがアーツを発動し、エマが発動したアーツによって発生した重力で敵は身動きが取れなくなり
「―――鉄砕刃!!」
その隙を狙ったラウラが跳躍して強烈な一撃を叩きつけた!
「…………」
攻撃を受け続けた敵は標的をラウラに変えて突進したが
「ハッ!」
ラウラは間一髪後ろに跳躍して回避した。
「――――」
「グッ!?」
しかし続けて放たれたレーザーが肩に命中すると怯んで呻き声を上げ
「ラウラさん!?今、回復します!」
ダメージを受けたラウラを見たエマは魔導杖を構えて集中して治癒魔法の準備をした。
「…………………」
エマの様子を見た敵はエマにレーザーを放とうとしたが
「させないわよ!」
「!?」
ヴァレフォルが投擲した短剣が目の部分に刺さり、視界がなくなったことに混乱し始めた。
「お返しだよ、ガーちゃん!」
「――――!」
そこにミリアムの指示によってアガートラムがクラフト―――ライアットビームを敵に命中させた!
「………………」
ダメージを受け続けた敵はセンサーでエマ達の位置を探った後アーツを撃つ準備をしたが
「暗黒よ、全てを呑みこみなさい!―――ティルワンの死磔!!」
「!!??」
ヴァレフォルが放った高火力の魔術を受けて致命的なダメージを受けて怯んだ!
「息吹を―――セレネスブレス!!」
「ありがとう、委員長。―――今度はこちらの番だ!」
そしてエマの治癒魔法によって傷が回復したラウラは敵に向かって突撃し
「アルゼイド流の真髄……とくと味わえっ!奥義――――洸刃乱舞!!」
自身の奥義を敵に叩き込み、ラウラの奥義をその身に受けた敵は全身から煙を上げてよろよろとゆれ
「止めだよ、ガーちゃん!!」
「――――!!」
そこにミリアムが指示したアガートラムを球体に変形させて敵を押し潰すクラフト―――メガトンプレスを受けて破壊された!
「機は熟した……一気にかかれっ!!」
仲間達と共に人形兵器と対峙したユーシスはクラフト―――ノーブルオーダーで仲間達と自身の闘志を高め
「―――閃!!」
メサイアは電光石火の速さで敵の背後に向かうと共に斬撃を叩き込み
「煌めけ、光よ!」
続けて光の魔力を纏った魔法剣―――昇閃を叩き込んだ!
「セイッ!―――大地よ、怒れ!!」
そこに跳躍したガイウスが十字槍を地面に叩きつけて衝撃波を発生させ、ガイウスのクラフト―――サベージファングを受けた敵の態勢は崩れ
「―――そこです!ディープインパクト!!」
ガイウスと戦術リンクを結んでいたセレーネはその隙を逃さず、レイピアに力を溜めて薙ぎ払い
「舞え、翼よ!―――ライトニングバード!!」
ユーシスは電撃を纏った闘気の鳥を放って追撃した!
「……………」
「グッ!?」
「キャッ!?」
攻撃を受け続けていた敵はその場で回転して接近して自分に次々と武器を叩きつけているガイウスとセレーネを吹っ飛ばし
「――――」
間一髪後ろに跳躍して回避したメサイアにはレーザーを放った!
「!!」
放たれたレーザーを亜人族ならではの優れた肉眼で見切っていたメサイアは攻撃が命中する瞬間、ギリギリ側面へと跳躍して回避し
「跪け!―――イヤァッ!!」
「!?」
攻撃の目標が仲間達に向いている隙を狙って敵に詰め寄ったユーシスはクラフト―――プレシャスソードによる強烈な一撃を叩き込んだ!
「アークス、駆動……!風よ、俺達に癒しを!―――ブレス!!」
一方ガイウスはオーブメントで自分とセレーネの傷を回復し
「ありがとうございます、ガイウスさん!…………」
ガイウスは魔術の詠唱を開始していた。
「暗黒の魔槍よ、我が敵を貫け!―――死愛の魔槍!!」
「!?」
敵から距離を取ったメサイアは魔術によって発生した暗黒属性の槍を敵に命中させてダメージを与え
「アークス、駆動!―――スパークアロー!!」
ユーシスは駆動時間が早いアーツを発動して追撃した。
「ウオオオオ…………ハアッ!風よ、俺に力を貸してくれっ!!」
その時クラフト―――ワイルドレイジで闘気を集束したガイウスは跳躍し
「カラミティ―――ホークッ!!」
風をその身に纏って敵に向かって強襲し、強烈な一撃を叩き込んだ!ガイウスのSクラフトや今までの戦闘によって受けたダメージによって敵は身体中から小規模な爆発を起こし続けて今にも破壊されそうな状況になり
「我が魔力よ、集束し、炸裂せよ!―――マジックバースト!!」
そこに詠唱を終えたセレーネが敵の足元に魔法陣を発生させた後魔力による大爆発を起こして敵に止めを刺した!
