くろすお?ば?ハウス 第二回
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リビングにて…

 

 

 

 

阿木斗

「突然だけど、新入り紹介?」

 

マークII

「まだ第二回なのに??」

 

空我

「どんな人が来るの?」

 

アレックス

「楽しみですね?」

 

ガンダム

「誰かマークIIのツッコミに答えてあげて…」

 

龍騎

「いいから、いいから。翔一、連れて来てくれよ」

 

阿木斗

「オッケー。おーい、入って来てー」

 

 

 

 

阿木斗の声かけに応え、玄関の扉が開いた。

 

 

 

 

灰頭

「ども」

 

 

 

 

玄関から現れたのは、一人の青年だった。

 

 

 

 

アレックス

「男の方でしたか?」

 

阿木斗

「紹介するね。仮面ライダー555こと、灰頭 巧。通称、たっくんでーす」

 

灰頭

「たっくん言うな!」

 

阿木斗

「彼はクリーニング屋でアルバイトしてるんだ。世界中の洗濯物を真っ白にするのが夢なんだって」

 

灰頭

「それ小せえ頃の話だ!ってか何で知ってんだ??」

 

阿木斗

「くろすお?ば?ハウスの住民票に書いてあったから」

 

灰頭

「何故に??」

 

アレックス

「でも色物のお洋服が真っ白になるのはなぁ…」

 

灰頭

「いや色まで落としゃしねぇよ??」

 

マークII

「いや、それ以前にモビルスーツはフツー服着ねぇから」

 

空我

「大丈夫だよ、アレちゃん。きっと白には白の良さがあるさ!」

 

アレックス

「それもそうですね!」

 

灰頭・マークII

「俺の話聞いてる??」

 

ガンダム

「ま、まぁまぁ。2人とも落ち着いて。折角だから、歓迎パーティでもしようよ?」

 

灰頭

「いや、俺は別に…」

 

阿木斗

「あ、お野菜がたくさん取れたんだ。お肉もあるし、鍋でもしようか?」

 

空我・龍騎・アレックス

「サンセー!」

 

灰頭

「な、鍋…」

 

マークII

「ま、郷に入っては郷に従え、だな」

 

 

 

 

何処か乗り気じゃない灰頭と、あきらめムードのマークII。

 

 

 

 

阿木斗

「じゃあ、下準備しとくから。コンロと食器よろしく」

 

 

 

 

そう言って阿木斗はキッチンに向かった。

 

 

 

 

空我

「あ、そうだ。たっくんの変身、見てみたいな」

 

アレックス

「そうですね?」

 

龍騎

「たしかに」

 

灰頭

「なんでわざわざ??」

 

マークII

「てか、まだ誰も変身しとらんがな、この小説」

 

ガンダム

「ていうか皆、準備しようよ」

 

 

 

 

まともに準備をしているのは、ガンダムとマークIIだけである。

 

 

 

 

灰頭

「ま、変身ぐらいならいいか…」

 

 

 

 

目を輝かせる空我、龍騎、アレックスに逆らえず、しぶしぶ変身をすることに。

 

灰頭は部屋の隅に置いたカバンを開け、中からアタッシュケースを出した。

 

 

 

 

龍騎

「?」

 

灰頭

「この中にベルトが入ってる」

 

 

 

 

アタッシュケースを開くと、中にはベルト、携帯電話、懐中電灯?、デジカメみたいな箱、などなど変わった物があった。

 

 

 

 

灰頭

「とりあえずベルトを腰に巻く」

 

アレックス

「ふむふむ」

 

灰頭

「んで、ファイズフォンを開いて…」

 

龍騎

「あ、それタダのケータイじゃないんだ」

 

アレックス

「変わった変身アイテムですねぇ」

 

灰頭

「5のボタンを3回押して…Enterを押す」

 

 

 

 

[standing by]

 

 

 

 

灰頭

「変身!」

 

 

 

 

灰頭はファイズフォンを閉じ、ベルトの中央に差し込んだ。

 

 

 

 

[complete]

 

 

 

 

灰頭の体が赤い光に包まれ、姿を変えた。

 

 

 

 

555

「とまぁ、こんな感じで」

 