「雷よ、あたしに力を!!」
「ハァァァァァ……セイッ!!」
スカーレットと対峙したサラ教官とリィンは気功技で自身の身体能力を上昇させ
「私の炎に悶えなさい!―――ハアッ!!」
気功技で自身の身体能力を上昇させている隙を狙ったスカーレットはクラフト―――フレイムスラッシュをリィンとサラ教官に放ったが
「下らぬ!!」
「チッ!?」
バルディエルのクラフト―――闘雷の薙ぎ払いに圧し負けて後ろへと吹っ飛ばされ
「雷の精霊よ、裁きを!―――審判の轟雷!!」
「クッ……!」
後方のリザイラが放った魔術によって発生した降り注ぐ雷を必死に回避していた。
「ヤァァァァァ……!」
「グッ!?」
そこに身体能力の強化を終えたサラ教官がクラフト―――鳴神でダメージを与え
「そこだっ!―――疾風!!」
「甘いわっ!」
サラ教官と戦術リンクを結んでいたリィンは追撃し、スカーレットは法剣でリィンの電光石火の攻撃を受け流し
「邪魔よっ!!」
「グッ!?」
続けて暗黒の闘気を纏った法剣を伸ばしてリィンにダメージを与え、スカーレットのクラフト―――ダークフェンサーを受けたリィンは呻いた。
「ハッ!」
「!!」
そしてリィンに追撃しようとしたスカーレットだったが、跳躍して上から奇襲して来たサラ教官の強化ブレードの一撃を回避し
「これはオマケよ!」
「ふふ、さすが”紫電”ね……!」
続けて放たれた雷の弾丸に対する回避行動や防御行動をしていた。
「我が槍、見切れるか?―――空裂槍連撃!!」
「グッ!?」
しかし一気に詰め寄ったバルディエルの槍による強烈な突きを回避できず、脇腹を貫かれて呻き
「―――ティアラ!!――水の精霊よ、力を貸しなさい!双子水精弾!!」
「クッ……!」
アーツでリィンの傷を回復した後、発動したリザイラの魔術による水の球体を法剣で切り裂き、3人の攻撃によってスカーレットは防御か回避行動に専念するしかなかった。
「燐の型―――紅燐剣!!」
「グッ!?士官学院生如きがやってくれるじゃない……!」
そこに闘気によって発生した風の刃をその身に受けたスカーレットはまずリィンを撃破する為に大技の構えをしたが
「フン!!」
「グッ!?か、身体が勝手に……!?」
バルディエルの威圧を込めた睨み―――威圧の眼光によって本能が恐怖を覚えた為身体の動きが封じられ
「そこよっ!ハァァァァァァァ…………!!ヤアッ!」
「アアアアアアアッ!?」
その隙を狙ったサラ教官が自身に紫電を纏って電光石火の速さで駆け抜けて次々とスカーレットに強化ブレードを叩きつけた後後ろに跳躍しながら雷の弾丸を命中させ
「受け切れるかしら?オメガ―――エクレールッ!!」
「グゥッ!?」
最後に闘気を溜め込んだ強化ブレードを地面に叩きつけt、紫電を纏った巨大な衝撃波をスカーレットに命中させて大ダメージを与えた!
「これで終わりだっ!―――リザイラ!」
「ええ!開け、浄化の扉よっ!!」
そしてリィンに視線を向けられたリザイラはスカーレットの足元に巨大な魔法陣を形成し
「奥義!」
闘気を溜め込んだリィンは電光石火の速さでスカーレットに斬撃を叩きこんだ後跳躍し
「「龍虎滅牙斬!!」」
跳躍したリィンがスカーレットの目の前で太刀を叩きつけると魔法陣から無数の闘気と魔力によって発生した龍と虎が空へ向かって昇りながらスカーレットを襲った!
「アアアアアア――――ッ!?このあたしとした事が……!」
リィンとリザイラの協力技(コンビクラフト)―――龍虎滅牙斬を受けたスカーレットは唇を噛みしめて地面に跪いた!
と言う訳でSはSクラフトをお披露目する事なく終わりましたww
説明 | ||
第211話 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1555 | 1405 | 2 |
コメント | ||
感想ありがとうございます 本郷 刃様 そりゃバルディエルとリザイラがいればねぇ?(sorano) むしろ当然の結果ww(本郷 刃) |
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