マークII

「お、おぉ…」

 

空我

「いやぁ、斬新だねぇ」

 

龍騎

「ですねぇ」

 

555

「え、何が?」

 

マークII

「そりゃお前、ケータイで変身とか…」

 

空我

「ベルトが体内に入ってないなんてな。ベルトが体の中でどうなってるかとか、そういう心配しなくてすむもんな」

 

龍騎

「俺なんか、鏡の中から召喚しなきゃいけないのに。どこでも変身できて便利だよなぁ」

 

マークII

「もっと他にあるでしょーが!」

 

555

「つーか、アンタらの方が斬新だよ」

 

ガンダム

「ねぇ準備…」

 

 

 

 

マークIIもツッコミに必死になってしまい、ガンダム1人で準備するハメに。

 

 

 

 

空我

「他にもいろいろ入ってるけど、何に使うの?」

 

555

「他は武器だ。けっこう強力だぜ」

 

マークII

「まぁ、まともに武器として使ってもらえることは無いだろな。この小説じゃ」

 

阿木斗

「みんな?、鍋できたよ?」

 

 

 

 

阿木斗の一声で全員が集まる。

 

灰頭は、鍋の準備早すぎじゃね?とか思いつつ、変身を解いて席に着く。

 

 

 

 

空我

「いただきます!」

 

龍騎

「お、うまそー」

 

アレックス

「グツグツですね?」

 

ガンダム

「熱っ、熱っ!」

 

マークII

「兄貴、慌てんなよ」

 

阿木斗

「たくさん食べてね?」

 

灰頭

「…………」

 

 

 

 

皆が鍋を堪能している中、灰頭だけは小皿に盛られた具材と睨めっこしている。

 

 

 

 

アレックス

「どうかしましたか?」

 

灰頭

「あ、いや、大丈夫」

 

龍騎

「早く食わねぇと、冷めちまうぞ?」

 

灰頭

「あ、あぁ」

 

 

 

 

灰頭は小皿を手に取った。

 

しかし箸は取らず、そのまま小皿を口元に近づけた。

 

 

 

 

灰頭

「フー、フー、フー、フー…」

 

ガンダム

「(……………ものすごいフーフーしてる)」

 

マークII

「(これは触れない方がいいのか?)」

 

龍騎

「(口の中ケガしてる?とか、遠回しに聞いた方がいいかな?)」

 

灰頭

「(……絶対、気にされてるな。でも熱いし…)フー、フー…」

 

空我・アレックス

「猫舌なの?(ですか?)」

 

ガンダム・龍騎・マークII

「(ストレートに聞いちゃった!)」

 

阿木斗

「あ、住民票に書いてあった。猫舌なんだ」

 

ガンダム・龍騎・マークII

「(この人もか!ってか何でそんなこと書いてあるの??)」

 

空我

「その割りには卵取ってるけど」

 

アレックス

「卵って一番熱いんですよね?」

 

 

 

 

悪気はゼロな者2名。

 

 

 

 

灰頭

「あ、その…」

 

阿木斗

「猫舌を克服するのが今の目標、って書いてある」

 

ガンダム・龍騎・マークII

「(それ本当に住民票なの??)」

 

阿木斗

「克服するために、あえて難易度高い卵を選んだのか。偉いねぇ、たっくん」

 

 

 

 

若干イタズラ心のある者1名。

 

 

 

 

ガンダム・龍騎・マークII

「(もう巧の心ズタボロだよ!)」

 

 

 

 

その後、何とも言えない雰囲気(ガンダム、マークII、龍騎、灰頭にとって)のまま、鍋パーティは進められた。

 

歓迎会らしいことは何もしていないが、誰も指摘することなく、1日が終わった。

 

 

 

 

 

?see you next time?

 

 

 

 

 

阿木斗

「次回も新キャラ登場するよ」

 

アレックス

「楽しみですね?」

 

ガンダム

「マークIIと巧のツッコミが大変そう…」

 

 

 

 

 

説明
新キャラ登場です。

以下、プロフィールになります。


ーー


灰頭 巧(ハイズ・タクミ)/仮面ライダーファイズ


猫舌克服中のツッコミ2号。数少ない常識人。
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